JPH02151351A - 急冷合金薄帯のオンライン検査方法 - Google Patents

急冷合金薄帯のオンライン検査方法

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JPH02151351A
JPH02151351A JP30088088A JP30088088A JPH02151351A JP H02151351 A JPH02151351 A JP H02151351A JP 30088088 A JP30088088 A JP 30088088A JP 30088088 A JP30088088 A JP 30088088A JP H02151351 A JPH02151351 A JP H02151351A
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Nobuyuki Morito
森戸 延行
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三宅 苞
Yoshiaki Kaneda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、急冷合金薄帯の検査方法、特に冷却ロール
から巻取機までの間のパスラインに、薄帯の板厚と開孔
率とを測定する検査装置を配置して、急冷合金薄帯をオ
ンラインで検査する方法に関するものである。
近年、急冷合金薄帯すなわち単ロール法や双ロール法な
どの液体急冷法によって、金属、合金の溶融体を直接薄
帯に加工する製造技術の開発が進められ、殊に単ロール
法による超急冷凝固で作製された非晶質合金薄帯は、そ
れがそなえる、長範囲の周期性を有しないという特異な
原子配列に基づくユニークな磁性などはとくに注目され
ている。
ところで変圧器や回転機等の電気機器に使用される鉄心
材料には、優れた励磁特性及び鉄損特性が必要とされ、
このため従来かような特性を満足する素材として、けい
素鋼板、殊に方向性けい素鋼板が多用されてきたのであ
るが、非晶質系も含めてFe基急冷合金薄帯も、鉄損が
極めて低く励磁特性に優れているばかりでなく、飽和磁
束密度も比較的高いことから、鉄心材料として必要な特
性を満足させ得ることが知られているとおりである。
さて急冷合金薄帯は、製造時に金属、合金溶融体の急冷
凝固条件にて制約されることから、得られる急冷合金薄
帯の板厚が極めて薄く、通常は50μm以下である。し
たがって巻き鉄心や積み鉄心を危、冷合金薄帯にて作製
する際には、多数回の積層が必要となる。
このため急冷合金薄帯の板厚均一性が優れていないと、
鉄心形状が歪むなどの悪影響が生じる。
また、急冷合金薄帯に孔があったり、凹凸など表面性状
が劣っていたりすると、積層した際に占積率が低下し、
組み立てた鉄心及び変圧器の寸法が大きくなる欠点を生
起してしまう。
(従来の技術) このような問題点を解決するために、急冷合金薄帯の製
造方法や製造装置に関して多くの提案が行われているが
、製造装置が優れていても操業条件が不適切ならば、良
い品質の急冷合金薄帯を製造することはできない。
工業的に安定して良好な品質の急冷合金薄帯の生産を維
持するために必要なのは、製造している急冷合金薄帯の
品質をオンラインで検査して、良い品質の急冷合金薄帯
を得るべく、常に製造条件を適切に制御することである
このような観点から、特開昭56−158257号公報
及び特開昭57−17354号公報では、第2図に示す
ように、冷却ロールの前後面に渦流針を設置して、急冷
合金薄帯の有無による冷却ロールの変位の差から板厚を
測定する方法を提案している。換言すれば、冷却ロール
表面を基準として急冷合金薄帯の板厚を計測している。
しかしながら、上記の方法を具体的に実施したところ、
この方法には本質的な問題点が存在することが分かった
。すなわち冷却ロールの周面上においては、溶融金属の
射出される注湯ノズル部分を境にして、ロール表面温度
は顕著に変化するのでそれに従い熱膨張量も顕著に変化
することから、急冷合金薄帯のようなμm単位の精度を
要求する極薄材料の板厚測定の場合には、冷却ロール表
面を基準面として用いることができないのである。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、急冷合金薄帯の板厚測定の従来技術に
は測定精度の観点から問題があった。また上述のように
測定位置に冷却ロール表面を用いると、急冷合金薄帯の
品質決定上、重要な要素である開孔率を測定できないこ
とはいうまでもない。
このような従来技術の問題を解決し、急冷合金薄帯の板
厚及び開孔率を精度良くオンラインで検査できる方法を
提案することがこの発明の目的である。
(課題を解決するだめの手段) この発明で提案するのは、溶融合金を、スリット状の注
湯ノズル開口部を通して高速回転する冷却ロール周面上
に射出して急速凝固させて得られる急冷合金薄帯を冷却
ロールから離隔配置した巻取機に導いて巻き取る際、冷
却ロールと巻取機との間のパスラインに沿って急冷合金
薄帯の板厚及び開孔率測定用の検査装置を配列して検査
を行うにあたり、 上記パスラインをダンサ−ロールにより安定化させるこ
とを特徴とする急冷合金薄帯のオンライン検査方法であ
る。
ここに検査装置内の板厚計は、非接触的でかつ透過的な
手段が好ましく、また検査装置内の開孔率測定器は、非
接触的に透過光量を検知する光学的手段が好ましい。
次にこの発明について具体的に説明する。
この発明においては、溶融金属を急冷凝固させて急冷合
金薄帯を製造する際の板厚や開孔率の測定を冷却ロール
と巻取機との間のパスラインにおいてオンラインで行う
ことを基本とする。
このように冷却ロールと巻取機との間のパスラインに沿
って検査装置を設けるこの発明の方法は、必然的に新た
な課題を包含することになった。すなわち急冷凝固によ
り製造された急冷合金薄帯を冷却ロールから巻取機まで
導くことが必要になったのである。
この問題の解決のため、本出願人は特開昭631199
58号公報、実開昭63−29652号公報などにおい
て、この発明を実施するための前提として、急冷合金薄
帯を冷却ロールから巻取機まで導くための技術開発を進
めたのである。
(作 用) この発明においては、急冷金属薄帯の板厚及び開孔率を
測定する検査装置を冷却ロールと巻取機との間のパスラ
インに沿って配置することによって、測定精度が高く、
また簡便に測定の可能な透過法を採用することができ、
また検査を行う際に、冷却ロールと巻取機との間のパス
ラインをダンサ−ロールにより安定化させることによっ
て板厚及び開孔率の測定をも安定して行うことができる
のである。
すなわちこの発明で板厚の測定は、特開昭561582
57号公報及び特開昭57−17354号公報で提案さ
れている冷却ロール表面のような、製板過程で変動する
基準面を必要としない、非接触的でかつ透過的な方法例
えばX線板厚計やβ線板厚計などによる。これらの方法
では、1μmの精度を比較的容易に実現することができ
る。加えてこれらの方法がとりわけ有効なのは、板厚が
薄いこととエネルギー強度が大きいため、線源と検出器
との間隔を充分に離すことができるからである。例えば
、X線板厚計の機器構成において、管電圧35kVのX
線発生器と電離箱検出器を用いたところ、線源と検出器
との間隔を200〜500mmに設定することが可能で
あった。このため導かれる急冷合金薄帯のパスラインに
若干の揺動があったとしても、急冷合金薄帯が線源や検
出器などに接触して破断する危険性は解消される。特に
周速20〜30m/sの高速で製造され、導かれる非晶
質合金薄帯の場合はこの線源と検出器との間隔が大きい
利点は顕著である。
同様な意味において、開孔率の測定の場合でも、非接触
的に透過光量を検知する光学的透過法によって、導かれ
る急冷合金薄帯を、破断することなく安全に計測するこ
とができる。例えば、開孔率測定器の機器構成において
、150 Wのハロゲンランプを投光器とし、CODイ
メージセンサ−を検出カメラとしたところ、線源と検出
器との間隔を300〜500mmに設定することが可能
であった。なお急冷合金薄帯端からの入光を防止するた
めに、急冷合金薄帯幅−10mmの機械的マスクを使用
した。
測定された板厚や開孔率が目的とする水準であれば、そ
のまま製造を続行すればよい。しかしながら目標とする
板厚や性状と異なる場合には、溶融金属の射出圧力、ノ
ズル・ロール間ギャップ及び冷却ロール周速などの製造
条件を制御して、所定の板厚及び性状を有する急冷合金
薄帯を製造する。いずれの製造条件にフィードバックさ
せるのが好ましいかは、あらかじめ確認しておいた溶融
金属の射出圧力、ノズル・ロール間ギャップ及び冷却ロ
ール周速などの製造条件それぞれと、板厚及び性状との
関係に基づいて行われる。
溶融金属を射出する注湯ノズルがタンデイツシュに通じ
ている場合には、溶融金属の射出圧力を迅速に変化させ
るのは容易ではない。殊に射出圧力を早急に減少させる
ことは注湯ノズルからの溶融金属の射出を待たなければ
ならないので、はとんど不可能である。例えば急冷合金
薄帯の板厚が大きすぎる場合には、溶融金属の射出圧力
の減少では対応に遅れが生じることになる。むしろノズ
ル・ロール間ギャップを減少させたり、あるいは冷却ロ
ールの周速を高くするほうが迅速に対処できる。
(実施例) Peso B I+Sil C+組成(原子%)の溶融
合金を、第1図に示すような100mm長のスリット状
ノズル1から周速25 m/sで回転する銅合金製冷却
ロール2周面上に射出して、非晶質合金薄帯3を製造し
た。この場合、目標開孔率は0%、目標板厚は25μm
とした。エアナイフ4で冷却ロールから非晶質合金薄帯
を剥離したのち、図示されていない搬送台車上のピンチ
ロールで捕捉し、次いで巻取機5まで搬送台車を移動す
ることにより非晶質合金薄帯を巻取機5まで搬送し、安
、定なパスラインを形成した。その後に張力制御のため
の昇降可能なダンサ−ロール6及び急冷薄帯の検査装置
9を構成するX線板厚計8(幅方向2点)とピンホール
計7がライン内に入り、直ちに巻取りと共に非晶質合金
薄帯の板厚及び開花率の測定を開始した。
ノズル・冷却ロール間ギャップが0.30mm、溶融合
金のヘッド高さが250 mmの時、製造される非晶質
合金薄帯の開孔率は0%であったが、板厚は目標値と異
なり、22μmであった。そこであらかじめ調査してお
いた製造条件と板厚との関係に従い、ノズル・冷却ロー
ル間ギャップを0.33mmに、ヘッド高さを300 
mmに制御変更したところ、開花率は0%のままで非晶
質合金薄帯の板厚は目標通りの25μmになった。
なお、このようにして製造した非晶質合金薄帯を370
°Cにおいて200OA/mの磁界中で真空焼鈍した後
磁気特性を測定したところ、50Hz、1.3Tでの鉄
損は0.09W/kgであった。
(発明の効果) 以上述べたように、この発明によれば、品質及び性状に
優れた急冷合金薄帯の製造を安定に行うことができるの
で、工業的な生産技術としての効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の急冷合金薄帯の検査方法を示す説
明図、 第2図は、従来の板厚測定方法の説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶融合金を、スリット状の注湯ノズル開口部を通し
    て高速回転する冷却ロール周面上に射出して急速凝固さ
    せて得られる急冷合金薄帯を冷却ロールから離隔配置し
    た巻取機に導いて巻き取る際、冷却ロールと巻取機との
    間のパスラインに沿って急冷合金薄帯の板厚及び開孔率
    測定用の検査装置を配列して検査を行うにあたり、 上記パスラインをダンサーロールにより安定化させるこ
    とを特徴とする急冷合金薄帯のオンライン検査方法。 2、検査装置内の板厚計は、非接触的でかつ透過的な手
    段である請求項1記載の急冷合金薄帯のオンライン検査
    方法。 3、検査装置内の開孔率測定器は、非接触的に透過光量
    を検知する光学的手段である請求項1又は2記載の急冷
    合金薄帯のオンライン検査方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5363901A (en) * 1991-11-22 1994-11-15 Elkem Technology A/S Method for detecting pinholes in continuously cast billets
WO2015079614A1 (en) * 2013-11-27 2015-06-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Pulling-up-type continuous casting apparatus and pulling-up-type continuous casting method

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