JPS5840348Y2 - 油圧クラツチの圧力調節装置 - Google Patents

油圧クラツチの圧力調節装置

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JPS5840348Y2
JPS5840348Y2 JP11041078U JP11041078U JPS5840348Y2 JP S5840348 Y2 JPS5840348 Y2 JP S5840348Y2 JP 11041078 U JP11041078 U JP 11041078U JP 11041078 U JP11041078 U JP 11041078U JP S5840348 Y2 JPS5840348 Y2 JP S5840348Y2
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JP
Japan
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pressure
hydraulic
valve
spring
pressure regulating
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Expired
Application number
JP11041078U
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English (en)
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JPS5526198U (ja
Inventor
順造 中野
Original Assignee
株式会社クボタ
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社クボタ filed Critical 株式会社クボタ
Priority to JP11041078U priority Critical patent/JPS5840348Y2/ja
Publication of JPS5526198U publication Critical patent/JPS5526198U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は舶用機関に装備される前後進切換装置等におけ
る油圧クラッチの締結圧力調節装置に関し、該クラッチ
の伝達トルクに対応させて高低二段階の圧力調節を可能
にするものである。
ところで上記前後進切換装置は、機関のクランク軸に直
結の入力軸及びプロペラ軸に直結の出力軸を有し、両軸
間における歯車伝動経路を油圧クラッチの締結、離反に
より切換え或は遮断して前進、後進、中立の各状態に切
換える構成であり、その場合に上記油圧クラッチにはク
ランク軸又はこれに直結の上記入力軸に駆動されるポン
プで発生される油圧が調圧弁により一定値に調圧された
上で供給されるのが通例である。
然して漁船における機関のように走行時における高速高
トルク状態及び操業時における低速低トルク状態で使用
される場合にあっては、上記油圧クラッチの締結圧は調
圧弁により高速時の高トルクを伝達し得るだけの圧力に
設定されるのであるが、その場合には低速時に該油圧が
伝達トルクに比して過大となり、そのため切換操作時に
クラッチが急激に締結又は離反せしめられて衝撃を生じ
、プロペラ軸ジヨイント部の耐久性を低下させ或はエン
ストの原因となる等と共に、低速時に特に著しい機関の
トルク変動が該クラッチを介してそのまま歯車に伝達さ
れ、振動、騒音を発生させる等の弊害を来たすのである
本考案はこのような実情に鑑みてなされたもので、油圧
クラッチの締結用油圧を調節する圧力調節装置において
、調圧弁における調圧値を決定するバネとして低速時に
は低圧に調圧するバネだけを作用させると共に、高速時
には増圧弁の作用で上記バネに加えて増圧バネを作用せ
しめ、これにより調圧値を高低二段階とし、油圧クラッ
チに伝達トルクに対応した締結圧を供給するようにした
ものである。
以下これを図に示す実施例により説明すると、第1図に
おいて1は機関、2はプロペラ軸、3は両者の間に装備
された前後進切換装置であり、該装置は図示しないがク
ランク軸に直結の入力軸及びプロペラ軸に直結の出力軸
を有すると共に、両軸間に前進用歯車伝動経路及び後進
用歯車伝動経路が設けられ、且つ各経路にはこれを断接
する油圧クラッチが装備されている。
4は上記クランク軸に直結の入力軸に駆動されるポンプ
、5は該ポンプから締結圧供給路6を経て油圧が導入さ
れる切換弁であり、レバー5aの操作により上記各油圧
クラッチに選択的に油圧を供給し或は供給しないことに
より、前進、後進及び中立の切換えを行うようになされ
ている。
7は上記供給路6内の油圧が導入され、これを所定値に
調圧する圧力調節装置であり、次に該装置の構成を第2
図により説明すると、8a、8bは該装置の本体、9は
該本体に形成された弁孔で、線孔は小径部9a及び大径
部9bから構成されている。
10は線孔の小径部に嵌入された調圧弁、11は大径部
に嵌入された増圧弁であり、調圧弁10は油路6aを介
して調圧口12から導入される上記供給路6内の油圧を
受け、調圧バネ13に抗して後退せしめられてドレーン
口14を開くことにより該油圧を一定値に調節するよう
になされており、また増圧弁11は油路6bを介して供
給路6に接続された導入路15から作動圧が導入された
際に弁孔9の段付部まで移動せしめられ、これにより増
圧バネ16を上記調圧弁10に対して調圧バネ13と同
方向に作用せしめるようになされている。
17は上記作動圧導入路15上に設置された開閉弁であ
り、バネ17aを調節ネジ17bで調節することにより
、油路6bから導入される油圧が上記調圧弁10におい
て調圧バネ13により調圧される一定圧力より高くなっ
た場合は該導入路15を開通させるようになされている
18は該導入路に並列に設けられた作動油の戻し路、1
9は該路上に設置されて作動油を増圧弁11側から油路
6b側へのみ通過させる逆止弁であり、また図中20は
空気抜孔、21a 21bは上記調節ネジ17bのロ
ックナツト及び袋ナツト、22a 、22b 、22c
はパツキンである。
次にその作用を説明すると、機関の低速域においてポン
プ4の吐出量が比較的少い場合は、該ポンプで発生され
て供給路6により切換弁5を経て図示しない油圧クラッ
チに供給される油圧は、油路6aにより調圧口12から
該装置7の調圧弁10に作用すると共に、これを調圧バ
ネ13に抗して後退せしめることによりドレーン口14
から一部が逃がされ、これにより該油圧は調圧バネ13
のバネ力に相当する一定の圧力に調節されるのであり、
その場合に該油圧は油路6bから開閉弁17に作用する
が、作動圧導入路15を開通せしめるには至らない。
然して機関の回転速度の上昇に伴ってポンプ4の吐出量
が増大すると、上記調圧弁10がドレーン口14を最大
に開いても上記調圧バネに相当する一定圧力に調圧しき
れなくなって供給路6内の油圧が上昇するのであり、こ
れが開閉弁17を開く圧力に達すると作動圧導入路15
が開通せしめられて油路6bから増圧弁11に作動圧が
導入され、そのため該増圧弁が移動せしめられて増圧バ
ネ16が調圧バネ13に加えて調圧弁10に作用するこ
とになり、これにより該調圧弁において調圧される供給
路6内の油圧が両バネのバネ力の和に相当する高い圧力
とされるのである。
このようにして油圧クラッチに供給される締結圧が、第
3図に示すように低速域(VL)においては調圧バネ1
3のみに相当する低圧(PL)、高速域(VH)におい
ては該調圧バネと増圧バネの和に相当する高圧(PH)
とされ、いずれの速度域においても伝達トルクに対応し
た油圧とされるのである。
以上のように本考案油圧クラッチの圧力調節装置は、調
モ弁における調圧値を決定するバネとして低速時には低
圧に調圧するバネだけを作用させると共に、高速時には
増圧弁の作用で上記バネに加えて増圧バネを作用せしめ
る構成としたことにより、油圧クラッチに供給される締
結圧が伝達トルクが小さい低速時には低く、伝達トルク
が大きい高速時には高くなり、これによりいずれの速度
域においても動力の伝達に支障がないばかりでなく、特
に低速時における油圧が適正であることにより、従来に
おける低速時の油圧が過大であることによるクラッチ締
結、離反時の衝撃の発生、これに伴うプロペラ軸ジヨイ
ント部の耐久性の低下やエンスト等の弊害が防止され、
また低速時に著しい機関のトルク変動におけるピークト
ルクがクラッチの滑りで吸収されることにより、振動、
騒音が軽減される等の効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案圧力調節装置の油圧系統図、第2図は同
じく内部構造図、第3図は同じく特性図11 である。 ・6は締結圧供給
路、7は圧力調節装置、10は調圧弁、11は増圧弁、
13は調圧バネ、15は作動圧導入路、16は増圧バネ
、17は開閉弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ポンプから油圧クラッチに至る締結圧供給路上に設置さ
    れる圧力調節装置であって、該供給路内の油圧を受けて
    調圧バネとの釣合により該油圧を一定値に調節する調圧
    弁、同じく供給路内の油圧を受けて該油圧が上記一定値
    を超えた場合に作動圧導入路を開通させる開閉弁、及び
    該導入路の開通時に供給路内の油圧を受けて移動せしめ
    られることにより上記調圧弁に対して調圧バネと同方向
    に増圧バネを作用せしめる増圧弁を有することを特徴と
    する油圧クラッチの圧力調節装置。
JP11041078U 1978-08-10 1978-08-10 油圧クラツチの圧力調節装置 Expired JPS5840348Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11041078U JPS5840348Y2 (ja) 1978-08-10 1978-08-10 油圧クラツチの圧力調節装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11041078U JPS5840348Y2 (ja) 1978-08-10 1978-08-10 油圧クラツチの圧力調節装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5526198U JPS5526198U (ja) 1980-02-20
JPS5840348Y2 true JPS5840348Y2 (ja) 1983-09-10

Family

ID=29057264

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JP11041078U Expired JPS5840348Y2 (ja) 1978-08-10 1978-08-10 油圧クラツチの圧力調節装置

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