JPH0129527Y2 - - Google Patents

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JPH0129527Y2
JPH0129527Y2 JP1270883U JP1270883U JPH0129527Y2 JP H0129527 Y2 JPH0129527 Y2 JP H0129527Y2 JP 1270883 U JP1270883 U JP 1270883U JP 1270883 U JP1270883 U JP 1270883U JP H0129527 Y2 JPH0129527 Y2 JP H0129527Y2
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JP
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measured
comb
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shaped
dimension
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JP1270883U
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の技術分野 この考案は、測長機で未知寸法を測定しようと
する場合、クシ型基準器で校正しながら測定する
測長機についてのものである。
(b) 従来技術 タツチセンサを使用した従来の測長機の構成図
を第1図に示す。第1図の1は被測定物、6はガ
イド、7はスケールである。また、2はスタイラ
スが被測定物1の内径dの左側に接触した状態、
3はスタイラスが被測定物1の内径dの右側に接
触した状態、4は被測定物1の内径d測定時にタ
ツチセンサが左側で停止した状態、5は被測定物
1の内径d測定時にタツチセンサが右側で停止し
た状態である。
第1図はガイド6に沿つてタツチセンサを4,
5の位置まで移動し、被測定物1の内径dにスタ
イラスを2と3の状態で接触させ、内径dを測定
し、その結果をスケール7に表示している状態図
である。
第1図で測定した内径dの測定値d1は次の式(1)
のようになる。
d1=L1+D−2L+E …(1) ここに、 L1=スケール7の読み D=スタイラスの球径 L=スタイラスが2または3の状態で内径dに接
触してからタツチ信号がでるまでのオーバー
ランストローク E=誤差 誤差Eが発生する原因としては、次のようなも
のがある。
スケール7の精度 ガイド6の真直度 タツチセンサの移動方向でおきるオーバーラ
ンストロークのばらつき 測長機のたわみ変形、熱変形 このような誤差Eを補正するには、次のように
すればよい。
内径dとほぼ等しい寸法dMを第1図により測
定する。寸法dMの値は既知とする。この場合の
寸法dMの測定値d2は次の式(2)のようになる。
d2=LM+D−2L+E …(2) ここに、 LM:スケール7の読み 式(2)を変形して、 E=d2−(LM+D−2L) …(3) 式(3)から誤差Eが求められるので、真の内径d
は次の式(4)のようになる。
d=d1−E …(4) (c) 従来技術の問題点 第1図の構成と式(1)〜式(4)によれば、被測定物
1の真の内径dを測定することができる。
しかし、被測定物1の内径dの寸法が変るたび
に内径dに対応する寸法dMのものを準備しなけ
れば、式(3)による誤差Eを求めることができな
い。また、寸法dMのものを測長機にセツトする
ようにしている場合は、寸法dMが変るたびにセ
ツトし直さなければならない。
(d) 考案の目的 この考案は、第1図により被測定物1の寸法d
を測定する場合に、クシ型基準器を用意し、寸法
dが変つてもクシ型基準器の対応する寸法を測定
することにより被測定物1の測定値を校正するよ
うにし、測定精度と作業能率をあげるようにする
ものである。
(e) 考案の実施例 この考案による実施例の外観図を第2図に示
す。第2図はクシ型基準器8を使用して被測定物
9の外径L2とこれに直交する方向で内径L3を測
定する場合の説明図である。
クシ型基準器8にはクシの歯状の突出部81〜
89を設け、突出部81〜89の各側面間の距離
が寸法測定の基準値になるように設定する。突出
部の数は必要に応じて増減する。
第2図のクシ型基準器8は突出部81〜85の
部分と突出部85〜89の部分を直交する2軸上
に配置したものである。
第1図と第2図で被測定物9の外径L2と内径
L3を測定するには、次のようにする。
まず、被測定物9の外径L2を第1図のタツチ
センサで測定し、そのときのスケール7の読みを
L11とする。このとき、外径L2の測定値L21は、 L21=L11+D−2L+E …(5) 次に、外径L2の寸法に近いクシ型基準器8の
側面86Aと側面88B間の寸法L4を第1図の
タツチセンサで測定し、そのときのスケール7の
読みをL12とする。このとき、寸法L4の測定値L41
は、 L41=L12+D−2L+E …(6) 式(6)から、 E=L41−(L12+D−2L) …(7) これから、被測定物9の真の外径L2は、 L2=L21−E =L21−{L41−(L12+D−2L)} =L21−(L41−L4) …(8) として演算により求められる。
なお、クシ型基準器8側を先に測定し、被測定
物9側を後に測定してもよい。
内径L3も外径L2と同じようにして測定するこ
とができる。この場合、内径L3の寸法に近いク
シ型基準器8の側面82Bと側面84A間の寸法
L5を基準値とすることができる。
第2図のように、直交する2軸上にクシ型基準
器の突出部を配置しておけば、スペースが狭くて
も基準値の数を増やすことができる。
第2図は平面の2軸上に突出部を配置した例で
あるが、第3図のように立体的な直交する3軸上
に突出部を配置すれば、さらに基準値の数を増や
すことができるとともに、被測定物の形状に対応
した突出部の部分で測定することができる。
また、クシ型基準器8に被測定物9と同じ材質
のものを使用すれば、温度変化による寸法の伸縮
を補正することができる。
(f) 考案の効果 この考案によるクシ型基準器を測長機に組み込
んでおけば、被測定物の寸法に近い基準値が簡単
に得られるので、被測定物の寸法が変つても、被
測定物の寸法とその寸法に近いクシ型基準器の寸
法を測定することにより、被測定物の寸法を精度
よく測定することができる。
この場合、クシ型基準器の寸法は全範囲で精度
がでていなくても、部分部分の精度がでていれば
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の測長機の構成図、第2図はこの
考案による実施例の外観図、第3図はこの考案に
よる他の実施例の外観図。 1……被測定物、2……スタイラスが内径dの
左側に接触した状態、3……スタイラスが内径d
の右側に接触した状態、4……タツチセンサが内
径d測定時に左側で停止した状態、5……タツチ
センサが内径d測定時に右側で停止した状態、6
……ガイド、7……スケール、8……クシ型基準
器、9……被測定物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数のクシの歯状の突出部をもち、前記各突出
    部の側面間の距離を寸法測定の基準値とするクシ
    型基準器と、 被測定物の寸法を測定し、その測定結果を表示
    する測長機とを備え、 前記クシ型基準器を直交する2軸上または3軸
    上に配置し、 前記被測定物の測定値と、前記測定値に近い前
    記クシ型基準器の側面間の距離の測定値とから前
    記測定値を補正することを特徴とするクシ型基準
    器をもつ測長機。
JP1270883U 1983-01-31 1983-01-31 クシ型基準器をもつ測長機 Granted JPS59117908U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1270883U JPS59117908U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 クシ型基準器をもつ測長機

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1270883U JPS59117908U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 クシ型基準器をもつ測長機

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Publication Number Publication Date
JPS59117908U JPS59117908U (ja) 1984-08-09
JPH0129527Y2 true JPH0129527Y2 (ja) 1989-09-08

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ID=30144102

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JP1270883U Granted JPS59117908U (ja) 1983-01-31 1983-01-31 クシ型基準器をもつ測長機

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JPH0449526Y2 (ja) * 1986-12-01 1992-11-20

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JPS59117908U (ja) 1984-08-09

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