JPS5847365Y2 - 無視差測長器 - Google Patents
無視差測長器Info
- Publication number
- JPS5847365Y2 JPS5847365Y2 JP14415980U JP14415980U JPS5847365Y2 JP S5847365 Y2 JPS5847365 Y2 JP S5847365Y2 JP 14415980 U JP14415980 U JP 14415980U JP 14415980 U JP14415980 U JP 14415980U JP S5847365 Y2 JPS5847365 Y2 JP S5847365Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scale
- vernier
- main scale
- main
- subscale
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、バーニヤ読取り方式の測長器の改良に関する
ものである。
ものである。
本尺の主目盛と副尺の副目盛により測定値を読み取るよ
うにした、いわゆるバーニヤ読取り方式はノギス、バイ
トゲージ、テ゛プスケージ等の各種測定器に用いられて
いる。
うにした、いわゆるバーニヤ読取り方式はノギス、バイ
トゲージ、テ゛プスケージ等の各種測定器に用いられて
いる。
第1図には、このような方式を、ノギスに用いた例が示
されており、そのII −II線に沿う断面図は第2図
のようになる。
されており、そのII −II線に沿う断面図は第2図
のようになる。
ノギスは本尺1の主目盛と副尺2の副目盛とにより測定
値を読取るのであるが、第2図のような構造であると、
本尺1の主目盛面3と副尺2の副目盛面4が同一平面上
にないため視差が問題となる。
値を読取るのであるが、第2図のような構造であると、
本尺1の主目盛面3と副尺2の副目盛面4が同一平面上
にないため視差が問題となる。
すなわち、第2図に示すように、副尺(バーニヤ)2の
目盛部先端の厚さにより本尺1の主目盛面3と副尺2の
副目盛面4の間に段差りが生じ主目盛線5と副目盛線6
とが離れてしまい視差による読取り誤差を生ずる原因と
なっていた。
目盛部先端の厚さにより本尺1の主目盛面3と副尺2の
副目盛面4の間に段差りが生じ主目盛線5と副目盛線6
とが離れてしまい視差による読取り誤差を生ずる原因と
なっていた。
そして、このような副尺目盛部先端の厚さは、その摩耗
等を考えると無闇に薄くすることはできない。
等を考えると無闇に薄くすることはできない。
従来、このような視差をなくしたノギスとしては、第3
図、第4図に示すように主目盛面3と副目盛面4とを同
一平面上としたものが良く知られている。
図、第4図に示すように主目盛面3と副目盛面4とを同
一平面上としたものが良く知られている。
しかし、第3図に示したノギスでは、本尺1と副尺2の
摺動を円滑にするため依然として本尺1の主目盛面3と
副尺2の副目盛面4間に間隙lがあるので視差を生じ、
さらにこの間隙にゴミがつまるなどの不具合がある。
摺動を円滑にするため依然として本尺1の主目盛面3と
副尺2の副目盛面4間に間隙lがあるので視差を生じ、
さらにこの間隙にゴミがつまるなどの不具合がある。
又、第4図に示したノギスは、その構造が複雑で加工面
が多いため工作が容易でなく、シかも、主目盛面3の側
面部7と副目盛面4の側面部8も直接に接触して摺動す
るので本尺1と副尺2の摺動の円滑さが害なわれ、又、
摩耗を生じやすいので耐久性にも欠けてその摺動部にガ
タを生じやすい。
が多いため工作が容易でなく、シかも、主目盛面3の側
面部7と副目盛面4の側面部8も直接に接触して摺動す
るので本尺1と副尺2の摺動の円滑さが害なわれ、又、
摩耗を生じやすいので耐久性にも欠けてその摺動部にガ
タを生じやすい。
このため、主目盛面3と副目盛面4が離れて、結局、視
差による読取り誤差が生じるおそれがある。
差による読取り誤差が生じるおそれがある。
本考案は、これらの点に鑑み、視差による読取り誤差が
なく、シかも堅牢で製造容易な測長器を提供することを
目的とする。
なく、シかも堅牢で製造容易な測長器を提供することを
目的とする。
以下、本考案を図面に基づき説明する。
第5図は、本考案をノギスに用いた場合の一実施例であ
る。
る。
同図aにおいて、本尺1の主目盛面3と副尺2の上面は
同一平面上にあって、本尺1と副尺2とは嵌合摺動する
ようになっており、第3図の従来例と同じ構造である。
同一平面上にあって、本尺1と副尺2とは嵌合摺動する
ようになっており、第3図の従来例と同じ構造である。
副尺2の上面には本尺1の主目盛面3に一部重なるよう
にして設けられた薄板9が固着されている。
にして設けられた薄板9が固着されている。
この薄板9の上面の端縁部は、本尺1の主目盛面3方向
に彎曲して、その端縁部上面に彎曲面が形成されており
、その彎曲面には彎曲面の最先端部まで延びる副尺の副
目盛線6が付されている。
に彎曲して、その端縁部上面に彎曲面が形成されており
、その彎曲面には彎曲面の最先端部まで延びる副尺の副
目盛線6が付されている。
この薄板9は副尺2の目盛板となるものであり、その底
面と本尺1の主目盛面3との間隙は微小であるように設
けられている。
面と本尺1の主目盛面3との間隙は微小であるように設
けられている。
第5図Cは、このような本考案にかかるノギスを斜め上
方向からみたものである。
方向からみたものである。
本考案は、以上のような構成からなっており、従って、
副尺目盛板となる薄板9の底面と本尺1の主目盛面3と
の間の間隙は無視できるほど微小であり、かつ副尺目盛
板となる薄板9の彎曲面の最先端部まで副尺目盛線6が
付されているので測定値読取りの際の視差による読取り
誤差を完全になくすことができる。
副尺目盛板となる薄板9の底面と本尺1の主目盛面3と
の間の間隙は無視できるほど微小であり、かつ副尺目盛
板となる薄板9の彎曲面の最先端部まで副尺目盛線6が
付されているので測定値読取りの際の視差による読取り
誤差を完全になくすことができる。
なお、第5図では薄板を副尺に固着する実施例を示しで
あるが、勿論、本考案はこれに限定されるものではなく
、例えば、第2図に示す副尺2の目盛部先端を直接加工
して本考案を実施することも可能である。
あるが、勿論、本考案はこれに限定されるものではなく
、例えば、第2図に示す副尺2の目盛部先端を直接加工
して本考案を実施することも可能である。
又、本考案はノギスに限定されるものではなく、バーニ
ヤ読取り方式の測定器一般、例えばハイドゲージ、デプ
スゲージ等にも採用できることは勿論のことである。
ヤ読取り方式の測定器一般、例えばハイドゲージ、デプ
スゲージ等にも採用できることは勿論のことである。
以上のように、本考案は、本尺の主目盛と副尺の副目盛
により測定値を読み取るようにしたバーニヤ読取り方式
の測長器において、前記本尺の主目盛面に一部型なるよ
うにして設けられた前記副尺の副目盛面の端縁部を前記
本尺の主目盛面方向に彎曲した彎曲面に形成し、かつ、
前記副尺の副目盛線を前記彎曲面の最先端部まで延ばし
たことにより、視差による読取り誤差を無視できるよう
にして測定精度の向上を計ることができ、又、目盛を読
み易くして読取りによる目の疲労を軽減することができ
るという利点を有する。
により測定値を読み取るようにしたバーニヤ読取り方式
の測長器において、前記本尺の主目盛面に一部型なるよ
うにして設けられた前記副尺の副目盛面の端縁部を前記
本尺の主目盛面方向に彎曲した彎曲面に形成し、かつ、
前記副尺の副目盛線を前記彎曲面の最先端部まで延ばし
たことにより、視差による読取り誤差を無視できるよう
にして測定精度の向上を計ることができ、又、目盛を読
み易くして読取りによる目の疲労を軽減することができ
るという利点を有する。
更に、本考案に係る測長器は、その製造方法に特別の難
しさがあるわけではなく、従来方法とほとんど変らない
ので(例えば、第5図の実施例では第3図の従来例に予
め彎曲加工された薄板を副尺に固着するだけである。
しさがあるわけではなく、従来方法とほとんど変らない
ので(例えば、第5図の実施例では第3図の従来例に予
め彎曲加工された薄板を副尺に固着するだけである。
)製造容易であり、又、その副目盛部先端部は肉厚が大
きく、シかも、本尺と副尺の目盛面同士が直接に接触し
て摺動するものでもないので摩耗も少なく、堅牢かつ耐
久性にすぐれたものとなる。
きく、シかも、本尺と副尺の目盛面同士が直接に接触し
て摺動するものでもないので摩耗も少なく、堅牢かつ耐
久性にすぐれたものとなる。
更に、副尺の副目盛部の底面と本尺の主目盛面が直接に
接触して摺動する場合でも目盛の位置関係はほとんど損
われないので正確な測定をすることができる。
接触して摺動する場合でも目盛の位置関係はほとんど損
われないので正確な測定をすることができる。
このように本考案は、実用上有用なものである。
第5図は、本考案をノギスに用いた一実施例である。
第1図〜第4図は、従来の実施例である。1・・・・・
・本尺、2・・・・・・副尺、3・・・・・・主目盛面
、4・・・・・・副目盛面、6・・・・・・副目盛線、
9・・・・・・薄板。
・本尺、2・・・・・・副尺、3・・・・・・主目盛面
、4・・・・・・副目盛面、6・・・・・・副目盛線、
9・・・・・・薄板。
Claims (1)
- 本尺の主目盛と副尺の副目盛により測定値を読み取るよ
うにしたバーニヤ読取り方式の測長器において、前記本
尺の主目盛面に一部重なるようにして設けられた前記副
尺の副目盛面の端縁部を前記本尺の主目盛面方向に彎曲
した彎曲面に形成し、かつ、前記副尺の副目盛線を前記
彎曲面の最先端部まで延ばしたことを特徴とする無視差
測長器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14415980U JPS5847365Y2 (ja) | 1980-10-09 | 1980-10-09 | 無視差測長器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14415980U JPS5847365Y2 (ja) | 1980-10-09 | 1980-10-09 | 無視差測長器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5766703U JPS5766703U (ja) | 1982-04-21 |
JPS5847365Y2 true JPS5847365Y2 (ja) | 1983-10-28 |
Family
ID=29503876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14415980U Expired JPS5847365Y2 (ja) | 1980-10-09 | 1980-10-09 | 無視差測長器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5847365Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6391051B2 (ja) * | 2014-11-06 | 2018-09-19 | 株式会社インプラントデント | 医療用器具の作業長さ設定・計測具 |
-
1980
- 1980-10-09 JP JP14415980U patent/JPS5847365Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5766703U (ja) | 1982-04-21 |
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