JPS5841763Y2 - トラクタの鋤位置制御回路 - Google Patents

トラクタの鋤位置制御回路

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JPS5841763Y2
JPS5841763Y2 JP3738778U JP3738778U JPS5841763Y2 JP S5841763 Y2 JPS5841763 Y2 JP S5841763Y2 JP 3738778 U JP3738778 U JP 3738778U JP 3738778 U JP3738778 U JP 3738778U JP S5841763 Y2 JPS5841763 Y2 JP S5841763Y2
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voltage
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善春 多田
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株式会社ボッシュオートモーティブ システム
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトラクタの鋤位置制御回路に関するものである
一般に、トラクタの鋤位置の制御には、鋤に加わる負荷
に応じて鋤位置を制御するドラフト制御と、鋤によって
掘削される深さを所定の深さに保つため鋤位置を設定位
置に保つように制御するポジション制御とがあり、本出
願人はこれらの制御を電気的に行なうことができる鋤位
置制御装置をいくつか既に提案している(例えば特願昭
52132530号)。
提案されたこの種の装置では、ドラフト制御として、鋤
に加わる実際の負荷に従って変化する負荷電圧と予め設
定された設定負荷により定まる設定電圧とを比較し、こ
の比較結果をもって鋤の負荷状態を検出するようになっ
ている。
一方、ポジション制御も、鋤の実際の高さ位置に従って
変化する位置電圧と予め設定された設定位置により定ま
る設定電圧とを比較し、この比較結果をもって鋤の高さ
状態を検出するようになっている。
そしてこれらの比較を行なう場合、制御の安定を図るた
め、負荷電圧又は位置電圧がそれぞれ対応する設定電圧
に一致していると見なす所謂不感帯を設けているが、提
案された回路では、この不感帯の巾は鋤の負荷の状態の
如何に拘らず一定に設定しである。
しかしながら、鋤位置の制御を行なう場合には、ポジシ
ョン制御に関しては鋤に加わる負荷に関係なくできるだ
け一定の耕深にしたいため不感帯の巾は鋤の高さ位置を
どこに設定するかに関係なく所定の一定中の方がよいが
、ドラフト制御に関しては鋤が地上にあるような場合は
不感帯の巾は広くても何ら不都合はなく、むしろ鋤位置
が下降すれば下降する程鋤に加わる負荷が大きくなるか
ら、その負荷を土質の変化に拘わらず一定になる様に鋤
の昇降によって制御したいドラフト制御の場合は、負荷
が大きい程不感帯の巾を狭くし、細かい制御を行なうこ
と一1J(望まiする。
従って、この点において、提案されている鋤位置制御装
置は必ずしも充分なものとは言えないという欠点を有し
ている。
本考案の目的は、上述した提案されている装置の欠点を
除去したトラクタの鋤位置制御回路を提供することにあ
る。
以下、図示の実施例により本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案による鋤位置制御回路を備えた農耕用ト
ラクタ1の一実施例を示し、このトラクタ1は長稈2の
一端に取付けられた鋤3を備えており、長稈2の他端部
は一端部が車体に固着された板ばね部材4の他端部に揺
動自在に取付けられている。
長稈2の中程にはリンク機構5が接続されており、油圧
アクチュエータ6によって長稈2を枢支運動させて鋤3
を上下動させることができる。
長稈2の他端部には、鋤3に掛かる負荷の大きさを長稈
2の水平方向の変位によって検出してドラフト制御を行
なうための負荷検出器7が取付けられており、負荷検出
器7から出力された負荷に関連した大きさの負荷電圧■
DAは後で詳しく述べる制御回路8に入力されている。
一方、リンク機構5には鋤3の高さ位置を検出してポジ
ション制御を行なうための位置検出器9が設けられてお
り、位置検出器9から出力された鋤3の高さ位置に関連
した大きさの位置電圧■PAは制御回路8に入力される
制御回路8には各検出器7,9からの出力VDA。
■PA と、例えば運転席に設けられた設定器10に
より設定される鋤3に加えうる負荷の最大値を示す設定
電圧VDR及び同じく設定器10により設定される鋤3
の降下下限位置を示す設定電圧■ とが入力されてい
る。
これらの出力VDA tA ■ は夫々設定電圧VDR2■PRとの差に従ってA 油圧弁11を制御し、鋤3に過負荷が掛らず、且つ所望
の掘削深さ以上に深く掘削しないよう油圧アクチュエー
タ6により鋤3を上下動させるようになっている。
第2図には、この油圧弁11を含む油圧回路が詳細に示
されている。
油圧弁11は電磁アクチュエータ12,13によって夫
々駆動されるスプール弁本体14を備えて戒っており、
スプール弁本体14には、中程に加圧ポンプ15が設け
られた通路16と、通路17とを介して油タンク18が
接続されており、一方スプール弁本体14は通路19を
介してアクチュエータ6に接続されている。
電磁アクチュエータ12,13は制御回路8からの駆動
信号出力X、Yにより夫々付勢され、電磁アクチュエー
タ12が付勢されるとスプール弁本体を図示の位置から
矢印A方向に移動してアクチュエータ6のシリンダ内を
加圧し、電磁アクチュエータ13が付勢されるとスプー
ル弁本体14を図示の位置から矢印B方向に移動してア
クチュエータ6を自由な状態とする。
電磁アクチュエータ12.13が共に消勢状態にあると
、スプール弁本体14は図示の位置にあってアクチュエ
ータ6は所定状態に固定されたままである。
第3図には、本考案の制御回路の一実施例がブロック図
で示してあり、制御回路8は負荷検出器7かもの負荷電
圧■DA と設定器10からの負荷設定電圧■ とが
入力され、これらの電圧■DA。
R VDRの比較結果を2ビツトの2値信号から成るディジ
タル負荷状態儒者としてとり出すための比較回路20と
、位置検出器9からの位置電圧■PAと設定器10から
の設定電圧■PRとが入力され、これらの電圧■PA、
■PRの差を増幅し、出力電圧■Poを出力する位置信
号用比較増幅回路21とを備えている。
負荷電圧■ と設定電圧VDRは、第4図にA 示すように、鋤に加わる実際の負荷の大きさLAと設定
された負荷の大きさLRとに対して夫々反比例するよう
に定められており、LA、LRが夫夫増大すればこれに
対して■DA、■DRは夫々直線的に減少する。
そして、更に、これらの特性は一致するように設定され
ており、従って鋤に加わる実際の負荷の大きさが予め設
定された負荷の太きさに一致すると■DAととVDRは
同一の大きさとなる。
一方、位置電圧■ 及び設定電圧■PRA と鋤の実際の高さ位置HA及び設定された高さ位置HR
との夫々の関係も第4図に示した負荷の場合と同様であ
り、H、Hの増大と共に■PA。
R ■PRは夫々直線的に減少する。
位置信号用比較増幅回路21は、演算増幅器A と抵抗
器R1、R2とから戒り、設定電圧■PRと位置電圧■
PA との大小関係に基づいた位置状態信号である出力
電圧■Po を出力するためのものであり、その入出力
特性が第5図に示されている。
即ち、任意の設定電圧■ に対する、位置電圧■PA
と設定電圧■PRどの差△■。
(−■PA −■PR)の変化に従って■Po が変化
し、l△■、lが所定範囲内においては正比例し°〔変
化し、1△■、lが所定範囲以上においてはその出力は
飽和状態となる。
従って第5図において、■Po がaである場合には高
さ位置HAが設定高さ位置HRに等しく、■、。
がaより小さい場合にはH>Hを、■Poがaより大き
い場合にR はHAくHRを示していることになる。
しかし乍ら、この場合V、。
−aの場合のみを高さ位置Hが設定高さ位置HRに一致
したものとして信号■Po を扱うと制御が不安定とな
るので、■P。
が■3より小さく且つ■。
より大きい範囲内を所謂不感帯としてHA−HRとみな
すため、出力電圧■Po は、比較器A2 、A3から
成るディジタル位置状態信号を作るためのウィンド型コ
ンパレータ回路22に入力されている。
比較器A2の一入力端子は第5図中の電圧■8に対応す
る電圧が印加され、一方比較器A3の十入力端子は第5
図中の電圧■。
に対応する電圧が印加されている。従って、比較器A2
、A3の十入力端子及び−入力端子に入力されている
出力電圧■poが■8〈■、。
〈■o の範囲内にあるときは、ディジタル位置状態信
号である比較器A2 、A3の各出力C7dは夫々「O
」であるが■Po〉■3となるとCのみが「1」となり
、また■、。
く■。となるとdのみが「1」となる。
また、第5図において、△■1の値が領域Iにあるとき
は鋤は設定位置に対して高い状態であり、領域■にある
ときは平衡状態であり、領域■にあるときは低い状態で
あるというように対応づげされるので、C,aの出力状
態と高さ状態とを対応づけることができる。
一方、負荷信号用の比較回路20は比較器A4.。
A と、負荷電圧■DAを分圧するための分圧回路23
と、設定電圧■DRを分圧するための分圧回路24とを
備えて成っている。
分圧回路23゜24は夫々抵抗器R、R及び抵抗器R5
t R64 から成り、これらの分圧回路23.24からの各分圧出
力■DA′、■DR′は夫々比較器A4 、A5の十入
力端子に入力される。
そして各比較器A4 tA の各−入力端子には夫々設
定電圧■DR1負荷電圧■DAが印加されている。
比較回路20はこのように構成されているので、分圧回
路23.240分圧比を共にkであるとすると、比較器
A はk・■DA〉VDHのときその出力aが「1」と
なり、比較器A はk・VDH〉■DAのときその出力
すが「1」となる。
ここでkは1より小さいので、出力aが「l」となるの
は■DR=■DA十αの条件の場合であり、α(〉O)
の値は分圧回路23の分圧比kによって定まることにな
る。
同様に、出力すが「1」となるのは■DA=■DR+β
の条件の場合であり、β(〉O)の値は分圧回路24の
分圧比kによって定まることになる。
従って、負荷電圧VDAが変化した時出力aybの状態
変化は第6図に示すようになる。
ここではα+βの大きさに従った巾の不感帯領域が形成
されることになり、aが「1」の場合には軽負荷状態と
いうことになり、bが「「1」の場合には過負荷状態と
いうことになる。
そしてatbが共に「O」の場合には負荷状態が設定値
状態にあるということになる。
ところで、上述の如(、出力aが「1」となるための条
件は、 k・■DA−■DR〉0 ・・・・・・・・・(
1)であるが、この式を変形すると、 (k−1)・VDA十■DA−VDH〉0 ・・・(2
)となり、従って下式 %式%(3) 同様にして、出力すが「1」となる場合の条件■DR−
■DA((1−k)VDH・・・(4)となる。
第(3)式及び第(4)式から、■DA又はVDHの値
が小さい程1■DR−VDAIの値が小さくなることが
判る。
このことは、換言すると、負荷が大きくなればなる程α
、βの各位が小さくなり、不感帯の巾が狭くなることを
意味している。
従って、比較回路20は、負荷電圧■DAと設定電圧■
DRとの差によって、設定された高さ位置に対する鋤の
高さ位置の状態を表わす出力a。
bの信号の組合せから成るディジタル負荷状態信号を得
ることができるが、その際、不感帯の巾は電圧■ 又
は■DAの値が小さくなるに従ってR 狭くなり、鋤の負荷が大きくなる程制御精度を向上させ
ることができる。
しかして、上述の説明から判るように、負荷状態と、高
さ位置の状態とについて、夫々3つの状態が存在するの
で、合計9通りの組合せが考えられる。
これを表にして示すと下表のようになる。この表によっ
て、鋤を上昇させる場合、及び下降させる場合を考える
と、鋤を下降させるのは負荷が軽負荷状態(R>A )
であって高さ位置の状態が設定値より高い状態(R>A
’)である場合のみであるから、■の状態の場合だけ
である。
一方、鋤を上昇させるのは、負荷が過負荷状態(R<A
)であるか又は高さ位置が設定値より低い状態(R<
A)であるので、■乃至■の状態の場合である。
出力a、b、c、dを用いて、鋤を上昇させろための上
昇信号Sx、及び下降させるための下降信号SYを得る
ために、オア回路25とアンド回路26とから戒る判別
回路27が設けられており、このような論理回路を構成
することにより状態■の場合にのみ信号SYのみが「1
」となり、状態■乃至■の場合に信号S のみが「1」
となり、その他の状態においては信号S 及びSYは共
に「O」である。
これらの信号Sx、SYは選択回路45を介してアクチ
ュエータ12,13に夫々供給されろ。
制御回路8は更に、信号Sx、SYに優先させて、適宜
鋤3を強制的に最高位置に持上げる動作及び鋤3を強制
的に下降させる動作を行なわせることができるように、
鋤3を強制的に上昇させるための強制上昇信号S′又は
鋤3を強制的に下降させるための強制下降信号SY′を
出力する強制信号発生回路28を有し、該強制信号発生
回路からS/又はSY′のいずれか一方が出力されたこ
とを検出する検出信号S に基づき選択回路45により
、信号Sx又はSYの代りに信号Sx′又はSY′を選
択してアクチュエータに印加する。
強制信号発生回路28はインバータ29乃至31を有し
、これらの各インバ・−夕の入力は抵抗器32,33゜
34を介して電源の+側に接続されている。
そしてこれらのインバータの各入力を選択的にアースに
落すようにするためスイッチ35.36が図示の如<接
続されている。
ここで35a 、35b 。35cはスイッチ35の各
接点、36at36bt36cはスイッチ36の各接点
である。
選択回路45はアンド回路37,38及びオア回路39
゜40から成っている。
アンド回路37.38は、強制信号発生回路28から信
号SX′又はSY′のいずれか一方が出力されたときに
低l/ベルとなる信号S によって信号Sx又はSYの
通過を阻止するためのものである。
比較器41とアンド回路42とで構成されるのは、信号
Sx′ が高レベルとなって鋤3を強制的に上昇させ
る場合、鋤3が最高位置に近い所定の位置に達したとき
に鋤3の上昇を停止させて装置が損壊するのを防止させ
るための安全回路である。
このため比較器41には信号■PAと、鋤3が上記の所
定停止位置に達した時の■PAの値と同一の値を有する
電圧信号■ とが入力されており、■8〉■、Aとなっ
た時にその出力レベルを低レベルとし、アンド回路42
の出力を強制的に低レベルとして鋤3が所定停止位置以
上に高くならないように制御する。
次にこの制御回路8の動作について説明する。
スイッチ35.36が図示の状態に切換えられていると
、アンド回路37.3Bの出力からは信号Sx、SYに
従ったレベルの論理信号が得られ、それぞれオア回路3
9.400各一方の入力に印加される。
この時インバータ29,30の入力は高レベルであるか
ら、信号Sx′、SY′は共に低レベルであり、従って
オア回路39,40からは信号Sx、SYが夫々駆動信
号出力X、Yとして取出され、鋤3の制御を行なう。
このように出力X、Yとして信号SX t Syが取出
されている場合の実際の掘削動作について第7図を参照
して説明する。
第7図はトラクターの鋤3により掘削する部分の土質状
態を断面にて示したものであり、■の領域はやや硬い土
質であり、■の領域は軟い土質であり、■の領域はかな
り硬い土質である場合が示されている。
第7図中で一点鎖線で示されるのは掘削の深さの目標深
さであり、電圧VFRによって設定されている。
トラクタ1が第7図で左から右へ移動しつつ地面を掘削
していくと、■の領域では土質がやや硬いため、鋤3が
目標深さのレベルに達する前に鋤3に加わる負荷が予め
設定された負荷設定値に達してしまうので、表に示す状
態■となり、鋤3の深さ位置は目標深さに達しないまま
点線のような軌跡をもって領域Iを掘削する。
この時、鋤3には大きな負荷が加わるため、第6図に示
す不感帯の巾は狭くなり、精度の高い制御が行なわれる
このことは、既に述べたように設定電圧■DRを小さく
した場合も同様である。
次に鋤3が領域■に入ると、土質が軟らかくなるので鋤
3に加わる負荷が減少し、第1表の状態■となるのでY
出力が高レベルとなり、鋤3は油圧アクチュエータ6に
より下降して目標の深さにまで達する。
この時鋤3に加わる負荷は設定負荷値より小さいが、鋤
3が目標の深さにまで達したので状態■となり、鋤3は
目標の深さに固定されたままとなる。
鋤3が領域■に入ろと、土質がかなり硬いので鋤3に加
わる負荷が増太し、第1表の状態■となるので、X出力
が高レベルとなり鋤3は持上げられ始める。
鋤3の上昇につれて鋤3に加わる負荷が減少し、鋤3に
加わる負荷が設定負荷値に達すると状態■となり、この
時の深さ位置で鋤3は位置固定される。
このように、本考案の制御装置によると、土質が異る地
面を掘削する場合でも、鋤3の制御はドラフト制御及び
ポジション制御の双方によって行なわれるのでトラクタ
が過負荷のためにスリップしたり、或は深く掘削しすぎ
ろことがないし、鋤に加わる負荷が大きくなるにつれ、
また設定負荷値が大きくなるにつれ、比較回路20の不
感帯の巾が狭くなり、理想的な負荷制御を行なうことが
できろ。
一方、何らかの理由で、鋤3の位置を強制的に高<シた
い場合には、スイッチ36をその接点36aと36cと
が接続されるように切換えれば信号S によって、信号
S 、或はSYに代えてD
X 信号SX/がX出力として出力され、鋤3が上昇させら
れる。
すでに述べたように、この場合比較器41とアンド回路
42との働きにより鋤3は所定の最高位置で自動的に停
止する。
また、鋤3の位置を強制的に低くしたい場合には、スイ
ッチ35をその接点35aと35cとが接続されるよう
に切換えれば信号S によって信号Sx或はSYに代え
て信号SY′がY出力として出力され、鋤3は下降させ
られる。
第8図には第3図に示した制御回路8の変形例が示され
ており、この制御回路8aは強制信号発生回路28′
がスイッチ35.36及び抵抗器R3,〜R37のみで
構成され、信号SX′、SY′をインバータを介するこ
となく直流電源■ から直接供給するように構成した点
で第3図の回路と異なるのみで、その動作は全く同様で
ある。
第9図は本考案の制御回路の他の実施例が示されており
、この制御回路8bは強制信号発生回路28からの信号
Sx′が、信号Sx′が「1」になってから所定時間の
間だけ「1」を出力する時限回路43を介してオア回路
3901つの入力に印加されている点で第3図の制御回
路8と異なる。
このような構成によると、鋤3が強制的に上昇させられ
た後所定時間経過後アクチュエータ12の駆動が停止さ
せられるので鋤3の駆動系が無理な作動を長時間しいら
れることが防止できる。
他の動作は第3図のそれと全く同一である。
第10図は、第9図に示す制御回路8bにおいて強制信
号発生回路を第8図に示す強制信号発生回路28′
に置換えた場合の変形例である。
本考案によれば、上述の如く、ドラフト制御に関して、
鋤が地上近くにあって負荷が小さいような場合には不感
帯の巾が広く、鋤が下降して鋤に加わる負荷が大きくな
ると不感帯の巾が狭くなるように鋤位置制御を行なうこ
とができるので、鋤位置制御を極めて理想的に行なえ、
しかも回路が極めて簡単であるから、価格の低減を期待
することができる等極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の制御回路を適用したトラクタの概略図
、第2図は第1図の油圧系統の詳細図、第3図は第1図
に示された制御回路の回路図、第4図は制御への各入力
電圧の特性を示す特性図、第5図は第3図の位置信号用
比較増幅回路の入出力特性図、第6図は第3図の比較回
路の入出力特性図、第7図は本考案の制御装置により土
質の異なる地面を掘削する場合の鋤の位置の変化を説明
するための説明図、第8図は第3図に示す実施例の変形
例を示すブロック図、第9図は本発明の他の実施例のブ
ロック図、第10図は第9図に示す実施例の変形例を示
すブロック図である。 1・・・・・・トラクタ、3・・・・・・鋤、6・・・
・・・油圧アクチュエータ、7・・・・・・負荷検出器
、8,8a、8b。 8c・・・・・・制御回路、9・・・・・・位置検出器
、10・・・・・・設定器、11・・・・・・油圧弁、
12,13・・・・・・電磁アクチュエータ、20・・
・・・・比較回路、21・・・・・・位置信号用比較増
幅回路、22・・・・・・ウィンド型コンパレータ回路
、23,24・・・・・・分圧回路、25・・・・・・
オア回路、26・・・・・・アンド回路、27・・・・
・・判別回路、A ・・・・・・演算増幅器、A2.A
3.A4゜A ・・・・・・比較器、S ・・・・・・
上昇信号、SY:・・・・・下5
X 時信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トラクタに設けられた鋤に過負荷を掛けることなく前記
    鋤の位置を制御するように前記鋤を上下動させるアクチ
    ュエータを駆動制御するためのトラクタの鋤位置制御回
    路において、前記鋤に加わる負荷の大きさに関連した負
    荷信号の大きさと予め設定された負荷設定信号の大きさ
    との大小関係に基づいて2値信号の組合せから成るディ
    ジタル負荷信号を作る負荷用比較回路と、前記鋤の高さ
    位置に関連した位置信号の大きさと予め設定された位置
    設定信号の大きさとの大小関係に基づいた位置状態信号
    を出力する位置信号用比較増幅回路と、前記位置状態信
    号の大きさにより前記鋤の位置状態に対応する2値信号
    の組合せから成るディジタル位置状態信号を作る位置用
    ウィンド型コンパレータと、前記負荷状態信号と前記位
    置状態信号とから所定の論理に従って前記アクチュエー
    タを上下動させるための1組の駆動信号を出力する論理
    回路とを備え、前記負荷用比較回路が、前記負荷信号を
    分圧する第1の分圧回路と、前記負荷設定信号を分圧す
    る第2の分圧回路と、前記負荷信号と前記第2の分圧回
    路からの出力とを比較する第1の比較器と、前記負荷設
    定信号と前記第1の分圧回路からの出力とを比較する第
    2の比較器とを有して成ることを特徴とするトラクタの
    鋤位置制御回路。
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