JPS5840116A - 懸濁液の濃縮装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 濃縮装置の追加特許に関するものである。

本発明者の発明に係る特許第ｇ３３！；ｇざり、懸濁液
の濃縮装置は、上面に傾斜スクリーンを張設した傾斜箱
内に多数の区画室を形成し、該区画室の底部に下方の区
画室に及ぶｔこ従って短い排水管を接続した構成のもの
であったから、傾斜スクリーン上に懸濁液を均一に流し
た場合、各区画室は密封さる排水管内を落下する液体に
よシ減注状態となるため、傾斜スクリーンに吸引力が働
き、この吸引力により液体が各区画室へ強力に吸引され
るから、単に傾斜スクリーン面上に液体を流す場合と違
って濃縮率が高く、又、各区画室の底部に垂設した排水
管は、下方の区画室へ及ぶに従って短く形成され、下方
の区画室の吸引力を上方の区画室の吸引力よシも小さく
するため、傾斜スクリーン上の濃縮された懸濁液が目詰
まりを生ずることなく下降するので、多量の懸濁液を能
率的ｔこ且高濃度に濃縮することが出来、然も真空装置
は不要であって構造が簡単であるから、安価に設備出来
る等の優れた効果を奏するものであったが、傾斜スクリ
ーン１こ上記の通り吸引力が作用しているため、スクリ
ーンの傾斜角度に対して供給懸濁液の濃度が不適当な場
合は、濃縮物の降下がスムーズ−こ行われず、スクリー
ン面に張付いて後続懸濁液の濃縮を不能とする欠点が認
められた。

そこで本発明は、上記した装置をクッション部材により
浮動的に支持させ、振幅可変のバイプレー２１こより振
動させる手段を採用したから、供給懸濁液の濃度に対し
、スクリーンの傾斜角度が不適当であるため、濃縮物が
スクリーン面をスムーズに降下しないときは、バイブレ
ータによシ装置を濃縮物のスムーズな降下が起る様に振
動させれば、濃縮物がスクリーン面に張付き、後続懸濁
液の濃縮を妨げることがないから、懸濁液の濃度や流ａ
に関係なく、スクリーン上に懸濁液のスムーズな降下を
保証して、高濃廖の懸濁液に対しても装置の機能を遺憾
なく発揮させ得るものである。

次に本発明に係る懸濁液濃縮装置の実施の一例を図面に
付いて説明すれば下記の通りである。

図中１は傾斜箱で、その上面に金網、穿孔板、スリット
板等の傾斜スクリーン２を張設してあり、内部１こは区
画板３ｔこより多数の区画室４を形成しである。５は傾
斜箱１における各区画室４の底部から垂設した排水管で
、その長さを下方の区画室４へ及ぶに従って短くするこ
とにより、この排水管５によりスクリーン面へ与えられ
る吸引力が下方程小さくなる様に・しである。

６は集水管で、上記各排水管５の下端を連結し、各排水
管５により排出された水を集めて回収部へ送らせる。７
は傾斜箱１の上端側に配置した懸濁液の供給箱で、傾斜
スクリーン２に臨む部分に、流量調整ゲート８により開
度を調整される開口９を設け、反対側の下部に懸濁液の
供給　□管ｌＯを接続しである。ｔｉは傾斜スクリーン
２の上方に配設した移動体で、傾斜組上にその長手方向
に向って並設した案内杆１２と送シねじ１３とに係合さ
せ、送シねじ１３をモータ１４−こよ多回転させると傾
斜スクリーン２上を一定速度で往復運動する。１５′は
移動体１１に支持させた高圧点洗滌ノズルで、公知の首
振り機構１６により首振りさせ、傾斜スクリーン２の各
部を首振りと移動とによりくまなく洗滌させる様にしで
ある。１７は取付部材１８を用いて装置に取付けたクッ
シ岬ン部材で、金属スプリング、ゴム又は之等を併用し
たものを用い、床上に装置を浮動的に支持させる。１９
は装置を振動させる振幅可変のバイブレータで、懸濁液
の供給箱７等へ取付け、懸濁液の濃度に応じて適当な振
幅を傾斜スクリーン２に与え、懸濁液のスムーズな降下
を起させるものである。

本発明に係る懸濁液の濃縮装置の実施例は上記の様に構
成されているから、例えば製紙工場をこおいて、ｏｏｉ
〜Ｑ５チのパルプが混入している懸濁液を供給箱７へ供
給し、その開口９からゲート８の調整により適量づつ傾
斜スクリーン２上へ流出させれば、懸濁液はスクリーン
面を覆って下方へ流動し、その中の液体はスクリーン２
を通って各区画室４へ流下し、排水管５ｔこよシ集水管
６へ排出されるとき、スクリーン２に吸引力を作用させ
るため、強制的な液体搾出が行われ、懸濁液を濃縮して
３〜ｓＨのパルプ濃度とするもので、この場合、排水管
５ｔこよりスクリーン２に作用される吸引力は、排水管
の長短差によりスクリーン２の下方程小さくなるため、
懸濁液が濃縮により徐々に濃度を増しても懸濁液の流れ
はスムーズに行われ、効率の良い濃縮が連続的に行われ
るものである。

しかし、上記の場合より更にパルプ濃度が高い懸濁液の
高濃縮を行う場合は、スクリーン２の傾斜角度が一定で
あるため、懸濁液の降下がスムーズでなくなり、スクリ
ーン面に張付いて脱水不能となるから、この場合は／（
イブレータ１９を起動し、その振幅を懸濁液がスムーズ
をこ流れる様に選定すれば、高濃度の懸濁液もスクリー
ン２上を順調に降下して有効的に脱水され、懸濁液の一
層の高濃縮を能率良く行わせるものである。

ｑ追加の関係 本発明は、特許第ざ！；３３ｇ１ｒ号、懸濁液の斜スク
リーンを張設した傾斜箱内に多数の区画室を形成し、該
区画室の底部に下方の区画室へ及ぶに従って短い排水管
を垂設し、各区画室の吸引力を上方のものより下方のも
のを小さくして、傾斜金網上の濃縮された懸濁液が目詰
まシを生ずることな（下降するため、多量の懸濁液を能
率的ｔこ、且つ、高能率に濃縮することが出来、然も、
特殊な真空装置を必要としないから、構造が極めて簡単
で安価ｔこ製作出来る点ｔこおいて、原特許の権利を使
用し、濃縮装置をクッション部材によシ浮動的に支持さ
せ、振幅可変のバイブレータによシ振動させることによ
シ、供給懸濁液の濃度に対し、スクリーンの傾斜角度が
不適当であるため、原特許では濃縮物がスクリーンに張
付いて、処理不能に陥いる場合でも、濃縮物が振動によ
シスクリーン面への張付きを防止され、スクリーン面を
スムーズに降下して処理される点において、原特許の効
果を一層助長したものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る懸濁液の濃縮装置の一実施例を示す
もので、第７図は一部縦断側面図。 第一図は正面図である。 尚図中１は傾斜箱、２は傾斜スクリーン、４は区画室、
５は排水管、１７はクツシラン部材、１９はバイブレー
タである。 Ｃ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上面に傾斜スクリーンを張設した傾斜箱内に多数の区画
   室を形成し、該区画室の底部に下方の区画室へ及ぶに従
   って短い排水管を垂設した装置を、クッシ層ン部材によ
   り浮動的に支持させ、振幅可変のバイブレータにより振
   動させることを特徴とした懸濁液の濃縮装置。