JPS5846237Y2 - 可変型ブラインドの操作機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、多数の水平のスラットを上下に間隔を隔てて
並行に配置し、その１つおきのスラットの第１の組を第
１のラダーコードにより支持し、他の１つおきのスラッ
トの第２の組を第２のラダーコードにより支持し、第１
のラダーコードと第２のラダーコードを上下方向に相対
的に移動させることによって、第１の組のスラットを、
第２の組のスラットの上側に密接する位置と下側に密接
する位置との間に移動させるようにした可変型ブライン
ドに関するもので特に、このような可変型ブラインドの
操作機構に関するものである。

この型式のブラインドは、スラットの第１の組と第２の
組の色彩、模様等を変えることによって、これらのスラ
ットの第１の組と第２の組を相対的に上下に移動させる
ことによりブラインド全体の外観をガラツと変更させる
ことのできる画期的なブラインドである。

例えば、第１の組と第２の組のスラットの色彩を異なる
ものとしておくと、ブラインドの閉じた状態において、
第１の組のスラットが第２の組のスラットの上にある時
には、ブラインド全体が第１の組のスラットの色彩とな
り、逆に第２の組のスラットが第１の組のスラットの上
に来るとブラインド全体が第２の組のスラットの色彩と
なる。

第１および第２の組のスラットの表裏をそれぞれ別異の
色彩としておくと、スラットの傾動操作による変化も含
めてブラインドの色彩は４色に変化する。

また、第１の組のスラットの表を黒色、裏を白色とし、
且つ第２の組のスラットの表を白色、裏を黒色とすると
、第１および第２の組のスラットの相対的移動によって
、全体的に白色のブラインドにしたり、全体的に黒色の
ブラインドにしたりすることができる。

本考案は、このような可変型ブラインドを操作する機構
に関するもので、簡単な操作で第１および第２のスラッ
トの相対連動を生じ、すなわち、ブラインドの外観の切
替をすることのできる操作機構を提供するもので、ブラ
インドのヘッドボックス内にブラインド傾動操作用の傾
動軸を、回動および軸方向移動可能に設置し、この傾動
軸上に、これと共に回転されるように傾動ドラムを設置
し、上記の第１のラダーコードの上端部を該傾動ドラム
上に固定すると共に、上記のラダーコードの上端部を、
該傾動ドラム上に設けたガイドを周ぐって軸方向にのば
し、その先端部を該傾動軸上に固定し、且つ該傾動軸を
軸方向に移動させる移動機構を設けたことを特徴とする
ものである。

以下、図面に示す実施態様について本考案を説明する。

図中、１はブラインドのヘッドボックス、２はブライン
ドの傾動操作をする傾動軸、３はブラインドのスラット
を示す。

スラットは水平に支持され、上下に間隔を隔てて並行に
配置される。

その１つおきのスラット３ａを第１の組とし、これを第
１のラダーコード４ａにより支持し他の１つおきのスラ
ブ）３ｂを第２の組としてこれを第２のラダーコード４
ｂによって支持する。

この第１のラダーコード４ａと第２のラダーコード４ｂ
を上下に相対的に移動させることにより第１の組のスラ
ブ）３ａを、第２の組のスラット３ｂの上側に密接する
位置と、その下側に密接する位置との間に移動させるこ
とができる。

本考案は、このような第１のスラット３ａと第２のスラ
ブ）３ｂとを相対的に移動させる操作機構を提供するも
のである。

本考案操作機構は、ブラインドのヘッドボックス１内に
、ブラインド傾動操作用の傾動軸２を、回動および軸方
向移動可能に設置し、この傾動軸上に、これと共に回動
されるように傾動ドラム５を設置し、上記の第１のラダ
ーコード４ａの上端部を、該傾動ドラム５上に固定６す
ると共に、第２のラダーコード４ｂの上端部を、該傾動
ドラム５上に設けたガイド７を周ぐって軸方向にのばし
、その先端を該傾動軸２の上に固定する。

図示の実施態様においては、傾動ドラム５に対して抜差
自在に嵌合するドラム８が設けられ、このドラム８は止
ネジ９によって傾動軸２上に固定され、このドラム８上
に設けられた止具１０に、該ラダーコード４ｂの先端が
とりつけられる。

上記の傾動軸２を軸方向に移動させる移動機構が設けら
れ、図示の実施態様においては、この移動機構は、傾動
軸２の端に形成されたネジ１１と、これにかみ合うナツ
ト１２と、このナツトを回転する操作コード１３より成
る。

しかし、この移動機構は任意のものでよい。

本考案操作機構においては、操作コード１３等の適当な
手段によって傾動軸２を軸方向に移動させることによっ
て、傾動軸２は第１図イに示す位置と第１図口に示す位
置との間に移動でき、すなわち、ドラム８はドラム５に
嵌合する位置と、これから離れた位置との間に移動し、
これに伴って、ラダーコード４ｂを昇降して、スラット
３ｂを、スラブ）３ａの上に密接する位置（第１図イに
示す位置、第２図で実線で示す位置）とスラブ）３ａの
下に密接する位置（第１図口に示す位置、第２図で鎖線
で示す位置）との間で動かすことができる。

上述のように、本考案は、傾動軸を軸方向に移動させる
ことによって、第１の組と第２の組のスラットの相対的
移動を生ずることができて、ブラインドの外観を極めて
簡単に瞬時に変更させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図イ９口は本考案の操作機構を示す側面図、第２図
は第１図のＩＩ −ＩＩ線における断面図である。 １・・・・・・ヘッドボックス、２・・・・・・傾動軸
、３・・・・・・スラット、４・・・・・・ラダーコー
ド、５・・・・・・傾動ドラム、６・・・・・・固定部
、７・・・・・・ガイド、８・・・・・・ドラム、９・
・・・・・止ネジ、１０・・・・・・止具、１１・・・
・・・ネジ、１２・・・・・・ナツト、１３・・・・・
・操作コード。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 多数の水平のスラットを上下に間隔を隔てて並行に配置
   し、その１つおきのスラットの第１の組を第１のラダー
   コードにより支持し、他の１つおきのスラットの第２の
   組を第２のラダーコードにより支持し、第１のラダーコ
   ードと第２のラダーコードを上下方向に相対的に移動さ
   せることによって、第１の組のスラットを、第２の組の
   スラットの上側に密接する位置と下側に密接する位置と
   の間に移動させるようにした可変型ブラインドを操作す
   る機構において、ブラインドのヘッドボックス内に、ブ
   ラインド傾動操作用の傾動軸を、回動および軸方向移動
   可能に設置し、この傾動軸上に、これと共に回動される
   ように傾動ドラムを設置し、上記の第１のラダーコード
   の上端部を該傾動ドラム上に固定すると共に、上記の第
   ２のラダーコードの上端部を、該傾動ドラム上に設けた
   ガイドを周ぐって軸方向にのばし、その先端部を該傾動
   軸上に固定し、且つ該傾動軸を軸方向に移動させる移動
   機構を設けたことを特徴とする可変型ブラインドの操作
   機構。