JPS5845652A - 磁気テ−プ用テ−プガイドおよびその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気テープ装置における磁気テープを摺動させ
て案内するテープガイド、並びにその製造方法に関する
ものである。

磁気テープ装置の一例のとして、Ｖ　Ｔ　ＩＬのテープ
走行系を第１図に示す。第１図において、１１は磁気テ
ープ、１２．１３．１５．ｌ５ｉｌ固定テープガイド、
１４はシリンダヘッドの上シリンダ、１７は巻取リール
、１８は供給リール、１９はピンチローラ、２０はテー
プカセットである。テープガイド１３．１５とシリンダ
ヘッドの関係位置を第２図で斜視図で示ｔ〜である。第
２図において、２１は磁気ヘッド、２２は下シリンダで
ある。従来のテープガイド１３．１５は表面が平滑なス
テンレス丸棒が用いられ、第４図に示すようにテープガ
イド１３．１５はボス２５に固着され、テープ１１を摺
動させて案内している。

しかしながら、従来のテープガイドでは高湿度又は結露
時には摩擦係数は著し７く増大し、スティック・スリッ
プの発生を惹起［７、テープ走行の不案定化につながり
、ＶＴＲの画質、例えばジッタ、８Ｎ比、ドロップアウ
ト等、の低下の原因となる。

また、摩擦係数の増大はテープ張力の増大となり、摺動
によるテープ表面損傷を助長させる欠点があつだ。

本発明の目的は、上記した従来技術の欠点をなくし、磁
気テープベース面の損傷を低減し、磁気テープ走行の安
定性を向上させることができる磁気テープ用テープガイ
ドを提供するにある。

本発明による磁気テープ用テープガイドは、円周が小半
径の半円形凸部と半円形四部を連続して繰返す波形であ
る円形断面をなし、溶融アルミナ、ガラス又は石英ガラ
ス質の円筒体よりなることを％徴とするものである。

本発明による磁気テープ用テープガイドは、アルミナ、
ガラス又は石英ガラス母材をモリブデン。

タングステン等の側熱管内にて加熱溶融し、流体加圧手
段を操作し、該耐熱管内にアルゴン、窒素等のガスを注
入して該耐熱管内の出力を急激に高め、該溶融母材を、
円周が小半径の半円形凸部と半円形凹部を連続して繰り
返えす波形で、かつ、中壁形状を有するダイスより押出
し７、ローラにより急冷引抜きにより製造されるもので
ある。

本発明による磁気テープ用テープガイドの重要て表面あ
らさを適宜均一に大きくしてあり、これにより高湿度才
たけ結露時の水の存在に起因する水の粘性力、粘着力及
び水滴の変形力による原振係数の増大を防止１−でいる
ことである。即ぢ、第６図に示すように平らな磁気テー
プ１１と平径■ｔの球状のピン表面突起２４が接触し、
この接触部１こ水滴２３が付い′ｆＣ，場合を考えると
次のことがいえる。

テープ１１とビン表面の水の接触角を０と仮定し、図に
示すように曲率半径ｒのメニスカスが形成されるものと
する。突起の曲率半径ｌ（・に較べ、ｒが十分に小さけ
れば、水滴内の圧力は、水の表面張力を′ｒとすると、
周囲の圧力よりＴ／ｒだけ小さくなる。従って、液体の
／こまっているところ全体について、この力はπａ′手
に等しくなり、即ち、これが水滴による力となる。

才だ、ａ２−４几ｒ−４ｒ”であるが、ｒが十分に小さ
・ければａ２二４Ｒｒ″ｒ６る。よって水滴による粘着
力け４πＲＴとなる。

従って、表面あらさが小さいほど、表面突起の曲率Ｒは
大きくなるので水滴による粘着力が大きくなる。本発明
のテープガイドＶ：ｒｆｆ面が極めて平滑であり、小半
径の半円形突起と凹陥の連続しまた波形円筒形としであ
る為、表面あらさが適宜大きくなり、水滴による摩擦係
数の増大が防止される。

以下、本発明のテープガイドを実施例の図面に基づいて
詳述する。第５図は本発明のテープガイドの実施例の斜
視図、第６図はその部分断面図である。このテープガイ
ドは、円周′５１が小半径ＲＯ）半円形の凸部と半円形
四部を連続して繰返す波形である円形断面の円筒体６０
よりなっている。このテープガイドの材質としては、焼
結アルミナの結晶体、はうけい酸ガラス、石英ガラス等
のセラミックスが選ばれる。

次に本発明のテープガイドの製造方法の一例を第７図及
び第８図に基づいて説明する。第７図において、セラミ
ックス母材を先端にダイス７を有するモリブデン、タン
グステン等の耐熱管５内に収容し、電気炉６でセラミッ
クス母材を約１８００°０以上に加熱溶融Ｌ”　、バル
ブ９より空気でエアピストン３を操作し、モリブデン、
タングステン等の耐熱管５の内圧をバルブ４からアルゴ
ンガスオたは窒素ガス等を注入することにより、急激に
高め、溶融母材１を第８図に示すように、円周が小半径
Ｈの半円形凸部と半円形四部を連続して繰返す波形であ
る円形断面の中空部３５を有するダイス７から押出す。

溶融母材１はダイス７の波形形状中を部３５により成形
され、ローラユニット８により急冷引抜され、波形円筒
のセラミック棒２が製造される。

第６図に示すような半径凡の半円形突起と半円形凹陥を
連続して繰返す波形の円筒体の精密な加工精度を出すに
は、ダイス７の中空部３５の表面仕上をよくすると共に
、ローラユニット８の回転数。

直径、溶融母材温度、噴出圧力を適切に選ぶ必要がおる
。なお、セラミックス等のガラス制はダイスによる押出
しでは、溶融状態では境界潤滑の作・用をし、境界面で
せん断変形させることはなく、押出された材料の肌も良
い。従って、テープガイド３０の摺動表面は極めて平滑
でおり、磁気テープを傷つけに＜＜、かつ連続する波形
形状周面３］のため、たとえ岸耗粉がだ味ったとしても
清掃が容易である。

以上のように、本発明の磁気テープ用テープガイドは、
表面は極めて平滑であり、且つ連続する波形用櫛体で形
成されているので、高湿度または結露時において水の存
在による摩擦係数の増大を、テープガイド表面あらさを
適宜均一に大きくさせることにより防止することができ
る。従って、ＶＴ　Ｒのテープ走行の安定化が可能とな
り、ＶＴＲの画質安定に寄与する。

【図面の簡単な説明】

第１図はＶＴ　Ｉｔのテープ走行系の概略平面図、第２
図は従来のテープガイドとシリンダヘッドの関・係を示
す斜視図、第６図はテープとビンの接触部に水滴が付着
した状態のモデル断面図、第４図は従来のテープガイド
の斜視図、第５図は本発明のテープガイドの実施例の斜
視図、第６図は第５図のテープガイドの部分断面図、第
７図は本発明のテープガイドの製造装置の実施例の構成
図、第８図は第７図の装置のダイスの部分拡大図である
。 １・・・溶融母材、２・・・セラミックス波形円筒体、
６・・・エアピストン、５・耐熱管、６・・電気炉、７
・・・ダイス、８・・・ローラユニット、１１・・・磁
、気テープ、１２．１６．１５．１６・・・テープガイ
ド、２１・・・磁気ヘッド、６０・・・本発明によるテ
ープガイド。 代理人　弁理士　秋　本　正　実 第１図 第３図 第４図 ０ 第７図 手続補正書（方式） ％式％ １、事件の表示 昭和　５６　　イ［特願　第１弘Ｑりｊ、２　　リ３、
補正をする者 １１１１′１との関係　　　　　　　　　　　ｑ旨’１
１１１願人（１所　（］−：所）東京都千代田区丸の内
−丁ｌ：ｌｊ番／号氏名（’Ｒｆ＋：）　（”ｌＯ）株
式会社日立製作所４、代　埋　人 ５、補正命令の１１附　　　昭和５７　　年　ｌ　月　
−２６日７、補正の対象　図面 ８、補正の内容　別紙０と”り 図面の浄書（内容に変更なし） 第４図 第　５　ヒ１

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　円周が小半径の半円形凸部と半円形凹部を連続し
   て繰返す波形である円形断面をなし、溶融アルミナ、ガ
   ラス又は石英ガラス質の円筒体よりなることを特徴とす
   る磁気テープ用テープガイド。 ２、　アルミナ、ガラス又は石英ガラス母材を１１熱管
   内１こて加熱溶融し、流体加圧手段を操作し、該面・ｊ
   熱管内にアルゴン等のガスを注入して該耐熱管内の圧力
   を急激に高め、該溶融母材を、円周が小半径の半円形凸
   部と半円形凹部を連続して繰り返えす波形である中空形
   状を有するダイスより押出し、ローラにより急冷引抜き
   をして得ることを％徴とする磁気テープ用テープガイド
   の製造方法。 −−一　　　　　　　　　　　−拳　　　　　　　　や