JPH0432483Y2 - - Google Patents

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JPH0432483Y2
JPH0432483Y2 JP1986154139U JP15413986U JPH0432483Y2 JP H0432483 Y2 JPH0432483 Y2 JP H0432483Y2 JP 1986154139 U JP1986154139 U JP 1986154139U JP 15413986 U JP15413986 U JP 15413986U JP H0432483 Y2 JPH0432483 Y2 JP H0432483Y2
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resistor
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ブームを昇降させるようにしたフロ
ントローダの制御装置に関する。
(従来の技術) トラクタ車体に装着して作業を行なうフロント
ローダには、トラクタ車体にブームを昇降自在に
枢支し、このブームを操作するブームシリンダの
油圧回路に、上げ用ソレノイドに流れる励磁電流
に略比例する速度でブームを上昇させかつ下げ用
ソレノイドに流れる励磁電流に略比例する速度で
ブームを下降させるブーム制御用の電磁弁を介装
したものがある。
この種の従来のフロントローダの制御装置に
は、第9図に示すように操作レバー等の操作部の
操作に応じてパルス幅が変化するブーム制御信号
H1,H2を入力する一対の比較器101,102
を前記上げ用ソレノイド103及び下げ用ソレノ
イド104に対応して設け、各ソレノイド10
3,104に、ダーリントン接続したトランジス
タ等から成るスイツチ回路105,106と抵抗
107,108とを接続して、これらを介してソ
レノイド103,104に励磁電流が流れるよう
に構成し、また比較器101,102の一端子
を、抵抗107,108の電圧信号を入力するよ
うに、スイツチ回路105,106と抵抗10
7,108との間に接続し、ソレノイド103,
104に流れる励磁電流を検出して、それが一定
となるようにスイツチ回路105,106の電流
増幅値を制御すべく構成し、これによりソレノイ
ド103,104の抵抗値が温度変化等によつて
変動した場合にも、ソレノイド103,104の
励磁電流が一定電流値で流れ、操作部の操作量に
略比例する速度でブームを昇降できるようにした
ものがある(例えば特願昭61−29667(特開昭62−
188874))。この場合ソレノイド103,104の
励磁電流は対応する抵抗107,108の抵抗値
に略反比例した一定電流値となるが、従来は抵抗
107,108に単にソレノイド103,104
の励磁電流を検出するために用いており、下げ用
ソレノイド104側の抵抗108と上げ用ソレノ
イド103側の抵抗107とは略同一の抵抗値の
ものが使用されていた。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、フロントローダでは、一般にブーム
の下降はブームの上昇に比べて作業の危険防止の
ために速度を遅くする必要があるが、従来の場合
抵抗107,108の抵抗値が略同一であるか
ら、各ソレノイド103,104に流れる励磁電
流は互いに略同一の電流値であり、この同一電流
値の励磁電流が流れる期間が、操作部の操作量に
対応するブーム制御信号のパルス幅に比例して変
化するので、従来ではブームの下降速度を抑制す
るために、ブームシリンダの油圧回路の下降側に
絞り弁を設け、これにより、作業の安全を図つて
いた。従つて、油圧回路に絞り弁を要し、これが
ためにブームシリンダの油圧回路が非常に複雑に
なり、油圧回路の製造が面倒で、また製造費も高
く付くという問題があつた。
本考案は上記問題点に鑑み、ブームシリンダの
油圧回路に、ブームの下降速度を抑えるための絞
り弁を不要にし、該油圧回路の構成が簡単になる
ようにしたものである。
(問題点を解決するための手段) この技術的課題を解決する本考案の技術的手段
は、上げ用ソレノイド13に流れる励磁電流に略
比例する速度でブーム7を上昇させかつ下げ用ソ
レノイド14に流れる励磁電流に略比例する速度
でブーム7を下降させるブーム制御用の電磁弁1
1を備え、操作部76の操作に応じてパルス幅が
変化するブーム制御信号を入力する一対の比較器
46a,47aが前記各ソレノイド13,14に
対応して設けられ、前記ソレノイド13,14
に、スイツチ回路42a,43aと抵抗51,5
2とがこれらを介して励磁電流が流れるように接
続され、前記比較器46a,47aにより、該比
較器46a,47aにブーム制御信号が入力する
間に、対応するソレノイド13,14の励磁電流
が対応する抵抗51,52の抵抗値に略反比例し
た一定電流値で流れるようにスイツチ回路42
a,43aをオンオフ制御し、操作部76の操作
量に略比例する速度でブーム7を昇降させるよう
にしたフロントローダの制御装置において、ブー
ム7の下降速度を抑えるように、前記下げ用ソレ
ノイド14側の抵抗52の抵抗値が上げ用ソレノ
イド13側の抵抗51の抵抗値よりも大に設定さ
れていることを特徴とする点にある。
(作用) 操作部76の操作により、ブーム制御信号H1
H2が比較器46a又は比較器47aに入力し、
該ブーム制御信号H1,H2を入力した側のスイツ
チ回路42a,43aがブーム制御信号H1,H2
に同期してオンオフ動作する。そしてスイツチ回
路42aのオンオフ動作により、上げ用ソレノイ
ド13に抵抗51の抵抗値に略反比例した一定値
の励磁電流が間欠的に流れ、またスイツチ回路4
3a,のオンオフ動作により、下げ用ソレノイド
14に抵抗52の抵抗値に略反比例した一定値の
励磁電流、即ち前記上げ用ソレノイド13の励磁
電流よりも小さい値の励磁電流が間欠的に流れ
る。従つて、ブーム7の下降速度が上昇速度より
に小さくなり、下降速度が抑制された状態でブー
ム7が昇降される。
(実施例) 以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第3図において、1はトラクタ車体、2は前
輪、3は後輪である。4は油圧装置で、トラクタ
車体1の後方に装着された作業機を昇降するため
のものである。5はフロントローダで、トラクタ
車体1に取付けるための取付フレーム6と、取付
フレーム6に枢着された左右一対のブーム7と、
ブーム7を昇降させるための左右一対のブームシ
リンダ8と、ブーム7の先端部に枢着されたバケ
ツト9と、バケツト9を操作するバケツトシリン
ダ10とから構成されている。
ブームシリンダ8はブーム制御用の比例電磁弁
11、バケツトシリンダ10はバケツト制御用の
比例電磁弁12により制御可能である。これら比
例電磁弁11,12は第4図に示すように直列状
に接続される。ブーム制御用の比例電磁弁11は
上げ用ソレノイド13及び下げ用ソレノイド14
を有し、これらソレノイド13,14の励磁によ
つて中立位置から上げ位置及び下げ位置までの任
意の位置に操作可能である。またバケツト制御用
の比例電磁弁12はすくい用ソレノイド15及び
ダンプ用ソレノイド16を有し、これらソレノイ
ド15,16の励磁によつて中立位置からすくい
位置及びダンプ位置までの任意の位置に操作可能
である。なお、第4図において、18はポンプ、
19はリリーフ弁である。
第1図及び第2図は比例電磁弁11,12の制
御回路を示す。なお比例電磁弁11,12は略同
様な方法で制御されるようになつており、ブーム
用の比例電磁弁11の制御側とバケツト用の比例
電磁弁12の制御側とは回路その他の構成部材が
大部分対応関係にあるので、対応するものについ
ては同一の番号を付すと共に、その番号の後に比
例電磁弁11側のものには符号aを付し、比例電
磁弁12側のものについては符号bを付して説明
する。第1図及び第2図において、26はメイン
スイツチ、27はNOT回路、28,29は
NAND回路である。
31は第1パルス発生回路、32a,32bは
第2パルス発生回路、33a,33bは第3パル
ス発生回路であり、これら各パルス発生回路3
1,32a,32b,33a,33bは、単安定
マルチバイブレータにより、入力端Aへの入力信
号の立上りによつて立上ると共に、回路31,3
2a,32b,33a,33bは接続されたコン
デンサと抵抗とによつて決定される時定数で立下
がるパルス信号を出力端Qから出力するように構
成されている。而して、第1パルス発生回路31
は、NOT回路27が高電圧を出力しているとき、
出力端Qから第5図イに示す如くコンデンサC1
と抵抗R2との時定数によつて決定されるパルス
幅T1を有する一定周波数のパルス信号E1を出力
すると共に、出力端から第5図ロに示す如くパ
ルス信号E1が反転したパルス信号E2を出力する
ようになつている。第2パルス発生回路32a,
32bは、第1パルス発生回路31のパルス信号
E1を入力端Aに入力し、出力端Qから第5図ハ
に示す如くパルス信号E1の立上りから立上り、
かつコンデンサC2と抵抗R2及び可変抵抗35a,
35bによつて決定されるパルス幅T2を有する
パルス信号F1を出力すると共に、出力端から
第5図ニに示す如くパルス信号F1が反転したパ
ルス信号F2を出力端から出力するようになつ
ている。可変抵抗35a,35bは摺動子34
a,34bの摺動によつて可変される。第3パル
ス発生回路33a,33bは、第1パルス発生回
路31のパルス信号E1を入力端Aに入力し、出
力端Qから第5図ホに示す如くパルス信号E1
立上りで立上がりかつコンデンサC3と抵抗R3
よつて決定されるパルス幅T3を有するパルス信
号G1を出力すると共に、出力端から第5図ヘ
に示す如くパルス信号G1が反転したパルス信号
G2を出力するようになつている。
36a,36b,37a,37bは比較器で、
可変抵抗35a,35bの摺動子34a,34b
からの出力電圧と1/2VDDの電圧とを比較し、摺
動子34a,34bが可変抵抗35a,35bの
中点に位置する中立位置nよりも矢印a,c方向
に摺動したとき比較器36a,36bが高電圧を
出力し、摺動子34a,34bが中立位置よりも
矢印b,d方向に摺動したとき比較器37a,3
7bが高電圧を出力するようになつている。
38a,38b,39a,39bは排他的OR
回路、40a,40b,41a,41bはAND
回路であり、後述する如くAND回路40a,4
1aは操作レバー76の操作量に応じてパルス幅
が変化するブーム制御信号であるパルス信号H1
H2を出力し、AND回路40b,41bは、操作
レバー76の操作量に応じてパルス幅が変化する
バケツト制御信号であるパルス信号H1,H2を出
力する。
46a,46b,47a,47bはスイツチ回
路で、夫々2個のトランジスタをダーリントン接
続して成り、これらスイツチ回路46a,46
b,47a,47bにはソレノイド13,14,
15,16が夫々直列接続されている。スイツチ
回路42b,43bには抵抗50が接続され、ダ
ンプ用ソレノイド16にはスイツチ回路42b及
び抵抗50を介して励磁電流が流れ、すくい用ソ
レノイド15にはスイツチ回路43b及び抵抗5
0を介して励磁電流が流れるようになつている。
スイツチ回路42a,43aには夫々抵抗51,
52が接続され、ソレノイド13,14にはスイ
ツチ回路42a,43a及び抵抗51,52を介
して励磁電流が流れるようになつている。46
a,46b,47a,47bはアンド回路40
a,40b,41a,41bとスイツチ回路42
a,42b,43a,43bのゲートとの間に介
装した比較器で、アンド回路40a,40b,4
1a,41bからのパルス信号H1,H2によりス
イツチ回路42a,42b,43a,43bを間
欠的に駆動するように構成されている。また比較
器46a,47aの一端子は、抵抗51,52の
電圧信号を入力するように、スイツチ回路42
a,43aと抵抗51,52との間に接続されて
おり、ソレノイド13,14に流れる励磁電流の
変化を検出して、それが一定となるようにスイツ
チ回路42a,43aの電流増幅値を制御すべく
構成され、従つてソレノイド13,14の抵抗値
が温度変化等によつて変動しても、ソレノイド1
3,14に流れる励磁電流は対応する抵抗51,
52の抵抗値に略反比例した一定電流値になるよ
うになつている。そして、下げ用ソレノイド14
側の抵抗52の抵抗値は、ブーム7の下降速度を
上昇速度に比べて小さく抑えるように上げ用ソレ
ノイド13側の抵抗51の抵抗値よりも大に設定
されている。また比較器46b,47bの一端子
は、抵抗50の電圧信号を入力するように、スイ
ツチ回路42b,43bと抵抗50との間に接続
され、ソレノイド15,16に流れる励磁電流の
変化を検出して、それが一定となるようにスイツ
チ回路42b,43bの電流増幅値を制御すべく
構成されている。
57は圧力スイツチで、第4図に示すようにバ
ケツトシリンダ10のすくい側の油圧回路に設け
られ、バケツトシリンダ10内の圧力が所定以上
(過負荷)になつたときオンするように構成され
ている。58はモード切替スイツチである。5
9,60はNOT回路、61,62,63,64,
65,66,67,68,69はNAND回路、
70はAND回路である。
第6図及び第7図は可変抵抗35a,35bの
操作部を示し、76は操作レバーで、制御ボツク
ス77の天板部に、球状の枢支部78を介して支
持されており、この操作レバー76の上端にはグ
リツプ部79が、下端には作動板80が夫々設け
られている。81a,82aは摺動式可変抵抗器
であつて、制御ボツクス77内に前後対称位置で
上下方向に設けられ、81b,82bは摺動式可
変抵抗器であつて、制御ボツクス77内に左右対
称位置で上下方向に設けられている。抵抗器81
a,81b,82a,82bは上下摺動自在な摺
動体85a,85b,86a,86bを有し、そ
の摺動体85a,85b,86a,86bはコイ
ルバネ87a,87b,88a,88bによつて
上下に付勢され、かつ作動板80の下側面に押圧
せしめられている。抵抗器81a,81b,82
a,82bは摺動体85a,85b,86a,8
6bの出し入れによつて抵抗値が変化するもので
あつて、回路基板89のリード線を介して接続さ
れており、抵抗値81a,82aで可変抵抗35
aを抵抗器81b,82bで可変抵抗35bを
夫々構成する。即ち、操作レバー76を垂直方向
に向いた中立位置Nにセツトしておけば、第1図
における摺動子34a,35bが中立位置nにあ
り、この状態から操作レバー76を矢印Aで示す
前方向に揺動すると摺動子34aが矢印a方向に
摺動すると共に、矢印Bで示す後方向に揺動する
と摺動子34aが矢印b方向に摺動するように構
成されている。また操作レバー76を矢印Cで示
す左方向に揺動すると摺動子34bが矢印C方向
に摺動すると共に、矢印Dで示す右方向に揺動す
ると摺動子34bが矢印d方向に摺動するように
構成されている。さらに操作レバー76を左前方
向に揺動すれば摺動子34a,34bが矢印a,
c方向に、右前方向に揺動すれば矢印a,b方向
に夫々摺動する。また操作レバー76を左後方向
に揺動すれば摺動子34a,34bが矢印b,c
方向に、右後方向に揺動すれば矢印b,d方向に
夫々摺動するようになつている。操作レバー76
のグリツプ部79上端には前記モード切替スイツ
チ58が突設され、該スイツチ58は押圧操作に
よりオンするように構成されている。
なお、この実施例の場合、パルス発生回路3
1,32a,32b,33a,33bに接続した
コンデンサC1,C2,C3は同一容量とされ、抵抗
R3は抵抗R1の抵抗値の1/2の抵抗値とされてい
る。また抵抗R2及び可変抵抗35a,35bの
全抵抗(最大抵抗)は夫々抵抗R1の1/3の抵抗値
に設定されている。従つて、第3パルス発生回路
33a,33bのパルス信号G1のパルス幅T3
第1パルス発生回路31のパルス信号E1のパル
ス幅T1の1/2の幅である。また第2パルス発生回
路32a,32bのパルス信号F1のパルス幅T2
は、摺動子34a,34bが中立位置nにあると
きパルス信号E1のパルス幅T11/2の幅になり、こ
の状態から摺動子34a,34bを矢印a,c方
向に摺動するとパルス信号F1の立下りが遅れて
パルス幅T2が徐々に増大し、摺動子34a,3
4bを矢印b,d方向に摺動すると、パルス信号
F1の立下りが早くなつてパルス幅T2が徐々に縮
小する。
次に動作を第5図の電圧波形図を参照しながら
説明する。メインスイツチ26をオンすると、
NAND回路29から第1パルス発生回路31に
高電圧が入力し、第1パルス発生回路31は出力
端Qからパルス信号E1を出力すると共に、出力
端からパルス信号E2を出力する。また第2パ
ルス発生回路32a,32b及び第3パルス発生
回路33a,33bは第1パルス発生回路31か
らパルス信号E1を入力し、第2パルス発生回路
32a,32bは出力端Qからパルス信号F1
出力端からパルス信号F2を出力する。第3パ
ルス発生回路33a,33bは出力端Qからパル
ス信号G1を出力端からパルス信号G2を出力す
る。
このとき、操作レバー76を中立位置Nにセツ
トしていれば、摺動子34a,34bは中立位置
nにあり、第2パルス発生回路32a,32bの
パルス信号F1,F2は第3パルス発生回路33a,
33bのパルス信号G1,G2と同一のパルス幅に
なり、排他的OR回路38a,38b,39a,
39bからパルス信号が出力しない。また摺動子
34a,34bが中立位置nにあるため、比較器
36a,36b,37a,37bからも信号が出
力せず、従つてAND回路40a,40b,41
a,41b及び比較回路46a,46b,47
a,47bはパルス信号を出力せず、ソレノイド
13,14,15,16は消磁状態を保つ。
まず、比例電磁弁11側の制御動作について説
明する。操作レバー76を中立位置Nから前方
向、右前方向或いは左前方向に揺動すると、操作
レバー76は中立位置Nより前側(矢印A側)に
揺動するので、摺動子34aが矢印a方向に摺動
する。その結果第2パルス発生回路32aのパル
ス信号F1のパルス幅T2が操作レバー76の操作
量に比例して増大し、このためパルス信号F1
パルス幅T1は第3パルス発生回路33aのパル
ス信号G1のパルス幅T3より大になり、排他的OR
回路38aから第5図トに示すようなパルス信号
H1を出力する。一方摺動子34aの矢印a方向
への摺動により摺動子34aからの電圧信号は低
くなるため、比較器36aから高電圧の信号が出
力し、AND回路40aのゲートを開く。その結
果AND回路40aからパルス信号H1が出力し、
該パルス信号H1が比較器46aを介してスイツ
チ回路42aに入力し、該スイツチ回路42aが
パルス信号H1に同期してオンオフ動作を繰返す。
従つて、上げ用ソレノイド13に抵抗51の抵抗
値に略反比例した一定値の励磁電流が間欠的に流
れ、デイザー効果によつて比例電磁弁11のポー
トが操作レバー76の前側への操作量に応じて流
量制御され、その結果ブーム7が操作レバー76
の前側への操作量に比例する速さで上昇する。
操作レバー76の中立位置Nから後方向、右後
方向或いは左後方向に揺動すると、操作レバー7
6は中立位置Nより後側(矢印B側)に揺動する
ので摺動子34aが矢印b方向に摺動し、その結
果第2パルス発生回路32aのパルス信号F2
パルス幅が大になり、排他的OR回路39aから
第5図チに示す如く、パルス信号H2が出力する。
また摺動子34aの矢印b方向への摺動により比
較器37aから信号を出力し、AND回路41a
のゲートを開く。その結果スイツチ回路43aが
前記と同様にオンオフ動作を繰り返し、下げ用ソ
レノイド14に抵抗52の抵抗値に略反比例した
一定値の励磁電流が間欠的に流れ、デイザー効果
によつて操作レバー76の後側への操作量に応じ
て比例電磁弁11のポートが流量制御され、ブー
ム7が操作レバー76の後側への操作量に比例す
る速さで下降する。
次に、比例電磁弁12側の制御動作を説明す
る。操作レバー76を中立位置Nから左方向、左
前方向あるいは左後方向、即ち左(矢印C方向)
側に揺動すると、摺動子34bが矢印C方向に摺
動し、その結果前記と同様に動作して、排他的
OR回路38bから第5図トに示すようなパルス
信号H1を出力すると共に、AND回路40bがゲ
ートを開き、該AND回路40bからパルス信号
H1が出力する。また操作レバー76を中立位置
Nから右方向、右前方向或いは右後方向、即ち右
(矢印D)側に揺動すると、摺動子34bが矢印
d方向に摺動し、その結果排他的OR回路39b
から第5図チに示すようなパルス信号H2を出力
すると共に、AND回路41bがゲートを開き、
該AND回路41bからパルス信号H1が出力す
る。
モード切替スイツチ58がオフ状態のとき、
NOT回路60からNAND回路62,63及び
NAND回路66,67に低電圧が出力し、
NAND回路64からAND回路70の出力信号が
反転した信号が出力すると共に、NAND回路6
3からAND回路41aのパルス信号H2の反転し
た信号が出力する。またNAND回路68を介し
てAND回路40bのパルス信号H1がNAND回
路69からそのまま出力する状態になる。
またモード切替スイツチ58がオン状態のと
き、NOT回路60からNAND回路62,63及
びNAND回路66,67に高電圧が入力し、
NAND回路62の出力が低電圧になつてNAND
回路64の出力が高電圧になり、NAND回路6
3を介してAND回路41aのパルス信号H2
NAND回路65からそのまま出力する。また同
様にNAND回路67を介してAND回路40aの
パルス信号H1がNAND回路69からそのまま出
力する。
圧力スイツチ57がオフ状態のとき、NOT回
路59の出力が低電圧になつてNAND回路61
の出力が高電圧になるので、AND回路70がゲ
ートを開いた状態になり、該AND回路70から
AND回路41bのパルス信号H2がそのまま出力
する。
また圧力スイツチ57がオン状態のとき、
NOT回路59の出力が高電圧になるので、比較
器36aが高電圧を出力即ち操作レバー76を前
側に揺動していれば、NAND回路61の出力が
低電圧、NAND回路64の出力が高電圧になる。
この場合比較器37aの出力が低電圧であるか
ら、NAND回路63の出力は高電圧であり、
NAND回路65は低電圧を出力する。一方比較
器36aの出力が低電圧即ち操作レバー76を前
側に揺動していなければ、AND回路70から
AND回路41bのパルス信号H2がそのまま出力
する。
従つて、モード切替スイツチ58がオフのと
き、NAND回路60からAND回路40bのパル
ス信号H2が出力すると共に、NAND回路65か
らAND回路41bのパルス信号H2が出力する状
態になる。またモード切替スイツチ58がオンの
とき、NAND回路69からAND回路40aのパ
ルス信号H1が出力すると共に、NAND回路65
からAND回路41aのパルス信号H2が出力する
状態となる。ただし、圧力スイツチ57がオンで
かつ操作レバー76が前側に揺動していれば、モ
ード切替スイツチ58のオンオフに拘らず
NAND回路65から低電圧が出力する。
而して、モード切替スイツチ58をオフにして
おけば、操作レバー76を左側に揺動したとき、
AND回路40bからパルス信号H1がNAND回
路68,69及び比較器46bを介してスイツチ
回路42bに入力し、該トランジスタ42aがパ
ルス信号H1に同期してオンオフ動作を繰返す。
従つてダンプ用ソレノイド13に一定値の励磁電
流が間欠的に流れ、デイザー効果によつて比例電
磁弁12のポートが操作レバー76の左側への操
作量に応じて流量制御され、その結果バケツト9
が操作レバー76の左側への操作量に比例する速
さでダンプ動作する。また操作レバー76を右側
に揺動したとき、AND回路41bからパルス信
号H2がAND回路70、NAND回路64,65
及び比較器47bを介してスイツチ回路43bに
入力し、該トランジスタ43bがオンオフ動作を
繰り返し、すくい用ソレノイド15に一定値の励
磁電流が間欠的に流れ、デイザー効果によつて操
作レバー76の右側への操作量に応じて比例電磁
弁12のポートが流量制御され、バケツト9が操
作レバー76の右側への操作量に比例する速さで
すくい動作する。ただし、操作レバー76を右前
方向に揺動してバケツト9のすくい動作と共に、
ブーム7を上昇させている場合には、バケツト9
の先端が硬い土中に食込んだり岩等に引掛かつた
りしてバケツトシリンダ10内の圧力が一定以上
に達すると、圧力スイツチ57のオンにより、
NAND回路65から低電圧が出力するようにな
り、バケツト9はすくい動作を停止している。
一方、モード切替スイツチ58を押圧によりオ
ンしておけば、操作レバー76を前側に揺動した
とき、AND回路40aからパルス信号H1
NAND回路67,69及び比較器46bを介し
てスイツチ回路42bに入力し、該トランジスタ
42bがパルス信号H1に同期してオンオフ動作
を繰返す。その結果、操作レバー76の前側への
操作量に比例する速さでブーム7が上昇すると同
時に、これに対応する速さでバケツト9がダンプ
動作し、バケツト9が水平面に対して略一定の傾
斜角度を保持したままでブーム7が上昇する。ま
た、操作レバー76を後側に揺動したとき、
AND回路41aからパルス信号H2がNAND回
路63,65及び比較器47bを介してスイツチ
回路43bに入力し、該トランジスタ43bがオ
ンオフ動作を繰り返す。その結果操作レバー76
の後側への操作量を比例する速さでブーム7が下
降すると同時に、これに対応する速さでバケツト
9がすくい動作し、バケツト9が水平面に対して
一定の傾斜角度を保持したままでブーム7が下降
する。
なお、前記実施例ではブーム用電磁弁11を駆
動するブーム制御信号は、AND回路40a,4
1aから出力するパルス信号H1,H2により構成
され、バケツト用電磁弁12を駆動するバケツト
制御信号、AND回路40b,41bから出力す
るパルス信号H1,H2により構成されている。
第8図は他の実施例を示し、スイツチ回路42
a,42b,43a,43bを、ダーリントン接
続したトランジスタに代えて、電界効果トランジ
スタにより構成している。またダイオード91
a,91b,92a,92b、コンデンサ93
a,93b,94a,94b及び抵抗95a,9
5b,96a,96bにより構成した保護回路9
7a,97b,98a,98bを設け、この保護
回路97a,97b,98a,98bによりソレ
ノイド13,14,15,16を保護するように
している。その他の点は前記実施例と同様の構成
である。
なお、前記実施例ではブーム7を昇降させ、バ
ケツト9をすくい、ダンプ動作させる操作部とし
て操作レバー76を用いているが、この操作部は
操作レバー76に限定されず、例えばダイヤル式
の操作部であつてもよいし、また操作部はブーム
7を昇降操作するためのものと、バケツト9をす
くい、ダンプ動作させるものとを別体に構成する
ようにしてもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、ブーム7の下降速度を抑える
ように下げ用ソレノイド54側の抵抗52の抵抗
値が上げ用ソレノイド13側の抵抗51の抵抗値
よりも大に設定されているので、ブーム7の下降
速度を抑制するためにブームシリンダの油圧回路
に絞り弁を設ける必要がなくなり、従つて下降速
度を抑制するための絞り弁を省略して油圧回路を
非常に簡単に構成することができ、油圧回路を容
易かつ安価に製造できる。しかも単に抵抗52の
抵抗値を大に設定するのみであるから、フロント
ローダの制御装置の構成が従来に比して複雑にな
るようなこともなく、ブームの下降速度を抑制し
て作業の安全を図ることができ、その実用的効果
は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案の一実施例を示し、
第1図及び第2図は回路図、第3図は全体の側面
図、第4図は油圧回路図、第5図は作用説明用の
電圧波形図、第6図は操作レバー部分の側断面
図、第7図は操作レバー部分の背断面図である。
第8図は夫々他の実施例を示す回路図、第9図は
従来例を示す回路図である。 7……ブーム、11……電磁弁、13……上げ
用ソレノイド、14……下げ用ソレノイド、42
a,43a……スイツチ回路、46a,47a…
…比較器、51,52……抵抗、76……操作
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上げ用ソレノイド13に流れる励磁電流に略比
    例する速度でブーム7を上昇させかつ下げ用ソレ
    ノイド14に流れる励磁電流に略比例する速度で
    ブーム7を下降させるブーム制御用の電磁弁11
    を備え、操作部76の操作に応じてパルス幅が変
    化するブーム制御信号を入力する一対の比較器4
    6a,47aが前記各ソレノイド13,14に対
    応して設けられ、前記ソレノイド13,14に、
    スイツチ回路42a,43aと抵抗51,52と
    がこれらを介して励磁電流が流れるように接続さ
    れ、前記比較器46a,47aにより、該比較器
    46a,47aにブーム制御信号が入力する間
    に、対応するソレノイド13,14の励磁電流が
    対応する抵抗51,52の抵抗値に略反比例した
    一定電流値で流れるようにスイツチ回路42a,
    43aをオンオフ制御し、操作部76の操作量に
    略比例する速度でブーム7を昇降させるようにし
    たフロントローダの制御装置において、ブーム7
    の下降速度を抑えるように、前記下げ用ソレノイ
    ド14側の抵抗52の抵抗値が上げ用ソレノイド
    13側の抵抗51の抵抗値よりも大に設定されて
    いることを特徴とするフロントローダの制御装
    置。
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JPS5754706B2 (ja) * 1976-07-30 1982-11-19

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