JPS5841156B2 - サブマ−ジア−クヨウセツヨウヨウユウガタフラツクス - Google Patents

サブマ−ジア−クヨウセツヨウヨウユウガタフラツクス

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Publication number
JPS5841156B2
JPS5841156B2 JP50113854A JP11385475A JPS5841156B2 JP S5841156 B2 JPS5841156 B2 JP S5841156B2 JP 50113854 A JP50113854 A JP 50113854A JP 11385475 A JP11385475 A JP 11385475A JP S5841156 B2 JPS5841156 B2 JP S5841156B2
Authority
JP
Japan
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flux
welding
resistance
cao
blowhole
Prior art date
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Expired
Application number
JP50113854A
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English (en)
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JPS5237530A (en
Inventor
直樹 奥田
利明 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
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Publication of JPS5841156B2 publication Critical patent/JPS5841156B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、サブマージアーク溶接用フラックスに関する
もので、更に詳細には、溶接時に発生する強い刺激臭を
防止するフラックスに関する。
一般にサブマージアーク溶接用フラックスには、母材の
銹、油、塗料等による溶接部のピット、ブロホール発生
を防ぎ、更にビード形状及びスラグ剥離性の優れた51
02 MnOCaF2を主成分とした溶融型フラック
スが用いられている。
しかし、この成分のフラックスを用いて溶接を行なうと
、非常に刺激が強く、作業者にとって非常に不愉快にな
る環境を生ぜしめていた。
このような刺激臭の発生機構は、前記フラックス中のC
aF2がSiO2、H2O等と次の様な反応を生起する
ことによる。
上記反応により生成したHF、SiF4ガスが刺激臭の
原因と考えられている。
従来これらの発生をおさえるために、フラックス中の5
t02.CaF2の含有量を少なくし、Ca O、Mg
O、Mn O,Al2O5、T io 2などの含有量
を増加することにより、防止できることが確認されてい
る。
しかしフラックス中にCaO,MgO1A1203、T
iO2などの成分が増加すると、耐ピツト性、耐ブロー
ホール性が劣り、特にすみ肉溶接の場合、溶接継手部が
T字、L字であり、両側溶接にしろ、片側づつの溶接に
しろ、溶着金属中に発生した気体の抜は出る道が閉塞さ
れる可能性が強くその耐ピツト、ブローホール性を重視
する必要がある。
以上のような従来の欠点に鑑み、刺激臭を仰え同時に、
耐ピツト、ブローホール性、作業性に憂れた性能を持つ
フラックスとして、次のような特徴をもつフラックスを
発明した。
即ち、 S i0230〜50宏ZrO27〜25係、
Mn025〜50%CaO≦5幅およびCaF2≦6.
7%を主成分として含有し、かつCaF2/CaOの比
率が1〜2となるように調整してなるサブマージアーク
溶接用溶融型フラックスである。
以下本発明フラックスについて、詳細に説明する。
まずCiO□は、融点と粘性を調整するために用いてい
るが、30係以下とすれば、融点が高く粘性が低下して
、ビート形状が凸形になり、スラグの焼付きなどを起し
作業性が劣化する。
特にすみ内用フラックスとして用いる場合30係以上と
する必要がある。
又50饅以上にすると、溶接金属中の酸素量が増加した
り、還元されて溶接金属中のSi含有量が増加し、機械
的性能が劣化すると共に割れの危険性が増大する。
また本発明の目的である刺激臭の発生も防止できない。
次にZrO2は、刺激臭の防止、耐ピツト、ブローホー
ル性の改善のために用いられ、7係以下では、刺激臭防
止、耐ピツト、ブローホール性の向上に対しその効果が
なく、25%以上では、スラグの融点が高くなり、ビー
ド形状をそこなう。
MnOは、SiO2と共存して、スラグの融点、粘性の
調整のために使用されるが、25饅以下では融点が高く
なり作業性を劣化させ、50%を越えると、スラグの粘
性が低下すると共に、側ピット、ブローホール性も劣化
する。
次にCa F 2、CaOの含有量が耐ピツト性、作業
性とどのような関係にあるかを図面により設問すると、
CaF2の含有量が増加すると融点粘性が低下して、作
業性は劣化しており、6.7優以下におさえることが必
要である。
CaOがCaF2より多くなると耐ピツト性が不良にな
っているのでCaF2/CaOの比率を1以上にしなけ
ればならない。
しかし、CaF2/CaOの比率をあまり高くすると作
業面の面で問題があり、その比率を2以下にしなければ
ならない。
CaOは5饅を越えると耐ピツト性が不良となる。
本発明は以上設問したように、S i02、ZrO2゜
MnO,Cab、およびCaF2を主成分とし、CaF
2/CaOの比率を1〜2とした潜弧溶接用フラックス
である。
刺激臭の発生に関して有効なMgO,、Al2O3、T
io 2、などの酸化物は、原料鉱石中に不可避の不
純物として含有されるのであるが、側ピット、ブローホ
ール性の向上のためには悪影響を及ぼす物質である。
本発明では、これらの物質はMgO≦5宏Al2O2≦
5俤、T t 02≦2係の範囲に仰えれば、耐ピツト
、ブローホール性を劣化させずに刺激臭をも初期の目的
を達成させることが出来る。
さらにフラックスのかさ比重は、突合せ開先線の場合な
どはその限定はないが、特にすみ肉潜弧溶接に供する場
合は、ビード形状、ビードの拡がりの2点から0.7〜
1.3gr/fflとするのが好ましい。
次に本発明を実施例を基に謂明する。
第1表は、本発明によるフラックスと従来使用されてい
るフラックスの数種類とを次の溶接条件によって溶接し
た結果を比較したものである。
溶接条件 ワイヤ;VS36(4,0〆) 溶接電流;600A 電 圧;32■ 溶接速変°60em/min 鋼 板;5S41(16t) 姿 勢;水平すみ肉溶接 トーチ角咲;垂直面より40°傾斜 第1表から明らかになるように、本発明フラックスA、
B、C,H,I 、J 、に、は、共に刺激臭もなく、
作業性も良好である(○・・・・・・作業性良好、×・
・・・・・悪い)それに反し、従来のフラックスである
り、F、G、は、刺激臭、作業性のうちどちらかに欠陥
があり、フラックスとして使用できない。
次に、耐ピツト、ブローホール性の良悪を調査するため
次の条件にて、前記実施のフラックスB。
D、E、Hを用いて行なった。
第2表はその結果の比較である。
溶接条件; ワイヤ;US36(1,6メ) トーチ;タンデム溶接法 溶接条件; 先行極 後行極 電流 300A 330A 電圧 32V 38V 速f、 70em/min 70e1vmin極間
距離 30關 鋼 板: 5S41 12mrttt X 16i
it(表面赤錆)ビート長 850朋 第2表で明かなように、本発明によるフラックスB、H
と、従来から使用されているフラックスDとは全くピッ
ト、ブローホールが発見できず、耐ピットブローホール
性は非常に良好である。
一方、フラックスEは、第1表では、刺激臭が無く、作
業性も優れておりこの点良好であるかに思われるが、耐
ピツト、ブローホール性が極めて悪く、すみ肉溶接用フ
ラックスとしては使用できない。
以上詳述した如く、本発明によるフラックスは溶接時の
刺激臭の発生が無く、作業性にもすぐれ、また溶接金属
部のピット、ブローホールも発生せず極めて安定した溶
着金属を得ることが出きるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は、CaF2v、5CaOのグラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 フラックス中に主成分としてS i0230〜50
    饅、ZrO27〜25饅、MnO25〜50 %、Ca
    O≦5φおよびCa F2≦6.7饅を含有し、かつC
    aF2/CaOの比率が1〜2となるように調整してな
    ることを特徴とするサブマージアーク溶接用溶融型フラ
    ックス。
JP50113854A 1975-09-19 1975-09-19 サブマ−ジア−クヨウセツヨウヨウユウガタフラツクス Expired JPS5841156B2 (ja)

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JP50113854A JPS5841156B2 (ja) 1975-09-19 1975-09-19 サブマ−ジア−クヨウセツヨウヨウユウガタフラツクス

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JPS5237530A JPS5237530A (en) 1977-03-23
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