JPS5845631B2 - 水栓具用表示体の製造方法 - Google Patents

水栓具用表示体の製造方法

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JPS5845631B2
JPS5845631B2 JP4455381A JP4455381A JPS5845631B2 JP S5845631 B2 JPS5845631 B2 JP S5845631B2 JP 4455381 A JP4455381 A JP 4455381A JP 4455381 A JP4455381 A JP 4455381A JP S5845631 B2 JPS5845631 B2 JP S5845631B2
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molded
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  • Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、互に色を異にする合成樹脂によってそれぞれ
形成される第1部材と第2部材とを一体成形して成る水
栓具用表示体の製造方法に関するものである。
水栓具のハンドルには一般にその水栓具から供給される
湯水の別を識別させるための識別用表示体が取付けられ
ており、従来のこの種の表示体としてその構造が最も簡
単なものとしては、例えば実公昭35−14509号公
報や実公昭3928427号公報に記載された表示体が
知られている。
然しながら、これらの水栓共用表示体は、表面に鯛1j
表示を施した金属製表示板の裏面に複数個の爪を設けて
これらの爪をハンドルに形成させた凹部に圧入して爪の
弾性でノ・ンドルに保持させたり、着色により識別表示
を施した表示板をビス止めによってハンドルに固定する
ものであって、表示が不明瞭であったり、汚れが付着し
易くて経時的に表示が不鮮明となったり、また取付は部
に錆を生じたりして表示体の機能や外観が損なわれると
いうような欠点があった。
本発明は、上記のような従来の表示体の欠点を除去し、
その識別表示が極めて明瞭で多様性に富み、長期間に亘
って表示の鮮明度を維持することができ、水栓具に対す
る取付は取外しが容易であり、錆を生じたり褪色したり
することがなく、しかもその製作が簡単、容易である水
栓共用表示体を、正確に歩留りよく、高い作業効率にて
多量生産に適した作業で、合成樹脂の成形によって製造
すること、をその目的とするものである。
本発明の方法によって製造される水栓具用表示体は、合
成樹脂から成る第1部材と第1部材を形成する合成樹脂
の色とは異なる色の合成樹脂から成る第2部材を一体成
形した表示体であって、先に成形される第1部材の裏面
に後で成形される第2部材の成形時の第1部材の位置決
め用突起として利用すべき注入案内突起が設けられ、上
記注入案内突起の外側にそれを取囲んで第1部材または
第2部材の裏面にそれと一体ならしめて表示体の水栓具
に取付けるために水栓具の凹所に圧入されて凹部内壁に
係合せしめられる複数個の弾性脚片が形成されて水栓具
に取付けられた所定の表示を行なうものであり、また本
発明に従う水栓具用表示体の製造方法は、それぞれ異な
る色の合成樹脂から成る第1部材と第2部材とを一体成
形した表示体を成形するに当り、第1金型の下型に注入
案内孔を設け、第1金型内の空所に第1の色の加熱溶融
された合成樹脂を注入して第1部材を成形し、上記注入
案内孔内の合成樹脂によって形成されている注入案内突
起を第2金型の下型に設けた第1部材位置決め用孔に嵌
合させた後、第2金型の空所内に上記第1の色とは異な
る第2の色の加熱溶融された合成樹脂を注入して第2部
材を成形すると共に第1部材と第2部材とをそれらの接
合面において融着させ、かつ第1金型または第2金型の
下型に予め上記注入案内孔または第1部材位置決め用孔
の外側にそれを取囲んで複数個の脚片成形用空所を設け
て置いて第1部材または第2部材の裏面にそれと一体な
らしめて上記注入案内突起を取囲む複数個の弾性脚片を
形成させることをその基本的構成とするものである。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る水栓共用表示
体の製造方法の実施例について説明する。
図面の第1図乃至第4図と第8図及び第9図とはそれぞ
れ本発明の方法により製造される表示体の異なる構造の
例を示し、また第5潰及び第6図と第10図及び第11
図とはそれら異なる表示体の表示体をそれぞれ本発明に
従って製造するときの成形工程を説明するための図面で
あって、図において、Aは表示体、1は任意所望の第1
の色を有する例えばABS樹脂などの合成樹脂によって
先に成形された第1部材、2は第1部材1の外周に第1
部材を形成す”る合成樹脂とは異なる任意所望の第2の
色を有するABS樹脂などの合成樹脂によって後に一体
成形された輪廓用の第2部材であって、第1部材1の裏
面には、その成形時に後に説明するように第1部材成形
用の第1金型6の下型に設けられた注入案内孔γ内の合
成樹脂によって形成された注入案内突起1が裏面に対し
垂直に延びている。
3は表示体Aを水栓具のバンドル本体4に取付けるため
に第7図に示すようにバンドル本体4の中心の凹部5に
嵌入させた際に、凹部5の内壁面に弾性的に圧接係合さ
せられる弾性脚片であって、表示体Aの裏面に複数個設
けられ、バンドル本体4の凹部5に対する圧入嵌合およ
びバンドル本体からの表示体の取外しを容易ならしめる
ためにそれらの外側面を外方に膨む円弧状湾曲面として
置くことが望ましい。
これら弾性脚片3は、第1図乃至第4図に示す例におけ
るように、後で成形される第2部材2の裏面にそれと一
体に成形して形成させてもよいし、第8図及び第9図に
示す例におけるように先に成形される第1部材1の裏面
にそれと一体に成形して形成させてもよい。
表示体Aの第1部材1および第2部材2の形状も色も任
意所望の形状、色とすることができるが、通常は、第1
部材1を赤色または青色の合成樹脂により成形して湯と
水とを識別するためのカラーマーク等の表示とし、第2
部材2は白色の合成樹脂により成形してマークを鮮明な
らしめる輪廓とし、両者を図示の各側に見られるように
同心円をなす円形状に一体成形する。
本発明の方法により製造される表示体の形状および色は
上記説明した形状や色に限定されるものではないことは
勿論であって、所望に応じて上記以外の任意の表示態様
をとることができ、例えば第1部材1の形や三角や四角
などの多角形状にしたり、HまたはCなどの文字形状と
したり、或は文字とカラーマークとの一体成形による結
合形態とすることもできるし、また上記の実施例とは反
対に第1部材1を白色とし第2部材2を赤色または青色
としてもよい。
要は一体成形された第1部材1および第2部材2によっ
て表示体Aの表面に鮮明な表示が見安く明瞭に表われる
ようにすればよいのであって表示の内容は水栓具による
供給液体の種類を表わすものであっても、水栓具の操作
方法などを表わすものであってもよい。
次に、脚片3が後で成形された第2部材2に設けられて
いる第1図乃至第4図に示す本表示体を本発明の製造方
法に従って成形する場合の実施例を第5図および第6図
を参照して説明する。
先ず最初に第1金型6を用いて第1部材1を射出成形す
るが、第1金具6の下型には下型および上型の接合面に
対して垂直方向に下方に延びる筒状の注入案内孔7を設
けてこの注入案内孔に射出成形用の注入ゲート8を連通
せしめである。
そこで下型と上型とを密接、結合させて置いて注入ゲー
ト8から注入案内孔γ内に加熱溶融状態の所望の第1の
色の着色合成樹脂を射出して注入するとまず最初に注入
される冷えて流動性の悪い溶融合成樹脂は注入案内孔7
内に溜り、次いで注入される高温の流動性の良い溶融合
成樹脂だげが上型に設げられた成形用空所内に流入して
第1部材1の本体を形成し、また注入案内孔7内に溜っ
た合成樹脂は本体と一体成形されてその裏面から下方に
延びる注入案内突起1′を形成する。
次いで、成形された第1部材1を第1金型6から取外し
、裏面の注入案内突起1′を第2部材成形用の第2金型
90下型に設けられた位置決め用孔10に嵌合させて第
2金型9に対して第1部材1を所定位置に定置させた後
、下型に上型を密接、結合させて下型に適当に設けられ
た注入ゲートを通して第2金型9の成形用空所内に上記
第1の色とは異なる第2の色の加熱溶融着色合成樹脂を
注入すれば第2部材2が成形されると共に、注入された
高温の溶融合成樹脂の熱によって第1部材1の外周面は
溶けて第2部材2との接合面11が融着して強固に結合
、一体化されて異色の第一部材1および第2部材2が一
体成形された表示体が形成される。
なお、第5図および第6図に示す実施例においては、第
2金型90下型に、位置決め用孔10の外側にこれを偏
心的に取囲むように複数個の脚片成形用凹所が設けられ
て第2金型9の成形用空所に注入された溶融合成樹脂の
一部がこの凹所に流入して第2部材2の裏面にこれと一
体に成形された複数個の弾性脚片3が形成されるもので
ある。
なお、第2金型9に対して第1部材1を定置させるに当
って第1部材1が注入案内突起1′の回りに回動するこ
とを防止するためには、注入案内突起1′および第2金
型9の下型に設けろ位置決め用孔10の横断面を円形以
外の形状ならしめてもよいし、所望ならば図示のように
第1部材1の裏面に注入案内突起1′とは別に回り止め
用のダボ12を形成させて置いて、これを第2金型9の
下型に設けた穴に嵌合させるようにしてもよい。
次に、第10図および第11図を参照して第8図および
第9図に示された表示体を成形する場合の本発明方法の
実施例について説明すると、この場合は、第1部材1の
裏面にそれと一体に成形された複数個の弾性脚片3を形
成させるために第1部材成形用の第1金型60下型に注
入案内孔7を偏心的に取囲んで複数個の脚片成形用凹所
を設げて置く点、および第2部材成形用の第2金型9の
下型に、第1部材1の裏面に形成された注入案内突起1
′を受入れる位置決め用孔10とこれを偏心的に取囲む
複数個の脚片受入れ穴を設け、またその上型の第2部材
成形用空所に直接連通ずる注入ゲートを設けた点を除い
ては、前に説明した第5図および第6図に示す実施例と
同じである。
第5図および第6図に示す実施例、および第10図およ
び第11図の実施例のいずれの場合においても、所望な
らば第1金型6と第2金型9との下型を共用することも
可能であって、このようにすれば第1部材1の成形後に
、第1金型6から第1部材を取外して第2金型9の下型
に取付げる必要はなくて、単に第1金型6の上型を第2
金型9の上型に取替える簡単な操作によって第2部材2
の成形を行うことができ、作業が著しく簡単化される。
表示体Aの裏面に形成されている注入案内突起1′は、
複数個の弾性脚片3に取囲まれて位置しているので、脚
片3を水栓具のハンドル本体4の凹部5に圧入嵌合させ
て表示体を水栓具に取付ける際に細管邪魔にならないし
、表示体の外観を害するものではないが、若し所望なら
ば、そして煩雑な手数をいとわないならば、表示体を水
栓具に取付ける前に、折取りまたは切取りなどの方法で
表示体の裏面から除去してもよい。
以上説明したところから理解し得られるように、本発明
に係る水栓具用表示体の製造方法によれば、第1部材を
成形するための第1金型の下型に注入案内孔を設けてこ
の注入案内孔を通して第1金型の成形用空所内に溶融合
成樹脂を注入することによって (1)比較的流動性の高い溶融樹脂によって第1部材の
本体が成形され、最初に注入される冷た(て流動性の低
い溶融合成樹脂は注入案内孔内に溜って第1部材の裏面
に突出する注入案内突起を形成するので、得られる表示
体の表面に成形時のフローマークが発生することがなく
て一様な鮮明度の高い表示を有する表示体が得られる。
(2)第1部材の裏面の注入案内突起を第2部材成形用
の第2金型に対して第1部材を所定位置に定置させるた
めの位置決め用突起として利用するために、一体成形さ
れる第1部材と第2部材との関係位置を容易かつ正確に
位置決めすることができ、従って成形作業が簡単化され
てしかも不良製品の発生率が著しく低下するため大量生
産に適していて製品の生産費を低廉ならしめることがで
きる。
という有用な効果が達成されるものである。
【図面の簡単な説明】
添付図面の第1図は本発明の方法によって表示体の一例
を示す平面図、第2図は同表示体の正面図、第3図は同
表示体の底面図、第4図は同表示体の第3図I−I線に
沿つ断面図、第5図は第1図の表示体の先に成形される
第1部材の成形作業を説明するための第1金型および第
1部材の断面図、第6図は同表示体の第2部材の成形作
業を説明するための第2金型および第1、第2部材の断
面図、第7図は第1図の表示体の水栓具に対する取付状
態を示す=部縦断面図、第8図は本発明の方法によって
製造される他の例を示す底面図、第9図は同表示体の第
8図■−■線にE5断面図、第10図は第9図の表示体
の先に成形される第1部材の成形作業を説明するための
第1金型および第1部材の断面図、第11図は同表示体
の第2部材の成形作業を説明するための第2金型および
第1、第2部材の断面図である。 図において、Aは表示体、1は第1部材、1′は注入案
内突起、2は第2部材、3弾性脚片、4は水栓具、5は
凹部、6は第1金型、7は注入案内孔、10は位置決め
用孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 それぞれ異なる色の合成樹脂から成る第1部材と第
    2部材とを一体成形した水栓具用表示体を製造するに当
    り、第1部材を成形するための第1金型の下型に下型と
    上型との接合面に対し垂直方向に下方に延びる注入案内
    孔を設け、第1金型の空所内に第1の色の加熱鼎融され
    た合成樹脂を注入して第1部材を成形し、成形された第
    1部材の裏面に上記注入案内孔内の合成樹脂によって形
    成されている注入案内突起を第2部材を成形するための
    第2金型の下型に設けた第1部材位置決め用孔に嵌合さ
    せて第2金型の空所内の所定位置に第1部材を定置させ
    た後、第2金型の空所に上記第1の色とは異なる色の加
    熱溶融された合成樹脂を注入して第2部材を成形すると
    共に第1部材と第2部材とをそれらの接合面において融
    着させ、かつ第1金型または第2金型の下型に予め上記
    注入案内孔または第1部材位置決め用孔の外側にそれを
    取囲む複数個の脚片成形用凹所を設げておいて第1部材
    または第2部材の裏面にそれと一体ならしめて上記注入
    案内突起を取囲む複数個の弾性脚片を形成させる、こと
    を特徴とする水栓具用表示体の製造方法。
JP4455381A 1981-03-26 1981-03-26 水栓具用表示体の製造方法 Expired JPS5845631B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62190436U (ja) * 1986-05-24 1987-12-03
JPS6315745U (ja) * 1986-07-17 1988-02-02

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62190436U (ja) * 1986-05-24 1987-12-03
JPS6315745U (ja) * 1986-07-17 1988-02-02

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