JPS5845433B2 - 2↓−フランカルボン酸アニリド類の製造法 - Google Patents
2↓−フランカルボン酸アニリド類の製造法Info
- Publication number
- JPS5845433B2 JPS5845433B2 JP53002328A JP232878A JPS5845433B2 JP S5845433 B2 JPS5845433 B2 JP S5845433B2 JP 53002328 A JP53002328 A JP 53002328A JP 232878 A JP232878 A JP 232878A JP S5845433 B2 JPS5845433 B2 JP S5845433B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- furancarboxylic acid
- production method
- acid anilides
- plants
- Prior art date
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- Expired
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- Furan Compounds (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は微生物、特に植物病原性菌の防除作用を有する
新規2−フランカルボン酸アニリド類の製造法に関する
。
新規2−フランカルボン酸アニリド類の製造法に関する
。
即ち本発明は、次式■:
(式中Rは水素原子またはメチル基を表わす。
)で表わされるアシルアニリドをブチルリチウム又は水
素化ナトリウムで相当するアルカリ塩に変換させ、これ
をα−ハロゲノプロピオン酸メチルエステルと反応させ
ることによって、次式I:(式中Rは前記の意味を表わ
す) で表わされる2−フランカルボン酸アニリド類を製造す
る方法を提供するものである。
素化ナトリウムで相当するアルカリ塩に変換させ、これ
をα−ハロゲノプロピオン酸メチルエステルと反応させ
ることによって、次式I:(式中Rは前記の意味を表わ
す) で表わされる2−フランカルボン酸アニリド類を製造す
る方法を提供するものである。
α−ハロゲノプロピオン酸メチルエステルにおけるハロ
ゲン原子は好ましくは塩素又は臭素を表わす。
ゲン原子は好ましくは塩素又は臭素を表わす。
反応は無溶媒又は反応物に不活性な溶媒又は希釈剤中で
行われる。
行われる。
適当な溶媒又は希釈剤の例トシてはベンゼン、トルエン
、キシレン、石油エーテルの様な脂肪族及び芳香族炭化
水素、クロロベンゼン、メチレンクロリド、エチレンク
ロリド、クロロホルムの様なハロゲン化炭化水素、例え
ばジアルキルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ンの様なエーテルまたはエーテル性化合物;アセトニト
リルの様なニトリル類、例えばジメチルホルムアミドの
様なN−N−ジアルキルアミド類、無水酢酸、ジメチル
スルホキシド、例えばメチルエチルケトンの様なケトン
類、及びこのような溶媒混合物である。
、キシレン、石油エーテルの様な脂肪族及び芳香族炭化
水素、クロロベンゼン、メチレンクロリド、エチレンク
ロリド、クロロホルムの様なハロゲン化炭化水素、例え
ばジアルキルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ンの様なエーテルまたはエーテル性化合物;アセトニト
リルの様なニトリル類、例えばジメチルホルムアミドの
様なN−N−ジアルキルアミド類、無水酢酸、ジメチル
スルホキシド、例えばメチルエチルケトンの様なケトン
類、及びこのような溶媒混合物である。
反応温度は0℃から180℃の間で、特に20℃から1
20℃の間が望ましい。
20℃の間が望ましい。
しばしば酸受容体又は縮合剤の使用が有利である。
その適当な例としては、トリアルキルアミン(例えばト
リエチルアミン)、ピリジン及びピリジン塩基の様な3
級アミン類、又は酢酸ナトリウムだけでなくアルカリ金
属もしくはアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、炭酸
水素化物及び炭酸化物の様な無機塩基が挙げられる。
リエチルアミン)、ピリジン及びピリジン塩基の様な3
級アミン類、又は酢酸ナトリウムだけでなくアルカリ金
属もしくはアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、炭酸
水素化物及び炭酸化物の様な無機塩基が挙げられる。
酸受容体を使用せずに行う場合には、例えば生成された
・・ロゲン化水素を排出するために窒素ガスを通流する
のは適切である。
・・ロゲン化水素を排出するために窒素ガスを通流する
のは適切である。
その他の例として反応触媒としてジメチルホルムアミド
を使用するのは有効である。
を使用するのは有効である。
式■の化合物はプロピオン酸エステル鎖に不斉炭素原子
を有しており、通常の方法で光学対掌体を分割する事が
出来る。
を有しており、通常の方法で光学対掌体を分割する事が
出来る。
この関係においては、光学対掌体の9体がより顕著な殺
微生物作用を示す。
微生物作用を示す。
これらの9体は、エタノール又はアセトン中で負の旋光
度を有する。
度を有する。
光学異性化の他に、Rがメチル基の場合、式■で表わさ
れる化合物とα−ハロゲノプロピオン酸メチルエステル
との反応において、トリエチルアミンの窒素原子に付加
的に導入された2つの基の立体障害の結果として、フェ
ニル基と窒素原子との回転軸に関して内部回転光学異性
化が起こる。
れる化合物とα−ハロゲノプロピオン酸メチルエステル
との反応において、トリエチルアミンの窒素原子に付加
的に導入された2つの基の立体障害の結果として、フェ
ニル基と窒素原子との回転軸に関して内部回転光学異性
化が起こる。
しかしながら光学対掌り体のよりよい殺菌作用(D、L
一体又はL一体と比較して)は保持されて、内部回転光
学異性には顕著に影響されない。
一体又はL一体と比較して)は保持されて、内部回転光
学異性には顕著に影響されない。
本発明により製造される式■の化合物を用いれば植物又
は植物の一部(果実、花、葉、茎、塊茎、根)及び関連
作物又は有用植物につく菌を防止又は殺滅する事ができ
、それのみならず式Iの化合物で処理した植物はその後
成長の間も菌の感染から保護される。
は植物の一部(果実、花、葉、茎、塊茎、根)及び関連
作物又は有用植物につく菌を防止又は殺滅する事ができ
、それのみならず式Iの化合物で処理した植物はその後
成長の間も菌の感染から保護される。
式■の化合物により保護される植物、特に栽培植物は例
えば穀類、トウモロコシ、稲、野菜、さとうぢしや、大
豆、落花生、果樹、観賞植物、しかし主にブドウの木、
ホップ、キュウリとその類縁植物(キュウリ、西洋カポ
チャ、メロンなど)、じゃがいも、タバコ、及びトマト
の様なナス科植物、その他バナナ、ココア、そしてゴム
の木である。
えば穀類、トウモロコシ、稲、野菜、さとうぢしや、大
豆、落花生、果樹、観賞植物、しかし主にブドウの木、
ホップ、キュウリとその類縁植物(キュウリ、西洋カポ
チャ、メロンなど)、じゃがいも、タバコ、及びトマト
の様なナス科植物、その他バナナ、ココア、そしてゴム
の木である。
式■の化合物は、例えば、下記の綱に属する植物病原性
菌に対して有効である。
菌に対して有効である。
子嚢菌類(Ascomycetes ) :例えばエリ
シフアシ(erysiphacea ) 担子菌類〔Basidiomycetes ) :とり
わけ銹菌(rust fungi ) 不完全菌〔fungi imperfecti )藻
菌類(Phycomycetes )綱に属する卵菌類
(Oomycetes :l :例えばフィトフトラ属
(phytophthora )、ツユカビ属(per
onospora )、プソイドペロノスポラ属(ps
eudoperonospora )、ピチウム属(p
ythium )又はプラスモパラ属(plasmop
ara )。
シフアシ(erysiphacea ) 担子菌類〔Basidiomycetes ) :とり
わけ銹菌(rust fungi ) 不完全菌〔fungi imperfecti )藻
菌類(Phycomycetes )綱に属する卵菌類
(Oomycetes :l :例えばフィトフトラ属
(phytophthora )、ツユカビ属(per
onospora )、プソイドペロノスポラ属(ps
eudoperonospora )、ピチウム属(p
ythium )又はプラスモパラ属(plasmop
ara )。
式■の化合物は特に卵菌類に対して有効である。
加えて式■の化合物には浸透作用を有するという利点が
ある。
ある。
又それらは、種子(果実、塊茎、穀粒)及び切り枝を、
菌感染のみならず土壌中に現われる植物病原性菌からも
保護するための種子処理剤(5eed −dressi
ng agent )としても使用し得る。
菌感染のみならず土壌中に現われる植物病原性菌からも
保護するための種子処理剤(5eed −dressi
ng agent )としても使用し得る。
式■の化合物は、今まで知られていなかった新しい種類
の新規殺微生物活性物質であり、そしてこれは従来の市
販微生物防除剤よりもその適用範囲において顕著にすぐ
れている。
の新規殺微生物活性物質であり、そしてこれは従来の市
販微生物防除剤よりもその適用範囲において顕著にすぐ
れている。
次に実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこ
れに限定されるものではない。
れに限定されるものではない。
実施例
55%NaHオイルサスペンション2.4P(0,05
5モル)をテトラヒドロフラン25rrLl中に懸濁さ
せる。
5モル)をテトラヒドロフラン25rrLl中に懸濁さ
せる。
2・6−シメチルアニリンと例えば2−フラノイルクロ
ライドの反応により得られるフラン−2−カルボン酸−
2′・6′−ジメチルアニリド(融点125−128℃
)10.75f(0,05モル)のテトラヒドロフラン
1257711中の溶液を室温で前記溶液中に滴下する
。
ライドの反応により得られるフラン−2−カルボン酸−
2′・6′−ジメチルアニリド(融点125−128℃
)10.75f(0,05モル)のテトラヒドロフラン
1257711中の溶液を室温で前記溶液中に滴下する
。
この反応混合物を室温で30分、更に45℃で30分攪
拌する。
拌する。
冷却後、テトラヒドロフランlomlに溶解した2−ブ
ロムプロピオン酸メチルエステル9.2P(0,055
モル)を室温で滴下する。
ロムプロピオン酸メチルエステル9.2P(0,055
モル)を室温で滴下する。
次に室温で1時間攪拌し、そして24時間加熱攪拌する
。
。
冷却後沢過し、涙液をロータリーエバポレーメーで濃縮
する。
する。
残渣をエーテル/石油エーテルから再結晶してN−(1
’−メトキシカルボニル−エチル)−N−(フラン−(
2“)−カルボニル)−2・6−シメチルアニリンを得
る。
’−メトキシカルボニル−エチル)−N−(フラン−(
2“)−カルボニル)−2・6−シメチルアニリンを得
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次式■: (式中Rは水素原子又はメチル基を表わす)で表わされ
る化合物を、ブチルリチウム又は水素化ナトリウムで相
当するアルカリ塩にし、それをα−ハロゲノプロピオン
酸メチルエステルと反応させる事を特徴とする、次式■
: (式中Rは水素原子又はメチル基を表わす)で表わされ
る2−フランカルボン酸アニリド類の製造法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH159175A CH603041A5 (en) | 1974-04-02 | 1975-02-10 | N-Furoyl-N-aryl-alanine esters |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53135965A JPS53135965A (en) | 1978-11-28 |
JPS5845433B2 true JPS5845433B2 (ja) | 1983-10-08 |
Family
ID=4213995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53002328A Expired JPS5845433B2 (ja) | 1975-02-10 | 1978-01-12 | 2↓−フランカルボン酸アニリド類の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5845433B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
MA19215A1 (fr) * | 1980-07-25 | 1982-04-01 | Ciba Geigy Ag | Nouveaux derives arylamines,procede pour leur fabrication et utilisation en tant que microbicides . |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50135225A (ja) * | 1974-04-02 | 1975-10-27 |
-
1978
- 1978-01-12 JP JP53002328A patent/JPS5845433B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50135225A (ja) * | 1974-04-02 | 1975-10-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53135965A (en) | 1978-11-28 |
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