JPH0646572Y2 - 押出成型機の金型冷却装置 - Google Patents

押出成型機の金型冷却装置

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JPH0646572Y2
JPH0646572Y2 JP1989124705U JP12470589U JPH0646572Y2 JP H0646572 Y2 JPH0646572 Y2 JP H0646572Y2 JP 1989124705 U JP1989124705 U JP 1989124705U JP 12470589 U JP12470589 U JP 12470589U JP H0646572 Y2 JPH0646572 Y2 JP H0646572Y2
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JP
Japan
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die
passage
cooling medium
backer
cooling
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JP1989124705U
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泰雄 阿部
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Iwatani Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、熱間押出成型機の冷却装置に関し、とくに、
アルミニウムあるいはアルミニウム合金を条材に押出成
型する押出成型機での冷却通路の構成に関する。
《従来技術》 アルミニウムやアルミニウム合金(以下アルミニウムと
いう)の熱間押出成型装置では、375〜500℃に加熱され
たビレットを3〜10Ton/cm2の圧力でダイスに押し付け
て型材に形成することから、ダイスのベアリング部は高
温のビレットと接触し、ダイスが加熱されることにな
る。加熱状態のダイスに押出圧力が作用すると、ダイス
のたわみ量が大きくなって、製品精度を低下させること
になるから、従来では、ダイスに液体窒素等の低温ガス
を作用させて冷却するようにしていた。
《解決しようとする課題》 ところが従来の金型冷却装置では、ダイス(金型)の冷
却用流体通路の流路断面積は一定に形成してあったこと
から、ダイスでの熱勾配が大きくなり、冷却用流体通路
の下流側、即ちベアリング部に近付くほど冷却効果が減
少し、強力にかつ均等に冷却できないという問題があっ
た。
本考案はこのような点に着目してなされたもので、ダイ
スの全体を均等に、かつ強力に冷却できる冷却装置を提
供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 上述の目的を達成するために本考案は、コンテナに配置
したバツカーおよびダイスに開口している成型孔を取り
囲む状態で、液化ガスを流通する溝型の冷却媒体通路を
バツカーとダイスとの接合面内に形成し、この冷却媒体
通路を成型孔へ近付くほどその流路断面積が減少する状
態で段階状に形成したことを特徴としている。
《作用》 本考案では、コンテナに配置したバツカーおよびダイス
に開口している成型孔を取り囲む状態で、液化ガスを流
通する溝型の冷却媒体通路をバツカーとダイスとの接合
面内に形成し、この冷却媒体通路を成型孔へ近付くほど
その流路断面積が減少する状態で段階状に形成している
ので、冷却媒体通路の下流側へ行くほど流路断面積比に
反比例して流速が増し、流体圧も増加することから、液
化ガスからなる冷却媒体は最下流にいたるまで液体状態
に維持される。この結果、冷却媒体は冷却潜熱を保持し
たまま冷却媒体通路の出口まで流れ、成型孔の周囲の出
口から噴出する際に気化して大量の気化熱を奪い、ダイ
スを強力にかつ均等に冷却することができる。
《実施例》 図面は本考案の実施例を示し、第1図は押出成型装置の
要部縦断面図、第2図は第1図II−II線断面図である。
この押出成型装置はコンテナ(1)の先端部に、ダイス
(2)、バッカー(3)、ボルスター(4)を順に配置
し、プランジャ(5)でアルミニウム製ビレット(6)
をダイス(2)に押し付けることにより、ビレット
(6)を型材等に形成するものであり、その押出し成型
時にダイス(2)を冷却するために、ダイス(2)に接
触しているバッカー(3)の接触面部分に液体窒素等の
冷却媒体を流通させる冷却媒体通路(7)が溝状に刻設
してある。
この冷却媒体通路(7)は、第2図に示すように、ダイ
ス(2)のアパーチャに対応して形成されている開口部
(8)を取り囲む状態で形成した冷却通路(10)と外周
部に形成した環状通路(11)及び冷却通路(10)と環状
通路(11)とを連通する複数の連通路(12)とで構成し
てあり、冷却通路(10)からダイス(2)のベアリング
部(13)に向けて冷却媒体噴出口(14)が連出してあ
る。
この冷却媒体通路(7)を構成している各通路(10)
(11)(12)は、その流路断面積を冷却通路(10)の流
路断面積を連通路(12)の流路断面積よりも狭く形成す
るとともに、環状通路(11)の流路断面積を連通路(1
2)の流路断面積よりも広く形成して、下流側ほど段階
敵に流路断面積が狭くなるようにしてある。
冷却媒体通路(7)はその流路断面積を下流へ行くほど
狭くなるようにしてあるため、各通路(10)(11)(1
2)内を流れる液体窒素は下流へ行くほど流速が高まる
ことになり、各通路(10)(11)(12)内での流体圧力
も下流側ほど高くなる。これにより、液体窒素は最下流
にいたるまで液体状態を維持することができ、ダイスや
バッカー等の被冷却体を均等に、しかも強力に冷却する
ことができる。
《効果》 本考案は、上述のように構成され作用することから、次
の効果を奏する。
すなわち、液化ガスからなる冷却媒体は最下流にいたる
まで液体状態を維持し、冷却潜熱を保持したまま出口ま
で流れるので、この冷却媒体が成型孔の周囲の出口から
均一に噴出して気化し、大量の気化熱を奪って、ダイス
を強力にかつ均等に冷却することができる。
これにより、押出成型装置において、アルミニウム素材
の押出しスピードを高めることができるうえ、ダイスの
高度が高まりたわみが少なくなるから、ダイスのたわみ
に起因する製品の変形を減少させて製品精度を高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は押出成型装置の
要部縦断面図、第2図は第1図II−II線断面図である。 1…コンテナ、2…ダイス、 3…バッカー、4…ボルスター、 7…冷却媒体通路、8…成型孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンテナ(1)の先端部にダイス(2)、
    バッカー(3)、ボルスター(4)を順に固定し、アル
    ミニウム素材を押出成型する押出成型装置において、 バッカー(3)及びダイス(2)に開口している成型孔
    (8)を取り囲む状態で、液化ガスを流通する溝型の冷
    却媒体通路(7)をバッカー(3)とダイス(2)との
    接合面内に形成し、 この冷却媒体通路(7)を成型孔(8)へ近付くほどそ
    の流路断面積が減少する状態で段階状に形成したことを
    特徴とする押出成型機の金型冷却装置。
JP1989124705U 1989-10-24 1989-10-24 押出成型機の金型冷却装置 Expired - Lifetime JPH0646572Y2 (ja)

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