JPS5846989B2 - 貯蔵タンク底板等の取替工法 - Google Patents

貯蔵タンク底板等の取替工法

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JPS5846989B2
JPS5846989B2 JP3209878A JP3209878A JPS5846989B2 JP S5846989 B2 JPS5846989 B2 JP S5846989B2 JP 3209878 A JP3209878 A JP 3209878A JP 3209878 A JP3209878 A JP 3209878A JP S5846989 B2 JPS5846989 B2 JP S5846989B2
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JP
Japan
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bottom plate
tank
side plate
tank body
plate
Prior art date
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Expired
Application number
JP3209878A
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English (en)
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JPS54124537A (en
Inventor
久輝 桜井
照敏 藤崎
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Sankyu Inc
Original Assignee
Sankyu Inc
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Publication date
Application filed by Sankyu Inc filed Critical Sankyu Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は貯蔵タンクにおいて底板あるいはこの底板に接
続された側板などの取替えを行なう工法に関する。
一般に、貯蔵タンクの底板及び側板の一部は、(1)貯
蔵液、油中の腐蝕性物質(沈滞物)による底板表面の腐
蝕による老朽化、(2)基礎砂中の塩素外による底板裏
面の孔蝕、(3)底板外周辺部分と基礎面の小さい間隙
への雨水の侵入による腐蝕、(4)側板下部(約鋼板一
部分)に多発する腐蝕、などの理由により取替える必要
がある。
この取替え作業をするに当り、従来は取替え部分のみ現
地で取替えるため、特に底板等のタンク内取込み及び配
列、取出し作業はタンクの天井などから相吊りにより行
なっており、技術的に相当困難であるばかりでなく、作
業日数も多くを要し、取替え費用を多大に要する欠点が
ある。
本発明の目的は、高度の技術を必要とせず、安全かつ確
実に作業をすることができる貯蔵タンク底板等の取替工
法を提供するにある。
本発明は、タンク本体をジヤツキアップした状態で、所
定の大きさに切断されたタンク底板等をタンク内部に設
置された旋回梁に取付けられた吊上げ機構で新たな部材
に取替えるようにして前記目的を達成しようとするもの
である。
以下、本発明の工法を図面に基づいて説明する。
第1図はタンク全体を示す概略断面図で、基礎砂1上に
はタンク本体2が設置されている。
このタンク本体2は底板3を有し、この底板3の周縁に
は側板4が立設され、この側板4の上端には天井補強梁
5を有する天井6が取付けられ、この天井6の中央部と
前記底板3の中央部とにはタンクセンターポール7が設
けられている。
このようなタンクの底板3及び側板4のうち最下部の鋼
板一部分(−膜外)の側板の取替え作業をするには、1
ず第2図に示されるように、タンク本体2の側板4の外
周の所定位置に二条の補強リング8を該側板4の全周に
わたって溶接し、これらの補強リング8間の複数個所に
側面台形のジヤツキ受9を溶接して取付ける。
一方、タンク内においては、第7図に示されるようにセ
ンターポール7の下部と側板4の所定位置例えば天井6
との接合面及び前記補強リング8の内側面との間に、途
中にターンバックル10を有するワイヤからなるセンタ
ーポール振止め部材11を複数本取付ける。
次に、前記ジヤツキ受け9に対向して載置台12上にの
せられたジヤツキ13を位置させ、このジヤツキ13を
作動させてタンク本体2を所定量持ち上げる(第2,3
図参照)。
この状態で第4図で示されるように、ジヤツキ13の両
側において載置台12とジヤツキ受け9との間にコ字型
鋼あるいはL字型鋼からなる支え金14を溶接する。
昔た各ジヤツキ13の中間位置において、基礎上にコ字
型鋼あるいはL字型鋼からなる支え足15を立設しく第
5図参照)、この支え足15の上部を側板4に溶接する
次いで、センターポール1の下部を切断するとともに、
取替えが必要な底板3及び側板4を切断する。
この際、底板3は、後述する吊上げ機構により吊出せる
大きさに油断して各切断片を二、三個所に1とめておく
次に、第6〜9図に示されるように、側板4の内壁の複
数個所に複数の支持腕16を取付け、この支持腕16の
先端部に円環状のガイドレール17を固着する。
また、タンク本体2の中央部に梁ベース18を設置し、
この梁ベース18上に支持梁19を有する支柱20を立
設する。
この支柱20の上端部には前記センターポール7の下端
部を固着するとともに、途中には台座21を固着する。
この台座21の上面にはスラストベアリング22を載置
するとともに、このスラストベアリング22には前記支
柱20に内端を旋回自在に支持された旋回梁23の内端
下面を当接させるこの旋回梁23の外端部は上方に2字
状に折曲され、この先端部にはローラ24が回転自在に
支持され、このローラ24は前記ガイドレール17に当
接するようにされている。
捷た、この旋回梁23の外端立上り部にはヒンジ部25
を介して延長梁26が接続され(第10図参照)、この
延長梁26はタンク本体2の外方に1で突出するように
されている。
この際、延長梁26を伸長させうるように第9図の寸法
lの部分の1細板4の下部を切り開いておく。
寸た、旋回梁23の取付は後に、第6図に示されるよう
に旋回梁23の下面に掻きならし板27を取付け、基礎
砂1の表面を中央がやや高くなるように一定勾配をつけ
てならしておく。
次に前記旋回梁23およびこの旋回梁23に取付けられ
た延長梁26上を移動可能な吊上げ機構28を取付ける
この吊上げ機構28は例えばトロリー、チェーンブロッ
クなどにより構成されている。
吊上げ機構28の取付けが終ると旋回梁23を旋回させ
て切断底板3Aの取出しを行なうが、この際旋回梁23
の外端部に取付けられた延長梁26が側板4に当接する
ので、タンク本体2の内側で旋回梁23を旋回させる場
合は延長梁26をヒンジ部25から第10図に示される
ように折り曲げて行なう。
すなわち、タンク本体2内に前取って二、三個所に1と
められている切断底板3Aの位置に、延長梁26を折り
曲げた状態で旋回梁23を移動させ、吊上げ機構28で
一枚づつ吊上げ、再び旋回梁23を旋回させて切断底板
3Aを取出すために切り開いた側板の部分すなわち、第
9図中寸法lで示される部分に旋回梁23を移動させ、
次いで延長梁26を伸長させてこの延長梁26の部分に
吊上げ機構28を移動させ、切断底板3Aを取出す。
このようにして順次切断底板3Aの取出しを完了すると
、新たな底板3となる部材を吊上げ機構28により吊上
げ旋回梁23の内側に移動させ、さらに延長梁26を折
りただんだ状態で旋回梁23を所定位置捷で旋回させて
新たな底板3の敷き込みを行なう。
この際、新たな底板3の各部材間には溶接施工のため一
定の基準寸法の間隙をとって組み入れる(第11図参照
)。
この新たな底板3の敷き込みが完了すると、旋回梁23
を分解撤去するとともに、支柱20並びにガイドレール
17の分解撤去も行なう。
また、新たな側板4を敷き込みが完了した底板3の外周
に位置させる。
次に、完全溶接する時の歪みを防止するため仮付治具(
ストロンバック)29を第11図に示す□ように各底板
3間に取付ける。
この状態で第10図参照号Aで示す底板3の縦方向の溶
接を行ない、次いで符号Bで示す底板3の横方向の溶接
を中央部分より行なって底板3の全面溶接を完了する。
この底板3の全溶接完了後、予め仮付治具30で仮溶接
された新たな側板3間を第10図参照号Cで示される側
板4の縦方向に沿って溶接する。
続いて第10図参照号りで示される新たな側板4の上部
とタンク本体2側の側板4の下部との横方向の溶接を仮
付治具31を用いて行なう。
この際、新たな側板3は適当な部材で吊ってネ・き、溶
接する。
ついで、ジヤツキ13の支え金14および支え足15を
取りはずし、ジヤツキ13を操作してタンク本体2を降
ろし、新たな側板4の円周部とタンク本体2側の側板4
との円周部とを合わせる。
最後に側板4の最下部と底板3との溶接を行なう。
これらの溶接作業の完了後、ジヤツキ受け9および補強
リング8の分解撤去をする。
なお、側板4の溶接時には、旋回梁23に取付けられた
延長梁26を伸張させるために切開いた箇所も溶接する
ことは勿論である。
筐た、ジヤツキ13の下降操作は、ジヤツキアップ時の
高さに関係するが、側板3の溶接前に行なうこともある
上述のようは本実施例によれば、従来のように底板など
を天井から相吊りするというような技術的に困難な方法
を用いることなく容易に底板3等の取替え作業を行なう
ことができる。
t′k、この取替作業において支柱20を中心として旋
回する旋回梁23を用いるとともに、この旋回梁23の
外端に延長梁26を折り曲げ可能に設け、さらにこの旋
回梁23と延長梁26とにわたって移動可能な吊上げ機
構28を用いているから、底板3の取出しおよび組込み
作業が極めて安全かつ容易にできる。
次に第12図および第13図は本発明の他の実施例を示
すもので、タンク本体2にタンクセンターポール7がな
い場合の実施例である。
この実施例においては支柱20の設置時に、該支柱20
の上端部に固着した吊金具32と、タンク本体2の側板
4の外周に固着された補強リング8の裏面の円周上に数
個所設けられた金具33とを途中にターンバックル34
を有するワイヤ35で張力調整しながら固定する以外は
、前記実施例と全く同様に作業するものである。
ここにおいて、前記実施例と同一もしくは相当構成部分
は同一符号を用い説明を省略した。
なお、前記各実施例に訃いて、タンク本体2の底板3の
切断作業はタンク本体2のジヤツキアップ後に限らずジ
ヤツキアップに先立って行なっても良い。
また、前記実施例における底板3及び側板4の溶接工程
は溶接順序を前後させても良い。
さらに、旋回梁23と延長梁26とは折り曲げ可能に設
けるものに限らず上下方向の差し込み式などにして容易
に取付け、取りはずしかできる構造としても良い。
上述のような本発明によれば、底板等のタンク天井から
の相吊り等をすることなく、安全かつ容易に底板等の取
替え作業をすることができるといえ効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は貯蔵タンクの全体構造を示す概略断面図、第2
図は本発明に係る取替工法を実施する初期の段階を示す
タンクの外側正面図、第3図はジヤツキ部分の拡大側面
図、第4図は支え全取付は時のジヤツキ部分の拡大正面
図、第5図は支え足の拡大側面図、第6図は旋回梁の取
付時を示す説明図、第7図は底板の搬送開始可能時に釦
けるタンク全体を示す概略断面図、第8図は底板の取出
作業を示す説明図、第9図は第8図のN−IX線に沿う
矢視概略断面図、第10図は第8図におけるX部の折り
曲げ状態の斜視図、第11図は溶接作業の状態を示す説
明図、第12図は本発明の他の実施例を示す概略断面図
、第13図は第12図の■−■線に沿う矢視概略断面図
である。 2・・・・・・タンク本体、3・・・・・・底板、4・
・・・・・側板、8・・・・・・補強リング、9・・・
・・・ジヤツキ受け、13・・・・・・ジヤツキ、15
・・・・・・支え足、17・・・・・・ガイドレール、
20・・・・・・支柱、23・・・・・・旋回梁、24
・・・・・・ローラ、25・・・・・・ヒンジ部、26
・・・・・・延長梁、28・・・・・・吊上げ機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 タンク側板外面に設置された側板撓み防止補強リン
    グとジヤツキ受けとを介してジヤツキでタンク本体を持
    上げ、この状態でタンク側板に支え足を設置し、このタ
    ンク本体のジヤツキアップ後あるいはジヤツキアップに
    先立ってタンクを構成する底板あるいは底板に接続され
    た側板等の取替部材の切断を行ない、側板内面円周に設
    置されたガイドレールに外端側に案内支持されるととも
    にタンク内部に設置された支柱に内端側を旋回可能に支
    持された梁を設置し、この梁に設けられた移動可能な吊
    上げ機構で前記取替部材の移動及び吊上げ、吊降しを行
    ない新たな部材に取替えて再配置し、溶接接合すること
    を特徴とする貯蔵タンク底板等の取替工法。
JP3209878A 1978-03-20 1978-03-20 貯蔵タンク底板等の取替工法 Expired JPS5846989B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3209878A JPS5846989B2 (ja) 1978-03-20 1978-03-20 貯蔵タンク底板等の取替工法

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JP3209878A JPS5846989B2 (ja) 1978-03-20 1978-03-20 貯蔵タンク底板等の取替工法

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Publication Number Publication Date
JPS54124537A JPS54124537A (en) 1979-09-27
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ID=12349409

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JP3209878A Expired JPS5846989B2 (ja) 1978-03-20 1978-03-20 貯蔵タンク底板等の取替工法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11045968B2 (en) * 2017-01-27 2021-06-29 Meinan Machinery Works, Inc. Knife assembly

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11045968B2 (en) * 2017-01-27 2021-06-29 Meinan Machinery Works, Inc. Knife assembly

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JPS54124537A (en) 1979-09-27

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