JPS5845264Y2

JPS5845264Y2 - 球状体収納容器

Info

Publication number: JPS5845264Y2
Application number: JP15734680U
Authority: JP
Inventors: 七海男大道
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1980-11-05
Filing date: 1980-11-05
Publication date: 1983-10-14
Also published as: JPS5780420U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はバスケットボールやバレーボール等用として有
用な球状体膜納容器に関する。

一般にバスケットボールやバレーボール等の球状体を包
装する場合、第１図に示すように球状体１が内接するよ
うな箱状の容器２を使用しているところである。

この種の容器は六面を全て覆うものであり、板材を多量
に使用し、不経済なものである。

また、底板、側板等を貼着して箱組しており、手数を要
するものである。

更に、板材で全面を覆う構成となっており、外部から収
容物が見えず、ボールのイメージを印刷して表わさなけ
ればならないため、店頭に陳列する場合別に陳列台を要
し、また、持ち運びには紐等でしばり、手下げ輪を作っ
ているものであり、又、ショッピングバッグ等を使用し
なければならないため不便なものである。

そこで、本考案は上述の欠点に着目し、これを解消すべ
くなされたものであり、球状体の収納に便利であり、持
ち運びも容易な球状体膜納容器を提供するものであり、
その要旨とするところは略矩形状をした側板の一方側縁
部に適宜枚数の側板をそれぞれ折線を介して順次連続し
て備え、その側板の他方側縁部に固着用舌片を折線を介
して連続形威し、前記連接された端部側板の側縁部に手
下げ片を折線を介して連続形威し、前記各側板の前後縁
に先端を弧状に切り欠かれさ折り返し片をそれぞれ折線
を介して連続形威し、その隣接する一方の折り返し片の
端部に突片を連続形威し、この突片が挿し込まれるスリ
ットを他方の折り返し片に穿設し、前記固着用舌片で筒
状に各側板の両端を固着し、前記折り返し片を内方へ折
り返し、前記スリットに前記突片を押し込んで箱組して
なる球状体膜納容器に存する。

次に本考案の実施例を第２図以下の図面を参照して説明
する。

図中１０は略矩形状をした板紙からなる側板である。

この側板１０の一方側縁部に折線１１．１１．１１を介
して３枚の側板１０ａ、１０ｂ、１０Ｃが連続
して形成され、その側板１０の他方側縁部に折線１２を
介して固着用舌片１３が連続して形成されている。

この固着用舌片１３は側板１０Ｃの側縁部の内面に接
着剤をもって貼着されている。

一方、連接された端部側板１０Ｃの側縁部に折線１４を
介して手下げ片１５が連続して形成されている。

この手下げ片１５はその略中央に折線１６を介して連続
形成された手下げ板１５ａ、１５ｂよりなってい
る。

この手下げ板１５ａには円孔１７，１７．１７が穿設さ
れ、また、手下げ板１５ｂには円孔１７・・・・・・に
対応した位置に切り込み１８．１８・・・・・・により
係止片１９．１９・・・・・・が切り起されている。

この係止片１９には両側に一対の爪片２０、２０が形
成され、この爪片２０が係止片１９を円孔１７に挿し込
んだとき円孔１７の周縁に引掛かり両手下げ板１５ａ
、１５ｂの重合状態を維持するようにしている。

なお、この手下げ片１５は第５図に示すように単に手下
げ板１５ａに円孔１７，１７．１７を穿設したものでも
よい。

また、各側板１０，１０ａ、１０ｂ、１０Ｃ
の前後縁には折線２１・・・・・・を介して折り返し片
２２・・・・・・がそれぞれ連続して形成されている。

この折り返し片２２は側板１０，１０ｂに折線２１を
介して連続形成された台形状の折り返し片２２ａと、
側板１０ａ、１０ｃに折線２１を介して連続形成された
矩形状の折り返し片２２ｂとがあり、この折り返し片
２２ａ、２２ｂの先端は弧状に切り欠かれて球状
体保持用縁部２３となし、この縁部２３が折り返し片２
２ａ、２２ｂを内方へ折り返したとき球状体１の
外周に接して保持するようにしている。

更に台形状の折り返し片２２ａの両傾斜縁中央には半
円状の突片２４、２４が連続して形成され、この突片
２４に対応した位置に折り返し片２２ｂの両端部には
略ハ字状に一対のスリツ）２５．２５が穿設されてい
る。

このスリット２５の一方縁中央は弧状に切り欠かれて突
片２４を押し込み易くしている。

この突片２４をスリット２５に押し込むことにより、折
り返し片２２の球状体１の保持状態が保たれる。

尚、上述の実施例では４枚の側板１０，１０ａ、１
０ｂ、ＩＯＣにより四角筒状となしているか゛、第６図
に示すように６枚の側板１０，１０ａ、１０ｂ
、１０Ｃ，１０ｄ、１０ｅにより六角筒状としてもよ
い。

また、側板を適宜枚数折線を介して連続して形成し角筒
状になしたものであればよい。

このように構成される球状体膜納容器は、使用に際し、
側板１０，１０ａ、１０ｂ、１０Ｃにより形
成された四角筒の一方の開口側縁の折り返し片２２ａ
、２２ｂを内方へ折り返し突片２４をスリット２５に
押し込んで保持する。

一方、他方の開口縁から球状体１を挿入して折り返し片
２２ａ、２２ｂを折り返し前記と同様に突片２４
をスリット２５にそれぞれ押し込んで保持し、手下げ片
１５により持ち運びができるものである。

本考案の球状体膜納容器は上述のように構成されている
ので、次の如き諸利点がある。

即ち、■ 先端を弧状に切り欠かれた折り返し片を内方
へ折り返して球状体を保持し、その折り返し片を突片と
スリットにより保持状態を維持するようにしたため、簡
単に球状体を収容保持できるものである。

また、開口部から内部の球状体を見ることができ、その
まま陳列することもできる。

更に、両側は開口部となっているため、その分の板材を
節約することができて経済的である。

なお、ボールは外にとびだすことなく折り返し片を押す
だけで簡単にボールをとり出すことかで゛きる。

■ 固着用舌片を連続して形成したため、固着用舌片を
貼着するだけで容器を組み立てることができ、その作業
が簡単になし得られるものである。

■ 手下げ片を連続して形成したため、紐をかけること
なく、そのまま手下げ片を持って持ち運びできるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の球状体膜納容器の斜視図、第２図は本考
案を実施した球状体膜納容器の展開図、第３図は容器に
球状体を収納途中の状態の斜視図、第４図は同容器の縦
断面図、第５図は手下げ片の他の実施例を示す部分展開
図、第６図は容器の他の実施例を示す展開図である。１０．１０ａ、１０ｂ、１０Ｃ，１０ｄ、
１０ｅ・・−・・・側板、１１゜１２．１４，１６
．２１・・・・・・折線、１３・・・・・・固着用舌片
、１５・・・・・・手下げ片、１７・・・・・・円孔、
１８・・・・・・切り込み、１９・・・・・・係止片、
２０・・・・・・爪片、２２，２２ａ、２２ｂ・
・・・・・折り返し片、２３・・・・・・球状体保持用
縁部、２４・・・・・・突片、２５・・・・・・スリッ
ト。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

略矩形状をした側板の一方側縁部に適宜枚数の側板をそ
れぞれ折線を介して順次連続して備え、その側板の他方
側縁部に固着用舌片を折線を介して連続形威し、前記連
接された端部側板の側縁部に手下げ片を折線を介して連
続形威し、前記各側板の前後縁に先端を散状に切り欠か
れた折り返し片をそれぞれ折線を介して連続形成し、そ
の隣接する一方の折り返し片の端部に突片を連続形威し
、この突片が挿し込まれるスリットを他方の折り返し片
に穿設し、前記固着用舌片で筒状に各側板の両端を固着
し、前記折り返し片を内方へ折り返し、前記スリットに
前記突片を押し込んで箱組してなる球状体膜納容器。