JPS5843449Y2 - 自動車のフロントロアシユラウド構造 - Google Patents

自動車のフロントロアシユラウド構造

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JPS5843449Y2
JPS5843449Y2 JP8849178U JP8849178U JPS5843449Y2 JP S5843449 Y2 JPS5843449 Y2 JP S5843449Y2 JP 8849178 U JP8849178 U JP 8849178U JP 8849178 U JP8849178 U JP 8849178U JP S5843449 Y2 JPS5843449 Y2 JP S5843449Y2
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JP
Japan
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air
air cut
lower shroud
cut flap
front lower
Prior art date
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Expired
Application number
JP8849178U
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English (en)
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JPS556121U (ja
Inventor
裕一 古賀
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車のフロントバンバ下方後部に設けたフ
ロントロアシュラウドがその下部に一体的にエアカット
フラップを下延した構造に関するものであり、特に、該
エアカットフラップの両側部を更に中央部より垂下させ
て正面でコの字型にした構造に関するものである。
自動車の走行時の空気抵抗に関する風洞実験や各種自動
車レースデークから得られた空気力学的対策の1つとし
て第1図に示す如く、自動車1のフロントグリル2の下
方後部のフロントロアシュラウド3の下端を垂下々延さ
せて垂直形状の所謂エアカットフラップ4を設けること
により該エアカットフラップ4の後部に負圧部を形成さ
せて高速走行に伴う揚力低下を企り、接地性の向上を介
しての安定走行性、抵抗減少を得る様にすることが開発
されて来ている。
さりながら、上記これまでのエアカットフラップ4の構
造では理論的解析が進むにつれ、該エア力ットフラ゛ン
ブ4のサイズによってはそれ自体が空気抵抗を大きくす
る欠点があることが判明して来ており、又、フロントグ
リル5から流入する空気の上、中流のA、Bの流れはラ
ジェータ6からエンジンルーム7に流過するが、下流C
の一部はフロントロアシュラウド3の開口部8からの流
入空気りと共にラジェータ6には流入せず、ラジェータ
サポート9の下を越えて潜流してしまう様になり、その
結果、上記負圧形成を弱めて揚力低下を削減する難点も
あり、加えて、下流する流れがラジェータ6に入りこま
ないため該ラジェータ6の冷却効果を低減させる不利点
があった。
更に、近時論理的分析によればエアカットフラップ4は
タイヤ10に対する空気抵抗を抑制する働きがあること
が判って来ているが、前記の如く、大きすぎると却って
エアカットフラップ自体の抵抗を大きくするデメリット
があった。
この考案の目的は上記従来技術に基づくフロントロアシ
ュラウドのエアカットフラップの問題点に鑑み、該エア
カットフラップの両側部のみをタイヤ前方にて更に垂下
面を設けることによりエアカットフラップの有する本来
的機能を充分発揮することの出来る優れた自動車のフロ
ントロアシュラウド構造を提供せんとするものである。
上記目的に沿うこの考案の横取は自動車の走行に伴い相
対的に前方側からフロントロアシュラウドに当る空気流
は中央部では開口部より流入してエアカットフラップ後
部にて整流されて下流せず、フロントグリルからの流入
空気と共にラジェータに流入して冷却に与り、その結果
、中央部の最適サイズのエアカットフラップにより偏向
され、下方潜流する空気は負圧を有効に形成して自動車
の揚力低下に作用し抵抗を削減し、安定走行に与り、又
、エアカットフラップ両側のみに設けた垂下面によって
フロントタイヤに対する気流抵抗を抑制して走行性を向
上することが出来る様にしたことを要旨とするものであ
る。
次にこの考案の実施例を第2図以下の図面に基づいて説
明すれば以下の通りである。
尚、第1図の態様と同一部分については同一符号を用い
て説明するものとする。
第2〜6図に示す実施例に於て、フロントロアシュラウ
ド3′は前記従来のフロントロアシュラウド3と同様自
動車1のフロントグリル2の下方設定位置後部に固設さ
れ、その中央幅方向に同じく開口部8が横設され全体的
に下部に一体的にエアカットフラップ4が設定最適垂下
量で下延され、更に該開口部8の下部のエアカットフラ
ップ4の下端は後方に折り返されて整流板11がラジェ
ータ6のラジェータサポート9に渡設固定され、その上
下を遮断している。
而して、該整流板11の両側のエアカットフラップ4の
部分のみは、即ち、タイヤ10.10の前方相当部分は
設定幅、高さに於て更に付加垂下面4′下延して設けて
あり、従って、エアカットフラップは正面的に口の字型
に形成されている。
上記エアカットフラップ4、付加垂下面4′のサイズは
前述の如く、それ自体が抵抗値を大きくしない計算及び
実験により設定される。
当該構成に於て、自動車1が高速走行状態になると、前
述同様相対的に空気流が前方から流入当接するが、フロ
ントグリル5から流入する気流はラジェータ6に流れ込
み、冷却作用に与る。
又、該フロントグリル5の下部からの気流及びフロント
ロアシュラウド3′の開口部8から流入する気流は整流
板11に規制されて下方に潜流することなく該ラジェー
タ6に流入し、従って、該ラジェータ6の冷却作用は好
効率的に行われる。
而して、エアカットフラップ4に当る気流は中央部では
下方に偏向して潜流し、その結果、エアカットフラップ
4背部に負圧を形成させ、上記整流板11の気流遮断作
用により車体に下向の力を印加させて揚力を削減し、タ
イヤ10の接地性を向上させ走行を安定させると共に揚
力削減による車体への動力抵抗を減少させる。
又、両側のエアカットフラップ4の付加垂下面4′はタ
イヤ10の前方でタイヤに対する気流抵抗を少くし、エ
アカットフラップ自体の機能と共に車への抵抗をより少
くする。
上記実施例では整流板11は上下方向の気流遮断機能を
介して揚力削減に与るが、ラジェータ5に流入する下部
気流の一部が側方にサイドフローしてタイヤ10に当る
様に流れる様な場合には第7.8図に示す様に該整流板
11の両側を上方に折り曲げて適量ウィングアップ部1
1′とする様にする設計も可能である。
又、エアカットフラップ4の両側の付加垂下面4′がそ
の設計長によって一種の排障機能を備え、従って、交換
、補修のメンテナンスを考慮する様な場合、或は、成形
上の都合等により第9,10゜11図に示す実施例の様
に該付加垂下面4″を他の適宜金属板、或は、合成樹脂
、硬質ゴム等で成形し、適宜固着する設計も可能である
そして、前記第7図の実施例のラジェータ5流入気流の
サイドフローによるタイヤ10への抵抗抑止のためのウ
ィングアップ11′と同じ様に整流板11下部の気流の
サイドフローによるタイヤ10への抵抗抑止のため第1
2図に示す実施例の様に付加垂下面4′の内側部に規制
板4″を設けることも可能であり、又、第13図に示す
様に該付加垂下面4′をしてフェンダ−12に対して後
延部12′を彎曲付設することにより外側からの気流の
巻込みによる対タイヤ抵抗を削減させることが出来る。
勿論、上記各実施例を複数組合わせる態様は可能であり
、単に設計上のものである。
又、付加垂下面は厳密に垂直である必要はない。
尚、上記実施例に則す実験によれば、縦軸に空気抵抗係
数CDを、横軸にフロントロアシュラウドのモードMを
とるとエアカットフラップなしMl、小エアカットフラ
ップM2、大エアカットフラップM3、この考案の実施
例エアカットフラップM4では第14図の様なデータが
得られ、相当の抵抗削減が立証され、更に、フェンダ−
外側後延部付設のない実施例エアカットフラップM6
と後延部付エアカットフラップM7については第15図
に示す様に相当の抵抗削減効果があることも立証された
上記の様にこの考案によれば、自動車のフロントロアシ
ュラウドに於て、下部に設けたエアカツトフラップの垂
下面の両側部のみを更に下延して垂下面としたことによ
り基本的にエアカットフラップの揚力低減に直接与る中
央部分の垂直面を徒らに大きくすることなく、従って、
エアカットフラップ自体の空気抵抗を少くして有効にエ
アカットフラップの本来的機能を促進させることが出来
、自動車の空気抵抗の大きいタイヤに対する抵抗を削減
することが出来る優れた効果を奏する。
又、エアカットフラップの中央部に開口後を設けるとと
もに該中央部下端より後方に整流板が延在されているこ
とによりエアカットフラップ後部の気流の上下方向流れ
を遮断するため、フロントグリルやフロントロアシュラ
ウドの開口部よりの気流は確実にラジエタに流入して冷
却効率を高めるばかりでなく、エアカットフラップによ
る後方負圧が削減されることなく、揚力抑制に有効に働
き接地安定性を増加し、動圧抵抗を削減する優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般のフロントロアシュラウドの概略説明図、
第2〜6図はこの考案の1実施例の説明図であり、第2
図は全体斜視説明図、第3,4図は第2図1−1.IV
−IV断面相当説明図、第5゜6図はフロント部縦断、
半正面説明図、第7図は別の実施例の斜視説明図、第8
図は第7図部公費面説明図、第9図は更に別の実施例の
斜視説明図で第1o、ii図は第9図x−x、XI−X
I断面相当説明図、第12.13図は他の実施例の部分
斜視説明図であり、第14,15図は実験データ説明図
である。 2・・・・・・フロントグリル、3/、 3//、 3
/// 、 3““。 3mn、・・・・・フロントロアシュラウド、4・・・
・・・エアカットフラップ、4/、 4//・・・・・
・付加垂直面、8・・・・・・開口部、11・・・・・
・整流板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車のフロントバンパ下部に設けたフロントロアシュ
    ラウドがその下部にエアカットフラップを下延させた構
    造において、該フロントロアシュラウドの下部に横設し
    て下延したエアカットフラップの両側部に付加垂直面を
    下段し、該エアカットフラップの中央部に開口部を設け
    るとともに該中央部下端より後方に整流板が延在されて
    いることを特徴とする自動車のフロントロアシュラウド
    構造。
JP8849178U 1978-06-29 1978-06-29 自動車のフロントロアシユラウド構造 Expired JPS5843449Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8849178U JPS5843449Y2 (ja) 1978-06-29 1978-06-29 自動車のフロントロアシユラウド構造

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JP8849178U JPS5843449Y2 (ja) 1978-06-29 1978-06-29 自動車のフロントロアシユラウド構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS556121U JPS556121U (ja) 1980-01-16
JPS5843449Y2 true JPS5843449Y2 (ja) 1983-10-01

Family

ID=29015011

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8849178U Expired JPS5843449Y2 (ja) 1978-06-29 1978-06-29 自動車のフロントロアシユラウド構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6224605Y2 (ja) * 1980-10-21 1987-06-23

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JPS556121U (ja) 1980-01-16

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