JPS5842445Y2 - 通電塗装用ハンガ− - Google Patents

通電塗装用ハンガ−

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Publication number
JPS5842445Y2
JPS5842445Y2 JP2167379U JP2167379U JPS5842445Y2 JP S5842445 Y2 JPS5842445 Y2 JP S5842445Y2 JP 2167379 U JP2167379 U JP 2167379U JP 2167379 U JP2167379 U JP 2167379U JP S5842445 Y2 JPS5842445 Y2 JP S5842445Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanger
banger
coated
painting
cap
Prior art date
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Expired
Application number
JP2167379U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55124471U (ja
Inventor
通孝 大野
一 藤井
Original Assignee
パ−カ−産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by パ−カ−産業株式会社 filed Critical パ−カ−産業株式会社
Priority to JP2167379U priority Critical patent/JPS5842445Y2/ja
Publication of JPS55124471U publication Critical patent/JPS55124471U/ja
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Publication of JPS5842445Y2 publication Critical patent/JPS5842445Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は被塗物を吊架して電着槽内に搬入し、通電塗装
を行うために使用されるハンガーに関するものである。
この種の通電塗装においては、被塗金属を前処理して塗
膜の密着性を向上させる必要がある。
そのために一般に行われている塗装工程は、被塗金属の
前洗浄→脱脂処理→水洗→化戊処理もしくはクロム酸処
理→水洗→通電塗装→水洗→焼付等の各工程が一つのラ
インとして形成されており、これら各工程に互って被塗
金属がコンベアラインに乗って移送され、コンベアライ
ンに吊垂されているのが被塗金属を吊架する多数のハン
ガーである。
従って、これらハンガーは処理すべき被塗物が最初のス
タートラインにおいて吊架されるとそのまま最終工程ま
で移送し、ハンガー自体も被塗物と同じ処理を受けるこ
とになる。
そしてこのコンベアラインはエンドレス状になっており
、最終工程を終って被塗物が取り外されるとハンガーは
そのまま再使用されることになる。
しかしながら、ハンガーも通電塗装工程において、前記
した通り被塗物と一緒に塗装されてしまうため、次の被
塗物を吊架しても塗装が絶縁層となって通電回路が形成
されなくなるため二回目からの通電塗装ができなくなっ
てしまう。
そこでこのような一つのラインでサイクル状のコンベア
ラインが形成されている通電塗装工程では、−サイクル
毎に塗料の付着したハンガーを取り外し、別の清浄なハ
ンガーを掛は替えなければならず、その作業性が極めて
厄介であり多くの労力を必要としている。
又、取外されたハンガーは、その都度別工程の塗料剥離
手段により、時間をかけて剥離させなければならず、こ
の剥離作業もその都度行うと大変な作業になる。
特に最近では電着塗料として、カチオン系のものが次第
に採用されるようになり、それによって付着力が強靭に
なり塗料の剥離作業をより一層困難なものにしている。
本考案はこのような実情に鑑みなされたものであって、
その目的は通電塗装工程を含むコンベアラインに吊垂し
たハンガーを複数回に亙って連続使用ができる通電塗装
用ハンガーを提供しようとするものである。
この目的を遠戚するためになされた本考案は、一方が開
口し他方が塞った筒状の通電キャップと、先端が鉤状に
折曲げられたハンガーとからなり、前記通電キャップは
開口部外周面にフランジ状に張り出した被塗物の吊架部
分を形成すると共に開口部内周面には気密状態を保つた
めのパツキン材が取付けられ、該通電キャップが前記バ
ンガーの先端に着脱自在に取付けられたことを特徴とす
る通電塗装用バンガーであり、コンベアラインによるー
サイクル毎に通電キャップのみを取替えるだけであって
バンガー自体はそのまま再使用され、通電塗装工程にお
いて通電キャップを介して被塗物との間に電路が形成さ
れるので通電塗装工程に支障を来さないのである。
次に本考案を図示の実施例により更に詳しく説明すると
、1はレールで゛あり、該レールにキャリヤー2を介し
てバンガー3が移送可能な状態で吊垂されている。
コンベアラインはレール1とキャリヤー2とで形成され
、キャリヤーには塗装工程時に一方の電極4と接触して
電路を形成する電極5が設けられている。
キャリヤー2に吊垂されたバンカ゛−3はキャリヤーに
対して取外しが自在であると共に下端、即ち先端6を鉤
状に折り曲げて被塗物7が吊架できるように形成しであ
る。
このバンガー3の先端6にはキャップ8が着脱自在に嵌
着され、該キャップ8は被塗物7の吊架部分となるフラ
ンジ部9が一体に形成されると共に嵌着状態において気
密状態が保てるようキャップの開口部にパツキン材10
が設けられている。
尚、図中符号11は電着槽である。
このようにバンガー3を形成することによりコンベアラ
インに乗せて被塗物7を処理する場合、水洗、脱脂、化
成処理等の工程を終えてから通電塗装工程に移され、こ
の通電塗装工程において、被塗物7と共にバンガー3の
半分以上が電着槽11の塗料内に浸漬され、浸漬された
部分全部に塗膜12が付着する。
そしてその後乾燥もしくは焼付工程を経てコンベアライ
ンの終着に至るのであるが、この終着に至った時に被塗
物7をバンガー3がら取り外すと共にバンガーはそのま
ま最初の工程に移され、キャップ8だけが清浄なものに
取替えられ、該キャップの吊架部分9に処理されるべき
新たな被塗物7を吊垂させて、ラインを休止させること
なく前と同じようにコンベアラインによる水洗、脱水、
化成処理及び塗装工程へと移送されるのである。
この場合、バンガー3は塗料が付着したまま再使用され
るのであるが、各処理工程において被塗物に対し何等悪
影響を及ぼさないばがりでなく、特に塗装工程において
通電不良等が生じないため、正常な塗装が行えるのであ
る。
そして、塗装工程ではバンガー3に対し先に付着した塗
料の存在により絶縁層が形成されている形になり、2回
目及び3回目の塗着比率は、1回目の塗着比率に比べて
はるかに少なくなり、バンガー3に付着して持ち出され
る塗料の量も1回毎にバンガーを取替える場合と違って
著しく少なくなるのである。
取替えられた塗膜が付着しているキャップは別系列の適
宜の塗料剥離手段によって清浄化されて再使用され、複
数回使用されたバンガーは取り外して同じように塗料剥
離手段で清浄化されるのであるが、複数回使用した割に
は塗膜厚さが薄く、剥離作業もそれほど困難ではない。
以上説明したように本考案に係る通電塗装用バンガーは
、鉤状に折曲げた先端にフランジ状に張り出した被塗物
の吊架部分を有すると共に開口部内側にパツキン材が取
付けられた通電キャップが着脱自在に取付けられたもの
であり、被塗物が引掛るフランジ状部分が鉤状の内側に
位置し、この内側のフランジ状部分に被塗物が引掛るた
め、通電塗装を行うコンベアラインの移送途上において
、振動が与えられてもキャップがずれて被塗物が外れで
落下したりすることなく、速かに移送処理できると云う
優れた効果を奏する。
更に、コンベアラインによる通電塗装を行う場合に一回
毎にバンガーを取り外することなくキャップのみを付は
替えれば良く、コンベアラインを休止させることなくそ
の付は替えが行えるので作業性が著しく向上するばかり
でなく、−回毎に取り替えられるのは通電キャップだけ
であるため持ち出される塗料が少なくなり塗料の無駄が
なくなると云う優れた効果を奏するものである。
更に、バンガーは複数回使用してがら取り替えるもので
あるため、その労力が著しく削減でき、しかも付着した
塗膜の剥離作業も一回臼の使用のものとほとんど変らず
、従ってバンガーの塗料剥離作業が複数回の塗装作業に
一回の割合となるため、大巾な労力削減が図れると云う
優れた効果も奏するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のバンガーを利用した塗装工程状態を示
す略図、第2図は同バンガーを用いた塗装時における塗
膜の付着状態を示す要部拡大断面図、第3図は同バンガ
ーの通電キャップの取替状態を示す要部拡大断面図であ
る。 1・・・・・・レール、2・・・・・・キャリヤー、3
・・・・・・バンガー4.5・・・・・・電極、6・・
・・・・先端、7・・・・・・被塗物、8・・・・・・
通電キャップ9・・・・・・吊架部分(フランジ部)1
0・・・・・・パツキン材、11・・・・・・電着槽、
12・・・・・・塗膜。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一方が開口し他方が塞った筒状の通電キャップと、先端
    が鉤状に折曲げられたハンガーとからなり、前記通電キ
    ャップは開口部外周面にフランジ状に張り出した被塗物
    の吊架部分を形成すると共に開口部内周面には気密状態
    を保つためのパツキン材が取付けられ、該通電キャップ
    が前記ハンガーの先端に着脱自在に取付けられたことを
    特徴とする通電塗装用ハンガー
JP2167379U 1979-02-21 1979-02-21 通電塗装用ハンガ− Expired JPS5842445Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2167379U JPS5842445Y2 (ja) 1979-02-21 1979-02-21 通電塗装用ハンガ−

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2167379U JPS5842445Y2 (ja) 1979-02-21 1979-02-21 通電塗装用ハンガ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55124471U JPS55124471U (ja) 1980-09-03
JPS5842445Y2 true JPS5842445Y2 (ja) 1983-09-26

Family

ID=28855007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2167379U Expired JPS5842445Y2 (ja) 1979-02-21 1979-02-21 通電塗装用ハンガ−

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JPS55124471U (ja) 1980-09-03

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