JP2506886Y2 - 鉄蓋点検ゲ―ジ - Google Patents

鉄蓋点検ゲ―ジ

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JP2506886Y2
JP2506886Y2 JP1991010698U JP1069891U JP2506886Y2 JP 2506886 Y2 JP2506886 Y2 JP 2506886Y2 JP 1991010698 U JP1991010698 U JP 1991010698U JP 1069891 U JP1069891 U JP 1069891U JP 2506886 Y2 JP2506886 Y2 JP 2506886Y2
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manhole
handhole
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JP1991010698U
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政勝 早瀬
信行 増岡
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、新旧交換のためマンホー
ル又はハンドホール鉄蓋の経年摩耗度を測定する作業に
供される鉄蓋点検ゲージに関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示すようマンホール又はハンドホ
ールにおける鉄蓋1上面1aと受枠2開口部2a上面2
bの経年摩耗は毎日の車輌通行に伴い漸次双方に発生す
るが、その程度を測定する従来の方法としては、メジャ
ーを段差αの部分、あるいは間隙β部分に直接当てゝ測
定したり、ノギス又はマイクロメータの測定器を段差α
あるいは間隙β部分に合せて目盛を直読していた。な
お、図中Gは路面である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかして、メジャーに
よる方法では、段差αの測定において、横から覗き込む
姿勢となるため、腰に負担がかかり、ミリ単位の測定に
は正確度を欠き、又段差α測定と間隙β測定を別々に行
なわなければならなかった。
【0004】又、測定器による方法では、摩耗の状態に
よっては正確に測定ができるが、段差α,間隙βが同時
に発生している場合は、熟練を要し、やはり段差α測定
と間隙β測定の2回の測定作業動作となり、しかも専用
の測定器でないため、測定に当り無理な姿勢を取らざる
を得なかった。こゝにおいて本案は、前記測定の課題に
鑑み、マンホール又はハンドホールの鉄蓋と受枠の経年
摩耗による段差と間隙測定を1回の作業動作で楽な姿勢
で行なおうとする鉄蓋点検ゲージを提供せんとするもの
である。
【0005】前記課題の解決は、本案が次に列挙する新
規な特徴的構成手段を採用することにより達成される。
即ち、本案の第1の特徴は、上面が長手方向に均等な片
流れ勾配を有する定規において、前記定規の一方の側縁
に形成された直線側縁と、前記定規の他方の側縁に形成
され、かつ曲率がマンホール受枠の開口部内周面の曲率
と略同一であり、円弧の両端を結ぶ線の方向が長手方向
と略同一である円弧側縁と、前記円弧側縁に沿う上面に
マンホール鉄蓋上面とマンホール受枠開口部上面とのマ
ンホール用段差測定目盛を付したマンホール用段差ゲー
ジと、前記直線側縁に沿う上面にハンドホール鉄蓋上面
とハンドホール受枠上面とのハンドホール用段差測定目
盛を付したハンドホール用段差ゲージと、前記円弧側縁
の法線方向に切断した前記定規の薄肉側端縁に沿う上面
にマンホール鉄蓋とマンホール受枠とのマンホール用間
隙測定目盛を付したマンホール用間隙ゲージと、を有す
る鉄蓋点検ゲージにある。
【0006】本案の第2の特徴は、前記第1の特徴にお
いて、定規の厚肉側の端縁が、ハンドホール用段差ゲー
ジの直線側縁に対して直角方向に切断され、当該切断方
向に沿う上面が薄肉斜切の片流れ面に形成され、当該上
面の切断方向にハンドホール鉄蓋とハンドホール受枠と
のハンドホール用間隙測定目盛を付したハンドホール用
間隙ゲージを有する鉄蓋点検ゲージにある。
【0007】
【作用】本案は、前記のような手段を講じ、定規の厚さ
分布において、長手方向上面に均等な片流れ勾配を持た
せ、両側縁に沿う上面にそれぞれマンホール用段差測定
目盛とハンドホール用段差測定目盛を付しマンホール用
段差ゲージとハンドホール用段差ゲージを備え、かつ両
端縁に沿う上面にマンホール用間隙測定目盛とハンドホ
ール用間隙測定目盛を付してマンホール用間隙ゲージと
ハンドホール用間隙ゲージを備えるので、マンホール又
はハンドホール鉄蓋1とマンホール又はハンドホール受
枠2との間において、経年摩耗により生じた段差αを高
い倍率により水平面で測定する。同時に間隙βを等倍で
測定する。真上から直読可能なので測定姿勢に無理がな
く読取り誤差も少ない。
【0008】
【実施例】(第1実施例) 本案の第1実施例を図面について説明する。図1乃至図
3は本実施例の斜面図,平面図および正面図,図4乃至
図6は使用状態説明図である。図中、Xは本実施例の鉄
蓋点検ゲージ,3は定規,3aは長手方向に均等な片流
れ勾配を有する上面、4は曲率をマンホール受枠2′開
口部2a′の内周面2c′曲率と略同一に形成した円弧
側縁、5はマンホール鉄蓋1′上面1a′とマンホール
受枠2′開口部2a′上面2b′とのマンホール用段差
測定目盛6からなるマンホール用段差ゲージである。
【0009】7はハンドホール受枠2″開口部2a″の
内側面2c″に対応する直線側縁、8はハンドホール鉄
蓋1″上面1a″とハンドホール受枠2″開口部2a″
上面2b″とのハンドホール用段差測定目盛9からなる
ハンドホール用段差ゲージ、10は円弧側縁4の法線方
向に切断した薄肉側端縁、11はマンホール鉄蓋1′と
マンホール受枠2′開口部2a′とのマンホール用間隙
測定目盛12からなるマンホール用間隙ゲージである。
【0010】こゝで、マンホール用段差ゲージ5の曲率
は、マンホール受枠2′開口部2a′内周面2c′の曲
率と略同一であり、その曲率半径は例えば385mmで
ある。また、ハンドホール用段差ゲージ8の曲率は、ハ
ンドホール受枠2″開口部2a″が矩形であることか
ら、零、即ち直線状となる。
【0011】本実施例の仕様は、このような具体的実施
態様であるから、その測定方法は、図4および図5で示
すよう、本実施例Xの定規3の円弧側縁4をマンホール
受枠2′開口部2a′内周面2c′に当てた状態でマン
ホール受枠2′開口部2a′上面2b′とマンホール用
段差ゲージ5のレベルが一致するマンホール用段差測定
目盛6を真上から直読みする。
【0012】その際、図6で示すとおり、マンホール用
段差ゲージ5のA点の厚さを1mm,C点の厚さを11
mm,A点とC点間の距離を200mmにすると、段差
1mm毎のマンホール用段差測定目盛6は20mm間隔
となる。仮にB点でマンホール受枠2′開口部2a′上
面2b′とマンホール用段差ゲージ5のレベルが一致し
ており、A点,B点間の距離が120mmの場合段差α
は6mmとなる。この段差測定と同時にマンホール用間
隙ゲージ11のマンホール用間隙測定目盛12を真上か
ら直読みし、マンホール鉄蓋1′とマンホール受枠2′
開口部2a′との間隙βを測定する。
【0013】(第2実施例) 本案の第2実施例を図面につき説明する。図7は本実施
例の斜面図、図8は使用状態説明図である。図中、Yは
本実施例の鉄蓋点検ゲージ、13は前記第1実施例の定
規3における直線側縁7に対して直角に切断した厚肉側
端縁、14は上面3aを端縁13側に漸次薄肉斜切した
片流れ面、15はハンドホール鉄蓋1″とハンドホール
受枠2″内側面2c″とのハンドホール用間隙測定目盛
16からなるハンドホール用間隙ゲージである。なお、
他の部分は前記第1実施例と同一なので同一部分は同一
符号を付した。
【0014】このハンドホール用間隙ゲージ16の特徴
の主旨は、前記第1実施例におけるマンホール用間隙ゲ
ージ11がマンホール用鉄蓋1′とマンホール受枠2′
内周面2c′との間隙βを測定するように形成している
ため、このマンホール用間隙ゲージ11をハンドホール
用間隙ゲージ15に適用しようとすると、測定時に誤差
を生ずる。測定誤差を小さくするためにはハンドホール
用間隙測定のための専用ゲージをハンドホール用段差ゲ
ージ8の直線側縁7に直交する方向に厚肉側端縁13を
カットして作成されなければならない。
【0015】これを達成するための一手段として、図7
に示すように、前記第1実施例のマンホール用間隙ゲー
ジ11と反対側の端部上面を端縁13側に漸次薄肉斜切
した片流れ面14に形成し、端縁13に沿ってハンドホ
ール用間隙測定目盛16を付ってハンドホール用間隙ゲ
ージ15を設けたのである。なお、片流れ面14を形成
したのは、測定精度の向上を計ったもので、ハンドホー
ル用間隙測定目盛16を真上からのみ直読みするとすれ
ば片流れ面14を特に設けなくても良い。
【0016】本実施例の仕様は、このような具体的実施
態様を取るので、その測定方法は、図8で示すよう、本
実施例Yの定規3の直線側縁7をハンドホール受枠2″
開口部2a″内側面2c″に当てた状態でハンドホール
受枠2″開口部2a″上面2b″とハンドホール用段差
ゲージ8のレベルが一致するハンドホール用段差測定目
盛9を真上から直読みする。その際の段差αの計算処理
は前記第1実施例で述べた場合と同様である。この段差
測定と同時にハンドホール用間隙ゲージ15のハンドホ
ール用間隙測定目盛16を直読みし、ハンドホール鉄蓋
1″とハンドホール受枠2″開口部2a″との間隙βを
測定する。
【0017】
【考案の効果】かくして、本案は、道路の車道部分に設
置しているマンホール又はハンドホールにおいて、通行
する車輌により経年摩耗が発生し易いため、新旧交換の
必要上常に点検作業を余儀なくされる場合に至便であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の第1実施例を示す斜面図である。
【図2】同上、平面図である。
【図3】同上、正面図である。
【図4】同上、使用状態説明の平面図である。
【図5】図4中V−V線視拡大縦断面図である。
【図6】図4中VI−VI線視拡大縦断面図である。
【図7】本案の第2実施例を示す斜面図である。
【図8】同上、使用状態説明の要部拡大縦断面図であ
る。
【図9】マンホール又はハンドホール鉄蓋とマンホール
又はハンドホール受枠との段差および間隙の説明図であ
る。
【符号の説明】
X,Y…鉄蓋点検ゲージ 1…鉄蓋 1′…マンホール鉄蓋 1″…ハンドホール鉄蓋 1a,1a′,1a″,2b,2b′,2b″,3a…
上面 2…受枠 2′…マンホール受枠 2″…ハンドホール受枠 2a,2a′,2a″…開口部 2c′…内周面 2c″…内側面 3…定規 4…円弧側縁 5…マンホール用段差ゲージ 6…マンホール用段差測定目盛 7…直線側縁 8…ハンドホール用段差ゲージ 9…ハンドホール用段差測定目盛 10…薄肉側端縁 11…マンホール用間隙ゲージ 12…マンホール用間隙測定目盛 13…厚肉側端縁 14…片流れ面 15…ハンドホール用間隙ゲージ 16…ハンドホール用間隙測定目盛 α…段差 β…間隙

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が長手方向に均等な片流れ勾配を有す
    る定規において、 前記定規の一方の側縁に形成された直線側縁と、 前記定規の他方の側縁に形成され、かつ曲率がマンホー
    ル受枠の開口部内周面の曲率と略同一であり、円弧の両
    端を結ぶ線の方向が長手方向と略同一である円弧側縁
    と、 前記円弧側縁に沿う上面にマンホール鉄蓋上面とマンホ
    ール受枠開口部上面とのマンホール用段差測定目盛を付
    したマンホール用段差ゲージと、 前記直線側縁に沿う上面にハンドホール鉄蓋上面とハン
    ドホール受枠上面とのハンドホール用段差測定目盛を付
    したハンドホール用段差ゲージと、 前記円弧側縁の法線方向に切断した前記定規の薄肉側端
    縁に沿う上面にマンホール鉄蓋とマンホール受枠とのマ
    ンホール用間隙測定目盛を付したマンホール用間隙ゲー
    ジと、を有する、 ことを特徴とする鉄蓋点検ゲージ。
  2. 【請求項2】定規の厚肉側の端縁は、ハンドホール用段
    差ゲージの直線側縁に対して直角方向に切断され、当該
    切断方向に沿う上面が薄肉斜切の片流れ面に形成され、
    当該上面の切断方向にハンドホール鉄蓋とハンドホール
    受枠とのハンドホール用間隙測定目盛を付したハンドホ
    ール用間隙ゲージを有する、 ことを特徴とする請求項1に記載の鉄蓋点検ゲージ。
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JPH04109304U JPH04109304U (ja) 1992-09-22
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