JPS5839917B2 - 電解設備の電解電力供給方法 - Google Patents
電解設備の電解電力供給方法Info
- Publication number
- JPS5839917B2 JPS5839917B2 JP53108161A JP10816178A JPS5839917B2 JP S5839917 B2 JPS5839917 B2 JP S5839917B2 JP 53108161 A JP53108161 A JP 53108161A JP 10816178 A JP10816178 A JP 10816178A JP S5839917 B2 JPS5839917 B2 JP S5839917B2
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- Japan
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- power supply
- transformer
- power
- electrolytic
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- Prior art date
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- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は海水又は塩水等の電解及び廃液等の電解処理に
使用する電解設備に電解電力を供給する方法に関する。
使用する電解設備に電解電力を供給する方法に関する。
従来、前記電解設備の電解電力を供給する方法としてシ
リコン制御整流器を使用する整流方式があるが、この方
式で電圧制御した場合、脈動率が大きいため電流効率が
悪いだけでなく電極の消耗が激しい等の欠点があった。
リコン制御整流器を使用する整流方式があるが、この方
式で電圧制御した場合、脈動率が大きいため電流効率が
悪いだけでなく電極の消耗が激しい等の欠点があった。
特に、優れた耐久性と寸法安定性などにより急速に普及
した白金族金属被覆金属電極を使用する場合は、白金族
金属が非常に高価なため、動脈に基くこれらの電極の消
耗は致命的な欠点であった。
した白金族金属被覆金属電極を使用する場合は、白金族
金属が非常に高価なため、動脈に基くこれらの電極の消
耗は致命的な欠点であった。
このため、できるだけ脈動率の小さい定電流の供給方法
がいくつか提案されている。
がいくつか提案されている。
例えば第１図に示す如く、交流電源を変圧器タップ及び
タップ切替器により変化させ整流して電解槽に直流電力
を供給するタップ切替方式がある。
タップ切替器により変化させ整流して電解槽に直流電力
を供給するタップ切替方式がある。
この方式は出力直流電圧がステップ変化するため、出力
電流の微調整ができないので、精度があまり要求されな
い場合及び小容量のものにしか用いることかで゛きない
。
電流の微調整ができないので、精度があまり要求されな
い場合及び小容量のものにしか用いることかで゛きない
。
また第２図に示す如く、交流電圧を誘導電圧調整器（Ｉ
ＶＲ）で連続調整し、変圧器で変圧し整流器にて直流に
変換して電解槽に直流電力を供給するＩＶＲ方式がある
。
ＶＲ）で連続調整し、変圧器で変圧し整流器にて直流に
変換して電解槽に直流電力を供給するＩＶＲ方式がある
。
この方法は脈動率が小さく、又各種信号を検出要素とし
て自動化することが容易なため広く使用されているが、
大容量のＩＶＲを必要とするため設備費が高く、広い設
備面積を必要とする等の欠点を有している。
て自動化することが容易なため広く使用されているが、
大容量のＩＶＲを必要とするため設備費が高く、広い設
備面積を必要とする等の欠点を有している。
また第３図に示す如く交流電源を平滑化回路を有するシ
リコン制御整流器（ＳＣＲ）により可変直流に変換し、
各種フィルターにより脈動率の小さい直流電源装置とし
て電解槽に直流電力を供給するＳＣＲ方式がある。
リコン制御整流器（ＳＣＲ）により可変直流に変換し、
各種フィルターにより脈動率の小さい直流電源装置とし
て電解槽に直流電力を供給するＳＣＲ方式がある。
この方法はハイレスポンスな連続制御が可能である等の
利点を有しているが、大電流の場合のフィルターの製造
が困難でまたフィルターが高価であり、更に運転時の騒
音が大きい等の欠点を有している。
利点を有しているが、大電流の場合のフィルターの製造
が困難でまたフィルターが高価であり、更に運転時の騒
音が大きい等の欠点を有している。
更に、第４図に示す如く交流電圧をタップ切替器付変圧
器にてステップ変化させ、このステップ間をＳＣＲにて
制御し電解槽に直流電力を供給する変圧器タップ切替と
ＳＣＲとを併用する方法がある。
器にてステップ変化させ、このステップ間をＳＣＲにて
制御し電解槽に直流電力を供給する変圧器タップ切替と
ＳＣＲとを併用する方法がある。
この方法によれば変圧器の各タップ間をＳＣＲで制御す
るので、ＳＣＲ制御範囲が狭く、その直流出力の脈動率
は小さくなるが、機械的切替機構を有するため、応答又
は保守等の面で欠点を有している。
るので、ＳＣＲ制御範囲が狭く、その直流出力の脈動率
は小さくなるが、機械的切替機構を有するため、応答又
は保守等の面で欠点を有している。
本発明は上記従来の電解電力供給方法の欠点を解決する
ためになされたもので、第５図に示す如く電解槽の電圧
−電流特性が他の一般負荷特性と異なることに着目して
本発明を完成するに至った。
ためになされたもので、第５図に示す如く電解槽の電圧
−電流特性が他の一般負荷特性と異なることに着目して
本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、交流入力を変圧器で変圧し、シリコ
ン制御整流器で整流する主電源回路により主電力を供給
すると共に前記変圧器の二次側に設けたタップあるいは
三次巻線からの交流出力をシリコン整流器で整流した回
路または前記変圧器の交流出力をシリコン整流器で整流
し直列抵抗で降圧した補助電源回路、により分解電圧よ
り少し高い補助電力を供給しあるいは別に設けた変圧器
、誘導電圧調整器またはスライダックにより変圧された
交流出力をシリコン整流器で整流する補助電源回路によ
り分解電圧より少し高い電圧の補助電力を供給し、前記
主電源回路と補助電源回路とを直流側で並列に接続して
直流電力を電解槽に供給する電解設備の電解電力供給方
法である。
ン制御整流器で整流する主電源回路により主電力を供給
すると共に前記変圧器の二次側に設けたタップあるいは
三次巻線からの交流出力をシリコン整流器で整流した回
路または前記変圧器の交流出力をシリコン整流器で整流
し直列抵抗で降圧した補助電源回路、により分解電圧よ
り少し高い補助電力を供給しあるいは別に設けた変圧器
、誘導電圧調整器またはスライダックにより変圧された
交流出力をシリコン整流器で整流する補助電源回路によ
り分解電圧より少し高い電圧の補助電力を供給し、前記
主電源回路と補助電源回路とを直流側で並列に接続して
直流電力を電解槽に供給する電解設備の電解電力供給方
法である。
以下本発明を図面によって説明する。
第６図Ｂは本発明の電解設備に電解電力を供給する方法
の一例を示すブロック図である。
の一例を示すブロック図である。
交流入力を変圧器（図示せず）で変圧し、次いでシリコ
ン制御整流器で整流して主電源回路とし、一方変圧器、
誘導電圧調整器、スライダック等（いずれも図示せず）
で交流入力を分解電圧近くまで変圧した後、シリコン整
流器で整流して補助電源回路とし、前記主電源回路と補
助電源回路を直流側で並列に接続して電解槽に直流電力
を供給するようにしである。
ン制御整流器で整流して主電源回路とし、一方変圧器、
誘導電圧調整器、スライダック等（いずれも図示せず）
で交流入力を分解電圧近くまで変圧した後、シリコン整
流器で整流して補助電源回路とし、前記主電源回路と補
助電源回路を直流側で並列に接続して電解槽に直流電力
を供給するようにしである。
補助電源回路としては、第６図Ａの如く主電源回路用の
変圧器の二次側に設けたタップもしくは三次巻線の交流
出力をシリコン整流器で整流する補助電源回路、同じく
主電源回路用の変圧器の交流出力をシリコン整流器で整
流し直列抵抗で降圧した補助電源回路、あるいは主電源
回路用の変圧器とは別に設けた変圧器、誘導電圧調整器
、スライダック等により変圧された交流出力をシリコン
整流器で整流する補助電源回路を使用する。
変圧器の二次側に設けたタップもしくは三次巻線の交流
出力をシリコン整流器で整流する補助電源回路、同じく
主電源回路用の変圧器の交流出力をシリコン整流器で整
流し直列抵抗で降圧した補助電源回路、あるいは主電源
回路用の変圧器とは別に設けた変圧器、誘導電圧調整器
、スライダック等により変圧された交流出力をシリコン
整流器で整流する補助電源回路を使用する。
電解槽に直流電力を供給した場合、電解電流は、第５図
に示した如く分解電圧以上になって急激に流れ、分解電
圧付近では微小電流しか流れない。
に示した如く分解電圧以上になって急激に流れ、分解電
圧付近では微小電流しか流れない。
第６図Ａ及びＢに例示したような本発明の電解電力供給
方法によれば、補助電源により分解電圧より少し高い電
圧を供給し、これと主電源とを併用供給できるので、電
解槽の電極に印加される電圧波形は、−例を示すと第７
図のようになり、脈動率も小さくシリコン制御整流器の
制御角に関係なく常に分解電圧以上の電圧を電極に印加
することができ、電極からの逆流が瞬間的にもなくなり
、電極の寿命を大巾に延長するすることができる。
方法によれば、補助電源により分解電圧より少し高い電
圧を供給し、これと主電源とを併用供給できるので、電
解槽の電極に印加される電圧波形は、−例を示すと第７
図のようになり、脈動率も小さくシリコン制御整流器の
制御角に関係なく常に分解電圧以上の電圧を電極に印加
することができ、電極からの逆流が瞬間的にもなくなり
、電極の寿命を大巾に延長するすることができる。
本発明の電解電力供給方法の補助電源は分解電圧近辺で
微小電流が流れるだけとなるので主電源に比して非常に
小さく、約２饅でよい。
微小電流が流れるだけとなるので主電源に比して非常に
小さく、約２饅でよい。
本発明による電解電力の供給方法は大容量のＩＶＲ又は
平滑化リアクトルなどが不要となるので設置面積が極め
て小さくなり保守も容易で、かつ価格も大巾に節減でき
る。
平滑化リアクトルなどが不要となるので設置面積が極め
て小さくなり保守も容易で、かつ価格も大巾に節減でき
る。
また第７図に示すように広範囲の電流減にわたって安定
した小さい脈動率で電解槽に直流電力を供給することが
でき、電気的特性も改良された。
した小さい脈動率で電解槽に直流電力を供給することが
でき、電気的特性も改良された。
更に本発明の電解電力供給方法によれば電解槽の運転停
止時に主電源をＯＦＦ、補助電源をＯＮとすれば、電解
槽には補助電源によって常時防食電流を流すことが容易
にでき、陰極の腐食を防止することもできる。
止時に主電源をＯＦＦ、補助電源をＯＮとすれば、電解
槽には補助電源によって常時防食電流を流すことが容易
にでき、陰極の腐食を防止することもできる。
第１図は従来のタップ切替方式の電解電力供給方法を示
すブロック図、第２図は従来のＩＶＲ方式の電解電力供
給方法を示すブロック図、第３図は従来のＳＣＲ方式の
電解電力供給方法を示すブロック図、第４図は従来の変
圧器タップ切替とＳＣＲとの併用方式を示すブロック図
である。 第５図は電解槽の電圧−電流特性を示す図、第６図Ａ及
びＢは本発明に係る電解電力供給方法のブロック図、第
７図は本発明の方法により電解電力を供給した場合に電
解槽に印加される電圧波形の一例を示す図である。
すブロック図、第２図は従来のＩＶＲ方式の電解電力供
給方法を示すブロック図、第３図は従来のＳＣＲ方式の
電解電力供給方法を示すブロック図、第４図は従来の変
圧器タップ切替とＳＣＲとの併用方式を示すブロック図
である。 第５図は電解槽の電圧−電流特性を示す図、第６図Ａ及
びＢは本発明に係る電解電力供給方法のブロック図、第
７図は本発明の方法により電解電力を供給した場合に電
解槽に印加される電圧波形の一例を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 変圧器で変圧された交流出力をシリコン制御整流器
で整流する主電源回路により主電力を供給すると共に、
下記（１）又は（１１）の補助電源回路により分解電圧
より少し高い電圧の補助電力を供給し、前記主電源回路
と補助電源回路とを直流側で並列に接続して直流電力を
電解槽に供給することを特徴とする電解設備の電解電力
供給方法。 （１）：前記変圧器の二次出力、二次中間タップ出力あ
るいは三次出力を整流してつくる補助電源回路。 （ｉｉ） ：前記変圧器とは別に設けた変圧器、誘導電
圧調整器またはスライダックにより変圧された交流出力
をシリコン整流器で整流する補助電源回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53108161A JPS5839917B2 (ja) | 1978-09-05 | 1978-09-05 | 電解設備の電解電力供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53108161A JPS5839917B2 (ja) | 1978-09-05 | 1978-09-05 | 電解設備の電解電力供給方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5534684A JPS5534684A (en) | 1980-03-11 |
| JPS5839917B2 true JPS5839917B2 (ja) | 1983-09-02 |
Family
ID=14477500
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53108161A Expired JPS5839917B2 (ja) | 1978-09-05 | 1978-09-05 | 電解設備の電解電力供給方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5839917B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5312798A (en) * | 1976-07-22 | 1978-02-04 | Tokuyama Soda Co Ltd | Electrolyzing eqiupment for aqueous solution of alkali metal salt |
-
1978
- 1978-09-05 JP JP53108161A patent/JPS5839917B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5312798A (en) * | 1976-07-22 | 1978-02-04 | Tokuyama Soda Co Ltd | Electrolyzing eqiupment for aqueous solution of alkali metal salt |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5534684A (en) | 1980-03-11 |
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