JPS5839792Y2 - スプレ−ガン - Google Patents

スプレ−ガン

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Publication number
JPS5839792Y2
JPS5839792Y2 JP5043777U JP5043777U JPS5839792Y2 JP S5839792 Y2 JPS5839792 Y2 JP S5839792Y2 JP 5043777 U JP5043777 U JP 5043777U JP 5043777 U JP5043777 U JP 5043777U JP S5839792 Y2 JPS5839792 Y2 JP S5839792Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
inner tube
spray gun
coating liquid
rod
tube
Prior art date
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Expired
Application number
JP5043777U
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English (en)
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JPS53144853U (ja
Inventor
勤 山田
政夫 矢嶋
Original Assignee
三菱化学株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスプレーガンに関する。
詳しくは、長尺小口径管内面への塗液噴霧に好適なスプ
レーガンに関する。
従来から、微粒子樹脂の懸濁液または塗料等の塗液を圧
力空気によって噴霧して対象物に塗布する器具、すなわ
ちスプレーガンは一般に使用されている。
しかして、このスプレーガンの一般的な構造は、単なる
丸棒の進退杆を芯として、同心的にこれを内包する内管
および同様にこの内管を内包する外管からなる導入部を
経て、進退杆、内管および外管がそれぞれスーパー合せ
となっているノズル部から圧力空気および塗液を噴出さ
せるようにしたものである。
このようなスプレーガンにおける導入部では、塗液およ
び圧力空気を流通させるために、進退管、内管および外
管は各々互いに接触せず、適宜の空間を隔てて配置され
ているにすぎない。
したがって、このようなスプレーガンでは、塗液を噴霧
しないときは進退杆の基部に通常のバネ力を作用させて
テーパー合せとなっているノズル部における塗液流通路
を封鎖するが、このとき進退杆に圧縮応力が生じる。
導入部を長くした場合、すなわち進退杆、内管および外
管を長くした場合に、極端な場合、その圧縮応力によっ
て、進退杆が塑性変形して曲がりすなわち座屈を起こし
、したがってノズル部の制御が不確実になり、例えば塗
液流通路を封鎖しようとしても塗液がノズル部から漏出
してしまうことがある。
さらに、導入部を長くすることにより、自重による曲り
、たわみが生じ、スプレーガンの作動も良好ではない。
しかしてこのような現況をふまえて、市販のスプレーガ
ンは外管の内径が6〜15mm内外、ノズル部先端から
導入部末端の長さが90〜200 mm内外程度のもの
しか提供されておらず、その使用範囲が限られていた。
本考案者らは、このような従来のスプレーガンの欠点を
解消し、もつと長尺にしてもノズル部の制御が確実に行
なえ、その他の不都合も何ら生じないスプレーガンを提
供することを目的とし鋭意検討した結果、塗液および圧
力空気を先端のノズル部に導入する部位、すなわち導入
部の改良を行なうことにより、その目的が達成し得るこ
とを知見し本考案に到達した。
すなわち本考案の要旨は、進退杆を芯として、同心的に
これを内包する内管および゛同様にこの内管を内包する
外管からなる導入部を経て2ノズル部から圧力空気およ
び塗液を噴出するスプレーガンにおいて、その導入部に
おける進退杆と内管との間に、それらの長手方向に亙っ
て複数本の溝を設けることにより塗液流通路を形成し、
該複数本の溝間の進退杆外側部と内管内側部とは進退杆
は進退可能であるが、互いに密接した状態とし、また導
入部における内管と外管との間にそれらの長手方向に亙
って複数本の溝を設けることにより圧力空気流通路を形
成し、該複数本の溝間の内管外側部と外管内側部とは互
いに密接した状態としたことを特徴とするスプレーガン
に存する。
以下、本考案を例示した図面に基いてさらに詳細に説明
するに、第1図は本考案のスプレーガンの全体の一部縦
断側面図、第2図はノズル部の拡大部分断面図、第3図
は第1図におけるA−A’線に沿う導入部の断面図、第
4図は従来のスプレーガンの導入部を第3図と同様に切
断した断面図をそれぞれ示す。
1はスプレーガン主体であり、その前端には結合環2お
よび挟圧環3の各々が螺合されており、これらの螺合に
より外管4の後端部が挟圧固定されている。
この外管4は、その前端壁5の中央部に透孔6が穿設さ
れており、さらに前端壁5の前方一部に設けられた突起
部7には、導孔8が、その最前端の孔断面の軸線が前記
外管の軸線方向と斜前方に於て交るように偏向して穿設
されている。
9は前記外管4に同心的に内包される内管である。
この内管9は、その基部がスプレーガン主体1にネジ止
め等の適宜の手段により固定されており、また先端細径
部10は、第2図に示すように前記外管4の前端壁5の
透孔6に同心的に遊嵌して噴霧空気の環孔を形成してい
る。
さらに、内管9の先端細径部10を除く先端部は、前記
外管4の先端部の内周面とテーパー合せになっており、
後述する進退杆の先端部の外周面と、この内管9の先端
部の内周面とのテーパー合せを包括してスプレーガンに
おけるノス゛ル部を構成する。
本考案でいう導入部とは、スプレーガン主体1側から供
給されてくる塗液および圧力空気をノズル部から噴出す
るまでの途中の過程であり、外管4、内管9および後述
する進退杆から構成されるものであって、便宜的に前述
のノズル部を除くものである。
しかして、この導入部における外管4と内管9とは互い
に密接しているとともに、双方の間には各々の長手方向
に亙って前記スプレーガン主体1に設置された空気供給
口11から供給された塗液噴霧に使用される圧力空気を
流通するための溝12が複数本形成されている。
外管4と内管9との密接度合は、双方の間隙が10〜5
00μ、好ましくは30〜200μになる程度である。
双方の間隙が10μより小さいと、導入部を長尺したと
きの微小な曲り、あるいは撓みにより、スプレーガンそ
のものの組立作業時、すなわち、外管4に対する内管9
の挿入作業すら困難になる。
逆に双方の間隙が500μより大きいと、密接度合が少
なすぎ、相互に、自重等による曲り、あるいは撓みに対
する強度の補強が行なえない。
また、タト管4と内管9との間の圧力空気流通路を形成
する溝12は圧力空気が流通し得えれば、例えば内管9
の外周面のみに直接設けること、逆に外管4の内周面の
みに直接設けること、あるいは外管4おび内管9に直接
交互に設ける等いかなる態様でも行なえるが、機械加工
等の容易さからいって、第1〜3図のように内管9の外
周面のみに直接設けることが一番好ましい。
さらに、圧力空気流通路を形成する溝12の配置および
その大きさは、なるべく偏向することなく、かつ極端に
溝12を大きくとりすぎて、断面二次モーメントを減少
させて、強度を低下させないように配慮し適宜決定する
13は前記内管9に同心的に内包される進退杆である。
この進退杆13は、空気供給口11より供給された作動
用圧力空気により、スプレーガン主体1の内部において
作動するピストン14にネジ止め等の適宜の手段により
固定されており、さらにこのピストン14の作動および
この外側に配置されたバネ15により、杆軸方向に進退
可能に設置されている。
この進退杆13の先端部はその外周面が先すぼまりのテ
ーパーが付いて針状になっていて、かつ塗液の流通を封
鎖できるように内管9の先端内周面に密着するようにな
っていて前述した如く、スプレーガンにおけるノズル部
を構成することになる。
さらに、導入部におけるこの進退杆13と前記内管9と
は、その対向面、すなわち進退杆外側部と内管内側部に
おいて密接しているとともに、双方の間には、前記スプ
レーガン主体1に設置された塗液供給器16から供給さ
れる塗液の流通用の溝17が形成されている。
進退杆13と内管9との密接度合は、前記した外管4と
内管9との関係と同しである。
とくに双方の間隙が10μよ’)小さいと、進退杆13
の進退操作が困難になる。
また、進退杆]3と内管9との間の塗液流通路を形成す
る溝17は塗液が流通し得れば、例えば進退杆13の外
周面のみに直接設けること、逆に内管9の内周面のみに
直接設けること、あるいは進退杆13および内管9に直
接交互に設ける等いかなる態様でも行なえるが、前述し
た外管4と内管9との間の関係に則して、第1〜3図の
ように進退杆13の外周面のみに直接設けることが一番
好ましい。
さらに、塗液流通路を形成する17の配置およびその大
きさも前記圧力空気流通路を形成する溝12を配慮して
決定されるが、とくに塗液の粘度が高いものほど溝17
をなるべく広く設けるようにする傾向を付ける。
このように構成されたスプレーガンの作動について述べ
るに、第1図に示したように、塗液噴霧前のスプレーガ
ンに、空気供給口11から供給された作動用圧力空気に
より、ピストン14をバネ15の反発力に抗して押し付
ける。
すると、このピストン14に固定された進退杆13が後
退し、その先端部における塗液流通の封鎖を解除するこ
とになる。
このとき、前記空気供給口11から供給された塗液噴霧
用の圧力空気は、外管4と内管9との間の圧力空気流通
路を形成する溝12を経て、ノズル部における導孔8お
よび環孔から高速で噴出される。
こうすることにより、ノズル部の前端近傍において減圧
状態になり、塗液供給器16から供給され、かつ進退杆
13と内管9の間に形成された塗液流通路を形成する溝
17およびノズル部を経て、塗液が吸引噴霧されるので
ある。
このとき、スプレーガン主体1の後端に螺着し、かつそ
の主体1内部に同心的に挿入される挿入突起18を中心
部に有する進退調整具19を設け、この進退調整具19
のスプレーガン主体1に対する螺合具合により、前記進
退杆13の後退時の規制が行なえるので、ノズル部にお
ける塗液流通用の空間の開きすぎを防止でき、もって塗
液噴霧量の調整手段となり得るので、これを設けておく
ことが好ましい。
以上詳述したとおり、本考案は、従前のスプレーガンの
構造と異なり、ノズル部に至る途中の導入部において、
進退杆、内管、および外管を互いに密接させ、かつ進退
杆と内管との間に塗液流通路を形成する溝を、また内管
と外管との間に圧力空気流通路を形成する溝をそれぞれ
形成させた構造であるから、塗液および圧力空気の噴出
は従前どおり何ら支障なく行なえることは勿論のこと、
進退杆、内管および外管の3者が互いに密接しているの
で断面二次モーメントが極めて大きくなり、したがって
進退杆の座屈あるいは自重による曲げあるいはたわみに
対する強度が向上される。
そのため、従来のスプレーガンに比べてきわめて長尺な
導入部を形成することが可能となり、とくに長尺小口径
内面への塗液噴霧に極めて好適なスプレーガンとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスプレーガンの全体の一部縦断側面図
、第2図はノズル部の拡大部分断面図、第3図は第1図
におけるA−A’線に沿う導入部の断面図、第4図は従
来のスプレーガンの導入部を第3図と同様に切断した断
面図をそれぞれ示す。 1・・・・・・スプレーガン主体、4・・・・・・外管
、9・・・・・・内管、12・・・・・・圧力空気流通
路を形成する溝、13・・・・・・進退杆、17・・・
・・・塗液流通路を形成する溝。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)進退杆を芯として、同心的にこれを内包する内管
    および同様にこの内管を内包する外管からなる導入部を
    経てノズル部から圧力空気および塗液を噴出するスプレ
    ーガンにおいて、その導入部における進退杆と内管との
    間に、それらの長手方向に亙って複数本の溝を設けるこ
    とにより塗液流通路を形威し、該複数本の溝間の進退杆
    外側部と内管内側部とは進退杆は進退可能であるが互い
    に密接した状態とし、また導入部における内管と外管と
    の間にそれらの長手方向に亙って複数本の溝を設けるこ
    とにより圧力空気流通路を形威し、該複数本の溝間の内
    管外側部と外管内側部とは互いに密接した状態としたこ
    とを特徴とするスプレーガン。
  2. (2)実用新案登録請求の範囲第1項記載のスプレーガ
    ンにおいて、塗液流通用の溝は進退杆側に形成し、また
    圧力空気用の溝は内管側に形成したことを特徴とするス
    プレーガン。
JP5043777U 1977-04-21 1977-04-21 スプレ−ガン Expired JPS5839792Y2 (ja)

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JP5043777U JPS5839792Y2 (ja) 1977-04-21 1977-04-21 スプレ−ガン

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JP5043777U JPS5839792Y2 (ja) 1977-04-21 1977-04-21 スプレ−ガン

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JPS53144853U JPS53144853U (ja) 1978-11-15
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JP5043777U Expired JPS5839792Y2 (ja) 1977-04-21 1977-04-21 スプレ−ガン

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DE2922115A1 (de) * 1979-05-31 1980-12-04 Collardin Gmbh Gerhard Verfahren zur erzeugung von konversionsschichten auf metalloberflaechen im spritzverfahren

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JPS53144853U (ja) 1978-11-15

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