JPS58473A - 自動二輪車用操作ペダル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動二輪車用操作ペダルに関し、詳しくは、車
体の外側に突出する操作軸に固定されて車体の外側に沿
って延びるアーム部と、このアーム部の先端部にバネ部
材を介して回動可能に取付けられてアーム部の外側へ突
出するペダル部を備えた自動二輪車用操作ペダルに関す
る。

一般に、この種操作ペダルはオフロード車等の自動二輪
車におけるチェンジペダル、ブレーキペダル等に使用さ
れるもので、そのバンク時等にペダル部の外端部が路面
に接触して衝撃力を受けた場合、ペダル部がバネ部材に
抗してアーム部側へ回動し、操作ペダルの損傷を回避す
るようになっている。ところで、従来のこの種操作ペダ
ルにおいては、ペダル部をロッド状に形成するとともに
バネ部材としてコイル状のトーションスプリングを採用
して、このトーションスプリングにペダル部をアーム部
へ回動可能に取付けるピンを挿通した状態にてトルジョ
ンスプリングをピンの頭部とペダル部の上面間に位置さ
せて組付けられている。

このため、ピンの頭部はペダル部のアーム部への取付部
位にてトーションスプリングのコイル状部分の厚み部だ
け上方へ大きく突出していて、操縦者の足の裏に接触す
ることになる。従って、操作ペダルの操作時に操縦者は
足の裏に大きな異物感を感じ、さらには足の裏を痛める
おそれもある。

また、トーションスプリングは常時操縦者の足の裏に接
触しており、また路面に近いこともあって泥等が付着し
やすいため、トーションスプリングの機能を損うおそれ
があり、これを補償すべく当該部位をゴム等の保護カバ
ーで覆蓋しなければならない。

本発明は、このような実状に着目してなされたもので、
その主たる目的は、この種操作ペダルのペダル部を筒状
に形成するとともにバネ部材としてテンションスプリン
グを採用し、このテンションスプリングをペダル部の内
孔内に張設することにより、従来の操作ペダルが有する
上記不具合を解消することにある。

以下、本発明を図面に基づいて説明するに、第１図およ
び第２図には本発明に係るチェンジペダルの一例が示さ
れている。このチェンジペダルは、車体の外側に突出す
る図示しない操作軸に固定されるアーム部１０と、アー
ム部１０の先端部に取付けたペダル部２０を主要構成部
材としている。

アーム部ｌＯは、操作軸に固定されて、車体の外側に沿
って前方に延びていて、その先端部に設けた外側へ突出
する取付部１１には取付ビン３１により、ペダル部２０
がアーム部ｌＯ側へ回動可能（こ取付けられている。ヤ
このペダル部２０は、バネ部材たるテンションスプリン
グ８２を介して取付けられて、テンションスプリング８
２の張力にてアーム部ｌＯの先端部から外側へ突出して
いる。

このチェンジペダルは、操縦者が爪先でペダル部２０を
踏込んだりけ上げること憾より作動するもので、これに
より操縦者は図示しないシフト機構を作動させて、自動
二輪車を適宜変速させる。

また、自動二輪車のパンク時にペダル部２０の外端部が
地面に接触する等当該外端部に衝撃力を受けたとき、ペ
ダル部２０は第１図の仮想線で示したように、テンショ
ンスプリング８２の張力に抗してアーム部ｌＯ側へ回動
する。

しかして、ペダル部２０は第１図〜第４図に示すように
筒状に形成されていて、その筒部２１の内側端にゴ字形
状の取付部２２が内側へ突出形成されている。この取付
部２２は、内側へ突出する上下２枚の平板２２＆、２２
ｂにて構成されていて、これら両軍板２２Ｂ、２２ｂ間
にアーム部１０の先端部に外側へ突出形成した板状取付
部１１を挿入した状態にて、取付ビン８１によりアーム
部１０に回動可能に取付けられている。また、当該チェ
ンジペダルにおいては、バネ部材としてテンションスプ
リング８２が採用されている。テンションスプリング３
２はコイル状を呈していて、そのコイル部８２ａの外径
がペダル部２０の筒部２１内径よりわずかに小径に形成
されている。このテンションスプリング８２は、ペダル
部２０における筒部２１の内孔２１ａ内に介装されてい
て、その内端８２ｂがアーム部１０の取付部１１に係止
され、かつその外端８２０が筒部２１の外端部に貫通し
て植設した係止ビン８８に係止されている。テンション
スプリング８２の内端８２ｂ係止部は、第８図に示すよ
うにペダル部２０の回動中心より前方かつ外側に偏位し
ている。これにより、テンションスプリング８２はペダ
ル部２０の内孔２１ａ内に張設されて、その張力にてペ
ダル部２０をアーム部１０の外側へ突出させており、ペ
ダル部２０の筒部２１に衝撃力を受けたとき、ペダル部
２０のアーム部ｌＯ側への回動を許容する。

このように構成したチェンジペダルにおいては、ペダル
部２０を筒状に形成するとともに７（木部材としてテン
ションスプリング８２を採用して、テンションスプリン
グ８２の内端８２ｂをアーム部１０に係止しかつその外
端８２０をぺｒル部２０の内孔２１ａ内にて係止して、
内孔２１ａ　内−にてテンションスプリング８２を張設
している。このため、テンションスプリング８２は外部
に露出することがなく、また取付ビン８１の頭部を取付
部位の上方へ大きく突出させることもない。従って、操
縦者が当該チェンジペダルを操作しても足の裏に大きな
異物感を感じたり、足の裏を痛めることはなく。

またテンションスプリング８２に泥等が付着してテンシ
ョンスプリング３２の機能が早期に損われることもなく
て、テンションスプリング８２の機能低下を補償すべく
当該部位を保護カバーにて十分に覆蓋することを要しな
い。

なお、本発明においては、テンションスプリングとして
適宜形状のバネ部材を採用することができ、かつアーム
部およびペダル部についても適宜の形状に形成すること
ができる。また、本発明を実施するに当っては、筒状ペ
ダル部の外端開口部を閉塞することが好ましく、これに
より泥等の付着に起因するテンションスプリングの機能
低下を一層確実に防止することができる。さらにまた、
本発明は自動二輪車用操作ペダルたるブレーキペダルに
実施しうろことは勿論である。

以上説明したように、本発明においては、アーム部の先
端部にバネ部材を介して回動可能に取付けられてアーム
部の外側へ突出し、かつ外端部に衝撃力を受けたときバ
ネ部材に抗してアーム部側へ回動するペダル部を筒状に
形成するとともに、バネ部材としてテンションスプリン
グを採用してその一端をアーム部の先端部に係止しかつ
その他端ヲベタル部の内孔内にて係止して、テンション
スプリングをペダル部の内孔内にて張設したことにその
構成上の特徴がある。従って、本発明によれば、テンシ
ョンスプリングを外部へ露出させることがなく、かつ取
付ピンの頭部を取付部位の上方へ大きく突出させること
もなくて、操縦者に大きな異物感を感じさせることがな
く、またテンションスプリングの機能低下を補償すべく
当該部位を保護カバーにて十分に覆蓋することを要しな
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るチェンジペダルの一例を示す平面
図、第２図は同チェンジペダルの側面図、第８図は第２
図のｌ−■線に沿う横断平面図、第４図は第１図のＷ−
Ｗ線に沿う一部縦断正面図である。 符号の説明 ｌＯ・・・・アーム部、１１・・・・取付部、２ｏ・・
・・ペダル部、２１・・・・筒部、２２・・・・取付部
、８１・・・・取付ピン、８２・・・・テンションスプ
リング、８８・・・・係止ピン。 第１図 Ｌ ｙ　　　　第２図 ｎ 第３図 ｎ 第４ｒｌ！Ｊ ０

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体の外側に突１する操作軸に固定されて前記車体の外
   側に沿って延びるアーム部と、このアーム部の先端部に
   バネ部材を介して回動可能に取付けられて前記アーム部
   の外側へ突出するペダル部を備え、このペダル部が外端
   部に衝撃力を受けたとき前記バネ部材に抗して前記アー
   ム部側へ回動するようにした自動二輪車用操作ペダルに
   おいて、前記ペダル部を筒状に形成するとともに前記バ
   ネ部材としてテンションスプリングを採用し、このテン
   ションスプリングの一端を前記アーム部の先端部に係止
   するとともにその他端を前記ペダル部の内孔内にて係止
   して、前記テンションスプリングを前記ペダル部の内孔
   内にて張設したことを特徴とする自動二輪車用操作ペダ
   ル。