JPS5843816Y2 - シャ−シ取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、特にテレビジョン受像機におけるシャーシ取
付装置に関するもので、小形化されたテレビジョン受像
機でも、その小さなスペース内にシャーシをまとめ上げ
ることのできるシャーシ取付装置を提供しようとするも
のである。

従来のこの種装置において、シャーシがメインシャーシ
とサブシャーシの２つの分離されている場合、第１図に
示すように、たとえば一方のメインシャーシ１はキャビ
ネット底板２の上に、他方のサブシャーシ３はキャビネ
ット本体４の内部側面におのおの取付けていた。

しかるにこの場合はキャビネット内に広いスペースが必
要であり、したがって特に小形化されたテレビジョン受
像機においては取付けが困難になるという欠点があった
。

本考案は上記従来の欠点を除去するものである。

以下その一実施例について第２図、第３図を用いて説明
する。

なお図中、第１図と同一部品には同一番号を付して説明
する。

第２図、第３図はキャビネット底板２にコ字状のシャー
シ取付金具１０．１０を２つ、その開口面が互いに対向
するように取付け、キャビネット底板２と直接、接する
シャーシ取付金具１０．１０の一方の突片上におのおの
第１のシャーシ用レール１１゜１１を固定し、またシャ
ーシ取付金具１０．１０の他方の突片上にもおのおの第
２のシャーシ用レール１２．１２を固定する。

ここで、各シャーシ用レール１１．１１．１２．１２の
一部にはおのおのビス用孔１３．１３゜１４．１４を設
けている。

すなわち、コ字状のシャーシ取付金具１０．１０を用い
ることにより第１、第２のレール１１．１１．１２．１
２を上下２段に互いに平行になるように設置するわけで
ある。

そして、前記第１のレール１１．１１間にサブシャーシ
３を挿入し、第２のレール１２．１２間にメインシャー
シ１を挿入し、各シャーシ１，３に一体の取付耳片１ａ
、３ａを前記ビス用孔１３．１４を介してビス（図示せ
ず）にてレール１１．１２におのおの固定する。

この結果、第２図より明らかなようにメインシャーシ１
、サブシャーシ３はキャビネット底板２上に、上下２段
に互いに平行になるように設置される。

なお、第２図において１５．１６はおのおのプリント基
板である。

また、第２図、第３図において、シャーシ取付金具１０
．１０の上にさらに取付金具を固定すると３個あるいは
４個のシャーシを取付けることも可能となる。

また、別個に取付金具を用いることなく、図示する取付
金具１０．１０の中央板部の一部を切起して突片を設け
ることによっても、さらにシャーシを追加設置すること
が可能である。

以上説明したように本考案によれば、キャビネット底板
上にコ字状の取付金具を、開口面を互いに相対するよう
に取付け、各取付金具の突片上におのおのシャーシ用レ
ールを設置し、各レール間におのおのシャーシを、上下
に互いに平行になるように装着することにより、複数あ
るシャーシをキャビネット底板にコンパクトに設置する
ことができ、特に小形化されたテレビジョン受像機に採
用して好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のシャーシ取付装置の斜視図、第２図は本
考案の一実施例におけるシャーシ取付装置の要部正面図
、第３図は同シャーシ取付装置をテレビジョン受像機に
採用したところの斜視図である。 １・・・・・・メインシャーシ、２・・・・・・キャビ
ネット底板、３・・・・・・サブシャーシ、１０・・・
・・・シャーシ取付金具、１１゜１２・・・・・・シャ
ーシ用レール、１３．１４・・・・・・ビス用孔。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）略コ字状をなす第１、第２のシャーシ取付金具を
   、開口面が互いに相対するようにキャビネット底板上に
   固定し、前記シャーシ取付金具の各突片上におのおの第
   １、第２のシャーシ用レールを固定し、前記第１の突片
   上に固定された第１のレール間に第１のシャーシを装着
   し、第２の突片上に固定された第２のレール間に第２の
   シャーシを第１のシャーシとほぼ平行になるように装着
   してなるシャーシ取付装置。
2. （２）第１、第２のレールはおのおのビス用孔を有し、
   第１、第２のシャーシは一端に取付耳片を有し、前記第
   １、第２のレール間におのおの装着された状態で第１、
   第２のシャーシの各取付耳片をビス用孔を介して第１、
   第２のレールにおのおのビス止め固定してなる実用新案
   登録請求の範囲第１項記載のシャーシ取付装置。