JPS5845060B2 - 帳票読取装置の読取処理装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、伝票などの帳票を読取る際に、帳票上の所望
数値を集計する機能を設けた帳票読取装置の読取処理装
置に関するものである。

一般の事務作業の中には、伝票の整理などが非常に多く
なり、最近においては光学読取装置を使用してこれらの
伝票読取を自動化する方向にある。

例えば、この伝票処理には次の様な処理形態がある。

売上等の収入を示す伝票、支払などの支出を示す伝票が
あり、これらの収入及び支出を集計しながら最終的に赤
字なのか黒字なのかを調べる事がある。

このような作業は業務が複雑化すれば複雑化するほど手
作業では処理が困難であることは一般に周知の事である
。

従来よりこのような伝票等の帳票を帳票読取装置で読取
り処理する際には、以下の方法で行っていた。

すなわち、光学文字読取装置等の帳票読取装置において
は単に帳票上に記入された情報を読取り、この読取った
情報を一垣フロッピィディスク装置等に記憶した後、上
位装置又は回線を介してセンターに送り、センター側又
は上位装置側で集計処理を行うようにしていた。

しかしながら、このような方法では、例えば１つの上位
装置又はセンターに対して複数の帳票読取装置が接続さ
れている場合には、上位装置又はセンターはオーバーワ
ークになりやすく、また効率的な上位装置又はセンター
の使用ができなくなる欠点があった。

従って本発明は上記欠点を解消した新規な帳票読取装置
の読取処理装置を提供することを目的とするもので、こ
の目的は上記帳票上に記入された処理対象は収入、支出
よりなり、該帳票より読取られた該処理対象より判別さ
れた収入、支出処理に基づいて上記処理対象に対応の数
値をカウントする事により達成されるとともに、帳票上
に処理対象と該処理対象に対して数量、金額などの数値
とが少なくとも記入された帳票を読取る帳票読取装置の
読取処理装置において、該帳票上に記入された情報を読
取る読取り部、該読取り部により読取られた読取情報の
内、上記処理対象及び該処理対象に対応した数値とを記
憶するレジスタ、該レジスタに記憶された該処理対象を
読出し、処理すべき内容を判別する判別手段、該判別手
段の判別結果に基ついて該レジスタに記憶された数値を
入力するカウンタを備える事により達成する事ができる
。

すなわち、本発明は帳票読取装置内に上述構成の読取処
理が可能なようにし、該帳票上より読取られた処理対象
が指定した処理すべき内容に基づいて集計動作を行う事
により上位装置又はセンタの負荷軽減を行えるようにし
たものである。

以下、本発明を図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の帳票読取装置にて読取られる帳票の一
例である。

図において、１は帳票、２は処理コード、３は品物番号
、４は金額、５は日付をそれぞれ示す。

この実施例の帳票１上には支払や収入を示す支払、収入
という文字又は番号によるコードで記入される処理対象
２と対象となる品物の番号３と品物の金額４と処理され
た日付５が記入されている。

本発明では、帳票読取装置において第１図に示す如き帳
票より処理対象２を判別し、該処理対象２が支出か収入
かにより対応する金額４を収入の時には加算し、支出の
時には減算する事により所望の複数の帳票を読取った後
に、該収入又は支出のいずれかが多いかを判別するもの
である。

第２図は本発明の帳票読取装置の読取装置の一実施例で
ある。

図において、第１図と同記号のものは同一のものを示し
、さらに６は帳票読取り部、７は読取りフォーマットコ
ントロール部、８は読取りエリア判定手段、９はパラメ
ータ、１０はレジスタ、１１．１２は処理対象判別パタ
ーン、１３．１４は判定回路、１５．１５はゲート手段
、１７は加減算カウンタ、１８はフロッピィディスク装
置をそれぞれ示す。

６は帳票１上に光を照射し、帳票上より得られた反射光
を受け、該反射光を２値化した画像パターンを、例えば
記入された文字単位に切出した後、予め設けられたパタ
ーン辞書とマツチングする事により記入された文字が何
かを判定して、その結果を出力する。

７は読取りフォーマットコントロール部で、読取対象の
帳票がどのような形式のもので、どの位置どのような種
類の文字が記入されているのかを予め帳票読取部６に与
えて読取り処理を行うための制御情報を蓄積している部
分である。

８は読取りエリア判定回路で、帳票読取り部６内にあっ
てもよい。

ここでは、帳票上の情報内、本発明で必要な第１図で示
す処理対象と、金額情報を抽出しレジスタ１０に送る。

尚、帳票読取り部６で読取られた全データは読取りエリ
ア判定手段８を介さずに詳細は図示していないがフロッ
ピィディスク１８に記憶される。

１０はレジスタで上述したように帳票読取り部６で読取
られた情報の内、読取判定手段で判定された処理対象と
金額のみがセットされる。

尚、読取りエリア判定手段８は、パラメータ９が与えら
れ読取りフォーマットコントロール部７からの情報とと
もに帳票上の処理対象と金額の記入されている位置を指
定してそれを抽出する。

このようにしてレジスタ１０内に格納された処理対象及
び金額の内、処理対象の部分のみが判定回路１３．１４
に入力され、処理対象判別パターン１１．１２からの出
力とで比較される。

この実施例においては、１１が支出を示すパターン、１
２は収入を示すパターンが格納されている。

従って判定回路１３．１４においては処理対象に応じて
いずれか一方の出力がゲート回路１５゜１６に入力され
る。

従って支出又は収入いずれかに応じてゲー１１５．１６
が開く事になり、これによりレジスタ１０に格納されて
いる金額が加減算カウンタ１７に入力される。

このゲート１５、ゲート１６は加減算カウンタ１７に対
して加算、減算の指示を兼ねている。

従って１５のゲートが開いた時には、支出を示す金額で
あるために、加減算カウンタ１７の金額をレジスタ１０
より出力された金額分だけ減算する。

また、１６のゲートが開いた時には収入を示す金額であ
るために、加減算カウンタ１７の金額にレジスタ１０よ
り出力された金額分を加算する。

このように所望の帳票１を複数枚読取った後、図示しな
い上位装置又はセンターに送る際に、該加減算カウンタ
１７の内容をフロッピィディスク１８に書込み、その後
実際に読取ったデータと、この加減算カウンタ１７の出
力、すなわち集計データとを上位装置又はセンターに送
る。

以上のように本発明では、帳票読取装置において集計処
理が可能となるので、上位装置又はセンターの負荷を軽
減できる。

尚、本実施例では、加減算カウンタを１つのカウンタで
構成したが、収入と支出を別々のカウンタでカウントし
てもよい。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の帳票読取装置により読取られる帳票の
一例を示す。 第２図は本発明の帳票読取装置の読取処理装置の一実施
例である。 図において、１は帳票、２は処理コード、３は品物番号
１，４は金額、５は日付、６は帳票読取り部、７は読取
フォーマットコントロール部、８は読取エリア判定手段
、９はパラメータ、１０はレジスタ、１１．１２は処理
対象判別パターン、１３．１４は判定回路、１５．１６
はゲート手段、１７は加減算カウンタ、１８はフロッピ
ィディスクをそれぞれ示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 帳票上に処理対象と該処理対象に対して数量、金額
   などの数値とが少なくとも記入された！隈票を読取る帳
   票読取装置の読取処理装置おいて、該帳票上に記入され
   た情報を読取る読取り部、該読取り部により読取られた
   読取情報の内、上記処理対象を読出し、処理すべき内容
   を判別する判別手段、該判別手段の判別結果に基づいて
   該レジスタに記憶された数値を計数するカウンタより構
   成された帳票読取装置の読取処理装置。 ２ 上記帳票上に記入された処理対象は収入、支出より
   なり、該帳票より読取られた該処理対象より判別された
   収入、支出処理に基づいて上記処理対象対応の計数値を
   上記カウンタにより計数する事を特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の帳票読取装置の読取処理装置。