JPS5842173B2 - 新規な芳香族ブロムポリフルオルアルキルエ−テル及びそれらの製造方法 - Google Patents

新規な芳香族ブロムポリフルオルアルキルエ−テル及びそれらの製造方法

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JPS5842173B2
JPS5842173B2 JP18126881A JP18126881A JPS5842173B2 JP S5842173 B2 JPS5842173 B2 JP S5842173B2 JP 18126881 A JP18126881 A JP 18126881A JP 18126881 A JP18126881 A JP 18126881A JP S5842173 B2 JPS5842173 B2 JP S5842173B2
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JP
Japan
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aromatic
bromopolyfluoroalkyl
formula
group
ether
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JP18126881A
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イサベル・リコ
クロード・ワクセルマン
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Rhone Poulenc Industries SA
Original Assignee
Rhone Poulenc Industries SA
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規な芳香族ブロムポリフルオルアルキルエ
ーテルを目的とする。
また、本発明は、これらの化合物の製造方法に関する。
本発明に従う新規な芳香族化合物は、次の一般式 〔ここで、nは1又は2に等しく、 Rは水素、低級アルキル基、NO2,C1及びBr基よ
りなる群から選ばれる基を表わす〕 を有する。
式(I)の化合物は、植物衛生活性又は製薬活性を有す
る化合物の製造の合成中間体として使用することができ
るという意味で大きな産業的利点を持っている。
これらの化合物は、ハロゲンの交換によって、前記の化
合物の合成に対して周知の中間体である対応ベルフルオ
ルアルキルエーテルを与える場合が特にそうである。
また、本発明は、次式 %式%() (ここで、Xは塩素又は臭素を表わし、nは1又は2に
等しい) の化合物と次式 (ここで、Rは前記の意味を有し、M+はアルカリ金属
から導かれる陽イオンを表わす)のフエナートを無水で
極性のジメチルホルムアミド溶媒中で、反応開始剤とし
て作用するアルカンチオールの存在下に反応させること
からなる式(I)の芳香族ブロムポリフルオルアルキル
エーテルの製造方法に関する。
本発明の好ましい実施態様によれば、式(II)の化合
物として良好な収率を得るのを可能にするBr(CF2
)nBrが用いられる。
また、本発明者は、良好な収率を得るにはカリウムフエ
ナートを使用することが好ましいことを見出した。
事実、これが用いられるときは、生成する副生成物(即
ち、基−0(CF 2 ) nHを有する対応生成物)
の量は最も少ない。
本発明方法の基本的特徴によれば、反応を開始させるた
めには反応媒質にチオールを添加することが必要である
式R35Hにより表わすことができるこのチオールは、
その求核特性が開始を可能にするようなイオンR3S
(塩基性媒質中で存在するが)を遊離させる。
R3はアルキル基を表わすことができる。
有用なチオールの例としては、エタンチオール、プロパ
ンチオール、ブタンチオールのようなアルカンチオール
をあげることができる。
プロパンチオールを用いるのが好ましい。
なぜならば、相当する副生物が十分に揮発性であるので
容易に除去できるからである。
チオールは、チオール対フエナートのモル比が約0.0
5〜約0.2の間であるような量で用いられる。
さらに好ましくはこの比は0.07〜0.15の間であ
る。
好ましくは、式(II)と([)の化合物は、化合物(
II)対ツェナー)(I)のモル比が約1〜約5の間で
あるような量で用いられる。
さらに好ましくはこの比は約1〜約3の間である。
溶媒は、その溶媒11当りのフエナートのモル数が約0
.1〜約0.5、さらに好ましくは0.15〜0.3で
あるような量で用いられる。
反応は、一般に約20〜100℃、好ましくは20〜6
0℃の温度で行なわれる。
好ましくは大気圧下で実施されるが、大気圧よりも高く
又は低い圧力が本発明の範囲から除外されるわけではな
い。
本発明の反応を行なうのに必要な反応時間は、広い範囲
で変えることができる。
それは一般に3〜12時間である。
本発明者は、本発明の方法を良好な条件下で実施するに
は十分に脱気した、即ち空気の酸素を除いた溶媒を使用
し、そして反応媒質を攪拌下に保持することが望ましい
ことを見出した。
さらに、本発明をより良〈実施するためには水を除いた
フエナートを用いることが好ましい。
こういうわけで予備段階でフエナートを乾燥することが
望ましい。
事実、反応媒質中での水の存在は基−0(CF2)nH
を含む対応副生物の形成を促進させる。
式(I)及び(I)の化合物は、当業者に周知の技術に
より製造される。
本発明を下記の実施例によりさらに詳細に説明する。
これらの例は本発明を何ら制限するものではない。
例1: CFBrをCH310K+に作用さ 2 せることからなるプロムシフルオルメトキシ−4メチル
ベンゼンCH3+0CF2Brの製造。
ドライアイス冷却剤上に載せ、そしてアルゴンで脱ガス
した400m1!の無水ジメチルホルムアミドを入れた
フラスコに14.6 、? (0,1モル)のCH3←
(Σi0 K+と0.76g(o、o 1モル)のプ
ロパンチオールを20℃で溶解する。
次いで42g(0,2モル)のCF2Br2をかきまぜ
ながら滴下する。
温度は20℃から30℃に上昇する。この混合物を周囲
温度に4時間かきまぜる。
溶媒と反応中に生成するKBrは、400 mlのHC
I酸性化水(17%)を添加して除去する。
油状物をデカンテーションして回収する。
この油状物を水蒸気蒸留により精製した後、炭酸ナトリ
ウムで乾燥する。
回転バンドにより蒸留することによって5gの生成物を
分離する。
その沸点はBF2.rItrflHg=90℃であり、
また陽子及びふっ素NMR解析は次式 %式% : CF2BrC1をCHs + OK+に作用させること
からなるプロムシフルオルメトキシ−4−メチルベンゼ
ンCH3+0CF2Brの製造。
ドライアイス上に載せ、アルゴンで脱気した400′f
I′Llの無水ジメチルホルムアミドを入れたフラスコ
に14.69 (0,1モル)のCH3((つ←O−に
+と0.76.9(0,01モル)のプロパンチオール
を20°Cで溶解する。
次いでドライアイス−アセトン浴で予め凝縮させた33
.?(0,2モル)のCF2BrC1を一度に加える。
温度は数度上昇する。
次いで例1におけるように実施する。最後に回転バンド
による蒸留によって2.8gのCH3−くUう〉←OC
F 2 B r を分離する。
例3: CFBrを〈甲)←O5−に+に作用させるこ2 とからなるプロムシフルオルメトキシベンゼン(D→0
CF2Brの製造。
13.2g(0,1モル)のく〒)−〇に+を用いて例
1におけるように実施する。
回転バンドによる蒸留によって2gの生成物を分離する
その沸点はB P34mmHg = 70℃であり、ま
たその陽子及びふっ素NMR解析は次式 %式% 例4: CF 2 B r 2をcl−@)−OK+に作用させ
ることからなるプロムシフルオルメトキシ−4クロルベ
ンゼンCI−(ニトロ CF2Br(7)製造。
16.6 g(0,1モル)のCI+O−に+を用いて
例1におけるように実施する。
回転バンドによる蒸留によって4.1gの生成物を分離
する。
その沸点はBP3□mmHg = 94℃であり、また
その陽子及びふっ素NMR解析は次式 %式% : CF 2 B r 2をNo2i(〕冨OK+に作用さ
せることからなるプロムシフルオルメトキシ−4ニトロ
ベンゼンNO2→DOCF2Brの製造。
17.7g(Q、1モル)のN02−(ΣトO−に+を
用いて例1におけるように実施する。
シリカプレートでのクロマトグラフィー(溶離剤ベンゼ
ン)により6.7gの生成物を分離する。
その融点はMP=48℃であり、また陽子及びふっ素N
MR解析は次式 %式% : に作用させることからなるβ−ブロムテトラフルオルエ
トキシ−4−メチルベンゼン CH3−(Σ←OCF 2 CF 2 B rの製造。
ドライアイス冷却剤上に置き、アルゴンで脱ガスした4
00m1の無水ジメチルホルムアミドを入れたフラスコ
に14.6.9(0,1モル)のCH3−(ΣxO−に
+と0.76g(0,01モル)のプロパンチオールを
20℃で溶解する。
次いで3(1(0,15モル)のBrCF2CF2Br
をかきまぜながら滴下する。
温度は20℃から24℃に上昇する。
この混合物を40℃で1時間、次いで周囲温度で12時
間かきまぜる。
溶媒及び反応中に生じたKBrを400m1のHCI酸
性化水(17饅)を添加することにより除去する。
油状物をデカンテーションして回収する。
水蒸気蒸留により精製した後、この油状物を炭酸ナトリ
ウムで乾燥する。
回転バンドにより蒸留によって10.’lの生成物を分
離する。
その沸点はBP3ommHg=86℃であり、またその
陽子及びふっ素NMR解析は次式 %式% : BrCF CF Brを〈砺)−o K+に作用さ2 せることからなるβ−ブロムテトラフルオルエトキシベ
ンゼン(D−OCF2CF2Brの製造。
13、:l(0,1モル)の〈甲))OK+を用いて例
6におけるように実施する。
回転バンドによる蒸留によって7gの生成物を分離する
その沸点はB F40 mmHg =76℃であり、ま
たその陽子及びふっ素NMR解析は次式 %式% : 用させることからなるβ−ブロムテトラフルオルエトキ
シ−4リロルベンゼンCI+0CF2CF2Brの製造
16.69 (0,1モル)のct((Σ←OK+を用
いて例6におけるように実施する。
回転バンドにより蒸留することによって5.8gの生成
物を分離する。
その沸点はBP38朋Hg=80℃であり、またその陽
子及びふっ素NMR解析は次式%式% : に作用させることからなるβ−ブロムテトラフルオルエ
トキシ−4−ニトロベンゼン NO2+0CF2CF2Brの製造。
17.79(0,1モル)のN02((Σ)−OK+を
用いて例6におけるように実施する。
シリカプレートでのクロマトグラフィー(溶離剤ベンゼ
ン)により2gの生成物を分離する。
その融点はMP=65℃であり、またその陽子及びふっ
素NMR解析は次式 %式% : CF2Br2をカリウム0−クロルフエナートに作用さ
せることからなるプロムシフルオルメトキシ−2−クロ
ルベンゼンの製造。
16.6gのカリウム0−クロルフエナートを用いるこ
とを除き、例1の方法に従う。
回転バンドにより蒸留することにより3.89の生成物
を得る。
その沸点はB P34miHg = 95℃であり、そ
の陽子及びふっ素NMR解析は、プロムシフルオルメト
キシ−2−クロルベンゼンの式: CF2Br2をカリウム0−プロムフエナートに作用さ
せることからなるプロムシフルオルメトキシ−2−ブロ
ムベンゼンの製造。
21.11のカリウム0−プロムフエナートを用いるこ
とを除いて、例1の方法に従う。
回転バンドにより蒸留することにより4.4gの生成物
を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次式 〔ここで、nは1又は2に等しく、 Rは水素、低級アルキル基、NO2,C1及びBr基よ
    りなる群から選ばれる基を表わす〕 の芳香族ブロムポリフルオルアルキルエーテル。 2 次式 である特許請求の範囲第1項記載の芳香族ブロムポリフ
    ルオルアルキルエーテル。 3 次式 である特許請求の範囲第1項記載の芳香族ブロムポリフ
    ルオルアルキルエーテル。 4 次式 である特許請求の範囲第1項記載の芳香族ブロムポリフ
    ルオルアルキルエーテル。 5 次式 である特許請求の範囲第1項記載の芳香族ブロムポリフ
    ルオルアルキルエーテル。 6 次式 である特許請求の範囲第1項記載の芳香族ブロムポリフ
    ルオルアルキルエーテル。 7 次式 〔ここで、nは1又は2に等しく、 Rは水素、低級アルキル基、NO2,C1及びBr基よ
    りなる群から選ばれる基を表わす〕 の芳香族ブロムポリフルオルアルキルエーテルを製造す
    るにあたり、次式 %式%() (ここで、Xは塩素又は臭素を表わし、nは1又は2に
    等しい) の化合物と次式 (ここで、Rは前記の意味を有し、M+はアルカリ金属
    から導かれる陽イオンを表わす)のフエナートを無水で
    極性のジメチルホルムアミド中で、反応開始剤として作
    用するアルカンチオールの存在下に反応させることから
    なる芳香族ブロムポリフルオルアルキルエーテルの製造
    方法。 8 式(II)においてX=Brであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第7項記載の方法。 9 式釦においてM+がカリウムから導かれる陽イオン
    を表わすことを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の
    方法。 10 アルカンチオールがプロパンチオールであること
    を特徴とする特許請求の範囲第7項記載の方法。 11 チオール対フエナートのモル比が約0.05〜
    約0.2であることを特徴とする特許請求の範囲第7項
    記載の方法。 12化合物(1)対化合物(I)のモル比が約1〜約5
    であることを特徴とする特許請求の範囲第7項記載の方
    法。 13溶媒11当りのフエナートのモル数が約0.1〜約
    0.5であることを特徴とする特許請求の範囲第7項記
    載の方法。 14大気圧下に約り0℃〜約100℃の間の温度で実施
    することを特徴とする特許請求の範囲第7〜13項のい
    ずれかに記載の方法。
JP18126881A 1980-01-31 1981-11-13 新規な芳香族ブロムポリフルオルアルキルエ−テル及びそれらの製造方法 Expired JPS5842173B2 (ja)

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JPH03167147A (ja) * 1989-11-27 1991-07-19 Mitsui Toatsu Chem Inc ジフルオロハロメトキシベンゼン類の製造法

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