JPS5844544Y2 - 扁平電池 - Google Patents
扁平電池Info
- Publication number
- JPS5844544Y2 JPS5844544Y2 JP15126078U JP15126078U JPS5844544Y2 JP S5844544 Y2 JPS5844544 Y2 JP S5844544Y2 JP 15126078 U JP15126078 U JP 15126078U JP 15126078 U JP15126078 U JP 15126078U JP S5844544 Y2 JPS5844544 Y2 JP S5844544Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- positive electrode
- battery
- mixture layer
- current collector
- negative electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
- Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
- Primary Cells (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は扁平電池における集電体の改良に関し、プレス
打抜あるいは切断等により形成した正極集電体の周縁に
生じるパリの突出方向と同方向に向いた片面に正極合剤
層を形成して、この正極合剤層を負極側に対向させるこ
とで、前記パリによる外装部材の劣化を防止して電池性
能を向上を図ったもので゛ある。
打抜あるいは切断等により形成した正極集電体の周縁に
生じるパリの突出方向と同方向に向いた片面に正極合剤
層を形成して、この正極合剤層を負極側に対向させるこ
とで、前記パリによる外装部材の劣化を防止して電池性
能を向上を図ったもので゛ある。
電池総厚が１ｍｍ以下の扁平電池は、最近富に発達して
きた薄形電子機器の電池として好ましいものである。
きた薄形電子機器の電池として好ましいものである。
ところが総厚が１ｍｍ以下と薄くなればなる程、使用す
る電池構成材料も薄くする必要があり、外装部材である
樹脂フィルム等は破れ易く、わずかな高さの突起等で突
かれても孔があき、電解液を外部に漏出させる等の問題
がある。
る電池構成材料も薄くする必要があり、外装部材である
樹脂フィルム等は破れ易く、わずかな高さの突起等で突
かれても孔があき、電解液を外部に漏出させる等の問題
がある。
第１図は扁平形電池の代表的な構造を示す。
この図において、１ａ、１ｂは外装部材をなす２枚の樹
脂フィルムでその周縁２は発電要素を内部に包み込んだ
状態で相互に溶着又は接着されている。
脂フィルムでその周縁２は発電要素を内部に包み込んだ
状態で相互に溶着又は接着されている。
この樹脂フィルムｌａ、ｌｂは、外装体として十分な強
度と外観美の向上を図るため、例えば外側のポリプロピ
レンフィルム３と内側のポリエチレンフィルム４との間
にアルミニウム箔５を位置させラミネート構造をなして
いる。
度と外観美の向上を図るため、例えば外側のポリプロピ
レンフィルム３と内側のポリエチレンフィルム４との間
にアルミニウム箔５を位置させラミネート構造をなして
いる。
発電要素６は、亜鉛箔よりなる負極７と、電解液を含浸
した薄いセパレータ８と紙程度に薄く耐蝕性を有したス
テンレス鋼薄板よりなる正極集電体９の片面に正極合剤
１０を薄く塗着して図の如く、正負両極を対向させてい
る。
した薄いセパレータ８と紙程度に薄く耐蝕性を有したス
テンレス鋼薄板よりなる正極集電体９の片面に正極合剤
１０を薄く塗着して図の如く、正負両極を対向させてい
る。
１１ ａは負極端子孔、１１ ｂは正極端子孔である。
このような扁平電池において問題となるのは、亜鉛負極
７及び正極集電体９の周縁に生じるパリ１２である。
７及び正極集電体９の周縁に生じるパリ１２である。
この両部材はともに所定形状に大きな箔あるいは薄板か
ら打抜あるいは切断で形成されるので、その切断方向に
パリが発生することはさけ得ない このうち亜鉛負極７のパリは、亜鉛が比較的柔らかく切
断時に発生しても先端に丸みがあり、つぶれ易い状態に
ある。
ら打抜あるいは切断で形成されるので、その切断方向に
パリが発生することはさけ得ない このうち亜鉛負極７のパリは、亜鉛が比較的柔らかく切
断時に発生しても先端に丸みがあり、つぶれ易い状態に
ある。
しかし正極集電体９のパリは、ステンレス鋼薄板が素材
であり、これは亜鉛箔に比べて剛性が大きいため、鋭利
な山形に発生し、つぶれにくいものである。
であり、これは亜鉛箔に比べて剛性が大きいため、鋭利
な山形に発生し、つぶれにくいものである。
従って、この正極集電体９のパリ発生方向とは反対方向
の片面に正極合剤層１０を形成して電池を組立てた場合
第３図に示す如くパリ１２が樹脂フィルム１ｂに突き
ささってアルミニウム箔６と接し、電解液の共存によっ
て局部電池を形成したり、最悪の場合にはフィルム１ｂ
を貫通して外部への漏液発生の原因となるという不利が
あった。
の片面に正極合剤層１０を形成して電池を組立てた場合
第３図に示す如くパリ１２が樹脂フィルム１ｂに突き
ささってアルミニウム箔６と接し、電解液の共存によっ
て局部電池を形成したり、最悪の場合にはフィルム１ｂ
を貫通して外部への漏液発生の原因となるという不利が
あった。
このような漏液や局部電池の発生等は薄く、電池容量も
通常用いられているボタン形電池に比べて少ない扁平電
池にとっては容量劣化が著るしく、この電池を使用する
電子機器側への影響も大きい。
通常用いられているボタン形電池に比べて少ない扁平電
池にとっては容量劣化が著るしく、この電池を使用する
電子機器側への影響も大きい。
そこで本考案はこのような問題の解決策として第２図に
示す如く正極集電体９のパリ突出方向に面した片面に正
極合剤層１０を形成し、この合剤を亜鉛負極に対向させ
たものであり、正極集電体周縁のパリの突きささりによ
るアルミニウム箔を中間にラミネートした樹脂フィルム
からなる外装部材の劣化を解決したものである。
示す如く正極集電体９のパリ突出方向に面した片面に正
極合剤層１０を形成し、この合剤を亜鉛負極に対向させ
たものであり、正極集電体周縁のパリの突きささりによ
るアルミニウム箔を中間にラミネートした樹脂フィルム
からなる外装部材の劣化を解決したものである。
本考案の実施例を示す第２図において正極集電体９の周
縁に発生した鋭利なパリ１２は、正極合剤の塗着によっ
てつぶれることはない。
縁に発生した鋭利なパリ１２は、正極合剤の塗着によっ
てつぶれることはない。
しかし図に示す如く、パリ１２の高さに対して正極合剤
層１０の厚みは大きく、パリ１２を十分に覆うだけの高
さを有しているのでパリ１２がセパレータ８を貫通して
負極と接するようなことはない。
層１０の厚みは大きく、パリ１２を十分に覆うだけの高
さを有しているのでパリ１２がセパレータ８を貫通して
負極と接するようなことはない。
従って、正極集電体９の樹脂フィルム１ｂと接する面か
ら、フィルム１ｂに突きささることはなく、パリに起因
した局部電池の発生や漏液を生じない。
ら、フィルム１ｂに突きささることはなく、パリに起因
した局部電池の発生や漏液を生じない。
さらに亜鉛負極の周縁に発生するパリの影響を除去する
よう、亜鉛負極もそのパリ突出側片面をセパレータと接
するよう内側に配置すれば、負極側を覆う樹脂フィルム
１ａの損傷もなく優れた性能の扁平電池を提供できる利
点がある。
よう、亜鉛負極もそのパリ突出側片面をセパレータと接
するよう内側に配置すれば、負極側を覆う樹脂フィルム
１ａの損傷もなく優れた性能の扁平電池を提供できる利
点がある。
第１図は扁平電池の拡大断面図、第２図は本考案の実施
例における電池の要部拡大断面図、第３図はこれまでの
同種電池の要部拡大断面図である。 ｌａ、ｌｂ・・・・・・外装用樹脂フィルム、７・・・
・・・亜鉛負極、８・・・・・・セパレータ、９・・・
・・・正極集電体、１０・・・・・・正極合剤層、１２
・・・・・・パリ。
例における電池の要部拡大断面図、第３図はこれまでの
同種電池の要部拡大断面図である。 ｌａ、ｌｂ・・・・・・外装用樹脂フィルム、７・・・
・・・亜鉛負極、８・・・・・・セパレータ、９・・・
・・・正極集電体、１０・・・・・・正極合剤層、１２
・・・・・・パリ。
Claims (1)
- 耐蝕性金属薄板よりなる集電体のパリ突出側片面に正極
合剤層を形成した正極と、セパレータと、セパレータを
介して前記正極合剤層と対向するよう配置した負極とか
らなる扁平な発電要素を、樹脂フィルム間にアルミニウ
ム箔をラミネートした外装部材で外装した扁平電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15126078U JPS5844544Y2 (ja) | 1978-11-01 | 1978-11-01 | 扁平電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15126078U JPS5844544Y2 (ja) | 1978-11-01 | 1978-11-01 | 扁平電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5568271U JPS5568271U (ja) | 1980-05-10 |
| JPS5844544Y2 true JPS5844544Y2 (ja) | 1983-10-08 |
Family
ID=29136341
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15126078U Expired JPS5844544Y2 (ja) | 1978-11-01 | 1978-11-01 | 扁平電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5844544Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-11-01 JP JP15126078U patent/JPS5844544Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5568271U (ja) | 1980-05-10 |
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