JPS5845744B2 - 画像入力装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、伝票またはカード等に記録された文字、記号
、図形などの情報を読み取ってこれをコンピュータ等の
中央処理装置へ入力させる画像入力装置に関する。

画像入力装置は一般に上記のようなカードに記録された
情報を光学系装置と光電変換素子とによって画素に分解
して読み取り且つ電気信号に変換して出力する。

情報（または画像）の読取りはカードまたは光電変換素
子を相対的に走査させて行なう。

この場合、両者の機械的制御ならびに電気的制御に高度
の同期性が要求される。

また、画像入力装置は例えば銀行の窓口で出金伝票の印
鑑、照合等のための末端入力装置として使用されること
が多く、小形化および軽量化ならびに保守点検等の容易
性が要求される。

従って本発明の目的は、かかる要求に鑑み、構造が簡単
で信頼性が高く、しかも小形で且つ軽量のすぐれた画像
人力装置を提供することにある。

本発明による画像入力装置は、上記の目的を遠戚するた
めに、複数の光電変換素子をライン状に並べた光電変換
器（ラインセンサー）と、カードの情報を前記光電変換
器へ投影させる光学系装置と、前記光電変換器を電気的
に駆動して情報画像の主走査を行なわせるための駆動回
路（ラインセンサードライバ）と、前記光電変換器を情
報画像の副走査方向へ等速運動させるためのカム駆動機
構と、前記充電変換器駆動回路を制御して光電変換器の
走査範囲を設定する第一カムスイッチ機構と、前記カム
駆動機構の作動を制御する第二カムスイッチ機構とから
構成しである。

すなわち、本願発明は光電変換器による情報画像操作の
制御における同期性をカム機構によって機械的に制御す
るようにしたものであり、構造が簡単で小形化が可能で
あり、しかも信頼性が高い。

本発明の好ましい一実施例によれば、上記カム駆動機構
を前記光電変換器に作用する第一カムとこれを駆動する
同期モータとで構成し、上記第一カムスイッチ機構を前
記光電変換器駆動回路中に接続したスイッチとこのスイ
ッチに作用する第二カムとで構成し、更に上記第二カム
スイッチ機構を前記同期モータの駆動回路中に接続した
スイッチとこのスイッチに作用する第三カムとから構成
し、上記第一カム、第二カムおよび第三カムを上記同期
モータの共通の回転軸に固着した構造としである。

これによれば画像入力装置の制御の確実な同期性を得る
ことができ、しかも構造が簡単で小形化が可能である。

以下、本発明につき添付図面を参照し実施例にもとづい
て詳細に説明する。

本発明による画像入力装置の一実施例の内部構造を第１
図および第２図にそれぞれ側面図および平面図で示しで
ある。

この実施例は銀行の窓口などで手軽に使用するようにし
たハンディ−型の装置であり、バンドル１の付いたボッ
クス形の構造を有する。

ハウジング２の底壁にはカード読取窓２ａがおいており
、その近くの側壁には確認窓２ｂが設けである。

ハウジング２内には読取窓２ａに近接させてシャドー付
きのランプ３が設けてあり、カードＡの情報画像は反射
鏡４により室内中央の隔壁に取り付けたレンズ５を通し
て光電変換器（ラインセンサー）ＬＳに投影される。

光電変換器ＬＳは第２図に示すように多数（画像の所要
の分解画素数に等しい）の光電変換素子を水平方向（主
走査方向）へ並べた構造であり、プリント基板７に搭載
しである。

光電変換器ＬＳによる画像の主走査は後述するように駆
動回路（ラインセンサードライバ）によって電気的に制
御される。

画像の副走査は光電変換器ＬＳを第１図において鉛直方
向へ移動させて行なう。

このため、プリント板７をスライダ８に取り付け、スラ
イダ８をブラケット１０に固着の２本のガイドビン９
ａ ｔ９ｂに沿って摺動可能に設けである。

光電変換器ＬＳによる画像走査は以下のような制御装置
によって制御される。

すなわち、ブラケット１０の下側に例えばシンクロなど
の等速回転同期モータＭを設け、それの回転軸１１には
３つのカムＣ１，Ｃ２，Ｃ３が固着しである。

第一カムＣ１は第１図に示すように水平部と直線傾斜部
とからなる作用面を有し、前述のスライダ８に固定した
カムフォロアー１２と協働するようにしである。

スライダ８にはまた戻しばね１３を掛けである。

モータＭが矢印方向へ３６０度回転するとスライダ８従
っては光電変換器ＬＳはガイドビン９ａ、９ｂに沿って
第６図イに示すような往復運動をする。

第二カムＣ２および第三カムＣ３はそれぞれ近接位置に
設けたリミットスイッチ等の第一スイッチ５ｗ１ｇよび
第二スイッチＳＷ２と協働するようにしである。

第二カムＣ２の形状はモータの３６０度回転によって第
一スイッチＳＷ１が第６図口に示すような開閉動作を行
なうように選定しである。

すなわち第一スイッチＳＷ１は光電変換器ＬＳが等速上
昇運動をする範囲Ｒ（第６図参照）の間だけ接点が閉じ
て「ＯＮ（オン）」の状態となるようにしである。

後述するようにこの第一スイッチＳＷ１の開閉動作によ
り光電変換器ＬＳの駆動回路が制御される。

次に第三カムの形状はモータの３６０度回転によって第
二スイッチＳＷ２が第６図ハに示すような開閉動作を行
なうように選定しである。

後述するようにこの第二スイッチＳＷ２の開閉動作によ
り同期モータＭの駆動が制御される。

上記の制御装置の制御系統を第３図に示しである。

第６図では機械的制御系統を点線で示し、電気的制御系
統は実線で示しである。

図において同期モータＭ１第一カムＣ１、第二カムＣ２
、第三カムＣ３が機械的制御部ＭＣを構成する。

光電変換器ＬＳは駆動回路ＬＳＤに接続されている。

駆動回路ＬＳＤはゲート回路ＧＣと駆動パルス発生回路
ＰＧとを有し、前述のプリント板７に配線されている。

ゲート回路ＧＣからゲ゛−ト信号が出力されると光電変
換器ＬＳが駆動される。

ゲート回路ＧＣの構成例を第４図に示しである。

この回路はスタートクロックＳＣ１メモリーＭＥ、 ク
ロックＣ１リセットＲ８等を有し、第一スイッチＳＷ１
が「ＯＮ」になるとゲート信号を出力するように構成さ
れている。

第二スイッチＳ前２はモータ駆動回路ＭＤに接続されて
おり、その構成例を第５図に示しである。

この回路では第二スイッチＳ前２と始動スイッチＳＷｏ
とをモータに対して並列に接続しである。

ナオ、始動スイッチＳＷｏは第１図に示すようにバンド
ル１に設けである。

始動スイッチＳＷｏを押すとモータＭが作動し、モータ
Ｍの作動により第三カムが回転するので第二スイッチＳ
前２が閉じられ、手動スイッチＳＷ。

を解除してもモータＭは引き続き駆動される。

第３図に示すように、光電変換器ＬＳの出力端はバッフ
ァメモリーＢＭおよびコンピュータインターフェイスＣ
ＩＦを介してコンピュータ（図示せずへ接続されている
。

次に上記の画像入力装置の作用について説明する。

まず、読み取るべきカードＡを読取窓２ａにセットする
。

次にバンドル１の始動スイッチＳＷｏを押すとランプ３
が点灯し且つモータＭが始動する。

この結果第一カムＣ１、第二カムＣ２、第三カムＣ３が
同時に回転し、光電変換器ＬＳ。

第一スイッチＳＷ１、第二スイッチＳ前２はそれぞれ第
６図イ２０、八に示すような動作をする。

すなわち、光電変換器ＬＳは第一カムＣ１と戻しばね１
３の作用によりモータ始動後一定の過渡時間経過後に範
囲Ｒ間を等速上昇運動し、その後水平運動を経て下降運
動に転じ、モータの回転角度Ｑが３６０度に達すると原
位置に復帰する。

一方、第一スイッチＳＷ２は光電変換器ＬＳの上昇運動
範囲Ｒの間はｒＯＮＪの状態にあり、従って前述したよ
うに光電変換器ＬＳは駆動回路ＬＳＤにより駆動されて
主走査を行なう。

すなわち光電変換器ＬＳの走査範囲は範囲Ｒであり、こ
の間に情報画像は画素に分解されて読み取られると同時
に電気信号に変換される。

この画素信号は前述したバッファメモリーＢＭに一旦記
憶され、コンピュータインターフェイスＣＩＦを介して
コンピュータへ送られる。

モータＭが３６０度回紙回転と、第二スイッチＳ前２は
第三カムＣ３の作用により１−ＯＦＦ（オフ）」となり
、モータＭの駆動が停止され、次の情報読取りに備えら
れる。

なお、第６図において情報取読サイクル（すなわちモー
タＭの３６０度回紙回転うち走査範囲Ｒ以後の部分は光
電変換器ＬＳが原位置に復帰するために必要な時間であ
り、その間では情報読取りは行なえない。

従ってこの期間はランプ３を点灯させておくことは無駄
であるから、第一スイッチＳＷ１を利用してランプ３を
消灯するかまたは装置がまだ次の情報読取りの準備がで
きていないことを警報するためにその光度を下げて点灯
させておく等の工夫を施こすことも可能である。

以上の説明から明らかなように、本発明の画像入力装置
は情報読取りのための同期制御をカム機構により機械的
に行なうようにしたものであり、高い信頼性が得られる
。

また構造も非常に簡単であり、小形化および軽量化が図
れ、保守点検時の取扱いも容易であり、極めて実用性の
高い装置であると云える。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はそれぞれ本発明による画像入力装
置の一実施例の内部構造を示す側面図および平面図、第
３図は上記の画像入力装置の制御系統図、第４図は光電
変換器駆動回路のゲート回路図、第５図はモータ駆動回
路図、第６図はモータ回転角に対する光電変換器、第一
スイッチおよび第二スイッチの作動を示す線図である。 図において、１・・・・・・バンドル、２・・・・・・
ハウジング、３・・・・・・ランプ、４・・・・・・反
射鏡、５・・・・・・レンズ、７・・・・・・プリント
板、８・・・・・・スライド、９ａ、９ｂ・・・・・・
ガイドビン、１０・・・・・・ブラケット、１１・・・
・・・回転軸、１２・・・・・・カムフォロアー、１３
・・・・・・戻しばね、Ａ・・・・・・カード、ＬＳ・
・・・・・光電変換器、Ｃ１・・・・・・第一カム、Ｃ
２・・・・・・第二カム、Ｃ３・・・・・・第三カム、
ＳＷｏ・・・・・・始動スイッチ、ＳＷｌ・・・・・・
第一スイッチ、ＳＷ２・・・・・・第二スイッチ、Ｍ・
・・・・・モータ、ＭＤ・・・・・・モータ駆動回路、
ＬＳＤ・・・・・・光電変換器駆動回路、である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 複数の光電変換素子をライン状に並べた光電変換器
   と、カードの情報を前記光電変換器へ投影させる光学系
   装置と、前記光電変換器を電気的に駆動して情報画像の
   主走査を行なわせるための駆動回路と、前記光電変換器
   を情報画像の副走査方向へ等速運動させるためのカム駆
   動機構と、前記光電変換器駆動回路を制御して光電変換
   器の走査範囲を設定する第一カムスイッチ機構と、前記
   カム駆動機構の作動を制御する第二カムスイッチ機構と
   を設けたことを特徴とする画像入力装置。 ２ 前記力４駆動機構を前記光電変換器に作用する第一
   カムとこれを駆動する同期モータとで構成し、前記第一
   カムスイッチ機構を前記光電変換器駆動回路中に接続し
   た第一スイッチとこれに作用する第二カムとで構成し、
   更に前記第二カムスイッチ機構を前記同期モーターの駆
   動回路中に接続した第二スイッチとこれに作用する第三
   カムとで構成し、上記第一カム、第二カムおよび第三カ
   ムを上記同期モータの共通の回転軸に固着したことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の画像入力装置。