JP3063924B2 - 薄形電池 - Google Patents
薄形電池Info
- Publication number
- JP3063924B2 JP3063924B2 JP18542191A JP18542191A JP3063924B2 JP 3063924 B2 JP3063924 B2 JP 3063924B2 JP 18542191 A JP18542191 A JP 18542191A JP 18542191 A JP18542191 A JP 18542191A JP 3063924 B2 JP3063924 B2 JP 3063924B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal plate
- battery
- sealing body
- active material
- electrode active
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
- Primary Cells (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、薄形電池の封口部に関
するものである。
するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、携帯用電子機器や電池使用機器
は、小型、薄型化が急速に進展している。それに伴いそ
れら電子機器の電源として使用される電池についても、
小型、薄型化の要求が増えている。特に、リチウムに代
表される軽金属を負極活物質とした薄形電池は、厚みが
０．１ｍｍのものもできているが、円筒形電池に使われ
ているような、安全弁を設けることができなかった。こ
のため、電池内圧が上昇したときに、封口接着部が剥離
してガスが外部に放出されていた。
は、小型、薄型化が急速に進展している。それに伴いそ
れら電子機器の電源として使用される電池についても、
小型、薄型化の要求が増えている。特に、リチウムに代
表される軽金属を負極活物質とした薄形電池は、厚みが
０．１ｍｍのものもできているが、円筒形電池に使われ
ているような、安全弁を設けることができなかった。こ
のため、電池内圧が上昇したときに、封口接着部が剥離
してガスが外部に放出されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記封口接着部の剥離
部分は、電池製造時のバラツキによる接着強度の弱い部
分に生じ、該部分が特定しなかった。そのため、該部分
の近辺に電子機器が組み込まれていた場合、ガスにより
電子機器を損傷するという問題点を有していた。
部分は、電池製造時のバラツキによる接着強度の弱い部
分に生じ、該部分が特定しなかった。そのため、該部分
の近辺に電子機器が組み込まれていた場合、ガスにより
電子機器を損傷するという問題点を有していた。
【０００４】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、安全性に優れた
薄形電池を提供することにある。
のであって、その目的とするところは、安全性に優れた
薄形電池を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明は、正極活物質１と電解質２と負極活物質３とを
層状に重ねた発電要素の上下に集電体を兼ねる端子板
４，５を配置し、該端子板４，５の周縁部を電気絶縁性
の封口体６により封口した薄形電池であって、前記封口
体６と前記端子板４，５との接着強度を局部的に小なら
しめたことを特徴とするものである。そして、上記接着
強度を局部的に小ならしめるためには、接着部分の幅寸
法Ｗを局部的に小ならしめると、簡単に製造できて効果
的である。
本発明は、正極活物質１と電解質２と負極活物質３とを
層状に重ねた発電要素の上下に集電体を兼ねる端子板
４，５を配置し、該端子板４，５の周縁部を電気絶縁性
の封口体６により封口した薄形電池であって、前記封口
体６と前記端子板４，５との接着強度を局部的に小なら
しめたことを特徴とするものである。そして、上記接着
強度を局部的に小ならしめるためには、接着部分の幅寸
法Ｗを局部的に小ならしめると、簡単に製造できて効果
的である。
【０００６】
【作 用】予め封口体６と端子板４，５との接着強度を
局部的に小ならしめておくと、電池内圧が上昇した時、
最初にこの部分が剥離して、ガスが放出される。従っ
て、この部分から外部へ通路を設けておくと、電子機器
が損傷することがない。
局部的に小ならしめておくと、電池内圧が上昇した時、
最初にこの部分が剥離して、ガスが放出される。従っ
て、この部分から外部へ通路を設けておくと、電子機器
が損傷することがない。
【０００７】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図１は本発明の電池の要部断面図、図２は下部端子
板を取り付けていない底部平面図であり、１は正極活物
質、２は電解質、３は負極活物質、４は正極集電体を兼
ねる端子板、５は負極集電体を兼ねる端子板、６は封口
体である。
る。図１は本発明の電池の要部断面図、図２は下部端子
板を取り付けていない底部平面図であり、１は正極活物
質、２は電解質、３は負極活物質、４は正極集電体を兼
ねる端子板、５は負極集電体を兼ねる端子板、６は封口
体である。
【０００８】正極活物質１は二酸化マンガンを主成分と
し、電解質２はポリエチレンオキシドに過塩素酸リチウ
ムを加えた高分子固体電解質からなる。負極活物質３は
リチウムを用いている。図１のように正極活物質１と電
解質２と負極活物質３とを層状に重ねた発電要素の上下
に、アルミニウム箔からなる端子板４およびステンレス
箔からなる端子板５を配置している。封口体６は、変性
ポリプロピレン、変性ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を
用い、端子板４，５の周縁部を加熱及び加圧することに
より融着封口した。この時、温度、圧力を所定の部分で
変化させて、接着強度を他の部分より弱くした。
し、電解質２はポリエチレンオキシドに過塩素酸リチウ
ムを加えた高分子固体電解質からなる。負極活物質３は
リチウムを用いている。図１のように正極活物質１と電
解質２と負極活物質３とを層状に重ねた発電要素の上下
に、アルミニウム箔からなる端子板４およびステンレス
箔からなる端子板５を配置している。封口体６は、変性
ポリプロピレン、変性ポリエチレン等の熱可塑性樹脂を
用い、端子板４，５の周縁部を加熱及び加圧することに
より融着封口した。この時、温度、圧力を所定の部分で
変化させて、接着強度を他の部分より弱くした。
【０００９】尚、局部的に接着強度を小とする方法とし
て、図２のように封口体６の幅寸法Ｗを所定部分７で小
さくする方法があり、該方法は接着強度を所定位置で確
実に小ならしめることができ、製造方法も簡単である。
て、図２のように封口体６の幅寸法Ｗを所定部分７で小
さくする方法があり、該方法は接着強度を所定位置で確
実に小ならしめることができ、製造方法も簡単である。
【００１０】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成されている
ので、電池が外部短絡、過放電または過充電により内部
でガスが発生した時、外部機器に損傷を与えないよう
に、予め設計された電池の所定部分からガスが放出され
るので、安全性が確保される。
ので、電池が外部短絡、過放電または過充電により内部
でガスが発生した時、外部機器に損傷を与えないよう
に、予め設計された電池の所定部分からガスが放出され
るので、安全性が確保される。
【図１】本発明電池の要部断面図である。
【図２】下部端子板を取付けていない本発明電池を下方
から見た平面図である。
から見た平面図である。
１ 正極活物質 ２ 電解質 ３ 負極活物質 ４，５ 端子板 ６ 封口体 Ｗ 接着部分の幅寸法
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平２−60050（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−60757（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H01M 2/02,2/08 H01M 2/12,6/18
Claims (2)
- 【請求項１】 正極活物質（１）と電解質（２）と負極
活物質（３）とを層状に重ねた発電要素の上下に集電体
を兼ねる端子板（４，５）を配置し、該端子板（４，
５）の周縁部を電気絶縁性の封口体（６）により封口し
た薄形電池であって、 前記封口体（６）と前記端子板（４，５）との接着部分
のうち、前記端子板（４，５）と封口体（６）により囲
まれた内部の各部分から外部に至る最短距離に係る部分
の接着強度が、他の周縁部に対して一部を局部的に小な
らしめたことを特徴とする薄形電池。 - 【請求項２】 前記封口体（６）と前記端子板（４，
５）との接着部分のうち、前記端子板（４，５）と封口
体（６）により囲まれた内部の各部分から外部に至る最
短距離に係る部分の幅寸法（Ｗ）が、他の周縁部に対し
て一部を局部的に小ならしめたことを特徴とする請求項
１記載の薄形電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18542191A JP3063924B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 薄形電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18542191A JP3063924B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 薄形電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0513061A JPH0513061A (ja) | 1993-01-22 |
| JP3063924B2 true JP3063924B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=16170499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18542191A Expired - Fee Related JP3063924B2 (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 薄形電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3063924B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4862211B2 (ja) * | 2000-08-08 | 2012-01-25 | 株式会社Ｇｓユアサ | 密閉型二次電池 |
| JP4018881B2 (ja) * | 2001-03-29 | 2007-12-05 | Ｔｄｋ株式会社 | 電気化学デバイス |
| JP4604441B2 (ja) * | 2002-07-18 | 2011-01-05 | 日本電気株式会社 | フィルム外装電池及びその製造方法 |
| JP4238645B2 (ja) * | 2003-06-12 | 2009-03-18 | 日産自動車株式会社 | バイポーラ電池 |
| SE526127C2 (sv) * | 2003-11-14 | 2005-07-12 | Nilar Int Ab | En packning, ett bipolärt batteri och en metod för tillverkning av ett bipolärt batteri med en sådan packning |
| JP4232038B2 (ja) | 2004-08-11 | 2009-03-04 | 日本電気株式会社 | フィルム外装電気デバイスおよびその製造方法 |
| JP5011928B2 (ja) * | 2006-10-03 | 2012-08-29 | 株式会社Ｇｓユアサ | 電池 |
| KR20090079595A (ko) | 2008-01-18 | 2009-07-22 | 주식회사 케이엠더블유 | 인쇄 회로 기판의 장착 방법 |
| JP5059890B2 (ja) | 2009-03-31 | 2012-10-31 | Ｊｍエナジー株式会社 | ラミネート外装蓄電デバイス |
| CN113241499B (zh) * | 2021-05-10 | 2023-09-19 | 宁德新能源科技有限公司 | 电化学装置及电子设备 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP18542191A patent/JP3063924B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0513061A (ja) | 1993-01-22 |
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Legal Events
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