JPS5847420Y2 - 交叉線輪型計器における指針の帰零装置 - Google Patents

交叉線輪型計器における指針の帰零装置

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JPS5847420Y2
JPS5847420Y2 JP11695478U JP11695478U JPS5847420Y2 JP S5847420 Y2 JPS5847420 Y2 JP S5847420Y2 JP 11695478 U JP11695478 U JP 11695478U JP 11695478 U JP11695478 U JP 11695478U JP S5847420 Y2 JPS5847420 Y2 JP S5847420Y2
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JP
Japan
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magnetic field
zero
coil
coils
switch
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JP11695478U
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JPS5534230U (ja
Inventor
善春 椛沢
Original Assignee
日本精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は交叉線輪型計器における改良された指針の帰零
装置に関するものである。
一般に車輌の走行速度あるいはエンジンの回転数を計測
指示する広角指示計器としては、第1図示のようにコイ
ル1,2.3をほぼ等角度の三方向に交叉巻線し、入力
端子4から入力される検出信号を処理回路5を中継して
被測定物の変化量に相応した信号として上記コイル1,
2.3に順次印加し、その合成磁界方向に図示しないマ
グネットを角度回動することにより被測定物の変化量を
計測指示するよう構成されている。
ところで、この種の広角指示計器における指針の零復帰
方法としては、マグネットにヒゲバネを開設させてその
弾性作用により帰零させるか、または他の永久磁石を配
設固定し、その発生磁界方向に上記マグネットを復帰回
動させるものがあるが、前者はコイルの周囲温度変化ま
たは印加電圧の変動によるマグネットへの作用トルクの
特性と、ヒゲバネの上記雰囲気に対する機械的特性との
関係により、指示特性を損うという問題があり、また後
者は永久磁石の発生磁界がコイルの発生する磁界に干渉
して指示特性が損われ、さらに広角指示状態で、何らか
の要因により入力信号が遮断された場合、正常復帰回動
方向とは逆の方向に回動復帰し、特に零点ストッパが突
設されているときは、該ストッパに指針回動が阻止され
るという不具合が生ずることになる。
本考案は上記欠点を解決するもので、以下添付図面に基
づいて車輌用のエンジン回転計を例示して詳述する。
第2図において、6は車載電源、7はイグニッションス
イッチ、8は入力端子9からエンジン回転数に比例した
パルス信号が入力される処理回路、10.11.12は
三方向に交叉するコイルで、上記処理回路8からのエン
ジン回転数に相応した信号により合成磁界を形成し、図
示しないマグネットを角度回動する。
トランジスタ13は抵抗14.15およびコンデンサ1
6とともに時限回路Aを構成し、その出力はコイル11
に接続される。
またトランジスタ17は抵抗18.19およびコンデン
サ20と・もに時限回路Bを構成し、その出力は零点側
コイル10に接続されている。
こ・で上記時限回路A、Hの動作時間tA、tBは、各
構成素子の定数によってtA〈tBに設定されている。
なお、トランジスタ21はイグニッションスイッチ7の
開放時に常時導通状態となり、零点側コイル10へ微少
電流を供給するために設けられるもので、ベースは抵抗
22を介してスイッチ7の負側に、エミッタは電源6の
正極に接続され、コレクタは抵抗23.逆流防止ダイオ
ード24を介して零点側コイル10に接続されると・も
に、抵抗25.26を介してコイル10,11.12の
共通端子に接続されたトランジスタ27のベースに接続
されている。
上記構成において、スイッチ7が閉成され、エンジン回
転数に比例したパルス信号が入力端子9に印加されると
、トランジスタ13,17.21のベース・エミッタ間
は短絡されて導通せず、結局コイル10.11.12に
は処理回路8からのエンジン回転数に相応した信号が印
加され、その合成磁界方向にマグネットを回動し、連結
する指針により周知のように計測指示するものである。
ところで、エンジンの高速回転時すなわち指針の回動位
置か゛コイル11.12間にあるとき、何らかの要因で
スイッチ7を含む信号通路が開放したような場合、時限
回路A、Bおよび斗うンジスタ21が作動し、同時にト
ランジスタ27も導通してコイル10.11に通電する
ことになるが、上記時限回路A、Bの動作時間tA、t
8は各々それの構成する抵抗14.コンテ゛ンサ16お
よび抵抗18.コンテ゛ンサ20の時定数でtA<tB
に設定されているため、信号通路の開放によりコイル1
1.12間に滞留する指針は、上記時間tAだけコイル
10.11に発生する比較的強磁界によって反時計方向
に復帰回動され、tA経過後すなわち時限回路Aが作動
を停止した後は時間tBまで作動継続する時限回路Bに
よる零点側コイル10の発生磁界で、コイル10.11
間に復帰回動した指針をさらに目盛板の零位置まで復帰
させることになる。
こうして時限回路A、Bの作動でコイル10.11に発
生する比較的強磁界により急速に零復帰した指針は、信
号通路すなわちスイッチ7が開放している間継続作動す
るトランジスタ21により小電流が給電される零点側コ
イル10の弱磁界によって零位置に停止保持される。
以上詳述したように本考案は、スイッチ7と並列に各々
動作時間の異なる時限回路A、Bを接続し、各時限回路
A、Bの出力に対応接続した隣接するコイル10.11
に各々の動作時間信号通路の開放時から給電することに
より、滞留するマグネットを確実に反時計方向で復帰回
動することができ、正常復帰回路方向とは逆の方向に回
動復帰するといった不具合のない実用上方れた帰零装置
を提供し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置と・もに使用する計器の電気結線図
、第2図は本考案の帰零回路結線図である。 1.2,3,10,11.12・・・・・・コイル、5
,8・・・・・・処理回路、6・・・・・・電源、7・
・・・・・スイッチ、A、B・・・・・・時限回路、1
3.17.21・・・・・・トランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被測定物の変化量の関数として発生する信号を三方向に
    交叉するコイルに印加し、コイルの発生する磁界のベク
    トル和と等しい1つの共通磁界によりマグネットを角度
    回動して上記被測定物の変化量を計測するようにしたも
    のにおいて、上記コイルの通電制御をなす処理回路への
    電源供給スイッチと並列に、このスイッチの閉成時には
    作動せず、スイッチの開放時にその動作時間を異にして
    各々一定時間作動する2つの時限回路を接続するととも
    に、動作時間の長い時限回路の出力を交叉するコイルの
    うち零点側コイルに接続し、かつ動作時間の短い時限回
    路の出力は上記零点側コイルとの合成磁界が被測定物の
    変化量の低域にて生じるような磁界を発生する他のコイ
    ルに接続したことを特徴とする交叉線輪型計器における
    指針の帰零装置。
JP11695478U 1978-08-26 1978-08-26 交叉線輪型計器における指針の帰零装置 Expired JPS5847420Y2 (ja)

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JP11695478U JPS5847420Y2 (ja) 1978-08-26 1978-08-26 交叉線輪型計器における指針の帰零装置

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Publication Number Publication Date
JPS5534230U JPS5534230U (ja) 1980-03-05
JPS5847420Y2 true JPS5847420Y2 (ja) 1983-10-28

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