JPS5847516Y2 - 煙感知器の防水装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は煙感知器の防水装置に関する。

一般に、煙感知器は天井面に固定されるものであるが天
井からの水滴が刃受バネ取付用の止めネジに沿って煙感
知器の内部に流入することがあり、従ってシールド皿の
腐蝕、電気回路の絶縁不良、誤動作等を起して故障の原
因になることがあった。

本考案はこのような従来の欠点に鑑みて威したもので、
煙感知器の内部へ水滴が流入するのを防止して品質の安
定、信頼性の向上を図らんとするものである。

以下、本考案を実施例図面に基づいて説明する。

第１図は本考案煙感知器の防水装置の一実施例の断面図
、第２図は同装置のネジ挿通孔の断面図、第３図は煙感
知器全体の断面図である。

図において、１は合成樹脂によって形成された煙感知器
の基台、２は良導電性の金属板で形成した刃受バネ、３
は止めネジである。

しかして、この基台１にはネジ挿通孔１ａを形成し、該
ネジ挿通孔１ａの途中には肉薄部１ｂを形成している。

肉薄部１ｂは中央部肉薄部でネジ挿通孔１ａの内周面に
近づく外周部程次第に肉厚に形成されている。

一般に、天井面には栓刃４を備えた基台受体５が固設さ
れて、その栓刃４に刃受バネ２を嵌合することによって
電気的、機械的に結合されるものである。

即ち、基台１の上面に刃受バネ２を結合する。

壕ず、基台１のネジ挿通孔１ａに止めネジ３を嵌入する
。

そして、裏面に突出せる止めネジ３の先端を刃受バネ２
に螺合する。

６はシールド板、Ｉはンールドケース、３はカバー、９
Ｕ遮光筒、１０はカバー８の下端に取付られる防虫網。

１１はラビリンス、１２はキャップである。

しかして、これらによって構成された煙感知器本体の内
窒部に感煙部が収容される。

次に、本考案の煙感知器を天井に取付る方法ｌこついて
述べる。

基台受部５の下面に貫設した栓刃４の前方に刃受バネ２
を位置させてその煙感知器本体を若干回動すれば刃受バ
ネ２に栓刃４が嵌合し煙感知器本体は天井面に機械的に
取付られるとともに電気的接続が威される。

ここで、前記刃受バネ２は止めネジ３によって固定され
、該止めネジ３はその外周面にネジ挿通孔１ａの肉薄部
１ｂが密接するので天井の水滴は刃受バネ２及び止めネ
ジ３を伝わって煙感知器本体の内空部に浸入することは
ない。

なか、肉薄部１ｂはネジ挿通孔１ａの途中に孔を塞ぐよ
うに形成されているものに限定することなく第４図に示
すように該ネジ挿通孔の開口部周縁に凸条輪状の肉薄部
１ｂが突設して形成されていてもよい。

止めネジ３を締め付けてゆくに従って、例えばネジの頭
部３ａの下面にその肉薄部１ｂが圧接して、その部分に
よって止めネジ３に沿って侵尺しようとする水滴をくい
止めてもよいのである。

本考案煙感知器の防水装置は上記したように合成樹脂製
の基台のネジ挿通孔に該ネジ挿通孔を塞ぐ肉薄部を形成
し該肉薄部を貫通してネジ挿通孔の裏側に突出せる止め
ネジの先端に刃受バネを螺着しているから、その止めネ
ジの外周面に肉薄部が密接し天井面に取付られた場合で
も天井の水滴が止めネジを伝って煙感知器の内窒部に浸
丸することを防止することができ、煙感知器としての品
質を安定させて信頼性の向上を図ることができる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案煙感知器の防水装置の一実施例の断面図
、第２図は同装置のネジ挿通孔の断面図、第３図は煙感
知器全体の断面図、第４図は本考案の他の実施例の断面
図、第５図は同装置のネジ挿通孔の断面図である。 １・・・・・・基台、１ａ・・・・・・ネジ挿通孔、１
ｂ・・・・・・肉薄部、２・・・・・・刃受バネ、３・
・・・・・止めネジ、４・・・・・・栓刃、５・・・・
・・基台受体、６・・・・・・シールド板、７・・・・
・・シールドケース ８・・・・・・カバ、 ９・・・
・・・遮光筒、１０・・・・・・防虫網、１１・・・・
・・ラビリンス １２・・・・・・キャップ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合成樹脂材料によって形成された煙感知器の基台のネジ
   挿通孔に肉薄部を形成し、該ネジ挿通孔を貞通し刃受バ
   ネを螺着せる止めネジの表面に前記肉薄部を密接して成
   ることを特徴とする煙感知器の防水装置。