JPS5845228B2 - キロクサイセイソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスロー又はスチル像が得られる様になされた記
録再生装置に関し、特に１個のドロップアウト補償回路
に依り良好にドロップアウトが補償できる様にしたもの
である。

従来スロー又はスチル像が得られる磁気記録再生装置と
して第１図及び第２図に示す如きものが提案されている
。

即ち第１図に於いて、１は回転磁気シートを示し、この
回転磁気シート１は例えば３０Ｈｚで回転する如くなさ
れこの回転磁気シート１の中側には例えば渦巻状に連続
情報トラック２が形成される様に成されると共にこの回
転磁気シート１の外周にスロー又はスチル用のトラック
３が形成される様に成されている。

このスロー又はスチル用のトラック３は例えば１周で１
フレーム（２フイールド）の映像信号が記録される様に
なされるものである。

又４はこの回転磁気シート１の連続情報トラック２に対
応して配された再生用の磁気ヘッドを示し、この再生用
磁気ヘッド４に得られる再生信号を増巾器５を介して情
報選択切換器６の一方の入力側に供給すると共に情報選
択及び再記録切換器７の一方の入力側に供給する。

この場合情報選択切換器６ばその出力側に連続情報信号
を伝送するか、スロー又はスチル信号を伝送するかを切
換えるものである。

又この情報選択切換器６の出刃側をドロップアウト補償
回路８及び復調器９を介してモニタ１０に供給する。

この場合ドロップアウト補償回路８は映像信号中にドロ
ップアウト部があると、このドロップアウトの部分に例
えば１水平期間前の信号を入れ換え挿入する様にしたも
ので、その構成は極めて複雑であり、高価なものである
。

又情報選択及び再記録切換器７の出力側に得られる信号
を増巾器１１を介して回転磁気シート１のスロー又はス
チル用のトラック３に対応して配された記録用磁気ヘッ
ド１２に供給する。

又１３ばこの回転磁気シート１のスロー又はスチル用の
トラック３に対応すると共に記録用磁気ヘッド１２に対
し、このトラック３上で略半周離間した位置に配された
再生用磁気ヘッドで、この再生用磁気ヘッド１３に得ら
れるスロー又はスチル用の映像信号を増巾器１４を介し
て情報選択切換器６の他方の入力側に供給すると共に情
報選択及び再記録切換器７の他方の入力側に供給する。

斯る第１図の従来例に於いては連続情報信号を再生する
場合は再生用磁気ヘッド４よりの再生信号を増巾器５、
情報選択切換器６、ドロップアウト補償回路８及び復調
器９を介してモニタ１０に供給して良好な再生画、像を
得ることができる。

又この第１図の従来例に於いてスロー又はメチル像を得
る場合、再生用磁気ヘッド４に得られる再生信号の所定
の１フイールドの映像信号を情報選択及び再記録切換器
７により選定して記録用磁気ヘッド１２に供給し、この
１フイールドの映像信号を回転磁気シート１の外周のス
ロー又はスチル用のトラック３の略半周に記録し、次に
このスロー又はスチル用のトラック３より再生用磁気ヘ
ッド１３によって再生されるこの所定の１フイールドの
再生映像信号を情報選択及び再記録切換器７により切換
えて増巾器１１を介して記録用磁気ヘッド１２に供給し
この再生映像信号を回転磁気シート１のスロー又はスチ
ル用のトラック３の残りの半周に記録する。

即ちこのとき回転磁気シート１のスロー又はスチル用の
トラック３に所定の１フイールドの映像信号が２回記録
されたこととなる。

この場合又再生用磁気ヘッド１３に得られる所定１フイ
ールドの再生映像信号の繰り返し信号を増巾器１４、情
報選択切換器６、ドロップアウト補償回路８及び復調器
９を介してモニタ１０に供給してスロー又はスチル像を
得る。

この第１図例に於いては再生用磁気ヘッド４に得られる
連続情報信号をモニタ１０にて再生しているときには問
題がないが、スロー又はスチル像を得る場合、再生用磁
気ヘッド４→増巾器５→情報選択及び再記録切換器７→
増巾器１１→記録用磁気ヘツド１２の記録系及び再生用
磁気ヘッド１３→増巾器１４→情報選択及び再記録切換
器７−＋増中器１１→記録用磁気ヘッド１２の再記録系
にドロップアウト補償回路が挿入されていないのでこの
回転磁気シート１のスロ・−又はスチル用のトラック３
に２回記録された映像信号の夫々のドロップアウトは補
償されていない。

すなわち、例えば連続情報トラック２から再生される映
像信号にドロップアウトが有ると、スチル用のトラック
３に記録される最初の半周の映像信号（第１フイールド
目の信号）としてはドロップアウト情報がその１丑記録
される。

更にこのドロップアウト情報を含んで記録された第１フ
イールド目の信号が、増巾器１４、再記録切換器７、増
巾器１１を介してトラック３の後半の半周の位置で磁気
ヘッド１２に供給され２ると、とのま１ドロツプアウト
を含んだ映像情報が第２フイールド目の信号とし記録し
直される。

従って頭初のドロップアウト情報が複数回に亘り再生、
記録され、再生磁気ヘッド１３からの最終的な映像信号
は後のドロップアウト補償回路８では補償１〜きれなく
なる程信号劣化を生ずる。

従って斯る第１図に示す如き構成の従来の記録再生装置
に於いてはスロ・−又はスチル像を得る場合、スロー又
はメチル用トラック３に記録するとき何等かの原因に依
り、記録信号にドロップアウトを生じたときは、このド
ロップアウトが十分補償されず、極めて見にくい画像と
なる欠点があった。

この欠点を除去するため第２図に示す如く、第１図に於
いてドロップアウト補償回路８を除去し、増巾器５の出
力信号をドロップアウト補償回路８ａを介して情報選択
切換器６の一方の入力側と情報選択及び再記録切換器７
の一方の入力側とに夫々供給し、又増巾器１４の出力信
号をドロップアウト補償回路８ｂを介して情報選択切換
器６の他方の入力側と情報選択及び再記録切換器７の他
方の入力側とに夫々供給する様にし、その他は第１図と
同様にするものが考えられるが、この場合は構成が複雑
で高価なドロップアウト補償回路８ａ、８ｂを２他必要
とし経済的でない。

本発明は斯る点に鑑み１個のドロップアウト補償回路を
使用し、スロー又はスチル像を得る場合にもドロップア
ウトを補償し、良好な再生画像を得ることができる様に
したものである。

以下第３図を参照しながら本発明記録再生装置の一実施
例につき説明しよう。

この第３図に於いて第１図及び第２図に対応する部分に
は同一符号を付し、その詳細説明は省略する。

この第３図例に於いては再生用磁気ヘッド４に得られる
再生映像信号を増巾器５を介して切換スイッチ１５の一
方の固定接点側に供給する様にし、この切換スイッチ１
５の可動接点側をドロップアウト補償回路８を介して切
換スイッチ１６の一方の固定接点側に接続し、この切換
スイッチ１６の可動接点側を復調器９を介してモニタ１
０の入力側に接続する。

又ドロップアウト補償回路８の出力側を接続スイッチ１
７及び増巾器１１を介して記録用磁気ヘッド１２に供給
する。

この場合接続スイッチ１７はスロー又はスチル像を得よ
うとするとき垂直同期信号に同期して２フイ一ルド期間
オンとなる如くする。

再生用磁気へ、ラド１３に得られる再生映像信号を増巾
器１４を介して切換スイッチ１５の他方の固定接点側に
供給すると共に切換スイッチ１６の他方の固定接点側に
供給する。

この場合切換スイッチ１５は連続情報信号を再生すると
きは、この切換スイッチ１５の可動接点側は一方の固定
接点側に接続され、スロー又はスチル像を再生するとき
はこの可動接点側はその初めの１フイ・−ルド期間に一
方の固定接点側に接続する如くし、その後他方の固定接
点側に接続する如くする。

又切換スイッチ１６は連続情報信号を再生するときは、
この切換スイッチ１６の可動接点側は一方の固定接点側
に接続され、スロ・−又はスチル像を再生するときはこ
の可動接点側はその初めの１フイ一ルド期間に他方の固
定接点側に接続する如くし、その後はこの可動接点側は
一方の固定接点側に接続する如くする。

その他は従来同様に構成する。

本発明は上述の如く構成されているので、回転磁気シー
ト１の連続情報トラック２に記録された情報信号を連続
的に再生するときには切換スイッチ１５の可動接点側は
一方の固定接点側に接続されると共に切換スイッチ１６
の可動接点側は一方の固定接点側に接続され、又接続ス
イッチ１７はオフとされるので、再生用磁気ヘッド４で
再生された再生信号は増巾器５→切換スイッチ１５→ド
ロップアウト補償回路８→切換スイッチ１６→復調器９
を通してモニタ１０に供給され、ドロップアウトの補償
された良好な再生画像を得ることができる。

又スロー又はスチル像を得る場合の初めの１フイ一ルド
期間に於いては切換スイッチ１５はその可動接点側が一
方の固定接点側に接続され、切換スイッチ１６はその可
動接点側が他方の固定接点側に接続され、又接続スイッ
チ１７はオンとなる。

従って再生用磁気ヘッド４より再生された選定された１
フイールドの再生信号は増巾器５→切換スイッチ１５→
ドロップアウト補償回路８→接続スイッチ１Ｔ→増中器
１１を通して記録用磁気ヘッド１２に供給され、この再
生信号はこの回転磁気シート１のスロー又はスチル用ト
ラック３の略半周に記録される。

この場合記録用磁気ヘッド１２に供給される映像信号は
ドロップアウト補償回路８を介して供給さｉ−るので、
この記録用の映像信号のドロップアウトは補償される。

又再生用磁気ヘッド１３は前回に記録ｉ７たスロー又は
スチル用の１フイ・−ルド分の映像信号を再生Ｉ〜、こ
の再生信号は増巾器１４→切換スイッチ１６→復調器９
を通してモニタ１０に供給される。

又次の１フイ一ルド期間に於いては切換スイッチ１５ば
その可動接点側が他方の固定接点側に接続され、切換ス
イッチ１６はその可動接点側が一方の固定接点側に接続
され、又接続スイッチ１７ばオンとされる。

このときは再生用磁気ヘッド１３は前フイ・〜ルド期間
に記録用磁気ヘッド１２に依り記録ｊ〜た選定さ力、た
１フイールドの映像信号部に対応１〜、このときこの再
生用磁気ヘッド１３に得られる再生信号は増巾器１４→
切換スイッチ１５→ドロップアウト補償回路８→接続ス
イッチ１７→増巾器１１を通して記録用磁気ヘッド１２
に供給され、この再生信号は回転磁気シート１のスロー
又はスチル用トラック３の残りの半周に記録されると共
にこの再生用磁気ヘッド１３に得られる再生信号は増巾
器１４→切換スイッチ１５→ドロップアウト補償回路８
→切換スイッチ１６→復調器９を通してモニタ１０に供
給される。

この場合、記録用磁気ヘッド１２及びモニタ１０に供給
する映像信号は夫々ドロップアウト補償回路８と介して
供給されるので、夫々の映像信号のドロップアウトは補
償される。

その後は切換スイッチ１５ばその可動接点側が他方の固
定接点側に接続され、切換スイッチ１６はその可動接点
側が一方の固定接点側に接続され、接続スイッチ１７は
オフとされる。

従ってこのときは再生用磁気ヘッド１３に依り再生され
た再生信号は増巾器１４→切換スイッチ１５→ドロップ
アウト補償回路８→切換スイッチ１６→復調器９を通し
てモニタ１０に供給され、このモニタ１０にスロー又は
スチル像が得られる。

この場合モニタ１０に供給される映像信号はドロップア
ウト補償回路８を介して供給されるのでこの映像信号の
ドロップアウトは補償される。

以上述べた如く本発明に依れば′１個のドロップアウト
補償回路８を使用して連続情報信号再生時及びスロー又
はスチル像を得る時にも良好にドロップアウトが補償で
き、良好な再生画像を得ることができる。

尚、上述実施例に於いては磁気録画再生装置に本発明を
使用した例につき述べたが本発明はその他の記録再生装
置にも使用できることは勿論である。

又、本発明は上述実施例に限らず本発明の精神を逸脱す
ることなくその他種々の構成が取り得る。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は夫々従来の記録再生装置の例を示す
構成図、第３図は本発明記録再生装置の一実施例を示す
構成図である。 １は回転磁気シート、２は連続情報トラック、３はスロ
ー又はスチル用トラック、４及び１３は夫々再生用磁気
ヘッド、５，１１及び１４は夫々増巾器、８はドロップ
アウト補償回路、９は復調器、１０はモニタ、１５及び
１６は夫々切換スイッチ、１７は接続スイッチである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 連続情報信号再生用ヘッドと、スチル画再生用ヘッ
   ドからの情報信号を選択する切換スイッチと、該切換ス
   イッチの出力端子に接続されたドロップアウト補償回路
   と、該ドロップアウト補償回路からの出力を記録用ヘッ
   ドに供給する接続スイッチと、上記ドロップアウト補償
   回路からの出力を復調する再生回路と、モニタとを有し
   、スロー又はスチルの再生を情報信号の一時的記録状態
   を介して行う様になし、この一時的記録状態の第１フイ
   ールドの記録時、上記連続情報信号再生用ヘッドからの
   情報信号を上記切換スイッチ、上記ドロップアウト補償
   回路及び上記接続スイッチを介して上記記録用ヘッドに
   供給して、該記録用ヘッドにより円盤状記録媒体の略半
   周分のトラックに記録をし、第２フイールドの記録時、
   上記スチル画再生用ヘッドに得られる上記第１フイール
   ドの記録の再生信号を上記切換スイッチ及び上記ドロッ
   プアウト補償回路を介して上記再生回路に供給すると共
   に上記ドロップアウト補償回路からの出力情報信号を上
   記接続スイッチを介して上記記録用ヘッドに供給して、
   該記録用ヘッドにより上記円盤状記録媒体の残りの半周
   外のトラックに記録し、この一時的記録状態の終了後上
   記スチル画再生用ヘッドに得られる再生情報信号を上記
   切換スイッチ及び上記ドロップアウト補償回路を介して
   上記再生回路に供給する様にしたことを特徴とする記録
   再生装置。