JPH0320034Y2 - - Google Patents

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JPH0320034Y2
JPH0320034Y2 JP4949385U JP4949385U JPH0320034Y2 JP H0320034 Y2 JPH0320034 Y2 JP H0320034Y2 JP 4949385 U JP4949385 U JP 4949385U JP 4949385 U JP4949385 U JP 4949385U JP H0320034 Y2 JPH0320034 Y2 JP H0320034Y2
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cooling roll
gap
molten metal
nozzle
pouring
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Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の目的〉 産業上の利用分野 本考案は金属薄帯の製造装置に係り、詳しく
は、高速度で回転する冷却ロールの外周面上に溶
融金属を層状に注湯し、この層状に注湯された溶
融金属を冷却凝固させることによつて金属薄帯を
連続的に製造する製造装置に係る。
従来の技術 近年、高速度で回転している冷却ロールの外周
面上に溶融金属を層状に注湯し、この層状の溶融
金属を急冷凝固させることによつて金属薄帯が製
造されており、この装置によると、非晶質化する
場合も含めて、種々の金属や合金の薄帯が製造さ
れている。この製造装置は冷却ロールとこの冷却
ロールに溶融金属を注湯する注湯ノズルから成つ
ており、製造にあたつては、冷却ロールと注湯ノ
ズルとの間隙を正確に測定しかつ制御することが
重要である。このため、その間隙測定方法とし
て、例えば、特開昭57−91854号に示される如く、
レーザ光線の利用等が提案されているが、この方
法によると、非晶質金属の薄帯の製造時の如く、
間隙を小さくしたときに精度が低下し、その改善
が求められている。
すなわち、レーザ光線利用による測定方法は、
冷却ロールと注湯ノズルの間隙にレーザ光線を通
過させてその光量を測定する方法である。また、
非晶質金属の薄帯を製造する場合には、成分等の
要因によつては冷却ロールと注湯ノズルの間隙は
例えば0.5mm以下の如く非常に小さな値に設定し
なければならないことがある。
しかしながら、このような間隙が小さくなる
と、通過する光量が少なくなるため、S/N比が
下がり、精度が低下する。また、一様で平行なビ
ームを得るのは困難であり、冷却ロールの外周面
や注湯ノズルの先端部の像が不鮮明になることが
多く、更に、ビームの通過間隙が小さいほど、ビ
ームの不均一分布、傾き、発散等の影響を受けや
すくなり、精度が低下してくる。
そこで、冷却ロールと注湯ノズルの間隙にレー
ザ光線等の光を通して間隙値を測定する際に、間
隙が小さくなつても精度を低下させないことが要
求されてくる。
考案が解決しようとする問題点 本考案は上記欠点の解決を目的とし、具体的に
は、従来例に係る製造装置では冷却ロールと注湯
ノズルの間隙を小さくしたときに、この間隙測定
用に投光したレーザ光線の通過光量が減少すると
いう問題点を解決することを目的とする。
〈考案の構成〉 問題点を解決するための手段ならびにその作用 すなわち、本考案は、外周面上に溶融金属が層
状に注湯され、この層状溶融金属が回転の間に冷
却凝固されて金属薄帯が形成される冷却ロール
と、この冷却ロールの外周面から間隙をおいて配
置され、しかも、前記冷却ロール外周面上に溶融
金属を層状に注湯する注湯ノズルとを具え、この
注湯ノズルの溶融金属注湯口を有するノズル先端
部が前記冷却ロール外周面と平行に構成された金
属薄帯の製造装置において、 このノズル先端部の両側縁に切込み部を設け、
これら両切込み部をはさんで両側に投光器と受光
器とを配置し、更に、この受光器の測定値にもと
ずいて前記注湯ノズルを昇降する昇降装置を設け
てなること特徴とする。
そこで、この手段たる構成ならびにその作用に
ついて図面によつて更に具体的に説明すると、次
の通りである。
なお、第1図は本考案の一つの実施例に係る製
造装置の一部を断面で示す正面図であり、第2図
は第1図に示す製造装置の一部を断面で示す側面
図であり、第3図は第1図の一部の拡大図であ
る。
まず、第1図ならびに第2図において、符号1
は注湯ノズル、3は冷却ロールを示す。この注湯
ノズル1からは溶融金属1aを層状に冷却ロール
3の外周面上に注湯され、冷却ロール3が高速に
回転する間に層状溶融金属は冷却凝固され、連続
的に薄帯2が製造される。換言すると、注湯ノズ
ル1の上部には溶融金属1aの収容容器1bが接
続され、この容器1bに溶融金属1aが収容さ
れ、溶融金属1aは注湯ノズル1から徐々に冷却
ロール3の外周面上に注湯される。また、注湯ノ
ズル1のノズル先端部1cは冷却ロール3の外周
面と略々平行に構され、しかも、これらの間に所
定の間隙5を残し、この間隙5を一定に保つこと
によつて性状にすぐれる薄帯2が得られる。
次に、この間隙5の寸法を一定に保つために、
間隙5に投光器6から例えばレーザ光等の光6a
を当てると共に、この間隙5の通過光量を受光器
7で測定して間隙5の寸法を測定する。この際、
本考案では光の通過できる光路を拡大するため
に、ノズル先端部1cの両側縁にそれぞれ切込み
部4を形成する。すなわち、注湯ノズル1から冷
却ロール3に溶融金属1aを注湯して薄帯2を製
造する。このときに、間隙5の寸法を管理する上
から、投光器6より光6aを出し、受光器7でそ
の光量を測定する際の光路は注湯ノズル1のノズ
ル先端部と冷却ロール3の外周面との間隙5に設
定する必要がなく、両側縁の切込み部4のところ
に設定できる。また、各切込み部4は第3図に示
す如く、ノズル先端部1cと平行な直線部4a
(長さl1)を有し、この直線部4aは冷却ロール
の外周面から換言すると、ノズル先端部1cより
上向きに遠ざかるよう、、所定距離l2だけ離れた
ところに形成する。この際、直線部の長さl1は2
mm以上が適当であり、2mm以上であると、光路設
定の困難さを解消できる。
また、ノズル材料のロスを考慮すると、100mm
未満が妥当である。更に、l2は0.5mm以上が好まし
く、それ未満では精度の維持が困難であり、l2
上限は30mm程度が好ましい。
次に、以上の通りにノズル側蝶部1cの両側縁
に切込み部4を形成し、これら切込み部4に対応
させて投光器6と受光器7を設け、その上で、受
光器7をシリンダ等の昇降装置8に連動させる。
このように構成すると、受光器7で間隙5の寸法
を測定し、この値が予め定めた設定値より異なつ
ていたときにはその差だけ崇降装置8によりノズ
ル位置が移動され、間隙5は一定の値に保持でき
る。なお、符号9はノズル支持台であり、受光器
としてはイメージセンサ等が適当である。
更に、上記構成の本考案に係る製造装置(ただ
し、両切込み部4でl1=10mm、l2=1mm)と、こ
れら切込み部を設けない比較例の製造装置とを用
いて、レーザ光線を用いて真の間隙値と光学的計
測値との関係を求めたところ、第4図の通りであ
つた。第4図で●印は比較例でそのバラツキの範
囲であり、○印は本考案に係るものを示し、この
結果から、本考案によると、きわめて良好でバラ
ツキがなく、高精度が得られることがわかる。
実施例 まず、第1図ならびに第2図に示す製造装置を
用いて、鉄系非晶質合金(Fe80B10Si10)の薄帯
の製造を行なつた。この装置では、第1図ならび
に第2図に示すように注湯ノズル1は油圧シリン
ダ等の昇降装置8を介してノズル支持台9上に設
置し、投光器6より発生させたレーザ光のうち切
込み部4を通過した光の強度を受光器7で測定し
た。その測定値より求められる間隙5の値が予め
設定した値と異なる場合、油圧シリンダを駆動し
て注湯ノズル1を所定の位置へ移動させた。この
際、切込み部は、第3図に示すl1=10mm、l2=1
mmとした。この結果、表面性状に優れた非晶質リ
ボンが安定して製造できた。
〈考案の効果〉 以上詳しく説明した通り、本考案は、溶融金属
を冷却ロールの外周面上に注湯する注湯ノズルの
先端部の両側縁に切込み部を設け、各切込み部は
ノズル先端部若しくは冷却ロール外周面から上向
きに遠ざかつたところに直線部を具えて成るもの
である。従つて、注湯ノズルと冷却ノズル外周面
との間の間隙を非常に小さく設定するときでも、
光路は冷却ロール外周面と各切込み部の直線部と
の間で走定できるため、前記間隙は正確に測定で
きる。また、これら切込み部をはさんで投光器と
受光器を設け、この受光器の測定値により注湯ノ
ズルが昇降自在に構成されているために、注湯ノ
ズルと冷却ロール外周面との間隙は常に一定に保
つて、良好な性状の薄帯が製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ならびに第2図は本考案の一つの実施例
に係る製造装置の一部を断面で示す正面図と側面
図、第3図は第1図の一部の拡大図、第4図は本
考案に係る装置と比較例との間の真の間隙値と光
学的計測値との関係を示すグラフである。 符号、1……注湯ノズル、1a……溶融金属、
1c……ノズル先端部、2……金属の薄帯、3…
…冷却ロール、4……切込み部、4a……直線
部、5……間隙、6……投光器、7……受光器、
8……油圧シリンダ等の昇降装置、9……ノズル
支持台。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外周面上に溶融金属が層状に注湯され、この層
    状溶融金属が回転の間に冷却凝固されて金属薄帯
    が形成される冷却ロールと、この冷却ロールの外
    周面から間隙をおいて配置され、しかも、前記冷
    却ロール外周面上に溶融金属を層状に注湯する注
    湯ノズルとを具え、この注湯ノズルの溶融金属注
    湯口を有するノズル先端部が前記冷却ロール外周
    面と平行に構成された金属薄帯の製造装置におい
    て、 このノズル先端部の両側縁に切込み部を設け、
    これら両切込み部をはさんで両側に投光器と受光
    器とを配置し、更に、この受光器の測定値にもと
    づいて前記注湯ノズルを昇降する昇降装置を設け
    てなることを特徴とする金属薄帯の製造装置。
JP4949385U 1985-04-02 1985-04-02 Expired JPH0320034Y2 (ja)

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JP4949385U JPH0320034Y2 (ja) 1985-04-02 1985-04-02

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JP4949385U JPH0320034Y2 (ja) 1985-04-02 1985-04-02

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JPS61167246U JPS61167246U (ja) 1986-10-17
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