JPS584359B2 - デンシガツキ - Google Patents

デンシガツキ

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JPS584359B2
JPS584359B2 JP50126791A JP12679175A JPS584359B2 JP S584359 B2 JPS584359 B2 JP S584359B2 JP 50126791 A JP50126791 A JP 50126791A JP 12679175 A JP12679175 A JP 12679175A JP S584359 B2 JPS584359 B2 JP S584359B2
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pitch
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frequency information
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知花昌信
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Nippon Gakki Co Ltd
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Nippon Gakki Co Ltd
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Publication of JPS584359B2 publication Critical patent/JPS584359B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は時間的に変化するビート効果を実現する電子
楽器に関する。
電子楽器において、複数系統の音源を準備し、各系統で
発生する音のピッチ(音高)を互いにずらすようにすれ
ば、一定のビートを得ることができる。
しかし、単に一定のビートを実現するだけでは単調であ
るので、ビート量を時間的に変化できるようにすること
が望ましい。
そこで、この発明は、ビート量を時間的に変化できるよ
うにすることにより、とかく単調になりがちな電子楽器
の音色に生き生きとした感覚を与えるようにすることを
目的さする。
この発明の電子楽器は、複数系統の音源を具え、各系統
で形成する音の相互のピッチ差を任意の関数形に従って
時間的に変化させるようにしたものである。
詳しくは、押圧された鍵の周波数に比例する宛数である
周波数情報を規則的時間間隔で積算し、積算結果をアド
レス信号として楽音波形メモリに記憶した楽音波形順次
ザンプル点振幅を読み出す方式の電子楽器において、前
記積算のための装置及び楽音波形メモリを複数系統設け
、各系統に供給される前記周波数情報の値が互に異なる
値になるように変調し、かつ変調された周波数情報の値
の差が任意の関数形に従って時間的に変化するように変
調するようにしたものである。
以下この発明を添付図面の実施例に関して詳細に説明す
る。
第1図において押鍵検出回路2は鍵盤1に配された各鍵
のキースイッチのオンまたはオフ動作を検出し、押圧さ
れた鍵を識別する信号を出力する。
発音割当て回路3は押鍵検出回路2から前記押圧された
鍵を識別する信号を受入して、この信号が表わす鍵の発
音を同時最大発音数(例えば12音)に対応するチャン
ネルのいずれかに割当てる。
発音割当て回路3は各チャンネルに対応する記憶位置を
有し、或る鍵の発音が割当てられたチャンネルに対応す
る記憶位置にその鍵を表わすキーコードKCを記憶し、
各チャンネルに記憶したキーコードKCを時分割的に順
次出力する。
従って、鍵盤1で複数の鍵が同時に押圧されている場合
、各押圧鍵はそれぞれ別個のチャンネルに発音割当てさ
れ、各チャンネルに対応する記憶位置には割当てられた
鍵を表わすキーコードKCがそれぞれ記憶される。
各記憶装置は循環型のシフトレジスタによって形成する
ことができる。
各チャンネルは時分割においてそれぞれ固定のタイムス
ロットを占有しており、これをチャンネル時間というこ
とにする。
また、発音割当て回路3は押圧鍵が発音割当てされたチ
ャンネルにおいて発音がなされるべきであることを表わ
すアタック開始信号(またはキーオン信号)ASを各チ
ャンネル時間に同期して時分割的に出力する。
更に、各チャンネルに発音割当てされた鍵が離鍵され、
これにより発音が減衰状態となるべきことを表わすデイ
ケイ開始信号(またはキーオフ信号)DSを各チャンネ
ル時間に同期して時分割的に出力する。
これらの信号As,DSは楽音の振幅エンベロープ制御
(発音制御)のために利用される。
更に、発音割当て回路3では、後述するエンベロープ発
生回路4からそのチャンネルにおける発音が終了した(
デイケイが終了した)ことを表わすデイケイ終了信号D
Fを受入し、この信号DFにもとづいて当該チャンネル
に関する各種記憶をクリアし発音割当てを完全に解消す
るクリア信号CCを出力する。
なお、発音割当て回路3あるいは押鍵検出回路2の詳細
回路例は特に図示しない。
これらの回路2,3としては、例えば、既に公開されて
いる特願昭47−125513号(特開昭49−842
15号)発明の名称「キーデータ信号発生装置」あるい
は特願昭47−125514号(特開昭49−8421
6−号)発明の名称「キーアサイナ」の明細書中に開示
された装置を使用することができる。
勿論、上記出願の明細書中に開示された装置以外の装置
によって押鍵検出回路2、発音割当て回路3を構成する
こともできるが、ここでは特に詳述しない。
発音割当て回路3から送出されるキーコードKCは抑圧
鍵を表わしているため、このキーコードKCは該キーコ
ードKCに対応する鍵の楽音周波数に固有の数値情報F
を周波数情報記憶装置5から読み出させるアドレス指定
信号として使用される。
周波数情報記憶装置5は各鍵のキーコードに対応した周
波数情報F(定数)を予じめ記憶した。
例えばリードオンリイメモリによって構成されており、
或るキーコードKCが加えられるとそのコードが指定す
るアドレンに記憶した周波数情報Fを読み出す。
周波数カウンタ6及び7においてこの周波数情報Fを規
則的に逐次累算して一定の時間毎に楽音波形の振幅をサ
ンプリングするようにしているため、周波数情報Fは当
該鍵の楽音周波数に比例したデジタル的数値であり、例
えば特願昭48−41964号(特開昭49−1302
13号)・発明の名称「電子楽器」の明細書中に開示し
たような15ビツトの2進数値信号である。
この周波数情報Fは10進数で表わすと小数点以下の値
を含む数値であり、15ビツトのうち最上位ビットが整
数に相当し、下位の14ビットが小数点以下の値を表わ
している。
周波数情報Fの値は或る一定のサンプリング速度のもと
て楽音周波数の値が特定されれば−義的に決定される。
例えば、周波数力1クンタ6及び7で周波数情報Fを逐
次累算した値qF(但しq一1.2,3,・・・)が1
0進数で64になったとき、■楽音波形のサンプリング
が完了するとし、かつ、全チャンネル時間が1循環する
12μS毎にこの累算が行なわれるとすれば、 F=12X64XfX10−6 ・・・(1)とい
う式によって、周波数情報Fが決定される。
fは楽音の周波数である。
このFの値を得べき周波数fに対応して記憶装置5に記
憶すればよい。
例えばC2音に相当する楽音周波数は65.406Hz
であるからFの値は0.052325となる。
他の音に関しても同様にしてFの値が定められる。
いくつかの音名を例にして、その周波数と周波数情報F
の値の関係を第1表に示す。
周波数情報記憶装置5から読み出された周波数情報Fは
2系統に分配され、変調装置8内の加算器9及び引算器
10に加わり、そこで必要に応じて値が変調された後、
周波数カウンク6及び7に加えられる。
変調装置8は、2系統に分配された周波数情報Fがそれ
ぞれ異なる値になるように変調し、ビート効果を実現す
るためのものである。
すなわち、加算器9及び引算器10において同じ値のピ
ッチ変調情報ΔF(t)を周波数情報Fに加算及び減算
し、両系統において変調された周波数情報F+△F(t
)及びF一△F(t)をそれぞれ得る。
時間tの関数であるピッチ変調情報△F(t)は後述す
るように周波数情報Fにもとづいてピッチ変調情報発生
回路11から発生される。
各系統はそれぞれ周波数カウンタ6及び7、楽音波形メ
モリ12及び13、及び音色/音量制御回路14及び1
5を具えている。
周波数カウンタ6及び7は周波数情報Fまたは変調周波
数情報F+ΔF(t)、F一△F(t)を一定のサンプ
リング速度で(全チャンネル時間が一循環する例えば1
2μSの速さで)累算するカウンクであり、累算値qF
を得て、サンプリング時間毎(12μS)に読み出すべ
き楽音波形の位相を進める。
累算値qFが10進数の64に達したときオーバフロー
して0に戻り、1波形の読み出しを完了する。
10進数の64は6ビットの2進信号で表わすことがで
きるので、15ビット目が整数第1位である周波数情報
Fを累算し、その累算値qFが64になるまで計数結果
を保持するためには1語長が20ビット(下位桁14ビ
ットが小数部、上位桁6ビットが整数部)のカウンタで
構成する。
周波数カウンタ6及び7は、各チャンネルで時分割共用
するために、20ビットの加算器と12語×20ビット
のシフトレジスタによって構成すると好都合である。
楽音波形メモリ12及び13は楽音波形を複数の(例え
ば64)サンプル点に分割し、順次各サンプル点の振幅
値を各アドレスに記憶している。
周波数カウンタ6及び7の出力である値qFはそれに対
応するメモリ12及び13から読み出すべきアドレスを
指定する入力となる。
メモリ12及び13のアドレス数は64であるから値q
Fの整数値に相当する上位6ビットのデータがアドレス
入力としてメモリ12及び13に加えられるようになっ
ている。
値qFの小数値に相当する下位14ビットのデータは累
算のために周波数カウンタ6及び7だけで利用される。
周波数カウンタ6及び7において累算値qFが増大する
にともなって読み出すべきザンプル点振幅を指定するア
ドレスが順次進められ、楽音波形順次サンプル点振幅値
がメモリ12及び13から次々に読み出される。
周波数情報Fが変調装置8で変調されない場合(ΔF(
t)=0のとき)、各系統の楽音波形メモリ12及び1
3から読み出される楽音の周波数fは前記(1)式に示
すような関係により、周波数情報Fが指定する押1f鍵
本来のピッチである。
しかし変調装置8で変調が行なわれると、変調された周
波数情報F+ΔF(t)、F−ΔF(t)が指定するピ
ッチの音が各系統の楽音波形メモリー2及び13から読
み出される。
前記(1)式の「12X64X10−6」を定数Kとお
くと、楽音波形メモリー2から得られる音の周波数fl
2は である。
すなわち本来の周波数fよりも周波数ある。
また楽音波形メモリー3から得られる音の周波数fl3
は だけ下に(低い方に)ずれた音である。
従って、楽音波形メモリ12,13の出力を音色/音量
制御回路14.15に加えて適宜音色及び音量を制御し
、その後混合して、オーディオシステム16を通して発
音すると、その楽音は2つの周波数f12,f13の差
によって生じるビートを伴なう。
このビート周波数は、f12一f13:2△f(t)
・・・(4)であり、△f(t)は時
間tの関数であるので、時間経過にともなって変化する
ビート効果を実現することができる。
前述のように、△f(t)はピッチ変調情報ΔF(t)
に依存する(比例する)ので、ビートの程度及びその時
間的変化はピッチ変調情報ΔF(t)によって設定され
る。
第2図はピッチ変調情報発生回路11の一例を示すもの
で、入力された周波数情報Fの値に応じて実質的に下記
式に従ってピッチ変調情報ΔF(t)を作り出す。
ΔF(t)=F−A−g(t) ・・
・(5)g(t)は時間tの関数、Aは任意の定数で、
“F−A”は関数”g(t)”の係数となっている。
第2図において、定数A−は小数点以下のウェイトをも
つ値として与えられ、入力された周波数情報Fを適宜の
桁数だけ下位桁にシフトすることにより上記第(5)式
の゛F・A”を作り出す。
つまり、周波数情報Fの十位2桁(最上位桁MSB及び
その1つ下の桁MSB−1)をアンド回路17及び18
を介して加算器19及びシフトレジスタ20から成るカ
ウンタの下位2桁の人力とする(Fの桁MSB−1をカ
ウンクの最下位桁LSBの入力とし、Fの最上位桁MS
Hの信号をカウンクの最下位桁よりも1つ上の桁LSB
+1の入力とする)ことによりシフトが実行され“F・
A”を得る。
ここでAはシフト量に相当する値である。
また値FのMSB−1よりも下の桁は切り捨てられる。
シフト量Aがどれだけの値であるかということは情報Δ
F(t)のウェイトを情報Fに対して如何に設定するか
によって自在に変えられる。
“F.A”に対する関数”g(t)”の掛算は、クロツ
ク発生器21から発生されるクロックパルスCPのパル
ス発生タイミングでアンド回路17.18を動作町能に
し、このクロツクパルスCPの速度に従って加算器19
及びシフトレジスタ20において値“F,A”(つまり
アンド回路17.18からの2ビットの2進データ)を
積算することに実行される。
つまり、関数g(t)の時間要素はクロックパルスCP
によって設定され、この時間要素に従って加算器19及
びシフトレジスタ20で゛F−A”を積算することによ
り、シフトレジスク20の出力から前記(5)式に相当
するピンチ変調情報△F(t)を得る。
従って、時間要素である関数g(t)はクロツク発生器
21の出力CPの周波数を町変制御することにより、自
在に変化することができる。
ピッチ変調情報△F(t)のビット数を例えば6ビツト
とすると、加算器19は6ビットの容量をもち、シフト
レジスク20は12語または12段(チャンネル数12
に対応している)で1語=6ビットの容量のものを用い
る。
シフトレジスタ20は第3図aに示すような、例えば1
μsの主クロックパルスφ1によってシフト制御される
情報ΔF(t)を求めるための計数は、第3図bに示す
各チャンネル時間(1〜12)毎に時分割的に行なわれ
るが、以下の説明ではある1つのチャンネル時間にだけ
注目して説明ずる。
このピッチ変調情報発生回路11を動作開始するだめに
は、つまり、関数g(t)またはピッチ変調情報△F(
t)の時間要素をt=0の状態にするためには、スイッ
チ22を閉成して信号Oをアンドゲート群23に加え、
シフトレジスタ20から加算器19に加わるデータを阻
止する。
その後、スイッチ22を開き、アンドゲート群23を動
作可能にして、シフトレジスク20の出力が加算器19
に加わるようにする。
クロツク発生器21からのクロックパルスCPは12ビ
ットのシフトレジスタ24に加わると共にアンド回路2
5に加わり、このアンド回路25の他の入力にはインバ
ーク26で反転されたレジスタ24の出力が加わる。
従ってクロックパルスCPが第3図Cのように発生した
場合、シフトレジスク24の出力は同図dに示すように
12μS遅延してパルスを生じ、インバータ26の出力
は同図eのようになり、アンド回路25には同図fに示
すように出力が生じ、クロックパルスCPの立上り時に
おいてのみ12μs(12チャンネル時間)の幅のパル
スCP′が作ラレる。
このパルスCP’の周波数はクロツクパルスCPと同じ
であり、パルス幅は常に12チャンネル時間(例えば1
2μS)である。
このパルスCP/の発生タイミングでアンド回路17及
び18が動作町能となる。
従って、各チャンネルに割当てられた鍵の周波数情報F
の上位ビットMSB及びMSB−1が1通り(全チャン
ネルに関して)アンド回路17.18を通過すると、そ
の後アンド回路17.18は動作不能となる。
こうして、クロツクパルスCPの1周期の間に各チャン
ネルの周波数情報Fの1部(詳しくはビットMSB,M
SB−1であり、(5)式の“F,A”に相当する2進
値)が1度だけアンド回路11,18に入力される。
なお、第3図C〜fのタイムスケールは同図a,bのタ
イムスケールを縮小したものである。
こうして、“F.A”に相当ずる2進値は、クロツクパ
ルスCPが発生する毎に加算器19て前の加算結果に加
算され、シフトレジスク20に記憶され、またこの記憶
が次の加算に利用される。
従って、レジスク20の出力であるピッチ変調情報ΔF
(t)は第4図aの期間Ttに示すように徐々に増加す
る。
シフトレジスタ20の出力△F(t)は比較器27に加
えられ、周波数情報Fの上位6ビツトのデ−タFtと比
較される。
比較器27は、レジスタ20の出力ΔF(t)の値が情
報Fの上位データFtの値以上になったとき出力CMを
゛0“にしてアンド回路17及び18を動作不能にする
つまり出力CMは△F(t)<Ftのとき゛1゛であり
、ΔF(t)≧Ftのとき゛0″である。
信号CMが“O”となると、値“F,A”は加算器19
に加えられないので、ピッチ変調情報ΔF(t)の値は
第4図aの期間TSに示すように一定の値ほぼFtを維
持する。
なお、このFtまたは△F(t)値は周波数情報Fに比
べてはるかに小さい値である。
つまりビート効果をもたらす僅かなビツチずれを実現す
るのに相応しい値である。
ピッチ変調情報ΔF(t)が第4図aに示すように変化
すると、第1図の加算器9及び引算器10においてこの
値△F(t)が周波数情報Fの値に加算及び減算される
ので、加算器9の出力F+ΔF(t)は第4図bの線2
8に示すように変化し、引算器10の出力F一△F(t
)は線29に示すように変化する。
従って、前記(2),(3),(4)式に関連して既に
説明したように、ピッチ変調情報△F(t)の値に応じ
たビートが生じる。
その際、ΔF(t)の値が変化する期間Tt(第4図)
においてはビートが徐々に増していき、ΔF(t)の値
が一定値F1になるとビートは一定になる。
いつビートを変化させるかは、演奏者が自由に設定でき
る。
例えば、押鍵と同時にスイッチ22を閉成すれば、発音
期間の初期においてビートが増していくような変化をつ
けることができる。
またビートの変化速度は、クロックパルスCPの周波数
を変えることにより自在に設定できる。
また、前記第(5)式に示すように周波数情報Fをピッ
チ変調情報ΔF(t)のなかにとり入れるようにしてい
るため、発音すべき音の本来のピッチに応じてビートの
程度を異ならせることができる。
同様に、ビートが一定となるときの値Ftは周波数情報
Fに応じてそれそれ異なるので、定常的なビートも音本
来のピッチに応じて異ならせることができる。
第5図はピッチ変調情報発生回路11の他の構成例を示
すもので、徐々にビートを減らすように構成したもので
ある。
まず、第2図のシフトレジスタ24、アンド回路25、
インバーク26と同様に動作する12ビツトのジフトレ
ジスタ30、アンド回路31及びインバータ32によっ
て押鍵当初のみに1チャンネル時間幅(1μs)のパル
スAPを1発だけ発生する。
つまり発音中に゛1″となる前記アタック開始信号AS
を発音割当て回路3からシフトレジスク30及びアンド
回路31に加えて、パルスA.Pを作る。
このパルスAPによってアンドゲート群33が動作可能
となり、周波数情報Fの上位6ビットのデータF′が引
算器34に加わり、12語6ビットのシフトレジスタ3
5に記憶される。
なお、予じめスイツヂ50を閉成して信号0をアンドゲ
−ト群51に加え、レジスタ35の内容をクリアしてお
く。
パルスAPが消滅すると、インバーク36の出力が゛1
″となり、アンド回路37及び38が動作町能となる。
第2図の場合と同様に、クロツク発生器39のクロック
パルスCPが12ビットのシフトレジスタ40、インバ
ータ41及びアンド回路42から成る回路によって第3
図fに示すようなパルスCP’に変換され、アンド回路
43及び44を動作町能にする。
アンド回路43.44には周波数情報Fの上位2ビット
MSB及び、MSB一1の信号が加わり、この信号はア
ンド回路37及び38及びオア回路45及び46を介し
て引算器34の下位2ビット(最下位ビットLSBとそ
れより1つ上のビツトLSB+1)の入力となる。
従って引算器34及びシフトレジスタ35において、デ
ータF’の値から前記第(5)式の係数“P,A“に相
当する値が徐々に減算され、シフトレジスタ35から出
力されるピッチ変調情報ΔF(t)は第6図aの期間T
1′に示すように減少する。
シフトレジスク35の出力△F(t)は比較詣47に加
わり、予設定した最小値Ft’と比較される。
Ft’は例えば、周波数情報Fの上位2ビットMSB及
びMSB−1をその下位2ビットのデータとし、それよ
り上のビットはすべて゛0″とする。
これにより周波数情報Fの値に応じて最小値Ft’も異
らせることができる。
比較器47は、△F(t)>Ft’のときは信号1の比
較出力CM′を生じ、ΔF(t)≦Ft′となると信号
CM′を゛0゛にしてアンド回路43及び44を動作不
能にする。
従って、徐々に減少した△F(t)の値がFt’になる
と減算が停止され、極く僅かな値Ft’が維持される(
第6図aの期間TS’)。
第6図aのようにピッチ変調情報ΔF(t)が変化する
と、第1図の加算器9の出力F+ΔF(t)は第6図b
の線48に示すように変化し、引算器10の出力F−Δ
F(t)は同図bの線49に示すように変化する。
従って、徐々に減少するビート効果が実現される。
期間TS’に入ると、値Ft’によって決定される極く
僅かなビートが持続する。
なお、第2図及び第5図においては、前記第(5)式の
係数“F,A”を得るために、説明の簡単化のために、
周波数情報Fの上位2ビットのデータだけを使用したが
、これに限らず、もつとビツト数を増すことが分解度を
良くするためには望ましい。
例えば、前記第1表において、C2音の周波数情報Fの
実効的な値を知ることができるのは10ビット目の位置
であるので、この表のような場合、少くとも10ビツト
目から15ビット目までの上位6ビットのデータを加算
器19(第2図)または減算器34(第5図)に入力す
るようにする。
これにともなって情報△F(t)のビット数を増す。
これは値ΔF(t)のウェイトを変えることを意味しな
い。
ただ、小数点以下の下位桁を増やして分解度を良好にす
るだけである。
L記の事柄は第2図及び第5図の回路を僅かに変更する
だけで容易に実現できる。
すなわち、アンド回路17及び18または43,44,
37及び38と同じ作用をするアンド同路の数を必要に
応じて増し、周波数情報Fの多くの上位ビットのデータ
を加算器19または引算器34に人力し、これにともな
って必要に応じて加算器19及びシフトレジスク20ま
たは引算器34及びシフトレジスク35の容量(1語長
)を増すたけでよい。
また、第2図及び第5図の回路11では、ピッチ変調情
報△F(t)を得るにあたり、周波数情報Fをその係数
に取り込んでいる。
そして、ピッチ変化の最大値Ft(ビートの最大値に相
当する)あるいは最大値F′及び最小値Ft’(第5図
の場合)は周波数情報Fに関連するようになっている。
これらの制御によって、ビートの時間的変化率及びビー
ト量(最犬ビート量または最小ビート量)は周波数情報
Fつまり発音すべき音のピッチに関連して異なることに
なる。
なお、エンベロープ発生回路4は特願昭48=41.9
64号(特開昭49−130213号)発明の名称「電
子楽器」の明細書中に記載されたような装置あるいはそ
の他適宜の装置を利用することができ、アタック開始信
号ASあるいはデイケイ開始信号DSにもとづいて楽音
の振幅エンベロープ形状を表わす信号を発生し、アタッ
ク、ザステイン、デイケイなどの特徴を実現する周知の
回路である。
第1図では回路4から発生されたエンベロープ信号は楽
音波形メモリ12.13に夫々加わって、該メモリから
読み出される楽音波形の振幅を制御するようにしている
が、これはメモリ12及び13として特願昭47−10
6945号(特願昭49−66121号)・発明の名称
「半導体波形記憶装置」の明細書中に記載された装置を
使用した場合であって、それ以外のときは適宜の重みづ
け回路(図示せず)を設け、そこで楽音のエンベロープ
を付与する。
以上説明したようにこの発明によれば、時間的に変化す
るビート効果を実現することができ、例えばパイプオル
ガン等の自然楽器に類似した複雑かつ豊かな感覚の音を
簡単に実現することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の−実施例を示すブロック図、第2図
は同実施例におけるピッチ変調情報発生回路の−例を示
すブロック図、第3図は主クロツクパルスとチャンネル
時間の関係及びピッチ変調情報の時間変化を設定するク
ロツクパルスの関係を示すタイミングチャート、第4図
は第2図の回路によって発生ずるピッチ変調情報及びそ
の情報によって変調される各系統のピッチの変化(増大
)を示し、ビートの時間的変化を説明するグラフ、第5
図はピッチ変調情報発生回路の他の構成例を示すブロッ
ク図、第6図は第5図の回路によって発生するピッチ変
調情報及びその変調情報によって実現されるビートの時
間的変化(減少)を説明するグラフである。 5・・・・・・周波数情報記憶装置、8・・・・・・変
調装置、9・・・・・・加算器、10・・・・・・引算
器、11・・・・・・ピッチ変調情報発生回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 発生すべき楽音の音高に対応した値の数値データF
    を使用して該音高に対応した速度で変化するアドレンデ
    ークを形成し、このアドレスデータに基づき該音高の楽
    音波形を発生するようにした電子楽器において、前記数
    値データFに所定の小数値Aを掛けて得た数値データΔ
    Fを繰返し加算または減算することにより時間的に変化
    するピッチ変調情報を形成するピッチ変調情報形成手段
    と前記数値データFの値を前記ピッチ変調情報に従って
    増加方向に変調する第1の演算手段と、前記数値データ
    Fの値を前記ピッチ変調情報に従って減少方向に変調す
    る第2の演算手段とを具え、前記第1および第2の演算
    手段からそれぞれ出力される変調された数値データに基
    づいて第1および第2の楽音波形を発生するようにした
    電子楽器。
JP50126791A 1975-10-21 1975-10-21 デンシガツキ Expired JPS584359B2 (ja)

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Citations (5)

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JPS4913111A (ja) * 1972-06-02 1974-02-05
JPS4960523A (ja) * 1972-08-16 1974-06-12
JPS4984217A (ja) * 1972-12-14 1974-08-13
JPS49131111A (ja) * 1973-04-19 1974-12-16
JPS5036109A (ja) * 1973-06-28 1975-04-05

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