JPS5846707Y2 - ドレツサ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、洗面と化粧との両用に使用することができる
洗面化粧台、すなわちドレッサーに関するものである。

洗面したり、スツールに座って化粧をしたりすることが
できるドレッサーと称する洗面化粧台は従来から知られ
ている。

しかしながら、従来のドレッサーは下記のような欠点を
有していた。

（１）化粧用鏡がカウンターの奥の垂直壁部に洗面胴鏡
と同じ垂直面内に位置するように取付けられているため
に、スツールに座って化粧をする際に化粧用鏡が顔面か
ら遠過ぎて、メークアップのようなテ゛リケードな作業
の際には手鏡などを使用しないと満足できるメークアッ
プができなかった。

（２）そのような不都合を避ける手段としてカウンター
の洗面器が取付けられていない部分の奥行きを狭くして
顔を化粧用鏡に近付は得るようにしたものもあるが、こ
の場合にはカウンターの奥行が狭いので、スツールに座
って顔を化粧用鏡に近付けようとするとカウンターの下
側のキャビネット部分の壁に脚が当って無理な姿勢にな
るばかりでなく、カウンターか狭いために多くの化粧品
をカウンターに置くことができないという不便があり、
更にまたカウンターの洗面器が取付けられていない部分
だけ奥行を狭くするとカウンターを造る際の加工が煩雑
となり製作費が高くなるという不利益があった。

本考案は、従来のドレッサーの上記のような欠点を除去
して、スツールに座ってメークアップなどのデリケート
な化粧も容易に行うことができ、しかも化粧品類の置き
場所も広くとれ、使用しやすいドレッサーを提供するこ
とを目的とするものである。

本考案に従えば、上記目的を達成するために、カウンタ
ーの奥に設けられている洗面胴鏡および化粧用鏡取付は
用の垂直壁部におけるスツールに座ったドレッサー使用
者の顔面と対向する部分を洗面用鏡取付は部分の垂直面
よりも前方に突出させて、その突出部分の前面に化粧用
鏡を取付けることによって使用者の顔面に可及的に近接
させて化粧用鏡を位置せしめたものである。

すなわち、本考案のドレッサーは、洗面器を片方に寄せ
てカウンター上に配置し、前記カウンターにおける洗面
器が取付けられていない部分の下側に空間部を設け、カ
ウンターの奥に設けた垂直壁部には洗面器が無い側に物
品収納用ボックスを前方に突出させて取付け、その前面
下部に化粧用鏡を設け、上記空間部に着座した時にその
使用者の顔面と化粧用鏡とが近接し相対向できるように
した構成をその要旨とするものであって、このような特
殊な構成に基いて、ドレッサー使用者がスツールに座っ
た時に化粧用の鏡は使用者の顔面に近接して位置してい
るので、手鏡などを使用する要なしに、しかも栗な姿勢
でメークアップのようなテ゛リケードな化粧を行うこと
ができ、しかも物品収納用ボックス前面と、カウンター
上面との間に化粧品等が置ける空間を持たせているため
化粧する時の化粧品等の置き場所が広くとれ化粧をしや
すくしたもので使用にも便利な効果も併有している。

次に、添付図面を参照して本考案のドレッサーの一実施
例について説明する。

図面の第１図および第２図は本考案に係るドレッサーの
実施例を示すもので、図面において１はカウンター、２
は一側に片寄せて上記カウンター上に取付けられた洗面
器、３は洗面用鏡、４は化粧用鏡、５は化粧用鏡取付は
部の上方に設けられる物品収納用ボックス、６はカウン
ターの洗面器が取付けられていない部分の下方のキャビ
ネット部分を奥に引込めてカウンターの下側に形成され
たスツールまたはスツールに座ったドレッサー使用者の
下半身、特にその膝および脚部を入れるための空間部、
７はスツールをそれぞれ示している。

本考案を実施したドレッサーにあっては、図面から容易
に解るように、カウンター１の奥に設けられた垂直壁部
におけるスツールに座った使用者の顔面と対向する部分
を、可及的に使用者の顔面に近接させるように、洗面用
鏡３が取付けられる物品収納用ボックス５を前方に突出
させて、この物品収納用ボックス５の前面下部に化粧用
鏡４を取付けるものである。

所望ならば、化粧用鏡４を取付ける突出部分の上方には
化粧用鏡４の面と略同−垂直面内に前表面を有する物品
収納用ボックス５を設けることができる。

また化粧用鏡取付は用の突出部分にも物品収納用ボック
スを設けてその前面扉に化粧用鏡を取付ければ空間を有
効に利用することができる。

上記の説明から明らかなように、本考案のドレッサーに
よれば、洗面、手洗いはもちろんのこと、女性の化粧、
それもメークアップのようなテ゛リゲートな作業を要す
る化粧までも、スツールに座った楽な姿勢で、手鏡など
の助けを借りないで容易に行うことができる。

そして、カウンターの奥行を特に狭める必要がないので
、カウンター上に多くの化粧品を置くことができ、物品
収納用ボックスは、洗面や化粧時に使用する種々の器具
などをボックス内に収容することができて大変便利であ
る。

【図面の簡単な説明】

図面の第１図は本考案に係るドレッサーの一実施例を示
す斜視図、第２図は第１図のドレッサーを同図Ｉ−Ｉ線
の位置から矢印の方向に覆た側面図である。 図において、１：カウンター、２：洗面器、３：洗面用
鏡、４：化粧用鏡、５：９Ｉ品収納用ボックス、６：カ
ウンターの下側の空間部、７：スツール。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 洗面器を片方に寄せてカウンター上に配置して取付け、
   カウンター下部にはキャビネットを設けると共に、前記
   カウンターにおける洗面器が取付けられていない部分の
   下側はキャビネットを後部にずらして空間部を設けてカ
   ウンター下方の空間部に着座した使用者の脚部が入るよ
   うにし、かつカウンター上の後部に設けた立上り壁部の
   洗面器がない側には奥行のある物品収納用ボックス前面
   をカウンター」二面との間に化粧品等を置ける空間を持
   たせて前方へ突出させるようにして同収納ボックス背面
   下部を取付け、同物品収納用ボックス下部の前面には化
   粧用鏡を設け、着座した使用者の顔面と化粧用鏡とが近
   接し、相対向できるようにしたことを特徴とするドレッ
   サー