JPH0111310Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0111310Y2
JPH0111310Y2 JP1983174965U JP17496583U JPH0111310Y2 JP H0111310 Y2 JPH0111310 Y2 JP H0111310Y2 JP 1983174965 U JP1983174965 U JP 1983174965U JP 17496583 U JP17496583 U JP 17496583U JP H0111310 Y2 JPH0111310 Y2 JP H0111310Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
specific gravity
soil
storage chamber
impurities
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983174965U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6083055U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17496583U priority Critical patent/JPS6083055U/ja
Publication of JPS6083055U publication Critical patent/JPS6083055U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0111310Y2 publication Critical patent/JPH0111310Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は採取した土砂に含まれるゴミ、貝殻、
軽石等の不純物を除去して該土砂を純化する土砂
純化装置に関するもので、その目的は、作業性に
優れしかも純度の高い土砂を得ることができる土
砂純化装置を提供するにある。
以下本考案の一実施例について図面を参照しな
がら説明する。1は脚体2上に固定した土砂純化
装置の本体で、底面が傾斜するとともに上面が開
放した矩形容器状に形成されている。3は本体1
の上部に配設されたふるい分け装置で、これの図
示右端上部に土砂を供給するための供給口4が設
けられ、内部に上下二段に網目状のふるい5及び
6が設けられており、これらのふるい5及び6は
モータ2aによつて駆動される加振装置2bによ
り振動が加えられる。而して、ふるい5の網目は
比較的大きく設定されて製品粒度より大きな石、
ゴミ等を該ふるい5上に止めるようにしており、
一方、ふるい6の網目は比較的小さく設定されて
ふるい5を通過した所定粒度以上の土砂及びこの
土砂と同程度の粒度のゴミ、貝殻、軽石等の不純
物を該ふるい6上に止めるようにしている。そし
て、ふるい5の図示左側端部は図示しない排出路
に連結されて、ふるい5上に止められた前記不純
物及び製品粒度よりも大きい石が該排出路を通し
て本体1外に排出されるようになつている。一
方、ふるい6上に止められた土砂及び貝殻等の不
純物は次に詳述する比重差選別室7に供給され、
またふるい6を通過した砂は後述する貯溜室に落
下供給される。8は本体1の左側壁9から所定間
隔だけ離して略並行状態に配置された邪魔板で、
この邪魔板8と左側壁9との間と比重差選別室7
とし、本体1の邪魔板8よりも右側を貯溜室10
としている。
さて、11は比重差選別室7においてその左側
壁9の上端開口部に位置するオーバーフロー部材
で、これは適宜の手段によつて比重差選別室7の
左側壁9に沿つて上下調節可能に取付けられてい
る。一方、12乃至14は貯溜室10内に位置さ
せてふるい分け装置3の下方に邪魔板8と略平行
に配置された案内板、15は貯溜室10内に案内
板12乃至14とは異なる方向に指向させて配置
した案内板で、これら案内板12,13,14及
び15には夫々に複数個の通水孔12a,13
a,14a及び15aが形成されている。尚、案
内板12,13,14及び15の個数は四枚だけ
に限られず場合に応じて適宜の個数に変更しても
よい。さて、16は貯溜室10の略中央部に上下
移動可能に設けられた水位調節板で、これの下端
には本体1外に通ずる排水樋16aが設けられ、
この排水樋16aを上下動させることにより第1
図に一点鎖線で示すように貯溜室10内の水位
W.Lが設定される。また、17,17は貯溜室1
0の対向する両側壁10a,10aにおける内側
面に取付けられ本体1の外部に連通された排水ケ
ースで、これら排水ケース17,17の対向する
一側面には、第3図に示すように凹状の切欠部1
7a,17aが形成され、さらに切欠部17a,
17aを被うようにして移動板18,18が上下
移動可能に取付けられこれら移動板18,18の
上端は水位W.Lと同一面上に位置する。そして、
前述したオーバーフロー部材11及び移動板18
は貯溜室10内の水位W.Lに比べて比重差選別室
7内の水位が低くなるように設定される。19は
本体1の底部に沿わせて斜めに傾斜させ上端を本
体1から外方に突出するように張設された取出し
装置20のコンベアベルトで、これはモータ21
により矢印A方向に回転移動されるとともに加振
装置22により振動が加えられる。23はコンベ
アベルト19の上端部下方に設けられた土砂吐出
口である。而して邪魔板8の下端はコンベアベル
ト19と所定の間隔を存しており比重差選別室7
と貯溜室10とは底部において互いに連通状態を
呈している。尚、24はふるい6上の土砂等を比
重差選別室7内に案内する搬出口体で、これは加
振装置2bによりふるい6と共に振動されるよう
になつていると共に、水位W.L面に対して傾斜し
ており、その先端部は水中に浸漬している。25
はふるい分け装置3に水を供給するための注水装
置である。
次に上記構成の作用について説明する。まず、
例えば川底、海岸或いは山といつた採取場から採
取されたゴミ、貝殻、軽石等の不純物を含む土砂
を図示しない原石投入装置(例えばベルトコンベ
ア、シユート、ポンプ等)によりふるい分け装置
3の供給口4から投入して、ふるい5上に落下供
給し、同時に注水装置25からふるい分け装置3
上の土砂に水が供給される。すると、該土砂は、
加振装置2bにより振動が加えられたふるい5上
を徐々に図示左方に移動しながら、製品粒度以上
の石及びゴミが除去され、残りをふるい6上に落
下させる。即ち、ふるい5の網目を通過し得ない
比較的大きなゴミ及び大きな石はふるい5上に止
められてふるい5の左端部に至り、最終的には図
示しない排出路を通して本体1外に排出される。
一方、前述のようにしてふるい5からふるい6上
に落下した土砂は比較的小さなゴミ、貝殻、軽石
等の不純物が含まれているが、加振装置2bによ
り振動が加えられたふるい6上を徐々に図示左方
に移動しながら、ふるい6の比較的小さな網目を
通して所定粒度以下の土砂のみが下方の貯溜室1
0内に落下供給される。このようにして、ふるい
5及び6により不純物が含まれた土砂をふるい分
ける際に注水装置25から供給された水がふるい
5及び6の網目を通して下方の貯溜室10内に流
下するようになるため、ふるい5及び6によるふ
るい分けが一層迅速且つ確実に行なわれる。この
場合、注水装置25から貯溜室10内に水が供給
されることに伴い貯溜室10の水が排水ケース1
7の移動板18から排水ケース17内にオーバー
フローすると共に、排出樋16a及びオーバーフ
ロー部材11の周囲から外部にオーバーフローす
るが比重差選別室7内の水位が貯溜室10の水位
W.Lよりも低くなるようオーバーフロー部材11
が位置設定されているから水がオーバーフロー部
材11をオーバーフローして外部に排出される。
従つて、オーバーフロー部材11から水がオーバ
ーフローすることにより第1図に矢印Bで示すよ
うに貯溜室10内の水が比重差選別室7内に流れ
込んで該比重差選別室7内に上向きに流れる水流
が生成される。
しかして、ふるい6の網目を通過し得ない不純
物を含む所定粒度以上の土砂はふるい6上に止め
られてふるい6の左端部に至り、最終的には加振
装置2bによりふるい6と共に振動している搬出
口体24を介して比重差選別室7内に落下する。
すると、落下した土砂のうちゴミ、貝殻、軽石等
の比重の小さな不純物は矢印Bで示す如く上向き
に流れる水流により強制的に上向きに流されてオ
ーバーフロー部材11を越えて外部に排出され、
比重の大きい土砂はその自重により前記上向きの
水流に抗して沈降し比重差選別室7の底部のコン
ベアベルト19上に沈澱する。また、前述したふ
るい分け装置3のふるい6の網目から直接落下供
給された所定粒度以下の土砂は貯溜室10内の水
中を沈降し、コンベアベルト19上に沈澱する。
このようにして土砂が貯溜室10内を沈降する過
程でふるい6の網目を通して土砂とともに落下し
た微細なゴミ等の不純物が水中に浮揚し、貯溜室
10における排水ケース17及び排出樋16aか
らオーバーフロー水とともに外部に排出される。
このようにして比重差選別室7及び貯溜室10で
沈澱した土砂はコンベアベルト19上で再び混合
されることとなり、更にコンベアベルト19は加
振装置22により振動が加えられているため、コ
ンベアベルト19上に沈澱して混合された土砂か
ら不純物が強制的に水中に浮揚されて前述したよ
うに排水樋16a及び排水ケース17から排出さ
れ、これにより土砂中の微細な不純物が完全に除
去される。そして、コンベアベルト19上に沈澱
した製品粒度の土砂は振動するコンベアベルト1
9上で徐々に固められるようになり、この固めら
れた土砂がモータ21により矢印A方向に回転移
動するコンベアベルト19上に乗つて貯溜室10
内の水から上げられ、最終的にコンベアベルト1
9の右端上端部から土砂吐出口23を通して下方
に製品土砂として吐出される。
ところで、従来のこの種装置においては、本考
案の貯溜室10に相当する部分のみであつたた
め、土砂に含まれたゴミ、貝殻、軽石等の不純物
のうち比較的粒度の大きい貝殻等は水に浮き上が
らず除去することができなかつた。この場合、貝
殻の粒度は製品土砂の粒度と同等であるから、ふ
るいで分けると、必要とする粒度の石までも除去
されて製品として成り立たなくなつてしまい製品
土砂中に粒度の大きい貝殻等の不純物の混入が目
立つ欠点があつた。
しかしながら、本実施例においては、本体1に
比重差選別室7を設け、製品土砂となるべき土砂
のうち比較的粒度の大きいものをふるい分け装置
3で分離して該比重差選別室7に供給してここで
オーバーフロー部材11により生成された上向き
の水流によつて比較的比重の大きい貝殻等の不純
物を除去し、除去後の土砂をふるい分け装置3を
通過した所定粒度以下の砂と混ぜて貯溜室10に
供給して微細なゴミを浮き上がらせるようにした
から、不純物除去能力が向上し、貯溜室10に相
当する部分のみで構成された従来構造のものと比
べて製品土砂中の不純物の混合割合を極力減少化
して純度の高い製品土砂を製造することができ
る。しかも貯溜室10の上方にふるい分け装置3
を設けた構成としたので、従来の別途土砂をふる
い分けるための装置を設けたものに比べて設置ス
ペースを小さくすることができる。
また、特にオーバーフロー部材11を上下調節
できるように設けたので、オーバーフロー部材1
1の上下調節により比重差選別室7内の深さを大
小変化させることができ、上向き方向の水流の速
度を調節し得る。これにより選別の際、不純物と
土砂との比重差が大小異なる場合にも対処できて
至便であると云つた実施例上の効果が得られる。
さらには、比重差選別室7内で上向きの水流を生
成するのに、比重差選別室7内の水をオーバーフ
ロー部材11上にオーバーフローさせるだけの簡
素な構成で済むので、別途水中ポンプ等を設けな
ければならないものと異なりコスト的に有利であ
る。
また、コンベアベルト19に沿つて急な水流が
生ずると、該コンベアベルト19上に沈澱した粒
度の小さな砂が流され易いが、上記構成では案内
板12乃至15に通水孔12a乃至15aを設け
て、貯溜室10内の水の一部が該通水孔12aを
介して矢印Bで示すように比重差選別室7に流れ
るようにしているから、コンベアベルト19に沿
つて急な水流が生ずることが抑制され、一度コン
ベアベルト19上に沈澱した砂が流されることを
充分に防止できる。
尚、本実施例においてはふるい分け装置3に上
下二段にふるい5及び6を設けたが、これに限ら
ず、土砂の粒度に応じてふるいを一段のみ或いは
三段以上に設けても良く、また貯溜室10内にふ
るい5,6を沈めるようにしても良い。さらに
は、搬出口体24は加振装置2bの駆動に伴つて
振動するようにしたが、搬出口体は土砂の性状に
よつては加振装置2bの駆動に無関係に静止する
状態となるよう構成してもよいし、搬出口体は水
中に浸漬せず水面よりも上部にあつてもよく、ま
た搬出口体の傾斜状態は土砂の性状によつて適宜
変更できるものである。その他、具体的な実施に
あたつては、考案の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形できるものである。
本考案は以上の説明から明らかなように、ふる
い分け装置、比重差選別室及び貯溜室を巧みに結
合して構成したので、川底、海岸或いは山といつ
た採取場から採取した土砂をそのまま純化精製す
ることができて、作業性に優れ、しかも土砂中に
含まれるゴミ、貝殻、軽石等の不純物のうち粒度
の大きいものを比重差選別室により除去すること
ができて、従来に比べて貝殻、軽石等を含まない
純度の高い土砂を得ることができるという優れた
効果を奏する土砂純化装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は縦断面図、第2図は平面図、第3図は排水ケー
スの斜視図である。 図中、1は本体、3はふるい分け装置、5及び
6は夫々網目の大きいふるいと小さいふるい、7
は比重差選別室、10は貯溜室、11はオーバー
フロー部材、19はコンベアベルト、22は加振
装置である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 供給口から供給されたゴミ、貝殻、軽石等の不
    純物を含む土砂を前記不純物を含む所定粒度以上
    の土砂とそれ以下の粒度土砂とにふるい分けるふ
    るい分け装置と、水をオーバーフローさせながら
    貯溜するとともに前記ふるい分け装置からの所定
    粒度以下の土砂が直接落下供給される貯溜室と、
    この貯溜室と底部において連通するとともにこの
    ふるい分け装置からの前記不純物が含まれた所定
    粒度以上の土砂が供給される比重差選別室と、こ
    の比重差選別室の側壁の上端部に設けられ前記貯
    溜室の水を前記比重差選別室内を介して外部にオ
    ーバーフローさせることにより生成される上向き
    の水流により該土砂中に含まれた比重の小さな不
    純物を強制的に浮上させて外部に排出し且つ比重
    の大きい土砂を底部に沈澱させるオーバーフロー
    部材と、前記貯溜室の底部から上方部にかけて張
    設されたコンベアベルトを加振装置により振動さ
    せながら移動し水に浮揚する不純物を除去しつつ
    前記貯溜室及び比重差選別室の各底部に沈澱する
    土砂を外部に取出す取出し装置とを具備して成る
    土砂純化装置。
JP17496583U 1983-11-11 1983-11-11 土砂純化装置 Granted JPS6083055U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17496583U JPS6083055U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 土砂純化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17496583U JPS6083055U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 土砂純化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6083055U JPS6083055U (ja) 1985-06-08
JPH0111310Y2 true JPH0111310Y2 (ja) 1989-04-03

Family

ID=30380773

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17496583U Granted JPS6083055U (ja) 1983-11-11 1983-11-11 土砂純化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6083055U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5707051B2 (ja) * 2010-04-16 2015-04-22 純二 多田 廃材処理設備

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5248626U (ja) * 1975-10-04 1977-04-06
JPS5741985A (en) * 1980-08-27 1982-03-09 Seiko Epson Corp Small-sized printer

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5248626U (ja) * 1975-10-04 1977-04-06
JPS5741985A (en) * 1980-08-27 1982-03-09 Seiko Epson Corp Small-sized printer

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6083055U (ja) 1985-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR940006018B1 (ko) 곡물재료에서 무거운 혼합물을 선별해 내는 방법과 그 장치
JP2007167835A (ja) 選別装置
US6561359B2 (en) Method and apparatus for removing lightweight particulates during processing of a primary material
US3446349A (en) Apparatus and method for separating and recovering relatively coarse mineral particles and relatively fine mineral particles from a slurry containing said particles
US4274963A (en) Solids and liquid separating apparatus
JP2007144390A (ja) 砂分離洗浄装置
US3710941A (en) Method and apparatus for treating sewage
JPH0111310Y2 (ja)
EP0072590B1 (en) Vibrating dewatering screen for an apparatus for recovery of particulate matter from suspension
CN218898233U (zh) 芝麻原料除杂清洗机
AU755914B2 (en) Process and equipment for the separation of gold particles
JPS6233564A (ja) 汚砂の処理方法およびその装置
AU2004200209A1 (en) Method of Gold Separation and Gold Separation Device
KR101531236B1 (ko) 협잡물 종합처리장치
US5361910A (en) Modified mineral jig
JPS58101745A (ja) 砂を含む廃物分離方法及び装置
JPS61107955A (ja) 軟石、ゴミ等の夾雑物の滌除装置
JP2939426B2 (ja) 油水の分離装置
SU1417789A3 (ru) Устройство дл разделени различных компонентов продукта в т желой суспензии
KR100804141B1 (ko) 부유 이물질 선별장치
JP2006095413A (ja) 砂分離洗浄装置
KR100699492B1 (ko) 재생골재의 이물질 분리장치
JPS585103B2 (ja) 汚砂等の分離分級方法
RU2033270C1 (ru) Обогатительный агрегат
WO1999052639A1 (en) Apparatus for cleaning and destoning particulate foods