JPS5844104Y2 - 量産製品自動整列貯留装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、静止時及び滑動時１こ転倒するおそれのない
量産製品を、自動的に整列貯留する量産製品自動整列貯
留装置に関する。

例えば、ガスメータケースのように鋳造製品で静止及び
移動時の姿勢に安定性のある量産製品が、連続操業の鋳
造ラインから取出されてくる場合、これを貯留台上に整
列貯留するには例えば約１０分ごとの作業者の手による
整理作業が必要である。

このように鋳造ラインが自動化されていても、最終工程
の製品受取り工程が自動化されていないと、鋳造ライン
稼動中は、食事時間や休憩特開にも作業を継続する者が
必要となる不都合がある。

この問題の解決には、貯留台を著しく長いものとしてお
いて、食事時間や休憩時間に生産される製品をストック
できるようにずれがよいが、工場に面積的ゆとりがない
と問題は解決しない。

本考案は、これに鑑や、狭い場所に設置して、確実かつ
自動的ｔこ製品を整列貯留できる量産製品自動整列貯留
装置を提供するもので、床板を昇降板とした整列箱内に
やいて、製品を横列させたのち、横列のまま一斉に放出
するようにし、かつ、製品を受入れる貯留台を、整列箱
における取出口に切換接続自在の上下複数段からなるも
のとしたことによって目的達成を図ったものである。

つぎに、図面を参照しつつ本考案を実施例により説明す
る。

第１図には本考案装置の実施例を斜視図で示しである。

整列橋１と貯留台２からなる本考案装置は、整列箱の後
壁３の上部−側寄り部分子こ製品の受入口４を設けであ
る。

また、整列箱１の前壁５の下部には第２図に縦断側面図
で示したように取出口６を設けである。

この取出口６は整列箱１の横幅と等しい幅を有している
。

一方、整列箱１内に設けである床板７はシリンダ８はよ
って昇降駆動される昇降板であって、第３図に平面図で
示すよう、受入口４を経て送り込まれた製品９を受け、
この受入れを検出して動作する横列整理用のブツシャ１
０をこより横送りされる製品を支承する。

上記ブツシャ１０は第４図に縦断正面図で示すように、
受入口４から整列箱１内に入って、上昇位置にある床板
７上に載った製品９を受入口４から横力向（こはずれる
位置まで押送りするストロ−・りを有する。

取出口６に臨む後壁３の所定位置には下降した床板７上
の横列製品９を一斉に押出して放出するブツシャ１１を
取り付けである。

ブツシャ１１のストロークは、製品９を取出口６の外に
押出すことができる最小の距離としてあり、ブツシャ１
ｏ、ｉｉは、ともにシリンダ１０Ａ。

１１Ａと押板１０Ｂ、１１Ｂからなる。

第５図に縦断側面図で示すようＥこ、製品９を受入れる
貯留台２は、上下複数段、例えば２段の台板２Ａ、２Ｂ
を有し、シリンダ１２の動作によって取出口６に臨む端
部が押上げられたとき、取出口６には下方の合板２Ｂが
接続され、また、水平状態に保持されたときには上方の
台板２Ａが接続する。

この貯留台２の起伏はフレーム１３の先端において貯留
台２を枢支している水平の軸１４を支点として行なわれ
る。

上記貯留台２の台板２Ａ。２Ｂは受入れた製品が脱落し
ないように縁板１５を取付けである。

前記受入口４の外側には製品搬入用シュート１６を設け
である。

このシュート１６はシリンダ１７の動作）こよって傾角
が増減する。

シュート１６には孔１８があり、この孔からは固定のピ
ン１９の先端が突出しているが、傾角の増加によって、
ピン１９は孔１８内に没し、それまでピン１９によって
滑降を阻止されていた製品の通過が可能となる。

つぎに、本実施例の動作を説明する。

なお、各動作は図示及び説明を省略したリミットスイッ
チ群、カウンタ等によって制御される。

図示しない送路を経て送られてくる製品９Ｇｔ、傾角が
少なくなっているシュート１６上に入る。

このときシュート１６は傾角が小さい状態にあり、製品
はピン１９によって受入口４への進行を阻止されるが、
ブツシャ１０が受入口４を開いた状態の戻り限にあり、
かつ昇降板である床板７が上昇定位置にあって、受入口
４に臨む位置に製品がなければ、シリンダ１７の作動で
シュート１６の傾角が増大し、製品は受入口４を通過し
て整列箱１内１こ入り、床板７上に載る。

床板Ｉ上に載った製品はブツシャ１０の押板１０Ｂの前
進により、受入口４からはずれた位置まで横送され、ブ
ツシャ１０は復帰し、再び受入口４の前は開放される。

このときすでにシュート１６は小傾角状態に戻っていて
、後続の製品がシュート１６上に送られていてもストッ
パとなるピン１９によって待機させられている。

ブツシャ１０の押板１０．Ｂが戻り限に復帰したとき、
シュート１６上に製品があれば、シュ・−ト１６の傾角
増力口により、シュート上の製品は受入口４を通って床
板７上に移る。

ここで再びブツシャ１０の押板１０Ｂが前進されると、
あとから載った製品９は、さきに載っている製品９を押
し、以下、順次同様にして定数の製品９が横列状態に床
板７上に整列されたとき、カウンタからの信号で床板７
がシリンダ８の動作により下降しはじめ、それが下降定
位置に達すると、横列状態の製品９は取出口６に臨むこ
とになる。

床板７の下降を検出してブツシャ１１の押板１１Ｂが圧
出されると、床板Ｉ上の製品９は、横列のまま一斉Ｅこ
取出口６から放出される。

このとき、製品９は貯留台２の上方の台板２Ａが取出口
６に接続されていれば、台板２Ａの上に押出され、以下
、順送りに押出されてくる横列製品によって押され、や
がて合板２人上に定数の製品が貯留されると、これを検
出してシリンダ１２が作動され、第５図のように下方の
合板２Ｂが取出口６に接続される。

これによって、その１ｍ出される製品は合板２Ｂ上に貯
留されることになるが、この場合は貯留台２自体に傾き
が生じるので、横夕１ルた製品はそのまま滑降して定数
に至るまで貯留されることになる。

以上の説明から明らかなように、本考案装置は、所定数
まで、全自動的に量産製品を製造順に整列貯留でき、そ
の間、無人であっても安全に製品を貯留できるものであ
る。

そして、本考案では、床板が上昇位置で製品を受けて下
降するようにしであるので、高い位置で送られてくる製
品を低い位置へ移送するのに大きな空間を盛装とせず、
また製品貯留台を上下複数段の合板を有するようにしか
つ枢軸まわりで回動自在１こ支持したこと（とよって、
製品貯留台の僅かな回動により合板の一つを選択的１こ
取出口の底部に対向させて、大きい床面積を盛装とする
ことなく多数の製品を貯留台上に貯留することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置の実症例を示す斜視図、第２図は整
列箱部分の縦断側面図、第３図は整列箱部分の平面図、
第４図は整列箱部分の縦断正面図、第５図は貯留台の接
続切換状態を示す縦断側面図である。 １・・・整列箱、２・・・貯留台、２Ａ、２Ｂ・・・台
板、３・・・後壁、４・・・受入口、５・・・前壁、６
・・・取出口、７・・・床板、８・・・シリンダ、９・
・・製品、１０．１１・・・ブツシャ、１０Ａ、１１Ａ
・・・シリンダ、 １０Ｂ。 １１Ｂ・・・押板、１２・・・シリンダ、１３・・・フ
レーム、１４・・・軸。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 静止及び滑動に際し転倒するおそれのない形状の量産製
   品を、順次横列状態に収納自在とした整列箱を有し、こ
   の整列箱内には、昇降装置により昇降自在の床板を設置
   し、整列箱の側壁上部には製品受入口を設け、この受入
   口から上昇位置にある床板上に供給された製品を床板上
   で順次押圧して横列に整理する上部ブツシャを設け、整
   理箱の側壁ｆ部には、下降位置にある床板上の製品を一
   斉ｆこ横列のまま放出自在の幅をもつ取出口を形成し、
   この取出口に対向して、製品−有放出用の下部ブツシャ
   をそれぞれ設けてなり、上記取出口には製品貯留台を接
   続自在とし、この製品貯留台を上下複数段の合板により
   構成するとともに、その製品貯留台の前記取出口と反対
   側の１を該貯留台が上下に回動できるように枢着して複
   数段の前記合板の一つを選択的に取出口の底部に対向さ
   せるようにし、かつ昇降装置に、床板が上昇位置にあっ
   て床板上に所定数の製品が整列され終ったことを検出し
   て床板を下降させる装置を設けてなる量産製品自動整列
   貯留装置。