JPS584742Y2 - パッシブシ−トベルトにおける肩ベルト移動装置 - Google Patents

パッシブシ−トベルトにおける肩ベルト移動装置

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Publication number
JPS584742Y2
JPS584742Y2 JP12878978U JP12878978U JPS584742Y2 JP S584742 Y2 JPS584742 Y2 JP S584742Y2 JP 12878978 U JP12878978 U JP 12878978U JP 12878978 U JP12878978 U JP 12878978U JP S584742 Y2 JPS584742 Y2 JP S584742Y2
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JP
Japan
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door
belt
operating
belt moving
gear
Prior art date
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Expired
Application number
JP12878978U
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English (en)
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JPS5546031U (ja
Inventor
関伸二
Original Assignee
芦森工業株式会社
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Publication date
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Publication of JPS5546031U publication Critical patent/JPS5546031U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車等のシートベルト装置における三点式
のパッシブシートベルトシステムにおいて、常時ドアの
後端上部に支持された肩ベルトをドアが開いたときにド
アの前部へ移動せしめ、搭乗者の乗降を容易ならしめる
装置に関するものである。
従来知られているこの種の装置は、肩ベルトの先端部を
ドアの上部サツシュに沿って誘導するものであるため、
セダン型の自動車では可能であるが、ハードトップ型の
自動車には適用し得なかった。
しかも従来のものは、ドアを全開状態にまで開いてはじ
めてベルトが移動するものであった為、狭い場所に駐車
し、ドアを充分に開くことができないような場合には、
肩ベルトが邪魔になって乗降が困難となる場合が多かっ
たのである。
本考案はかかる事情に鑑みなされたものであって、ハー
ドトップ型の自動車にも適用でき、しかもドアが半開き
の状態でも肩ベルトが充分に移動し、容易に乗降し得る
装置を提供することを目的とするものである。
以上本考案の構成を図面について説明すると、1はドア
、2は車体本体である。
この図面においては、ハードトップ型自動車の場合の例
を示したが、ドア1の後端には上方に突起状のサツシュ
3が突出せしめられている。
4はピン5によりドア1の前部に回動自在に軸支された
操作板であってその前部には略「<」字状の摺動スリッ
ト6が設けられている。
7は操作ロンドであって、その一端に植設されたピン8
が前記操作板4のスリット6に嵌合し、スリン+6に沿
って摺動し得るようになっている。
操作ロッド7の他端は、ドア1の前端面に穿設された孔
9から出没自在に突出し、車体本体2に蝶番10により
揺動自在に取りつけられている。
・11はドア1に前後に摺動するように設けられ
た操作ラックであって、その一端は前記操作板4に回動
自在に支持され、他端にはラック歯12が形成されてい
る。
13はドアに回動自在に軸支され且つその外周に前記ラ
ック歯12に噛合する歯14を有する歯車であって、そ
の外周から突出する回動アーム15が一体的に固定され
ている。
16は略「L」字状のベルト移動アームであって、その
下端は前記回動アーム15の先端に回動自在に軸支され
ており、その上半部は前記サツシュ3内に進入している
又該ベルト移動アーム16の中央部から屈曲部にかけて
、長孔17が形成されており、サツシュ3の中央部に植
接された摺動ピン18がこの長孔17に沿って摺動し得
るようになっている。
さらにベルト移動アームの上端には、ベルト挿通スリッ
ト19を有するベルト誘導片20が一体的に設けられて
いる。
21は、サツシュ3の前面に形成された長孔である。
22はベルトであって、その一端はサツシュ3の下部に
設けられた緊急ロック式リトラクタ−23に捲回されて
おり、そこからサツシュ3内を通って上昇し、ガイドピ
ン24により前方へ向きを変えられ、前記ベルト移動ア
ーム16のベルト挿通スリット19を通り、サツシュ3
の長孔21の上端から車室内へ導出されJ肩ベルトを構
成する。
25はベルト22に固定されたストッパーである。
本考案の装置は、ドアを閉じた状態においては、操作ロ
ッド7は孔9からドア1内へ押し込まれた状態にあり、
その先端のピン、8は操作板4の摺動スリット6の下端
にある。
而して操作板4は反時計方向に回動した位置にあり、操
作ラック11は後退した位置を採っている。
そのために歯車13は反時計方向に回動しており、ベル
ト移動アーム16はサツシュ3内に収納され、揺動ピン
18は長孔17の上端に位置している。
従ってベルト22はサツシュ3の上端か、ら車室内に導
出されることとなり、三点式シートベルトシステムにふ
−ける肩ベルトとして、正規の装着状態となるのである
次にドアを開くと、操作ロッド7がドア1の前端面の孔
9から引き出され2.操作板4を時計方向に回動させな
がら、ピン8が摺動スリット6に沿って摺動する。
而し、てドアが半開きの状態となったとき、図面におい
て鎖線で示す如くピン8が摺動スリット6の屈曲部にま
で到達する。
このとき摺動スリット6の上半部はほぼ水平となるので
、ドアがさらに開いても、ピン8は摺動スリット6の上
半部に沿って摺動するのみで、操作板4はさらにそれ以
上回動することはない。
操作板4が回動すると、操作ラック11は前方へ摺動し
、シック歯12に噛合した歯車13が時計方向に回動す
る。
これに伴ってベルト移動アーム16が摺動ピン18に支
持されつつ、長孔17が摺動ピン18に沿って摺動し、
ベルト移動アーム16はサツシュ3の長孔21から前方
へ突出し、図面に鎖線で示すように、その先端がドアの
前方へ移動する。
このときベルト移動アーム16の先端のベルト誘導片2
0がストッパー25に当接し、ベルト22を緊急ロック
式リトラクタ−23から引き出す。
従って、ベルトはドアの前方から搭乗者の前方を横切っ
て座席側部に到るよう張り亘されることとなり、塔乗車
は自:由に乗降することができる。
しかも、ドアが半開きの状態で前述のようにベルトが移
動するので、狭い場所に駐車し、ドアを充分開くことが
できないような場合であっても、ベルトは充分に移動し
、乗降の邪魔になることはない。
本考案の装置は上記実施例に限定されるものではなく、
適宜変更できるものである。
例えば、ベルト移動アーム16を棒状とし、リング状の
摺動子に沿って摺動するようにすることが可能である。
又、ストッパー25とりトラクター23との間のベルト
をワイヤー、ロープ、コード等に替え、これを肩ベルト
に接続し、その接続部にストッパー25を設けることも
できる。
又リトラクタ−は緊急ロック式リド2クターである必要
はなく、ドアが閉じたときにロックし、ドアが開いたと
きにこのロックが解除されるような機構を具えたものを
用いることもできる。
さらに、リトラクタ−を設けず、肩ベルトの先端を直接
ベルト移動アーム16の先端に接続することもできる。
又、上記実施例では、ハードトップ型のように通常サツ
シュを有しないタイプの自動車に適用した場合を示した
が、セダン型のように通常サツシュを具えたタイプの自
動車にあっては、後部サツシュにベルト移動アーム16
を収納するようにできることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の装置を有するドアの断面図である。 1・・・ドア、2・・・車体本体、3・・・サツシュ、
4・・・操作板、6・・・摺動スリット、7・・・操作
ロッド、11・・・操作ラック、12・・・ラック歯、
13・・・歯車、15・・・回動アーム、16・・・ベ
ルト移動アーム、18・・・摺動ピン、21・・・長孔
、22・・・ベルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドア前部に回動自在に取りつけられ、略「<」字状の摺
    動スリットを設けた操作板と、その一端が前記操作板の
    摺動スリットに沿って摺動し得るよう取りつけられ且つ
    他端がドアの前端面から出没自在に突出し、対向する車
    体部分に揺動自在に関着された操作ロンドと、その一端
    が前記操作板に回動自在に支持され他端にはラック歯が
    形成され且つドア内を前後方向に摺動するよう設けられ
    た操作ラックと、ドアに回動自在に軸支された前記操作
    ラックのラック歯に噛合する歯車と、その一端を該歯車
    に一体的に固定した回動アームと、その一端が該回動ア
    ームの他端に回動自在に軸支され且つ、ドア後端部に形
    成されたサツシュに取りつけられた摺動子に摺動自在に
    支持され、その他端にはベルト支持部が形成された略「
    L」字状のベルト移動アームとよりなり、ドアを開いた
    ときに操作ロンド及び操作板を介して操作ラックが歯車
    を回動させ、ベルト移動ア二ムが摺動子に支持されつつ
    摺動し、ベルト移動アームの前記他端部が前記サツシュ
    の前面に形成された長孔からサツシュの前方へ突出し、
    その先端に支持されたベルトを、サツシュ前方へ引き出
    すようにしたことを特徴とするパッシブシートベルトに
    おける肩ベルト移動装置。
JP12878978U 1978-09-20 1978-09-20 パッシブシ−トベルトにおける肩ベルト移動装置 Expired JPS584742Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP12878978U JPS584742Y2 (ja) 1978-09-20 1978-09-20 パッシブシ−トベルトにおける肩ベルト移動装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5546031U JPS5546031U (ja) 1980-03-26
JPS584742Y2 true JPS584742Y2 (ja) 1983-01-27

Family

ID=29092818

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JP12878978U Expired JPS584742Y2 (ja) 1978-09-20 1978-09-20 パッシブシ−トベルトにおける肩ベルト移動装置

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JPS5546031U (ja) 1980-03-26

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