JPS5839425Y2 - ジセイタイケンシユツソウチ - Google Patents
ジセイタイケンシユツソウチInfo
- Publication number
- JPS5839425Y2 JPS5839425Y2 JP1975127647U JP12764775U JPS5839425Y2 JP S5839425 Y2 JPS5839425 Y2 JP S5839425Y2 JP 1975127647 U JP1975127647 U JP 1975127647U JP 12764775 U JP12764775 U JP 12764775U JP S5839425 Y2 JPS5839425 Y2 JP S5839425Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protection plate
- spacer
- magnetoresistive element
- lead wire
- deformation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、インジウムアンチモナイドInSb 。
インジウム砒素InAs等高移動度半導体を用いた磁気
抵抗素子にバイアス磁界を加え、この磁界内を横切る磁
性体を検出する磁性体検出装置に関する。
抵抗素子にバイアス磁界を加え、この磁界内を横切る磁
性体を検出する磁性体検出装置に関する。
この種磁性体検出装置は、磁気印刷物の読み取りや紙幣
の識別装置に使用される。
の識別装置に使用される。
しかしながら少なくともInSbはピエゾ効果があるこ
とは周知であり(例えば森北出版■発行、高橋清氏著に
なる書籍「半導体工学」(昭和50年8月1日第1版第
1刷発行)に記載されている)。
とは周知であり(例えば森北出版■発行、高橋清氏著に
なる書籍「半導体工学」(昭和50年8月1日第1版第
1刷発行)に記載されている)。
磁気抵抗素子としてInSbを使用するとそのピエゾ効
果のため凹凸の多い被検出物の検出の際には、素子に圧
力が加わりピエゾ抵抗信号を生じ雑音の発生原因となっ
ている。
果のため凹凸の多い被検出物の検出の際には、素子に圧
力が加わりピエゾ抵抗信号を生じ雑音の発生原因となっ
ている。
通常かかるピエゾ抵抗信号による雑音は、信号が0.1
mV(7)とき、1.0mV程度と10倍の値となるこ
ともあり検知信号の検出は不可能となる。
mV(7)とき、1.0mV程度と10倍の値となるこ
ともあり検知信号の検出は不可能となる。
第1図は、正常な検知信号A及びピエゾ抵抗信号Bの波
形例を示し、信号Bの波形によっては、正常な検知信号
と判断したり、或は信号A。
形例を示し、信号Bの波形によっては、正常な検知信号
と判断したり、或は信号A。
Bが重なって出力された場合には、信号Aの判読が不可
能となる。
能となる。
この種装置が使用される例えば紙幣識別装置では、高い
検知精度が要求されるため前述のような欠点は致命的で
ある。
検知精度が要求されるため前述のような欠点は致命的で
ある。
これに対処すべ〈従来第2図に示す構成のものが知られ
ている(例えば実願昭50−125212号に記載され
ている)。
ている(例えば実願昭50−125212号に記載され
ている)。
すなわち被検出体1が摺動する保護板2と一対の磁気抵
抗素子3,3の間にスペーサ4により、一定の空隙を設
け、保護板2から素子3.3への振動、圧力等機械的衝
撃が伝わらない構造としたものである。
抗素子3,3の間にスペーサ4により、一定の空隙を設
け、保護板2から素子3.3への振動、圧力等機械的衝
撃が伝わらない構造としたものである。
素子3,3は、上記空隙に配されたリード線7.7によ
り、永久磁石6表面に形成された配線基板(図示せず)
に連結される。
り、永久磁石6表面に形成された配線基板(図示せず)
に連結される。
しかしながらかかる構成の場合でも強い力が加わったと
き保護板2は変形し、リード線7さらに磁気抵抗素子3
,3に接触する惧れがある。
き保護板2は変形し、リード線7さらに磁気抵抗素子3
,3に接触する惧れがある。
こに点につきさらに詳しく説明する。
この種装置の検出感度は、被検出体4と磁気抵抗素子3
,3間距離lの3乗(13)に逆比例する。
,3間距離lの3乗(13)に逆比例する。
それ故lを極小にする必要があり、この値は、約0.2
ないし0.3關に設定される。
ないし0.3關に設定される。
即ち保護板4の厚みは、強度を考慮して約0.1 m*
程度に設計され、また保護板4裏面と素子3,3表面と
の間の距離は、0,1ないし0.2 mm程度必要であ
る。
程度に設計され、また保護板4裏面と素子3,3表面と
の間の距離は、0,1ないし0.2 mm程度必要であ
る。
保護板4は、装置の使用時間が長くなるにつれて摩耗す
るから撓み易くなり、まず下方のリード線7,7に接触
する。
るから撓み易くなり、まず下方のリード線7,7に接触
する。
保護板2が、燐青銅或はべIJ IJウム銅等の金属で
形成されていれば、リード線7,7との接触により両者
が短絡し検知不能となる。
形成されていれば、リード線7,7との接触により両者
が短絡し検知不能となる。
また保護板2が樹脂等絶縁物質で形成されている場合に
は、外力はこのリード線7,7を介して素子3,3に加
わるからピエゾ抵抗信号が発生し、検知動作は不可能と
なり、リード線7,7への外力の付加は、リード線7,
7の断線の原因にもなる。
は、外力はこのリード線7,7を介して素子3,3に加
わるからピエゾ抵抗信号が発生し、検知動作は不可能と
なり、リード線7,7への外力の付加は、リード線7,
7の断線の原因にもなる。
さらにリード線7,7配設部分以外の箇所に払・て、保
護板4が直接素子3,3に接触する可能性もあり、この
場合も当然ピエゾ抵抗信号により正確な検知動作は不可
能となる。
護板4が直接素子3,3に接触する可能性もあり、この
場合も当然ピエゾ抵抗信号により正確な検知動作は不可
能となる。
具体例をあげると、紙幣の識別装置にあっては、数10
万回の識別動作で、前述の現象を生じ動作不能となるこ
とが確認されている。
万回の識別動作で、前述の現象を生じ動作不能となるこ
とが確認されている。
なお図中5は素子3,3を形成したペレットである。
本考案は、上述の欠点を解消すべくなされたもので以下
第3図a、bについて一実施例を説明する。
第3図a、bについて一実施例を説明する。
なお同図aでは、保護板2を除いた状態の平面図を示す
。
。
また第1図と同一部分には同一符号を付す。
図中8はペレット5の略中央、素子3,3の中間の領域
に素子3,3と重ならないよう貼着された変形阻止体で
ある。
に素子3,3と重ならないよう貼着された変形阻止体で
ある。
この変形阻止体8は、保護板2と素子3,3の空隙と同
程度、またはそれ以上の厚みを有し、かつリード線7,
7の頂部までの高さよりも厚く形成されてなり、保護板
2に外力が加わったときこれを下方から支持し、これ以
上の変形を阻止する。
程度、またはそれ以上の厚みを有し、かつリード線7,
7の頂部までの高さよりも厚く形成されてなり、保護板
2に外力が加わったときこれを下方から支持し、これ以
上の変形を阻止する。
これにより保護板2がリード線7,7及び/若しくは素
子3,3に接触する惧れはなく、リード線7.7の短絡
事故はなくなり、またピエゾ抵抗信号の発生も皆無とな
る。
子3,3に接触する惧れはなく、リード線7.7の短絡
事故はなくなり、またピエゾ抵抗信号の発生も皆無とな
る。
第4図a、bは、本考案他の実施例を示し、保護板2の
略中央、素子3,3の中間に位置する部位に、プレス等
の方法により溝状の変形阻止体8′を形成したものであ
る。
略中央、素子3,3の中間に位置する部位に、プレス等
の方法により溝状の変形阻止体8′を形成したものであ
る。
この阻止体8′の深さも、保護板2と素子3,3面の空
隙の厚さに形成される。
隙の厚さに形成される。
このようにすれば、保護板2に受けた圧力変動は、2つ
の素子2,2間領域で吸収され、ピエゾ信号は発生しな
い。
の素子2,2間領域で吸収され、ピエゾ信号は発生しな
い。
以上のように本考案によれば、磁性体が摺動する保護板
と、磁気抵抗素子との間に、保護板の変形を防ぐ変形阻
止体を配置したものであるから、保護板に生じる圧力変
動による変形は、リード線及び/若しくは磁気抵抗素子
に伝わらず、したがって、リード線の短絡或はピエゾ抵
抗信号の発生は防止される。
と、磁気抵抗素子との間に、保護板の変形を防ぐ変形阻
止体を配置したものであるから、保護板に生じる圧力変
動による変形は、リード線及び/若しくは磁気抵抗素子
に伝わらず、したがって、リード線の短絡或はピエゾ抵
抗信号の発生は防止される。
それ故特に紙幣識別装置等高精度の検出動作を要求され
る装置に適用されて充分使用に耐えることができる。
る装置に適用されて充分使用に耐えることができる。
第1図は、磁性体検出装置にて得られる正常な信号波形
A及びピエゾ抵抗信号Bを示す波形図、第2図は、従来
例断面図、第3図aは、本考案−実施例磁性体検出装置
の平面図で保護板を除いた状態を示す。 第3図すは、a図I−1断面図、第4図aは本考案他の
実施例平面図、第4図すは、a図■−出所面図である。 1・・・・・・被検出体、2・・・・・・保護板、3,
3・・・・・・磁気抵抗素子、4・・・・・・スペーサ
、5・・・・・・ペレット、6・・・・・・永久磁石、
7,7・・・・・・リード線、8,8′・・・・・・変
形阻止体。
A及びピエゾ抵抗信号Bを示す波形図、第2図は、従来
例断面図、第3図aは、本考案−実施例磁性体検出装置
の平面図で保護板を除いた状態を示す。 第3図すは、a図I−1断面図、第4図aは本考案他の
実施例平面図、第4図すは、a図■−出所面図である。 1・・・・・・被検出体、2・・・・・・保護板、3,
3・・・・・・磁気抵抗素子、4・・・・・・スペーサ
、5・・・・・・ペレット、6・・・・・・永久磁石、
7,7・・・・・・リード線、8,8′・・・・・・変
形阻止体。
Claims (1)
- 永久磁石の一磁極面上に載置した磁気抵抗素子と、該素
子周囲にこれを囲繞して配設した前記素子の厚さより厚
いスペーサと、該スペーサ上に載置され前記素子との間
に一定空隙を保持して固定された保護板と、前記空隙に
配されたリード線とを備え、前記保護板の表面にて磁性
体を摺動させこれを検出する磁性体検出装置において、
前記保護板の変形により生ずる保護板と上記リード線及
び/若しくは磁気抵抗素子間の接触を防止すべく外力付
加時少なくとも前記磁気抵抗素子上前記リード線頂部に
到る間隙を確保する保護板の変形阻止体を形成したこと
を特徴とする磁性体検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975127647U JPS5839425Y2 (ja) | 1975-09-16 | 1975-09-16 | ジセイタイケンシユツソウチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1975127647U JPS5839425Y2 (ja) | 1975-09-16 | 1975-09-16 | ジセイタイケンシユツソウチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5240776U JPS5240776U (ja) | 1977-03-23 |
JPS5839425Y2 true JPS5839425Y2 (ja) | 1983-09-05 |
Family
ID=28608042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1975127647U Expired JPS5839425Y2 (ja) | 1975-09-16 | 1975-09-16 | ジセイタイケンシユツソウチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5839425Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4315640Y1 (ja) * | 1966-04-20 | 1968-06-29 |
-
1975
- 1975-09-16 JP JP1975127647U patent/JPS5839425Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4315640Y1 (ja) * | 1966-04-20 | 1968-06-29 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5240776U (ja) | 1977-03-23 |
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