JPS5843293B2 - 自動結束機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、所定部数の本あるいは適宜数積み重ねて荷造
りできるケース類等の被結束物へのバンド掛けが、上下
両面への当て紙支給とバンドの十文字結束とをもって全
自動で適切に自動処理できるように開発してなる自動結
束機に関するものである。

一般に製本類の発送においては、製本緩機より送り出さ
れてくる出来本をスタッカーにて規定部数ごとに駒返し
て積み重ねてなる所定部数の本の上下両面に人手にて当
て紙を当接したうえ、この当て紙の上から十文字にバン
ド掛けして所定部数ごとの荷造りを行なっていた。

しかしながら、このように上記作業を人手（こて行なう
ことは要員の確保を余儀なくして労力と経費削減に反す
るデメリットがあった。

本発明は上記従来例に鑑みてこれの自動結束化を計り、
製本およびこれに類する被結束物のバンド結束が自動で
能率よく均等して行なえる自動結束機を開発したことに
ある。

本発明は、被結束物の後面を支持し駆動機構によりガイ
ドに沿ってスライド開閉動作する１対のフォーク、被結
束物の側面および前面を支持し、駆動機構によりガイド
に沿ってスライド開閉動作するフォークおよびガイド枠
からなり、駆動機構の引き込みによりスタッカーエアテ
ーブル上の被結束物を結束位置に押出し供給する被結束
物供給機構と、被結束物の下面より供給する下面用当て
紙の先端部をヂャツクにより被結束物先端にまで咬持し
て送り込み、被結束物を結束位置に送りながら該当て紙
をスタッカーエアテーブルに沿って被結束物下面に繰り
出す下面用当て紙供給機構と、別の給紙装置に延設した
フォークによって上面用品て紙給紙機構からの上面用品
て紙を結束位置にて被結束物の上面にフォークにて上面
用品て紙を押し当てながら、被結束物を上記同品て紙と
ともに結束したのち、結束位置にて被結束物を９００反
転動作させて十文字結束を行ない、かつデリバリ−コン
ベヤーに被結束物を送り出す反転フォーク、反転アーム
部からなる反転駆動部と、この反転駆動部をガイドフレ
ームに沿うてスライドさせる駆動機構を設けた反転結束
機構とから成る自動結束機の構成に関するものである。

つぎに本発明の構成を図面に示す一実施例を籍りて説明
する。

第１図において１はスタッカーエアテーブルで、このテ
ーブルには製本機から送り出された所定部数の被結束物
（例えば週刊紙等の如き出来本）ａが導入でき、この導
入に際してはアングル材にて構成しであるフォーク２，
２がこのテーブル上の両域に待機している。

フォーク２，２は第２図で明らかなようにガイド３に沿
ってエアシリンダーによる駆動機構４で相対的に内側に
近接でき、被結束物ａが上記テーブル上での搬送におい
て突き揃え用ガイド枠５゜５内に至ると光電式検知器６
が作動して駆動機構４の駆動を行なわしめ、これによっ
てフォーク２゜２が被結束物ａの後押し位置に移動する
。

一方、ガイド枠５，５とこのガイド枠内側に位置してい
るフォーク５７．５’は駆動機構７，７の駆動でガイド
８に沿ってスライドできる関係にあり、正面のフォーク
５′と脇のがイド枠５は送り込まれてくる積み重ね式被
結束物ａの突き揃えができるようになしである。

次いで、フォーク２，２が前記後押し位置に至るとこれ
と関連のリミットスイッチが働いて駆動機構９が１駆動
し、ロンド９′の引込みでフォーク２゜２による被結束
物ａの送り出しを行ないこれを結束位置Ｐに供給する。

駆動機構９は被結束物ａが結束位置Ｐに至るとリミット
スイッチの作動でその送りが停止でき、合わせてこのス
イッチ作動（こ関連して被結束物ａを突き揃えていたフ
ォーク５’、 ５’およびガイド枠５．５が駆動機構７
，７の駆動で左右は開き、かつタイマー（こて所定時間
遅れて復帰作動する駆動機構９をもって被結束物ａを送
り出した上記Ｃ各作業機構が旧位置に復帰する。

よってフォーク５１ガイド枠５およびフォーク２はそれ
ぞれ駆動機構７．４の駆動で次の被結束物受は入れ態勢
に戻る。

９ａはガイドフレームである。

上記において被結束物ａが繰り出される結束位置Ｐには
更に下面用当て紙１０が１枚下部ストッカー１０′より
給紙装置１１を介して供給できるようになしてあり、こ
の場合の当て紙１０は先端を給紙装置１１のバキューム
部で上に吸い上げながらガイド枠側の前面に配設しであ
るチャック１２内に支給でき、チャック１２ではその先
端が咬持てきる。

そして、この当て紙１０はガイド枠５側での被結束物送
りに伴なってエアテーブル１と被結束物ａとの間に引き
込まれながら結束位置Ｐに至る。

なお、結束位置に至った当て紙１０は図示１０“のよう
に方形の当て紙コーナーが被結束物ａの各辺に突出でき
る向きに定めである。

また、チャック１２の作動はエアシリンダーによる１駆
動機構１３で行ない、そのタイミングは給紙装置１１に
対設のリミットスイッチにて行なう。

他方、前記により被結束物ａが結束位置Ｐに至るとこれ
を検知するリミットスイッチとの関連で被結束物ａの送
り機構が前述したように復帰なし、つづいて上面用品て
紙１４の給紙装置１５が作動する。

給紙装置１５はガイドフレーム９ａに沿って駆動機構１
６で移動でき、更に結束位置Ｐ上にあっては駆動機構１
７にて給紙装置１５が降下できるようになしてあり、第
１図においては給紙装置１５がストッカー１４′より取
り出した１枚の当て紙１４をバキューム部で吸い上げて
これを結束位置Ｐ上に搬出して待機している状態で示し
であるが、実際には給紙装置１５は当て紙１４を１枚保
持してストッカー１４′上で待機しており、被結束物ａ
が結束位置Ｐに至ったときの信号発生でフォーク２側の
後退に伴ないながら給紙装置１５が結束位置Ｐ上に向っ
て前進し、この前進で給紙装置１５が結束位置Ｐ上に至
るとそこに対設のリミットスイッチが作動して該駆動機
構１６の駆動を停止して給紙装置１５を結束位置Ｐ上に
停止せしめ、合わせてこれと関連して給紙装置１５の降
下を行なう。

給紙装置１５の降下は駆動機構１７の降下駆動で行ない
、同時にこの降下圧で当て紙１４を被結束物ａの上面に
押し当てながら被結束物ａ全体を結束に好都合な範囲に
おいてプレスする。

つづいて上記プレス圧の増加にて給紙装置１５に配設の
リミットスイッチがオンに転位すると結束装置１８が駆
動する。

結束装置１８はアーム１９が支軸１９′を中心に駆動部
２０の駆動で２回程旋回できてこれに導出しであるバン
ドが被結束物ａに対して同位置において二重巻きできる
ようになしてあり、２１はこの巻き付けを結ぶ結束部で
ある。

結束装置１８の作動で結束が終了するとこの結束装置１
８からは結束終了信号が発生し、これによって駆動機構
７によりフォーク２，２、フォーク５′、５′、ガイド
枠５，５は旧位置に復帰し、当て紙１４を被結束物上面
に押しつけていたフォーク１５′は給紙装置１５によっ
て結束バンド位置からの抜き取りを行ない、この抜き取
り終了位置に対設のリミットスイッチにて抜き取り終了
信号検知後は駆動機構１７．１６の復帰作動にて給紙装
置１５がストッカー１４′上の旧位置に復帰する。

一方、この結束信号発生では駆動機構２２が反転装置２
３を結束位置Ｐ側に移送する向きに駆動し、これによっ
て結束装置１８のアーム１９の旋回に支障のない位置に
待機していた反転フォーク２４．２４が第２図で示す位
置に移動する。

反転装置２３は第３，４図で示すようにガイドフレーム
２５に対して反転アーム部２３ａと反転駆動部２３ｂと
が駆動機構２２にてスライドできるようになしてあり、
反転フォーク２４が駆動機構２２で結束位置Ｐに到達後
はリミットスイッチとの対応で駆動機構２２が停止でき
るとともに駆動機構２４ａが駆動して反転フォーク２４
、２４で被結束物ａの未結束側を挟圧保持する。

この場合、反転フォーク相互はピニオン２４ｂを介して
対向してなり、一方の反転フォーク２４が内側に寄れば
他方の反転フォーク２４も相対的に内側に寄り被結束物
ａの挟圧保持ができる。

次いで反転フォーク２４による上記挟圧保持後はこれに
伴なって作動するリミットスイッチを介して反転駆動部
２３ｂの駆動機構が作動してラック２３ｃの牽引を行す
い、これによってこのラックと噛み合うギヤ２３ｄを介
して反転アーム部２３ａが右方向に９０°回転する。

すると、ギヤ２３ｄにはスプロケット２３ｅが同軸に定
めてあって反転フォーク２４の支軸に定めたスプロケッ
ト２４ｃと上記スプロケット２３ｅとは１：２のギヤ比
をもってチェーン２３ｆで連結しであるから、反転アー
ム部２３ａが右方向に９０°回転すると反転フォーク２
４側がスプロケット２４ｃで左方向に１８０°回転でき
て反転フォーク２４．２４で保持した被結束物ａが反時
計方向に向けて９０°回転できる。

反転アーム部２３ａが上記範囲回転すると、その位置に
対応するリミットスイッチが作動して結束装置１８が駆
動し被結束物ａに十文字臼のバンド掛けを行なう。

この場合のバンド掛けは前回同様に２回巻きをして結束
を行ない。

この二変掛けをもってバンドの十文字掛けを行なう。

そしてこのバンド掛けに伴なって当て紙１０．１４がそ
れぞれ被結束物ａの下面および上面に圧着できて被結束
物ａの上下面とその各縁部とを被掩保護する。

第５図は上記結束の荷姿を示す。

斯様にして結束終了後はこれと同期して結束終了信号が
発生し、これによって駆動機構２２が前進方向に駆動し
ながら結束終了の被結束物ａを反転装置２３のフォーク
２４で保持してなる第４図で示した状態のままでガイド
フレーム２５に沿ってデリバリ−コンベヤー２６側に送
り出す。

そして、被結束物ａがコンベヤー２６の所定位置に達す
るとリミットスイッチとの関連で駆動機構２２の前進停
止と駆動機構２４ａの駆動解除とを行ない、反転フォー
ク２４で保持していた被結束物ａの釈放を行なえばコン
ベヤー２６の傾斜をして被結束物ａが該コンベヤーによ
る搬出方向に自動排出できる。

よって、反転フォーク２４の上記解除後はこれと同期し
て反転アーム部２３ａの復帰を行ない反転フォーク２４
もその対向むきが再び明状態に戻って次の作動態勢に復
帰し最初の状態に戻る。

本発明の自動結束機は上述の如く構成してなり、被結束
物ａへのバンド掛は力相動で十文字結束できることおよ
びその結束に先立って当て紙の支給が被結束物ａの上下
両面の所定位置に適切に供給できて結束物の上下面保護
が同時に自動で行なえるから、従来人手に頼っていた当
て紙付き結束作業が全自動のもとて非常に能率よく行な
える。

しかもその仕上り荷姿がきれいであり均等して行なえる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す自動結束機の側面説明
図、第２図は同平面説明図、第３，４図は反転装置の説
明図、第５図は被結束物ａの結束荷姿図である。 ａ・・・・・・被結束物、Ｐ・・・・・・結束位置、１
・・・・・・エアテーブル、２ 、５’・・・・・フォ
ーク、３，８・・・・・・ガイド、 ４，７，９，１３
，１６，１７，２２．２４ａ・・・・・・駆動機構、５
・・・・・・ガイド枠、６・・・・・・検知器、９′・
・・・・・ロッド、９ａ、２５・・・・・・ガイドフレ
ーム、１０．１４・・・・・・当て紙、１０’、１４’
−・・・・・ストッカ、１１，１５・・・・・・給紙装
置、１２・・・・・・チャック、１８・・・・・・結束
装置、１９・・・・・・アーム、１９１・・・・・・支
軸、２０・・・・・駆動部、２１・・・・・・結束部、
２３・・・・・・反転装置、２３ａ・・・・・・反転ア
ーム部、２３ｂ・・・・・・反転駆動部、２３ｃ・・・
・・・ラック、２３ｄ・・・・・・ギヤ、２３ｅ 、２
４ｃ・・・・・・スプロケット、２３ｆ・・・・・・チ
ェーン、２４・・・・・・反転フォーク、２４ｂ・・・
・・・ピニオン、２６・・・・・・コンベヤー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ スタッカーエアテーブル１上（こおいて、被結束物
   ａの後面を支持し、駆動機構４によりガイド３に沿って
   スライド開閉動作するようにしたフォーク２，２の先方
   に被結束物ａの突き揃え用ガイド枠５，５を設け、光電
   式検知器６により駆動機構４の駆動を行わせるものとな
   し、かつガイド枠５．５およびその内側に設けたフォー
   ク５’、 ５’を駆動機構７，７によりガイド８に沿っ
   てスライド動作するようにし、前記フォーク２，２と関
   連したリミットスイッチの動作により駆動機構９を駆動
   するように設け、駆動機構９の引込ロッド９１をフォー
   ク２，２と関連させてフォーク２，２による被結束物ａ
   の送り出しを行わせてスタッカーエアテーブル１上の被
   結束物ａを結束位置Ｐに供給するようにし、駆動機構９
   が被結束物ａの供給位置と対応して作動するリミットス
   イッチによる送り動作の停止とともに、ガイド枠５，５
   およびフォーク５’、 ５’が駆動機構７，７により開
   放動作するようにし、またタイマーの動作により駆動機
   構９の復動と同時に駆動機構４（こよりフォーク２゜２
   を旧位置に復帰するようにし、さらに被結束物ａの結束
   位置Ｐの下方位置に向は供給する下向用当て紙１０の先
   端を咬持するチャック１２を給紙装置１１のバキューム
   部上に設け、ストッカー１０′から吸い上げながら下面
   用当て紙１０の先端を支持したチャック１２をガイド枠
   ５，５側の被結束物送りに伴って下面用当て紙１０の一
   端部をスタッカーエアテーブル１と被結束物ａとの間に
   繰り出されるようにエアシリンダーで起動する駆動機構
   １３を設け、それをこより結束位置に至った当て紙１０
   がそれらの方形の紙コーナーが被結束物ａの各辺に突出
   する向きの形態１０〃で供給されるものとなし、被結束
   物ａの結束位置Ｐの上方部には、リミットスイッチにて
   作動する上面用品て紙１４の給紙装置１５をガイドフレ
   ーム９ａに沿って駆動機構１６により移動するように設
   けるとともに結束位置Ｐ上において、駆動機構１７によ
   り降下するように設け、給紙装置１５にはフォーク１５
   ’を延設し、この吸紙装置１５により上面用品て紙１４
   をそのストッカー１４／より吸い上げ保持して待機させ
   、被結束物ａが結束位置Ｐに至ったとき、電気信号にて
   給紙装置１５が結束位置Ｐ上に前進させ、それとともに
   リミットスイッチの作動にて給紙装置１５の結束位置Ｐ
   上における停止と、それに関連して給紙装置１５の降下
   を行わせるとともにフォーク１５′により上面用品て紙
   １４を被結束物ａの上方に押し当てるようにし、給紙装
   置１５のプレス圧増加に伴って作動するリミットスイッ
   チにより結束装置１８の駆動を行わせるようにし、しか
   も結束装置１８はそのアーム１９が支軸１９′を中心（
   こ駆動部２０の駆動（こて２回程旋回して被結束物ａに
   対し同位置にてバンドによる二階巻きの結束を行うもの
   となし、さらに被結束物ａの結束位置Ｐ（こて被結束物
   ａを９００反転動作させて十文字結束を行ない、かつデ
   リバリ−コンベヤー２６個に被結束物ａを送り出すよう
   に駆動機構２２によって動作させる反転フォーク２４．
   ２４と反転アーム部２３ａとからなる反転装置２３を設
   け、その反転アーム部２３ａを反転駆動部２３ｂに連結
   したラック２３ｃとギヤ２３ｄおよびスプロケット２３
   ｅの連動および駆動機構２２により反転フォーク２４．
   ２４で保持した被結束物ａを反時計針方向に９０°回転
   動作させるものとし、しかも反転駆動部２３ａを駆動機
   構２２によりガイドフレーム２５に沿って上昇移動させ
   、被結束物ａをデリバリ−コンベヤー２６上へ釈放する
   ように設けて成る構成の自動結束機。