JPS584202Y2 - 合成樹脂製シャ−シ等の部品ねじ止め部の構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は合成樹脂型シャーシ等の部品ねし止め部の構造
に係るものである。

従来、電子機器では、合成樹脂型のシャーシがしばしば
用いられている。

この場合、電気部品をねじ止めするには、通常、タッピ
ングネジが用いられるが、ときにはシャーシにナツトを
埋設してビス止めされる。

しかし、いずれにせよ電源トランス等の重量の大きなも
のを取付けるには強度の点で問題があり、このような場
合には、シャーシの裏面にねし孔のある金属板を当て、
これとシャーシ表面に置いた電気部品とでシャーシを挾
み付ける状態とし、電気部品の透孔とシャーシの透孔と
金属板のねし孔とを合致させてボルトで締付ける手段が
とられるが、こうすると、それぞれのイ立置合わせ及び
それぞれの支持が甚だしく面倒で手数がかかり、作業性
が極めて悪い。

本考案は斯る従来の欠点を除去することを目的とするも
のである。

以下、図示の実施例について説明する。

第１図乃至第３図は、その−例を示すものであり、合成
樹脂型のシャーシ１の裏面に釣行舌片２をシャーシ１と
並行に突設すると共に、シャーシ１の適所に２個の透孔
５，５を設け、シャーシ１と釣行舌片２との間に、両端
部にねし孔３，３を有する金属板４を嵌挿挾持させると
共に、そのねじ孔３．３をシャーシの透孔５，５に合致
させたものである。

なお、釣行舌片２はシャーシ１と一体成形されたもので
あり、６は釣行舌片２の成形用の逃げ孔である。

上述の構成はシャーシ以外にケース等にも適用できる。

斯様に構成されていると、シャーシ１の表面に電源トラ
ンスＴ等の電気部品を置き、その透孔Ｔａ 、Ｔａをシ
ャーシ１め透孔５，５に一致させ、ポル）Ｔｂ、Ｔｂで
締付ければよいので、容易にねし止めできる。

また、金属板４はシャーシ１を補強する。上記第１図乃
至第３図のものでは、釣行舌片２の成形用の逃げ孔６を
有しているが、成形金型によっては、逃げ孔を無、くす
こともでき、その場合には、第４図ニ示−ずよ□うに釣
行舌片２の位置でシャーシ１に透孔５を設け、釣行舌片
２にも透孔５′を設けた態様にすることができる。

本考案によｋば、電源トランス等の重量の大きな電気部
品であっても強度上の心配なく取付けることができ、そ
のねじ止めは面倒なく容易に迅速にでき、勿論、金属板
の取付けもワンタッチで簡単にできるから、そのねじ止
めの作業性は金属板の取付けを含めても著しく向上でき
、構造簡単で安価なことと相俟って実用上極めて有益で
ある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示し、第１図は一例の分解斜視
図、第２図は第１図ＩＩ −ＩＩ線の断面図、第３図は
第１図ＩＩＩ −ＩＩＩ線の断面図、第４図は他の例の
裁断斜視図である。 １・・・・・・合成樹脂製のシャーシ、２・・・・・・
釣行舌片、３・・・・・・ねじ孔、４・・・・・・金属
板、５・・・・・・透孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 合成樹脂型のシャーシ１等の裏面に釣行舌片２を並設し
   、そのシャーシ１等と釣行舌片２との間にねじ孔３を有
   する金属板４を嵌挿挾持させ、該金属板４のねじ孔３と
   合致するシャーシ１等の適所に透孔５を設けたことを特
   徴とする合成樹脂型シャーシ等の部品ねし止め部の構造
   。