JPS5839627Y2

JPS5839627Y2 - 電熱式ポツト

Info

Publication number: JPS5839627Y2
Application number: JP1978163310U
Authority: JP
Inventors: 陽三根; 譲杉崎; 政雄池田; 清八渡辺
Original assignee: 東芝熱器具株式会社
Priority date: 1978-11-28
Filing date: 1978-11-28
Publication date: 1983-09-06
Also published as: JPS5579930U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は電熱ヒータによって収容体に収容された水を加
熱する電熱式ポットに関する。

一般に、従来の電熱式ポットは、使用時にケースに設け
られた把手を持って、このケースを傾けて注湯する構成
であるため、魔法びんなどのポットに比べて貯湯容積を
小さくシ、軽量化することによって注湯しやすいように
している。

そのため、わずかな使用によってすぐに湯がなくなって
しまうという不便がある。

そこで、近時、電熱式ポットにおいて、貯湯容積を大き
くするとともにエアーポンプを設けることにより、ケー
スを傾けずに給湯することができるようにすることが考
えられている。

その場合、ケースが自由に回転し、このケースに設けら
れた注湯口を任意の方向に向けることができるようにす
れば非常に便利であるが、電熱式ポットにおいては、ケ
ース内に設けられた電熱ヒータに給電するためにコード
が接続されるから、ケースを単に回転自在な構成とした
だけでは、上記コードがケースに巻き付いてしまうとい
う問題が生じる。

本考案は上記事情にもとづきなされたもので、その目的
とするところは、電熱式ボッＩ・において、コードがケ
ースに巻き付くようなことなくこのケースを自由に回転
させることか゛で゛きるようにした非常に便利な電熱式
ポットを提供することにある。

以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。

図中１は上面が開口した有底筒状のケースである。

このケース１の上面には、中央部分に栓２が嵌合された
給水口３を有する中蓋４がケース１の上面開口部分を閉
塞するよう取着されている。

この中蓋４には、外蓋５が接合するよう開閉自在に連結
されている。

また、中蓋４の下面側周辺部には、断面り字状をなした
リング状の押え体６が取着され、この押え体６と中蓋４
の下面とで有底筒状に形成された金属製の収容体７がそ
の上端縁に形成された７ランジ８をバッキング９を介し
て気密に挾持されてケース１内に保持されている。

また、収容体７内には下部導管１０が垂直に設けられ、
この下部導管］０は上記中蓋４に気密に取着された上部
導管１１の一端に接続され、この上部導管１１の他端は
上記中蓋４に形成された注湯口１２に臨左でいる。

また、上記外蓋５には、下面が上記栓２と密着する載置
板１３が一体形成されていて、この載置板１３の上面に
はエアーポンプを形成するベローズ１４が設けられてい
る。

このベローズ゛１４には、内部に第１のばね１５が収容
されているとともに上端には押え板１６が取着されてい
る。

さらに、外蓋５の」二面には取付孔１７が穿設され、こ
の取付孔１７には、押し体１８が」二下動自在に遊挿さ
れている。

この押し体１８と上記押え板１６との間には第２のはね
１つか一般けられ、押し体１８を突出方向に付勢してい
る。

また、押し体１８には、上記押え板１６に穿設された第
１の透孔２０と離間対向した突体２１が設けられている
。

そして、押し体１８を押圧すると、その突体２１によっ
て上記第１の透孔２０を閉塞してベローズ１４が圧縮さ
れるようになっている。

したか−って、ベローズ１４内の空気が上記載置板１３
に穿設された第２の透孔２２および栓２に穿設された第
３の透孔２３から収容体７内に噴出してこの収容体７に
収容された水を加圧するため、収容体７内の水は下部導
管１０を介して上部導管１１から吐出される。

なお、収容体７の外周面下端部には電熱ヒータ２４が付
設されていて、このヒータ２４によって収容体７内の水
が加熱されるようになっている。

また、上記ケース１はベース２５上に載置されている。

このベース２５の上面周辺部にはレール２６が設けら！
Ｌこのレール２６には上記ケース１の底面に突設された
力４１体２７が摺動自在に嵌合している。

したがって、ケース１はベース２５上で回転自在となっ
ている。

また、ベース２５の側面には、電源からのコード２８が
接続される接続部２９が設けられ、この接続部２９にコ
ード２８を接続することにより、後述する給電機構３０
を介して上記電熱ヒータ２４が加熱されるようになって
いる。

上記給電機構３０は、ベース２５の底面中央に立設され
た絶縁材料からなる支持体３１に取着された円板状の導
電材料によって形成された第１の導電体３２およびこの
第１の導電体３２よりも小径な第２の導電体３３と、上
記ケース１の底面に一端を電気的に絶縁して取着し他端
を上記第１の導電体３２および第２の導電体３３にそれ
ぞれ接触させた第１、第２の接触子３４．３５とから構
成されている。

そして、第１、第２の導電体３２、３３と上記接続部
２９および上記第１、第２の接触子３４．３５と上記電
熱ヒータ２４とは、それぞれリード線３６・・・・・・
によって電気的に接続されている。

なお、図中３７は、上記ケース１に設けらＩ％た把手で
ある。

しかして、上記構成によれば、外蓋５から突出した押し
体１８を押圧すれば、中蓋４に形成された注湯用２から
熱湯を得ることができるものであるが、注湯時に注湯口
１２の向きを変えたい場合がある。

そのような場合には、ケース１がベース２５上に回転自
在に設けられているから、このケース１をベース２５上
で回転させれば、上記注湯口１２を所望する方向に向け
ることかで゛きる。

そして、この時、電源からのコード２８が接続された接
続部２９が設けられたベース２５が回転しないから、上
記コード２８がベース２５やケース１に巻き付いて電源
から外れるようなことがない。

しかも、ケース１を回転させても、給電機構３０により
電熱ヒータ２４への給電が確実に行なえる。

なお、本考案は上記一実施例に限定されず、たとえば上
記一実施例では給湯する手段としてエアーポンプを用い
たが、電動ポンプであってもよく、給湯する手段はなん
ら限定されるものでない。

以上述べたように本考案によれば、外面に電熱ヒータを
付設し内部に水が収容される収容体をケースに保持し、
このケースをベース上に回転自在に設けたから、ケース
を自由に回転させて給湯位置を所望する方向に向けるこ
とか゛できるので便利である。

また、電源に接続される接続部を上記ベースに設けたか
ら、給湯位置を変えるためにケースを回転させても、電
源と接続部とを接続するコードが従来のようにケースに
巻き付くことがない。

しかも、接続部から電熱ヒータへの給電は、給電機構を
介して行なうようにしているから、ケースとともに回転
する電熱ヒータへ確実に給電できるまた、ベースに設け
られたレールに、ケースに設けられたガイド体が回転自
在に嵌合しているから、上記ケースをベース上で安定し
た状態で円滑に回転させることができるなどの利点を有
する。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一轍施例を示すもので、第１図は概略的
構成を示す縦断面図、第２図は給電機構の斜視図である
。１・・・・・・ケース、７・・・・・・収容体、１０．
１１・・・・・・導管、１４・・・・・・ベローズ（ポ
ンプ機構）、２４・・・・・・電熱ヒータ、２５・・・
・・・ベース、２９・・・・・・接続部、３０・・・・
・・給電機構、３２゜３３・・・・・・導電体、３４
、３５・・・・・・接触子。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

ベースと、このベースの上面周辺部に設けられたレール
と、下面周辺部にガイド体が突設されこのガイド体を上
記レールに嵌合させて回転自在に設けられたケースと、
このケースに保持され内部に液体が収容される収容体と
、この収容体の外面に付設され収容体内の液体を加熱す
る電熱ヒータと、上記ケースに一体的に設けられ上記電
熱ヒータと電気的に接続された接触子および上記ベース
に一体的に設けられ上記接触子が電気的に接触した円板
状の導電体とからなる給電機構と、上記ベースに設けら
れ電源に接続されて上記給電機構を介して電熱ヒータに
給電する接続部とを具備した電熱式ポット。