JPS5840568B2 - エチレンまたはα−オレフイン類の重合方法 - Google Patents
エチレンまたはα−オレフイン類の重合方法Info
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- JPS5840568B2 JPS5840568B2 JP8350576A JP8350576A JPS5840568B2 JP S5840568 B2 JPS5840568 B2 JP S5840568B2 JP 8350576 A JP8350576 A JP 8350576A JP 8350576 A JP8350576 A JP 8350576A JP S5840568 B2 JPS5840568 B2 JP S5840568B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は改良された粒度特性を有しかつ立体規則性の高
い重合体を得る、エチレン又はα−オレフィン類の重合
方法にかんする。
い重合体を得る、エチレン又はα−オレフィン類の重合
方法にかんする。
チーグラー型触媒を用いるエチレン又はα−オレフィン
類の重合又は共重合はよく知られている。
類の重合又は共重合はよく知られている。
最も一般的なチーグラー型触媒はチタン化合物を含む触
媒成分と有機アルミニウムとからなるものである。
媒成分と有機アルミニウムとからなるものである。
三塩化チタン又は三塩化チタン組成物の粉砕(特公昭3
5−14125、特公昭39−24271)、種々の変
性剤を加えた共粉砕(特公昭39−24270.同39
−24272、同43−10065、同43−1562
0、同49−22315、特開昭48−68497、同
48−29694、同48−38295、同49−53
196)により、またそれらの粉砕処理物を有機溶媒あ
るいはこれと変性剤との混合物と接触、分離させる改質
処理(%公昭49−1947、同49−48638、同
50−17319、同49−48637、特開昭48−
64170)により触媒性能を向上させることも知られ
ている。
5−14125、特公昭39−24271)、種々の変
性剤を加えた共粉砕(特公昭39−24270.同39
−24272、同43−10065、同43−1562
0、同49−22315、特開昭48−68497、同
48−29694、同48−38295、同49−53
196)により、またそれらの粉砕処理物を有機溶媒あ
るいはこれと変性剤との混合物と接触、分離させる改質
処理(%公昭49−1947、同49−48638、同
50−17319、同49−48637、特開昭48−
64170)により触媒性能を向上させることも知られ
ている。
しかし乍ら、これらの処理により触媒性能は部分的に向
上するが、未だ不十分であり、たとえば重合活性は向上
するが立体規則性が低下したり、あるいは重合活性、立
体規則性はともに向上するが、粒度特性が悪化するなど
種々の欠点が見られる。
上するが、未だ不十分であり、たとえば重合活性は向上
するが立体規則性が低下したり、あるいは重合活性、立
体規則性はともに向上するが、粒度特性が悪化するなど
種々の欠点が見られる。
とくにチタン成分の粉砕処理物の溶媒洗浄などの改質処
理を行なうと、得られるチタン成分の粒度分布の幅が著
しく広くなり、5ミクロン以下の微粒子が10重量%以
上になる。
理を行なうと、得られるチタン成分の粒度分布の幅が著
しく広くなり、5ミクロン以下の微粒子が10重量%以
上になる。
一方、チーグラー型重合触媒を用いるエチレン又はα−
オレフィン類の(共)重合において、生成する(共)重
合物の粒度は使用されるチタン触媒成分の粒度の影響を
強くうける。
オレフィン類の(共)重合において、生成する(共)重
合物の粒度は使用されるチタン触媒成分の粒度の影響を
強くうける。
即ち微粒子を多量に含む粒度分布の広いチタン成分を用
いて得られる(共)重合物は同様に粒度分布が広くなり
通常50ミクロン以下の微粉を10ないし30重量%含
む。
いて得られる(共)重合物は同様に粒度分布が広くなり
通常50ミクロン以下の微粉を10ないし30重量%含
む。
この様に生成重合物の粒度分布が広く、とくに微粉末が
多くなると、済過、遠心分離などによる生成重合物と溶
媒との分離が困難となりまた乾燥工程、ペレット化工程
において散逸によるロスが多くなる。
多くなると、済過、遠心分離などによる生成重合物と溶
媒との分離が困難となりまた乾燥工程、ペレット化工程
において散逸によるロスが多くなる。
従ってこれらを防止するため余分な設備を設け、複雑な
製造操作を行わなければならないのでその改善が要望さ
れている。
製造操作を行わなければならないのでその改善が要望さ
れている。
本発明の目的は微粉末含有率の極めて少ない、粒度分布
の狭い重合体を生成し、かつ高い重合活性を示す、エチ
レン又はα−オレフィン類の重合方法を提供することに
ある。
の狭い重合体を生成し、かつ高い重合活性を示す、エチ
レン又はα−オレフィン類の重合方法を提供することに
ある。
本発明の他の目的は高い立体規則性を有するエチレン又
はα−オレフィンの重合体をうることにある。
はα−オレフィンの重合体をうることにある。
本発明のエチレン又はα−オレフィン類の重合方法は、
(A) (1) 三塩化チタン又は三塩化チタン組
成物に不活性有機溶媒と変性剤を加えて湿式粉砕処理を
行ない、 (2)ついで粉砕処理物を不活性有機溶媒で洗浄、分離
し、 (3)つぎに乾式粉砕処理を行ない、 (4)さらに粉砕処理物を不活性有機溶媒またはこれと
変性剤との混合物に接触させ分離する改質処理を行ない
、 (5)上記の過程において、上記(1)の湿式粉砕段階
、上記(3)の乾式粉砕段階、または上記(2)の洗浄
、分離後の段階のいづれかの段階で、三塩化チタンまた
は三塩化チタン組成物に対して約10重量%以下の少量
のエチレン又はα−オレフィンを加え、一般式Alj
RrrhX3− m(ここでRはアルキル基あるいはア
リール基でありXは水素又はハロゲンでありmは1〜3
である)で示される有機アルミニウム化合物と共粉砕す
ることにより得られるチタン触媒成分と、 (B) 一般式AlR胛X!−rr1 (ここでR′は
アルキル又はアリールを、X′は水素又はハロゲンを、
mは1〜3を示す)で示される有機アルミニウム化合物
とからなるチーグラー型重合触媒を用いることを特徴と
するものであり、ここで上記(4)触媒成分の調製にお
いて用いられる変性剤は、(1)含酸素、硫黄、リン、
窒素またはケイ素有機化合物、(ii)上記(1)の有
機化合物とハロゲン化アルミニウムとの組合わせ、 (
iiD有機アルミニウム化合物及び(iVlルイス酸よ
りなる群から選ばれる。
成物に不活性有機溶媒と変性剤を加えて湿式粉砕処理を
行ない、 (2)ついで粉砕処理物を不活性有機溶媒で洗浄、分離
し、 (3)つぎに乾式粉砕処理を行ない、 (4)さらに粉砕処理物を不活性有機溶媒またはこれと
変性剤との混合物に接触させ分離する改質処理を行ない
、 (5)上記の過程において、上記(1)の湿式粉砕段階
、上記(3)の乾式粉砕段階、または上記(2)の洗浄
、分離後の段階のいづれかの段階で、三塩化チタンまた
は三塩化チタン組成物に対して約10重量%以下の少量
のエチレン又はα−オレフィンを加え、一般式Alj
RrrhX3− m(ここでRはアルキル基あるいはア
リール基でありXは水素又はハロゲンでありmは1〜3
である)で示される有機アルミニウム化合物と共粉砕す
ることにより得られるチタン触媒成分と、 (B) 一般式AlR胛X!−rr1 (ここでR′は
アルキル又はアリールを、X′は水素又はハロゲンを、
mは1〜3を示す)で示される有機アルミニウム化合物
とからなるチーグラー型重合触媒を用いることを特徴と
するものであり、ここで上記(4)触媒成分の調製にお
いて用いられる変性剤は、(1)含酸素、硫黄、リン、
窒素またはケイ素有機化合物、(ii)上記(1)の有
機化合物とハロゲン化アルミニウムとの組合わせ、 (
iiD有機アルミニウム化合物及び(iVlルイス酸よ
りなる群から選ばれる。
本発明に使用されるチタン触媒成分調製の出発原料は、
四塩化チタンを水素で還元してえられる三塩化チタン、
四塩化チタンを金属で還元してえられる三塩化チタンと
塩化金属との共晶体、または四塩化チタンをS i−H
結合を有する化合物又は有機アルミニウム化合物で還元
してえられる三塩化チタン組成物など、三塩化チタンま
たは三塩化チタンを主成分とするすべての三塩化チタン
組成物である。
四塩化チタンを水素で還元してえられる三塩化チタン、
四塩化チタンを金属で還元してえられる三塩化チタンと
塩化金属との共晶体、または四塩化チタンをS i−H
結合を有する化合物又は有機アルミニウム化合物で還元
してえられる三塩化チタン組成物など、三塩化チタンま
たは三塩化チタンを主成分とするすべての三塩化チタン
組成物である。
またこれらの三塩化チタン又は三塩化チタン組成物は微
粉砕した形で用いてもよい。
粉砕した形で用いてもよい。
上記出発原料はチタン触媒成分を調製するため次のとお
り段階的に処理される。
り段階的に処理される。
(1) チタン出発原料に不活性有機溶媒と変性剤を
加えて湿式粉砕する工程: 湿式粉砕処理によりチタン出発原料の効率的な微粉砕と
微粉砕物の凝集防止及びそれにともなう変性剤との良好
な接触が達成される。
加えて湿式粉砕する工程: 湿式粉砕処理によりチタン出発原料の効率的な微粉砕と
微粉砕物の凝集防止及びそれにともなう変性剤との良好
な接触が達成される。
またその粉砕機構、粉砕処理物の構造については未だ十
分に解明されていないが、処理中に生成する可溶性成分
の不活性有機溶媒への溶解か促進される。
分に解明されていないが、処理中に生成する可溶性成分
の不活性有機溶媒への溶解か促進される。
ここで用いられる不活性有機溶媒としては脂肪族、脂環
族又は芳香族の炭化水素類、それらのハロゲン誘導体ま
たそれらの混合物があげられ、たとえばヘキサン、ヘプ
タン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン
、モノクロルベンゼン、シクロヘキサンなどが好マシい
。
族又は芳香族の炭化水素類、それらのハロゲン誘導体ま
たそれらの混合物があげられ、たとえばヘキサン、ヘプ
タン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン、キシレン
、モノクロルベンゼン、シクロヘキサンなどが好マシい
。
また不活性有機溶媒とともに加えられる変性剤は次の(
1)〜0vからなる群から選ばれる。
1)〜0vからなる群から選ばれる。
なお変性剤の詳細については昭和51年7月15日付で
同時出願の「重合触媒成分の製造法」と題する特願昭5
1− に記述されている。
同時出願の「重合触媒成分の製造法」と題する特願昭5
1− に記述されている。
(i)有機含酸素、硫黄、リン、窒素又はケイ素化合物
: 有機含酸素化合物として、たとえばジエチルエーテル、
ジフェニルエーテル、ジトリルエーテル、2−クロロフ
ェニルエーテル、ジエチルケトン、ジフェニルケトン、
酢酸エチル、安息香酸エチルなどが好ましい。
: 有機含酸素化合物として、たとえばジエチルエーテル、
ジフェニルエーテル、ジトリルエーテル、2−クロロフ
ェニルエーテル、ジエチルケトン、ジフェニルケトン、
酢酸エチル、安息香酸エチルなどが好ましい。
有機含硫黄化合物として、たとえばジエチルチオエーテ
ル、ジ−n−プロピルチオエーテル、ジベンジルチオエ
ーテル、ジフェニルチオエーテル、n−ドデシルチオア
ルコール、チオフェノールなどが例示される。
ル、ジ−n−プロピルチオエーテル、ジベンジルチオエ
ーテル、ジフェニルチオエーテル、n−ドデシルチオア
ルコール、チオフェノールなどが例示される。
有機含リン化合物として、トリフェニルホスフィン、ト
リフェニルホスファイト、トリフェニルホスフィンオキ
シト、トリフェニルホスフェートなどが好ましい。
リフェニルホスファイト、トリフェニルホスフィンオキ
シト、トリフェニルホスフェートなどが好ましい。
有機含窒素化合物として、トリエチルアミン、トリフェ
ニルアミン、フェニルインシアネート、アゾベンゼン、
アセトニトリルなどが例示される。
ニルアミン、フェニルインシアネート、アゾベンゼン、
アセトニトリルなどが例示される。
また有機含ケイ素化合物として、テトラ炭化水素シラン
、そのハロゲン誘導体、鎖状又は環状オルガノポリシラ
ン、シロキサン重合体などが用いられる。
、そのハロゲン誘導体、鎖状又は環状オルガノポリシラ
ン、シロキサン重合体などが用いられる。
(11)上記(i)の化合物とハロゲン化アルミニウム
との組合せ: ハロゲン化アルミニウムとして三塩化アルミニウム、三
臭化アルミニウムなどが好ましい。
との組合せ: ハロゲン化アルミニウムとして三塩化アルミニウム、三
臭化アルミニウムなどが好ましい。
この両威分は別々に添加してもよいし、両者の混合物の
形で用いてもよいし、また両者の反応生成物あるいは錯
体の形で用いてもよい。
形で用いてもよいし、また両者の反応生成物あるいは錯
体の形で用いてもよい。
反応生成物又は錯体としてはジフェニルエーテル・三塩
化アルミニウム錯体、ジエチルエーテル・三塩化アルミ
ニウム錯体、チオフェノール・三塩化アルミニウム反応
生成物、ジエチルチオエーテル・三塩化アルミニウム反
応生成物などがある。
化アルミニウム錯体、ジエチルエーテル・三塩化アルミ
ニウム錯体、チオフェノール・三塩化アルミニウム反応
生成物、ジエチルチオエーテル・三塩化アルミニウム反
応生成物などがある。
(11D 有機アルミニウム化合物:
たとえばジエチルアルミニウムモノクロライド、ジイソ
プロピルアルミニウムモノクロライド、エチルアルミニ
ウムセスキクロライド、エチルアルミニウムジクロライ
ドなどがある。
プロピルアルミニウムモノクロライド、エチルアルミニ
ウムセスキクロライド、エチルアルミニウムジクロライ
ドなどがある。
(iVl ルイス酸:
四塩化チタン、フッ化ホウ素、塩化ホウ素、四塩化ケイ
素などが例示される。
素などが例示される。
以上にのべた有機溶媒及び変性剤の使用量は三塩化チタ
ン又は三塩化チタン組成物に対し、それぞれ0.1〜1
00重量部(好ましくは0.3〜50重量部)及び0.
5〜500モル%(好ましくは2〜200モル%)の範
囲である。
ン又は三塩化チタン組成物に対し、それぞれ0.1〜1
00重量部(好ましくは0.3〜50重量部)及び0.
5〜500モル%(好ましくは2〜200モル%)の範
囲である。
これらは通常粉砕操作前に添加されるが、粉砕の途中、
または何回かに分けて加えてもよい。
または何回かに分けて加えてもよい。
粉砕操作は粉体を粉砕する通常の粉砕機、たとえばボー
ルミル、振動ミル、格式ミル、ジェットミルなどを用い
、実質的に酸素、水分のない状態で行なう。
ルミル、振動ミル、格式ミル、ジェットミルなどを用い
、実質的に酸素、水分のない状態で行なう。
粉砕時の温度は限定されないが、一般に一30°〜15
0℃で、粉砕時間は1〜100時間が適当である。
0℃で、粉砕時間は1〜100時間が適当である。
(2)粉砕処理物を不活性有機溶媒で洗浄し分離する工
程: 湿式粉砕処理物中に存在する過剰の変性剤及び処理中l
こ生成した可溶性成分の一部又は全部を除くため、前述
と同じ不活性有機溶媒を用いて洗浄し、傾しゃ、沢過、
遠心分離などの手段により粉砕処理チタン成分を分離す
る。
程: 湿式粉砕処理物中に存在する過剰の変性剤及び処理中l
こ生成した可溶性成分の一部又は全部を除くため、前述
と同じ不活性有機溶媒を用いて洗浄し、傾しゃ、沢過、
遠心分離などの手段により粉砕処理チタン成分を分離す
る。
乾燥により上記有機溶媒、変性剤、その他揮発性成分を
蒸発させる。
蒸発させる。
乾燥の方法、条件は特別の制約はなく、常圧または減圧
下で加熱して乾燥する通常の方法が一般的である。
下で加熱して乾燥する通常の方法が一般的である。
なお、乾燥方法として次の乾式粉砕工程の前で粉砕し乍
ら揮発性成分を蒸発させてもよい。
ら揮発性成分を蒸発させてもよい。
(3)乾式粉砕工程:
この乾式粉砕処理により後述するとおりチタン成分の粒
度が調整される。
度が調整される。
粉砕の手段、条件などは別lこ制限がないが、目的に応
じて前記(1)の粉砕工程で述べた方法で行われる。
じて前記(1)の粉砕工程で述べた方法で行われる。
(4)粉砕処理物の改質処理工程:
乾式粉砕処理物を、前記と同じ有機溶媒またはこれと前
記(:)〜(iψからなる群から選ばれる変性剤との混
合物と接触させた後、有機溶媒より分離させる。
記(:)〜(iψからなる群から選ばれる変性剤との混
合物と接触させた後、有機溶媒より分離させる。
この改質処理においては、有機溶媒で洗浄する方法、有
機溶媒で洗浄後更に有機溶媒と変性剤との混合物と接触
、分離する方法、あるいは異なる種類の有機溶媒及び/
または変性剤との混合物と繰返し接触、分離する方法な
ど、出発原料あるいは目的に応じて種々の実施態様をと
ることができる。
機溶媒で洗浄後更に有機溶媒と変性剤との混合物と接触
、分離する方法、あるいは異なる種類の有機溶媒及び/
または変性剤との混合物と繰返し接触、分離する方法な
ど、出発原料あるいは目的に応じて種々の実施態様をと
ることができる。
前記有機溶媒は粉砕処理物に対し1〜500重量部を用
い、0〜200℃で処理される。
い、0〜200℃で処理される。
処理後傾しゃ、流過などにより溶媒と粉砕処理物とを分
離する。
離する。
また場合番こより常圧又は減圧下で加熱して溶媒を除去
、乾燥してもよい。
、乾燥してもよい。
またこれらの操作を数回くり返してもよい。
変性剤の使用量は粉砕処理物に対し0.001〜100
重量部、好ましくは0.01〜50重量部である。
重量部、好ましくは0.01〜50重量部である。
有機溶媒と変性剤との混合割合は制限がなく、それらの
種類に応じて決定される。
種類に応じて決定される。
有機溶媒と変性剤との混合物と粉砕処理物との接触条件
は特に限定されないが、一般には0〜200℃の温度で
、静置又はかく押下で十分接触させる。
は特に限定されないが、一般には0〜200℃の温度で
、静置又はかく押下で十分接触させる。
又ソックスレー型抽出器、向流接触塔などを用いる方法
も有効である。
も有効である。
(5)少量のエチレン又はα−オレフィンの存在下で有
機アルミニウム化合物との共粉砕工程:前記(1)の湿
式粉砕工程、(3)の乾式粉砕工程または(2)の洗浄
分離後でかつ乾燥前の段階のいづれかの段階で、少量の
エチレン又はα−オレフィンの存在下有機アルミニウム
化合物との共粉砕処理が行われる。
機アルミニウム化合物との共粉砕工程:前記(1)の湿
式粉砕工程、(3)の乾式粉砕工程または(2)の洗浄
分離後でかつ乾燥前の段階のいづれかの段階で、少量の
エチレン又はα−オレフィンの存在下有機アルミニウム
化合物との共粉砕処理が行われる。
即ち、前記(1)の湿式粉砕工程では、処理の最初から
または途中からあるいは処理の終了後に、粉砕装置に有
機アルミニウム化合物とエチレン又はα−オレフィンを
加えて粉砕操作を続ける。
または途中からあるいは処理の終了後に、粉砕装置に有
機アルミニウム化合物とエチレン又はα−オレフィンを
加えて粉砕操作を続ける。
前記(3)の乾式粉砕工程の場合は、最初からまたは途
中から有機アルミニウム化合物とエチレンまたはα−オ
レフィンを加えて共粉砕する。
中から有機アルミニウム化合物とエチレンまたはα−オ
レフィンを加えて共粉砕する。
また、前記(2)の有機溶媒による洗浄分離工程におい
ては、洗浄分離して得られる乾燥前のチタン成分に有機
アルミニウム化合物とエチレン又はα−オレフィンを加
えて共粉砕する。
ては、洗浄分離して得られる乾燥前のチタン成分に有機
アルミニウム化合物とエチレン又はα−オレフィンを加
えて共粉砕する。
上記共粉砕処理は主としてチタン成分の粒度調整のため
であり、前記(1)の湿式粉砕工程又は(2)の洗浄分
離後の段階で行われる上記共粉砕処理は後に続く前記(
3)の乾式粉砕工程と相俟って、また前記(3)の乾式
粉砕工程で行われる共粉砕処理は一段階で、粒度の調整
が行われる。
であり、前記(1)の湿式粉砕工程又は(2)の洗浄分
離後の段階で行われる上記共粉砕処理は後に続く前記(
3)の乾式粉砕工程と相俟って、また前記(3)の乾式
粉砕工程で行われる共粉砕処理は一段階で、粒度の調整
が行われる。
共粉砕処理lこ使用される有機アルミニウム化合物は前
述のとおり一般式AlRmX3−mで示され、たとえば
トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム
、ジエチルアルミニウムモノクロライド、ジイソブチル
アルミニウムモノクロライド、ジエチルアルミニウムブ
ロマイド、エチルアルミニウムセスキクロライドなどが
ある。
述のとおり一般式AlRmX3−mで示され、たとえば
トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム
、ジエチルアルミニウムモノクロライド、ジイソブチル
アルミニウムモノクロライド、ジエチルアルミニウムブ
ロマイド、エチルアルミニウムセスキクロライドなどが
ある。
その使用量は三塩化チタン成分のチタン1原子当り0.
01〜100モルの範囲が好ましい。
01〜100モルの範囲が好ましい。
共粉砕時に添加するエチレン又はα−オレフィンの量は
三塩化チタン成分(こ対し約0.01〜10重量%、好
ましくは0,1〜10重量%である。
三塩化チタン成分(こ対し約0.01〜10重量%、好
ましくは0,1〜10重量%である。
α−オレフィンはプロピレン、ブテン−1の如き低級α
−オレフィンである。
−オレフィンである。
共粉砕の操作、条件及びこれによって得られるチタン触
媒成分の粒度調整効果については、前記の同時出願の特
願昭51− に詳しく記述されている。
媒成分の粒度調整効果については、前記の同時出願の特
願昭51− に詳しく記述されている。
本発明の方法で用いるもう一つの触媒成分である有機ア
ルミニウム化合物としては、上記のチタン触媒成分の調
製で用いるのと同様な、一般式AlR′mX、ニーm
(ただし、R’、X’、mは前記と同じである)で示
される化合物が使用され前記と同様な化合物が例示され
る。
ルミニウム化合物としては、上記のチタン触媒成分の調
製で用いるのと同様な、一般式AlR′mX、ニーm
(ただし、R’、X’、mは前記と同じである)で示
される化合物が使用され前記と同様な化合物が例示され
る。
本発明の方法における、チタン触媒成分と有機アルミニ
ウム化合物成分の使用割合は広範囲に変えることができ
るが、一般にはチタン触媒成分に対する有機アルミニウ
ム化合物成分の使用モル比は1〜500程度が好ましい
。
ウム化合物成分の使用割合は広範囲に変えることができ
るが、一般にはチタン触媒成分に対する有機アルミニウ
ム化合物成分の使用モル比は1〜500程度が好ましい
。
本発明の方法にはエチレン、α−オレフィン類の単独重
合のみならず、これらのモノマーの共重合、たとえばエ
チレンとプロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキ
セン−1,4−メチルペンテン−1、プロピレンとブテ
ン−1、ヘキセン−1などの共重合もふくまれる。
合のみならず、これらのモノマーの共重合、たとえばエ
チレンとプロピレン、ブテン−1、ペンテン−1、ヘキ
セン−1,4−メチルペンテン−1、プロピレンとブテ
ン−1、ヘキセン−1などの共重合もふくまれる。
本発明の方法による重合反応は従来の当該技術lこおい
て通常行なわれている方法および条件が採用できる。
て通常行なわれている方法および条件が採用できる。
その際の重合温度は20〜300℃、好ましくは50〜
200℃の範囲であり、重合圧力は常圧〜200気圧、
好ましくは常圧〜150気圧の範囲である。
200℃の範囲であり、重合圧力は常圧〜200気圧、
好ましくは常圧〜150気圧の範囲である。
重合反応では一般lこ脂肪族、脂環族、芳香族の炭化水
素類、またはそれらの混合物を溶媒として使用すること
ができ、たとえばプロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエンな
ど、およびそれらの混合物が好ましく用いられる。
素類、またはそれらの混合物を溶媒として使用すること
ができ、たとえばプロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエンな
ど、およびそれらの混合物が好ましく用いられる。
また液状のモノマー自身を溶媒として用いる塊状重合法
で行なうこともできる。
で行なうこともできる。
さらにまた溶媒が実質的lこ存在しない条件、すなわち
ガス状モノマーと触媒とを接触させる、いわゆる気相重
合法で行なうこともできる。
ガス状モノマーと触媒とを接触させる、いわゆる気相重
合法で行なうこともできる。
本発明の方法において生成するポリマーの分子量は反応
様式、触媒系、重合条件によって変化するが、必要に応
じて、たとえば、水素、ハロゲン化アルキル、ジアルキ
ル亜鉛などの添加によって制御することができる。
様式、触媒系、重合条件によって変化するが、必要に応
じて、たとえば、水素、ハロゲン化アルキル、ジアルキ
ル亜鉛などの添加によって制御することができる。
本発明に従って改質チタン触媒成分と有機アルミニウム
化合物とからなる重合触媒を用いてオレフィン類を(共
)重合することにより、微粉末含有率の極めて少ない、
粒度分布の狭い(共)重合体をうろことができる。
化合物とからなる重合触媒を用いてオレフィン類を(共
)重合することにより、微粉末含有率の極めて少ない、
粒度分布の狭い(共)重合体をうろことができる。
さらに、本発明の重合lこおいては、従来の改質−チタ
ン触媒成分を用いる重合に比べて重合速度が著しく速く
なり、また生成重合体の立体規則性が極めて高くなると
いうおどろくべき効果をもたらすことが判明した。
ン触媒成分を用いる重合に比べて重合速度が著しく速く
なり、また生成重合体の立体規則性が極めて高くなると
いうおどろくべき効果をもたらすことが判明した。
次に実施例により本発明を説明する。
実施例 1
(1)チタン触媒成分の製造例:
直径12mmの鋼球約80個の入った内容積60 om
zの粉砕用ポットを装備した振動ミルを用意する。
zの粉砕用ポットを装備した振動ミルを用意する。
このポット中に、窒素雰囲気中で、四塩化チタンをアル
ミニウム金属で還元して得られた三塩化チタン・塩化ア
ルミニウム共晶体(以下A型三塩化チタンと略記する、
組成はほぼTtC13・百AAlC13)50を加え4
0時間粉砕した(この粉砕物を以下AA型三塩化チタン
と略記する)。
ミニウム金属で還元して得られた三塩化チタン・塩化ア
ルミニウム共晶体(以下A型三塩化チタンと略記する、
組成はほぼTtC13・百AAlC13)50を加え4
0時間粉砕した(この粉砕物を以下AA型三塩化チタン
と略記する)。
次にn−へブタン150m1.ジ−n−ブチルエーテル
10gを加えて3時間湿式粉砕処理する。
10gを加えて3時間湿式粉砕処理する。
得られた粉砕処理物をn−ヘプタン250TfLlを加
えてn−へブタンの沸点で20分間かくはんしたのち、
デカンテーションによって上澄を除く洗浄処理を2回く
り返したのち、60℃、1mm)(、@の減圧下で30
分間乾燥した。
えてn−へブタンの沸点で20分間かくはんしたのち、
デカンテーションによって上澄を除く洗浄処理を2回く
り返したのち、60℃、1mm)(、@の減圧下で30
分間乾燥した。
乾燥して得られた組成物30gにジエチルアルミニウム
モノクロライド1.Odを加えて15分間粉砕したのち
、粉砕しながらプロピレンガス200rILlを30分
間かけて装入しさらに3時間粉砕を続けた。
モノクロライド1.Odを加えて15分間粉砕したのち
、粉砕しながらプロピレンガス200rILlを30分
間かけて装入しさらに3時間粉砕を続けた。
粉砕処理物を窒素雰囲気下で鋼球と分離し、得られたチ
タン成分2Fllこn−へブタン150m1を加えてヘ
プタンの沸点で20分間かくはん後、デカンテーション
によってn−へブタンを除いた。
タン成分2Fllこn−へブタン150m1を加えてヘ
プタンの沸点で20分間かくはん後、デカンテーション
によってn−へブタンを除いた。
この操作を5回行なったのち、6回目にn−へブタン1
50TLlを加え、活性化チタン成分懸濁液として使用
する。
50TLlを加え、活性化チタン成分懸濁液として使用
する。
(2)重合剤:
内容積21の5US−32オートクレーブ中に、窒素雰
囲気下n−へブタン11と上記活性化チタン成分0.4
0gとジエチルアルミニウムモノクロライド1.07d
を装入した。
囲気下n−へブタン11と上記活性化チタン成分0.4
0gとジエチルアルミニウムモノクロライド1.07d
を装入した。
オートクレーブ内の窒素を真空ポンプで排気したのち、
水素を気相分圧で1.0kg/ffl装入し、ついでプ
ロピレンを装入して気相部の圧力を2kg/cyrtゲ
ージとした。
水素を気相分圧で1.0kg/ffl装入し、ついでプ
ロピレンを装入して気相部の圧力を2kg/cyrtゲ
ージとした。
オートクレーブの内容物を加熱し、5分後に内部温度を
70℃まで昇温し、70℃で重合を継続した。
70℃まで昇温し、70℃で重合を継続した。
重合中プロピレンを連続的に圧入し、内部圧力を5.k
g/crAゲージに保った。
g/crAゲージに保った。
2.05時間後にプロピレンの重合量が約500、@に
なったのでプロピレンの導入を止め、未反応ガスを放出
し、メタノール300mJを加えて30分間かきまぜて
触媒を分解した。
なったのでプロピレンの導入を止め、未反応ガスを放出
し、メタノール300mJを加えて30分間かきまぜて
触媒を分解した。
オートクレーブを冷却後内容物を取出し、水200rr
Llを加えて60℃で3回洗浄を行なったのち、口過し
、60℃で減圧乾燥して白色のポリプロピレン52(l
を得た。
Llを加えて60℃で3回洗浄を行なったのち、口過し
、60℃で減圧乾燥して白色のポリプロピレン52(l
を得た。
得られたポリプロピレンの極限粘度数
(135℃、テトラリンで測定、以下同様)■、65、
かさ比重0.4.ll/mA’、沸とうn−へブタン抽
出残(以下パウダー11と略記する)96.6%であっ
た。
かさ比重0.4.ll/mA’、沸とうn−へブタン抽
出残(以下パウダー11と略記する)96.6%であっ
た。
一方、0液の蒸発により15gの非品性ポリプロピレン
が得られた。
が得られた。
本重合反応での触媒の重合活性は634
g/l・hr(活性化チタンg当り、時間当りのポリプ
ロピレン生成速度、以下同様)であり、全ポリマーに対
する沸とうn−ヘプタン残ポリマーの割合(以下全11
と略記する)は93.8%であった。
ロピレン生成速度、以下同様)であり、全ポリマーに対
する沸とうn−ヘプタン残ポリマーの割合(以下全11
と略記する)は93.8%であった。
また乾燥パウダーで、200 meshより細かい粒度
の微粒(以下微粒と略記する)は全体の7.0%であっ
た。
の微粒(以下微粒と略記する)は全体の7.0%であっ
た。
※※比較例 1〜3
実施例1(1)のチタン触媒成分の製造例で使用したA
A型三塩化チタン(比較例1)、実施例1(1)の方法
で乾式粉砕時にプロピレンガスの装入を行なわなかった
触媒(比較例2)、及び実施例1(1)の方法で改質工
程におけるヘプタンの洗浄を行なわなかった触媒(比較
例3)を用いて実施例1(2)の重合例と同様な方法で
重合を行なった結果を実施例1と比較して第1表に示す
。
A型三塩化チタン(比較例1)、実施例1(1)の方法
で乾式粉砕時にプロピレンガスの装入を行なわなかった
触媒(比較例2)、及び実施例1(1)の方法で改質工
程におけるヘプタンの洗浄を行なわなかった触媒(比較
例3)を用いて実施例1(2)の重合例と同様な方法で
重合を行なった結果を実施例1と比較して第1表に示す
。
実施例 2
(1)チタン触媒成分の製造例:
A型三塩化チタン30g、塩化アルミニウム・ジフェニ
ルエーテル錯体’3.9 g、n−へブタン150rI
Llを実施例1(1)と同様な操作で40時時間式粉砕
したのち、実施例1と同様に洗浄処理、乾燥を行ない、
プロピレン、ジエチルアルミニウムモノクロライド共存
下での粉砕を行なった。
ルエーテル錯体’3.9 g、n−へブタン150rI
Llを実施例1(1)と同様な操作で40時時間式粉砕
したのち、実施例1と同様に洗浄処理、乾燥を行ない、
プロピレン、ジエチルアルミニウムモノクロライド共存
下での粉砕を行なった。
次に粉砕処理物を分離し、その25gにn−へブタン1
50mA’、ジイソアミルエーテル20gを加えてn−
へブタンの沸点で20分間かくはんののち、上澄液をデ
カンテーションによって除き、n−ヘプタン150dを
加えて沸点で20分間かくはんし同様に上澄液を除く洗
浄処理を4回くり返した。
50mA’、ジイソアミルエーテル20gを加えてn−
へブタンの沸点で20分間かくはんののち、上澄液をデ
カンテーションによって除き、n−ヘプタン150dを
加えて沸点で20分間かくはんし同様に上澄液を除く洗
浄処理を4回くり返した。
(2)重合例:
得られた活性化チタン0.31を用いて実施例1(2)
と同様に重合を行なった。
と同様に重合を行なった。
重合時間1.90hrでポリプロピレンパウダー513
g、非品性ポリプロピレン17gが得られた。
g、非品性ポリプロピレン17gが得られた。
得られたポリプロピレンパウダーの極限粘度数1.63
、かさ比重0.43.9/1111.パウダー1196
.3%、微粒6.5%であった。
、かさ比重0.43.9/1111.パウダー1196
.3%、微粒6.5%であった。
本重合反応での触媒の重合活性911 Vg・hrであ
り、全11は93.5%であった。
り、全11は93.5%であった。
実施例 3
(1)チタン触媒成分の製造例:
実施例1(1)の触媒の調製に於いて、ジエチルアルミ
ニウムモノクロライド、プロピレンガス共存下での三塩
化チタンの共粉砕までを実施例1(1)と同様に行なっ
た。
ニウムモノクロライド、プロピレンガス共存下での三塩
化チタンの共粉砕までを実施例1(1)と同様に行なっ
た。
粉砕処理物を窒素雰囲気下で鋼球と分離し、この25g
にn−へブタン150r/Ll及びジ−n−ブチルエー
テル20gを加えn−へブタンの沸点で20分間かくは
んののち、デカンテーションによって上澄液を除き、n
−へブタン150Mによる洗浄処理を3回行なった。
にn−へブタン150r/Ll及びジ−n−ブチルエー
テル20gを加えn−へブタンの沸点で20分間かくは
んののち、デカンテーションによって上澄液を除き、n
−へブタン150Mによる洗浄処理を3回行なった。
続いてn−へブタン150m1.四塩化チタン30gを
加えてn−へブタンの沸点で20分間かくはんののち、
デカンテーションによって上澄液を除き、n−へブタン
150−による洗浄処理を3回行ない、4回目に!】−
へブタン150aを加え、活性化チタン成分懸濁液とし
て使用する。
加えてn−へブタンの沸点で20分間かくはんののち、
デカンテーションによって上澄液を除き、n−へブタン
150−による洗浄処理を3回行ない、4回目に!】−
へブタン150aを加え、活性化チタン成分懸濁液とし
て使用する。
(2)重合例:
得られた活性化チタン成分0.1iを用いて実施例1(
2)と同様に重合を行なった。
2)と同様に重合を行なった。
重合時間2.42hrでポリプロピレンパウダー50g
及び非品性ポリプロピレン7gが得られた。
及び非品性ポリプロピレン7gが得られた。
得られたポリプロピレンパウダーの極限粘度数1.57
、かさ比重0.43g/d、パウダー1197.3%、
微粒7.2%であった。
、かさ比重0.43g/d、パウダー1197.3%、
微粒7.2%であった。
本重合反応での触媒の重合活性1421
F!/j!−h rであり、全11は96.0%であっ
た。
た。
実施例 4
実施例3(1)の方法に於いて、ジエチルアルミニウム
モノクロライド、プロピレン存在下の共粉砕処理を行な
う役者を変更して触媒成分の調製を行なった。
モノクロライド、プロピレン存在下の共粉砕処理を行な
う役者を変更して触媒成分の調製を行なった。
すなわち、よりなる(1)〜(9)の順に触媒成分の調
製を行なう過程に於いて(1)の湿式粉砕に続いて(2
)でジエチルアルミニウムモノクロライド17721を
加え、プロピレン300TLlを3時間かけて湿式粉砕
を続けながら装入し、(5)で乾燥物を単に粉砕するこ
と以外は実施例3(1)と全く同様に行ない、実施例1
(2)と同様に重合を行なった結果を第2表に示す。
製を行なう過程に於いて(1)の湿式粉砕に続いて(2
)でジエチルアルミニウムモノクロライド17721を
加え、プロピレン300TLlを3時間かけて湿式粉砕
を続けながら装入し、(5)で乾燥物を単に粉砕するこ
と以外は実施例3(1)と全く同様に行ない、実施例1
(2)と同様に重合を行なった結果を第2表に示す。
実施例 5
実施例3(1)の方法に於いてジエチルアルミニウムモ
ノクロライド、プロピレン存在下の共粉砕処理を行なう
段階を変更して触媒成分の調製を行なった。
ノクロライド、プロピレン存在下の共粉砕処理を行なう
段階を変更して触媒成分の調製を行なった。
すなわちより成る(1)〜(9)の順に触媒成分の調卑
を行なう過程に於いて(2)の洗浄工程のあと、(3)
で11−へブタン150m1.ジエチルアルミニウムモ
ノクロライド1′rfLlを加え、湿式粉砕しながらプ
ロピレン300Mを3時間かけて吹込み、(5)で乾燥
物を単に粉砕すること以外は実施例3(1)と全く同様
に行ない、実施例1(2)と同様に重合を行なった結果
を第2表に示す。
を行なう過程に於いて(2)の洗浄工程のあと、(3)
で11−へブタン150m1.ジエチルアルミニウムモ
ノクロライド1′rfLlを加え、湿式粉砕しながらプ
ロピレン300Mを3時間かけて吹込み、(5)で乾燥
物を単に粉砕すること以外は実施例3(1)と全く同様
に行ない、実施例1(2)と同様に重合を行なった結果
を第2表に示す。
比較例 4〜7
実施例3〜5の比較として実施例4の触媒成分製造工程
lこ於いて、(2)のジエチルアルミニウムモノクロラ
イド及びプロピレン共存下での湿式粉砕を省略した場合
(比較例4)、(2X4X5)の工程を省脣略した場合
(比較例5)、実施例3(1)の方法における乾式粉砕
工程でプロピレン装入のみを省略した場合(比較例6)
、実施例3(1)に於いて湿式粉砕を省略した場合(比
較例7)の重合結果を第3表に示す。
lこ於いて、(2)のジエチルアルミニウムモノクロラ
イド及びプロピレン共存下での湿式粉砕を省略した場合
(比較例4)、(2X4X5)の工程を省脣略した場合
(比較例5)、実施例3(1)の方法における乾式粉砕
工程でプロピレン装入のみを省略した場合(比較例6)
、実施例3(1)に於いて湿式粉砕を省略した場合(比
較例7)の重合結果を第3表に示す。
実施例 6〜27
実施例1(1)の方法に於いて湿式粉砕のとき使用する
ジ−n−ブチルエーテルの代りに第4表に示す如き種々
の変性剤を用いた結果を第4表に示す。
ジ−n−ブチルエーテルの代りに第4表に示す如き種々
の変性剤を用いた結果を第4表に示す。
また一連の実験に於いて、第4表に示すとおり実施例1
(1)の乾式粉砕時に使用するオレフィンの種類、使用
量及び洗浄溶媒の種類を変えても本発明の効果が認めら
れることが確認された。
(1)の乾式粉砕時に使用するオレフィンの種類、使用
量及び洗浄溶媒の種類を変えても本発明の効果が認めら
れることが確認された。
なお洗浄溶媒が沸点100℃以下の場合は沸点の温度で
、100℃以上の場合は100℃で洗浄処理を行なった
。
、100℃以上の場合は100℃で洗浄処理を行なった
。
実施例 29〜33
実施例3(1)の方法に於いて、1段目の改質工程で用
いるジ−n−ブチルエーテルの代りに種々の変性剤を用
い、その他は全く同様にして触媒成分の調製を行ない、
それを用いて重合した結果を第5表に示す。
いるジ−n−ブチルエーテルの代りに種々の変性剤を用
い、その他は全く同様にして触媒成分の調製を行ない、
それを用いて重合した結果を第5表に示す。
なお一連の実験に於いて実施例3(1)の乾式粉砕時に
使用するオレフィンの種類、使用量または洗浄溶媒の種
類を変えても本発明の効果が認められることを確認した
。
使用するオレフィンの種類、使用量または洗浄溶媒の種
類を変えても本発明の効果が認められることを確認した
。
実施例 34〜43
実施例3(■)の方法に於いて湿式粉砕工程及び第1段
階の改質工程で用いるジ−n−ブチルエーテルの代りに
変性剤として種々の化合物を用いて触媒成分の調製を行
ない、重合した結果を第6表に示す。
階の改質工程で用いるジ−n−ブチルエーテルの代りに
変性剤として種々の化合物を用いて触媒成分の調製を行
ない、重合した結果を第6表に示す。
また実施例3(1)の乾式粉砕時に使用する有機アルミ
ニウム化合物の種類、及び使用量を第6表に示すとおり
変えて同様に実験を行ない本発明の効果が確認された。
ニウム化合物の種類、及び使用量を第6表に示すとおり
変えて同様に実験を行ない本発明の効果が確認された。
実施例 44
実施例3(1)で合成した触媒成分を用いて以下に示す
方法でプロピレンの塊状重合を行なった。
方法でプロピレンの塊状重合を行なった。
すなわち、
内容積61の5US−32オートクレーブ中に窒素雰囲
気下でヘプタン301rLlに懸濁した活性化チタン成
分0.05.!i’及びジエチルアルミニウムモノクロ
ライド0.5 mlを装入した。
気下でヘプタン301rLlに懸濁した活性化チタン成
分0.05.!i’及びジエチルアルミニウムモノクロ
ライド0.5 mlを装入した。
オートクレーブ内の窒素を真空ポンプで排気したのち、
水素を1.5 N l 、プロピレン2.5kgヲオー
トクレープに装入した。
水素を1.5 N l 、プロピレン2.5kgヲオー
トクレープに装入した。
オートクレーブの内容物を加熱し、15分後に内部温度
を70℃に昇温し、70℃で重合した。
を70℃に昇温し、70℃で重合した。
5時間後にオートクレーブを冷却し、内容物を取出し、
60℃で減圧乾燥して102(Bi’のポリプロピレン
パウダーを得た。
60℃で減圧乾燥して102(Bi’のポリプロピレン
パウダーを得た。
得られたポリプロピレンパウダーの11は96,7%、
極限粘度数1.53、かさ比重0.46 g/ml!、
微粒0.5wt%であった。
極限粘度数1.53、かさ比重0.46 g/ml!、
微粒0.5wt%であった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレンまたはα−オレフィン類の重合において、 (4)(1)三塩化チタン又は三塩化チタン組成物に不
活性有機溶媒と変性剤を加えて湿式粉砕処理を行ない、 (2)ついで粉砕処理物を不活性有機溶媒で洗浄、分離
し く3)つぎは乾式粉砕処理を行ない、 (4)さらに粉砕処理物を不活性有機溶媒またはこれと
変性剤との混合物に接触させ分離する改質処理を行ない
、 (5)上記の過程において、上記(1)の湿式粉砕段階
、上記(3)の乾式粉砕段階、または上記2ノの洗浄、
分離後の段階のいづれかの段階で、三塩化チタンまたは
三塩化チタン組成物に対して約10重量%以下の少量の
エチレン又はα−オレフィンを添加し一般式AlRrn
X3□。 (ここでRはアルキル基あるいはアリール基でありXは
水素又はハロゲンでありmは1〜3である)で示される
有機アルミニウム化合物と共粉砕することにより得られ
るチタン触媒成分と、 (B) 一般式AlR/rmX′3−4r、(ここで
R′はアルキル又はアリールを、X′は水素又はハロゲ
ンをmは1〜3を示す)であられされる有機アルミニウ
ム化合物、 とからなるチーグラー型重合触媒を用いることを特徴と
する、エチレン又はα−オレフィン類の重合方法: 上記(4)触媒成分の調製において用いられる変性剤は
(1)含酸素、硫黄、リン、窒素またはケイ素有機化合
物、(11)上記(i)有機化合物とハロゲン化アルミ
ニウムとの組合わせ、(iil)有機アルミニウム化合
物及びGVIルイス酸からなる群から選ばれる。
Priority Applications (14)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8350576A JPS5840568B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | エチレンまたはα−オレフイン類の重合方法 |
| CA281,136A CA1093543A (en) | 1976-07-15 | 1977-06-22 | PROCESS FOR THE POLYMERIZATION OF ETHYLENE OR .alpha.- OLEFINS AND CATALYST THEREFOR |
| GB28241/77A GB1558121A (en) | 1976-07-15 | 1977-07-06 | Polymerisation of olefins and catalyst component therefor |
| AT481477A AT360752B (de) | 1976-07-15 | 1977-07-06 | Verfahren zur polymerisation von aethylen und/oder alpha-olefinen |
| CS774541A CS201050B2 (en) | 1976-07-15 | 1977-07-07 | Process for preparing titanum component of catalyst for the polymerization of ethylene and/or alpha olefines |
| GR53951A GR63592B (en) | 1976-07-15 | 1977-07-12 | Process for the polymerization of ethylene or a-olefins and catalyst therefor |
| PT66801A PT66801B (en) | 1976-07-15 | 1977-07-13 | Process for the polymerization of ethylene or alpha-olefins and catalyst therefor |
| FR7721619A FR2358426A1 (fr) | 1976-07-15 | 1977-07-13 | Procede de polymerisation d'ethylene ou d'a-olefines, catalyseurs utilises et nouveaux produits ainsi obtenus |
| DE19772731705 DE2731705A1 (de) | 1976-07-15 | 1977-07-13 | Katalysator und verfahren zur polymerisation von aethylen oder alpha-olefinen |
| BR7704640A BR7704640A (pt) | 1976-07-15 | 1977-07-14 | Processo para polimerizacao de etileno e/ou alfa-olefinas e catalisador para o mesmo |
| IT25721/77A IT1081549B (it) | 1976-07-15 | 1977-07-14 | Procedimento per la polimerizzazione di etilene e/o alfa-olefine,e catalizzatore relativo |
| YU1753/77A YU39496B (en) | 1976-07-15 | 1977-07-14 | Process for obtaining a catalyst which can be used in the polymerization of alfa-olefines |
| US05/816,066 US4158088A (en) | 1976-07-15 | 1977-07-15 | Process for the polymerization of ethylene or α-olefins and catalyst therefor |
| NL7707882A NL7707882A (nl) | 1976-07-15 | 1977-07-15 | Werkwijze voor het polymeriseren van etheen of (alpha)-olefinen. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8350576A JPS5840568B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | エチレンまたはα−オレフイン類の重合方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS539891A JPS539891A (en) | 1978-01-28 |
| JPS5840568B2 true JPS5840568B2 (ja) | 1983-09-06 |
Family
ID=13804328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8350576A Expired JPS5840568B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | エチレンまたはα−オレフイン類の重合方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5840568B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5885454A (ja) * | 1981-11-17 | 1983-05-21 | Matsushita Graphic Commun Syst Inc | 記録装置 |
| JPS5976269A (ja) * | 1982-10-26 | 1984-05-01 | Victor Co Of Japan Ltd | 熱転写型印刷装置 |
| JPH0788407B2 (ja) * | 1986-07-21 | 1995-09-27 | 三菱化学株式会社 | プロピレン重合体の製造方法 |
| JPS6368440U (ja) * | 1987-09-17 | 1988-05-09 |
-
1976
- 1976-07-15 JP JP8350576A patent/JPS5840568B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS539891A (en) | 1978-01-28 |
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