JPS5844390B2 - トリマ機構付電気カミソリ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトリマ機構耐電気カミソリに関する。

コノ種のトリマ機構耐電気カミソリにおいてはトリマ機
構によりキワ剃り機能を果たさせると共に、トリマ機構
をネット刃に向って移動可能に設けて、トリマ機構によ
りくせ毛、長毛の切断を行なわせつ＼ネット刃によって
剃り上げるよう構成されることが好適である。

しかしながら従来のトリマ機構は電気カミソリにおいて
はネット刃にトリマ機構が斜めに直線的に移動すべく設
けられているので、トリマ機構がネット刃から離間した
位置をとるときは電気カミソリ全体の巾が犬となり外観
を損ねるものとなっていた。

またネット刃は弧状であるから直線的な移動構成ではネ
ット刃（こトリマ機構を充分に近接させることができず
、顕著な効果を上げることができなかった。

本発明は上記の欠点を除去し、トリマ機構を曲線的に移
動するよう構成して外観を良好ｌこすると共に、ネット
刃にトリマ機構を充分（こ近接させ得るトリマ機構は電
気カミソリを提供することを目的とする。

第１図乃至第６図において１は蓄電池２並びにモータ３
が内蔵されたボディで、外刃即ちネット刃４を保持した
外刃フレーム５が装着されている。

６は前記ネット刃４に対し摺動可能に内装された内刃で
、周知の如く押上バネ７によりネット刃４に弾圧されて
おり、且つボディ１内のモータ３の出力を受けて偏心カ
ム８並びに駆動アーム９を介し往復動可能に設けられて
いる。

１１は前記外刃フレーム５の一側に全体としてネット刃
４に対し斜めにけ設されるトリマ機構で、一対のガード
プレーＮ１，１１、移動プレート１２およびトリマ基台
１３が包有されている。

前記ガイドプレー［１，１１は外刃フレーム５の彎曲面
１４．１４と対向され、弧状のチャンネルを区画するよ
うな彎曲面１５．１５を有しており、且つ前記彎曲面１
４，１ｊＨこ形成した固定穴１６゜１７０こ嵌入可能な
固定ピン１８．１９が突設されている。

一方移動プレート１２は底面がテーパ面２０で区画され
た凹字状の犬切欠２１を有し、両側部２２．２２Ｉこは
前記外刃フレーム５の彎曲面１４．１４とガイドプレー
トｉ１．ｉ１の彎曲面１５．１５とで形成される弧状の
チャンネル内を摺動可能な彎曲した耳片２３．２３が延
設されている。

また一方の端部の下面には操作レバー２４を収容可能な
凹所２５が設けられ、−耳片２３の端面には前記操作レ
バー２４に固設された弧状に延びるフックバネ２６を案
内する逃し溝２１が形成される。

前記操作レバー２４はピン２８を介し前記凹所２５内σ
こおいて僅かに回動可能に枢支されると共Ｇこ常時は板
バネ２９のバネ力を受けて凹所２５内で固定されるよう
に設けられる。

且つ前記フックバネ２６上端のフック部３０（ま−耳片
２３から内向き（こ僅かに突出るように位置する。

更にトリマ基台１３は前記移動プレート１２の側部２２
．２２間に位置する下部３１を備え、前記下部３１には
前記側部２２．２２に設けた軸穴３２．３２に枢支され
る回転軸３３．３３が水平に突設されている。

且つ前記の一方の回転軸３３には一端が移動プレート１
２に、他端がトリマ基台１３に係止されたネジリバネ３
４が巻装されており、前記移動プレート１２に対しトリ
マ基台１３が回転突出されるよう設けられている。

またトリマ基台１３の一端部には前記フックバネ２６の
フック部３０が係入される凹部３５が形成されている。

加えて前記トリマ基台１３には先端にＬ字状ｌこ折曲さ
れた刃部を有する固定刃３６が固設されると共に、前記
固定刃３６に対し前記トリマ基台１３本体と固定刃３６
間ｌこおいて摺動可能ｌこ設けられ、前記駆動体９の１
駆動桿３７と係止可能なトリマ１駆動子３８によって駆
動される可動刃３９が包有されている。

４０．４０は、一端がガイドプレート１１，１１に係止
され他端が移動プレート１２の耳片２３．２３上縁に係
止される復帰バネで、移動プレート１２を常Ｇこ下押し
するよう機能する。

４１はボディ１に摺動可能に装着されるスイッチ板で、
前記移動プレート１２を押上げ可能に設けられており、
且つ周知の如く上動時にロックボタン４２により上動位
置に保持されるよう設けられると共にモータ３への電路
が閉成されるよう構成されている。

更に本発明の動作を詳述する。

いま第２図の状態ではスイッチ板４１は下動位置にあり
、移動プレート１２が上動されず、可動刃３９と係合さ
れたトリマ駆動子３８が駆動体９の駆動枠３７と係止し
ないので、トリマ機構１０は駆動されない。

方策２図の状態から第５図の如くスイッチ板４１を押上
げれば、移動プレ・−ト１２の耳片２３゜２３が外刃フ
レーム５の彎曲面１４．１４とガイドプレート１１．１
１の彎曲面１５．１５とで区画されるチャンネル内を斜
め上方ｔこ且つ弧状の軌跡をとって移動するから、移動
プレート１２、延いてはトリマ機構１０全体がネット刃
４の一側に向って上動することになり、ネット刃４にト
リマ機構１０が近接すると同時に、１駆動体９の駆動枠
３７にトリマ７駆動子３８が係止し可動刃３９が固定刃
３６Ｉこ対し摺動されることになる。

このときトリマ機構１０はネット刃４Ｉこ対し直接的で
はなく曲線的に移動するよう設けているから、トリマ機
構１０をネット刃４に対し充分子こ近接できる。

従ってトリマ機構１０をネット刃４と共に肌に当てトリ
マ機構１０によりくせ毛等を確実且つ円滑に切断しつ＼
、ネット刃４（こよりヒゲを剃り上げることができる。

また第２図の状態から、第６図の如く板バネ２９のバネ
力に抗して操作レバー２４を外部から時計方向に僅かに
回動すれば、フックバネ２６のフック部３０がトリマ基
台１３の一端部に設けた凹部２５から外れて、ネジリバ
ネ３４のバネ力（こよりトリマ基台１３が回転軸３３．
３３を支点として回転され、突出せしめられる。

同時に駆動体９の、駆動枠３７にトリマ駆動子３８が係
止し、可動刃３９が固定刃３６に対し摺動されることに
なるから、トリマ機構１０を単独で陸用してキワ剃り動
作を行なうことができる。

加えて第６図の状態か６トリマ基台１３を逆方向に回転
させ、トリマ基台１３の凹所２５にフックバネ２６のフ
ック部３０を係入すれば、第２図のトリマ機構１０の非
使用状態に復帰させることができる。

この第２図の非使用状態にある場合、トリマ機構１０が
弧状の軌跡を描いて移動するよう構成することにより、
直線的な移動路をとるものに比べ移動路の横巾を小にで
き、外形の増大を最小限に抑えることができる。

上述のように構成された本発明のトリマ機構は電気カミ
ソリによれば、全体の外形を薄手にでき外観を良好にす
ると共に、トリマ機構をネット刃に充分に近接でき、使
い勝手を大巾に向上し得る等々の顕著な効果を実現する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のトリマ機構は電気カミソリの一部を切
開いて示す正面図、第２図は同簡略断面図、第３図は同
部分分解斜視図、第４図は同部分正面図、第５図および
第６図は同動作状態にある説明図である。 １・・・・・・ボディ、２・・・・・・蓄電池、３・・
・・・・モータ、４・・・・・・ネット刃、５・・・・
・・外刃フレーム、６・・・・・・内刃、７・・・・・
・押上バネ、８・・・・・・偏心カム、９・・・・・・
駆動アーム、１０・・・・・・トリマ機構、１１・・・
・・・ガイドプレート、１２・・・・・・移動プレート
、１３・・・・・・トリマ基台、１４・・・・・・彎曲
面、１５・・・・・・彎曲面、１６゜１７・・・・・・
固定穴、１８，１９・・・・・・固定ピン、２０・・・
・・・テーパ面、２１・・・・・・大切欠、２２・・・
・・・側部、２３・・・・・・耳片、２４・・・・・・
操作レバー、２５・・・・・・凹所、２６・・・・・・
フックバネ、２７・・・・・・逃し溝、２８・・・・・
・ピン、２９・・・・・・板バネ、３０・・・・・・フ
ック部、３１・・・・・・下部、３２・・・・・・軸穴
、３３・・・・・・回転軸、３４・・・・・・ネジリバ
ネ、３５・・・・・・凹部、３６・・・・・・固定刃、
３７・・・・・・駆動枠、３８・・・・・・トリマ駆動
子−１３９・・・・・・可動刃、４０・・・・・・復帰
バネ、４１・・・・・・スイッチ板、４２・・・・・・
ロックボタン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ネット刃に対し内刃を摺動可能ｌこ設けると共に、
   トリマ機構を回転させ突出可能に設けた電気カミソリに
   おいて、トリマ機構がネット刃ｆこ向って弧状のチャン
   ネルに沿い摺動可能に設けられたことを特徴とするトリ
   マ機構は電気カミソリ。 ２ トリマ機構がネット刃を保持する外刃フレームの彎
   曲面と相俟って弧状のチャンネルを区画するガイドプレ
   ートと、固定刃および可動刃を保持するトリマ基台を回
   転させ突出可能に支承する移動プレートとを包有し、前
   記移動プレートが前記チャンネルに沿って移動可能に設
   けられてなる特許請求の範囲第１項記載のトリマ機構耐
   電気カミソリ。