JPS5839209B2 - 板幅端部欠陥に起因する薄板の破断防止方法 - Google Patents

板幅端部欠陥に起因する薄板の破断防止方法

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JPS5839209B2
JPS5839209B2 JP94879A JP94879A JPS5839209B2 JP S5839209 B2 JPS5839209 B2 JP S5839209B2 JP 94879 A JP94879 A JP 94879A JP 94879 A JP94879 A JP 94879A JP S5839209 B2 JPS5839209 B2 JP S5839209B2
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JP
Japan
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thin steel
plate
roll
sheet
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JP94879A
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哲雄 江藤
武彦 石井
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はロールによって送られあるいは加工が加えられ
る薄鋼板例えばブリキ原板等の板幅端部(通称エツジ)
の欠陥を検出してこの端部欠陥に起因する搬送中の薄板
の破断を防止する方法に関する。
一般に帯状の薄鋼板(ストリップ)は転炉、電気炉等通
常の溶解炉で精練された溶鋼を造塊分塊あるいは連続鋳
造により鋼片とした後に熱間圧延更には冷間圧延処理を
施して製造されるが、薄鋼板例えばブリキ原板を製造す
る場合にあっては熱間圧延以降に更に酸洗、冷間圧延、
電清、連続焼鈍、調質圧延およびメッキ処理など多くの
工程を経て製造される。
薄板製造においてはコストダウンのために操業速度の高
速化や省力化が進められており、これが種々の問題を惹
起することとなっている。
その−として処理工程途中における薄板の破断がある。
薄鋼板の圧延工程において素材の板幅端部の材質が不均
一であったり、介在物が存在しているものあるいは圧延
用ロールのクラウンが不適切であるなどの原因があると
、薄鋼板の板幅端部に割れ欠陥や穴あき欠陥が発生し、
この欠陥が圧延工程のみならずその後の工程においても
鋼板の円滑な通板性を阻害し板破断の原因となっている
つまり、端部の割れや大部分に応力集中が起こったり、
ロールにかみ込まなかったりして薄板が裂は途中で切れ
てしまうのである。
破断が起きてしまえば30分〜1時間前後は機械を止め
なくてはならないし、焼鈍炉内であれば更に長く1〜2
時間は機械を止めなくてはならず無視できる問題ではな
い。
そこで、この薄板の破断を防止するため現状では板幅端
部の欠陥を目視により事前検査しているが、操業速度の
高速化や省力化のため作業者による検査では完全に防止
することは不可能である。
本発明は、上述した薄鋼板の破断を防止することを目的
とするもので、斯かる目的を達成する本発明の構成は、
薄鋼板の板幅を非接触式板幅計で測定しこの測定値と前
記板幅計をすでに通過した直後の薄鋼板の一定範囲内に
おける平均板幅どを比較してその偏差値の大きさによっ
て板幅端部の割れや穴あきの欠陥を走間検出すると共に
、この偏差値がロール退避基準欠陥値より大きいときに
は鋼板の通板速度との相関関係から欠陥部の通過位置を
割出し接触ロールへ欠陥部が送り込まれる直前にこの接
触ロールを急速退避させることを特徴とする。
以下本発明方法を図面に示す具体例に基づいて詳細に説
明する。
第1図に比較的薄鋼板の横ぶれ(ウオーク)が少ない処
理工程の場合について構成した具体例を説明する。
この場合、薄鋼板が蛇行しないので画板幅端部を単独に
スキャニング検査していく方式が可能である。
つまり、実際には両端間の板幅を測定するのではなく、
平均的板幅端部位置を想定しこれよりどの位実際の板幅
端部位置が外れるかによって欠陥部の有無を検出するの
である。
板幅端部の位置は、端部位置検出のための受光素子3、
光電変換回路4および板幅端部位置演算回路5で構成さ
れる既存の光学式リニアレイ方式の板幅検出装置(非接
触式ディジタル板幅計)によって薄鋼板2を隔てて対応
する位置に設置されている光源1からの光を受けて検出
される。
勿論、池の検出方式例えばマグネスケール方式などでも
可能である。
この板幅検出装置において検出された板幅端部の位置は
、平均板幅端部位置演算回路6と比較判定回路7とに電
気信号化されて入力される。
前記平均板幅端部位置演算回路6は、板幅測定位置をす
でに通過した直後の薄鋼板2の一定範囲内における平均
板幅端部位置を算出するもので、具体的には非接触式デ
ィジタル板幅計によって測定された計測データのうち最
も新しい1ヶ以上(通常50〜200ケ)のデータの平
均値を算出する。
板幅端部位置が大きく変化する欠陥部の計測データの該
回路6への入力は除外され平均板幅端部位置を誤まらせ
ないように設けられている。
該回路6で得られた平均板幅端部位置すなわち想定板幅
は比較判定回路7に入力される。
比較判定回路7は、板幅検出装置の測定値と平均板幅端
部位置とを演算し、その偏差値があらかじめ当該回路7
に設定されたロール退避基準欠陥値8と比較して大きい
場合に欠陥信号を退避信号出力タイミング演算回路9へ
向けて出力するものである。
退避信号出力タイミング演算回路9は、池の測定手段に
よって検出された薄鋼板2の通板速度10に基づいて欠
陥部が接触ロール(図示省略)に到達する直前に比較判
定回路1から入力された欠陥信号をロール退避信号11
として出力するタイミングを演算するものである。
板幅測定位置から接触ロールまでの距離があらかじめ設
定されており、これに薄鋼板2の通板速度10が測定さ
れているので板幅測定位置を通過した欠陥部が接触ロー
ルに到達するに要する時間は容易に割出せる。
また、該回路9は、接触ロールがいくでもある場合には
そのロール数だけロール退避信号を出力するように設け
られている。
尚、反対側の端部にも同様の回路が設置さへ欠陥部の検
出そして接触ロールへの退避信号の発信が行なわれる。
したがって、欠陥部が板幅検出装置を通過した際には板
幅すなわち板幅端部位置が急激に変化し測定値が大きく
変わるので比較判定回路7において欠陥部の存在が検出
され、欠陥信号が退避信号出力タイミング演算回路9に
送られる。
そして、ここでタイミングを見計らってロール退避信号
11が出され欠陥部が通過する間だけ該当する接触ロー
ルを欠陥部が送り込まれる直前に急速退避させる。
依って、接触ロールに欠陥部が引っ掛かったり、急激な
応力集中が起こったりすることがないのでこの欠陥部に
おける薄鋼板の破断を防止できる。
第2図に薄鋼板2の横ぶれが多い工程若しくは薄鋼板の
板幅も同時に検出したい場合に用いる池の具体例を挙げ
て説明する。
この具体例が第1図に示す先の具体例と異なる点は、板
幅端部位置演算回路の後に板幅演算回路5′を組込み、
左右の受光素子3、光電変換回路4および板幅端部位置
演算回路5を介して得られた測定値から薄鋼板2の板幅
を演算することにある。
つまり、板幅演算回路5′において得られた板幅値を平
均板幅値と比較して欠陥部の有無を検出するのである。
第1図の具体例の場合薄鋼板2の横ぶれが少ないために
直接板幅の変化で欠陥部をとらえなくとも板幅端部位置
の変化で十分に検出することができるが、横ぶれが多い
場合には板幅の変化としてとらえないと横ぶれを欠陥部
の存在として検出する虞があるからである。
斯様に本発明の破断防止方法によれば、欠陥部の存在の
有無を自動的に検出すると共にこの検出結果と薄鋼板の
通板速度とに基づいて欠陥部が接触ロールに到達する直
前に該接触ロールを急速退避させる指令を出し、接触ロ
ール部分を欠陥部が通過する間だけ薄鋼板を挟み付けな
いようにしたので欠陥部における板破断を防止できる。
例えば、冷間圧延されむ薄鋼板を電気清浄(油おとし)
および焼鈍を連続して処理するブリキ用原板製造工程の
連続焼鈍ラインにおいては板幅端部の欠陥部分が電気清
浄セクションのブラシロールや押えロールに引っ掛かり
板破断トラブルの原因となり従来月に10〜15回の破
断トラブルが起こっていたが、本発明方法を上述の連続
焼鈍ラインに採用した場合破断トラブルの発生が月に3
〜4回程度に低減された。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る薄板の破断防止方法を具体化したブ
ロック図で、第1図は薄板の横ぶれが少ない場合、第2
図は薄板の横ぶれの多い場合の具体例を夫々示す。 図面中、1は光源、2は薄鋼板(スl−IJツブ)、3
.4.5および5′は非接触式板幅計(板幅検出装置)
を構成する受光素子、光電変換回路、板幅端部位置演算
回路および板幅演算回路、6は平均板幅端部位置(ある
いは平均板幅)演算回路、7は比較判定回路、8はロー
ル退避基準欠陥値、9は退避信号出力タイミング演算回
路、10は通板速度。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 圧延ないし熱処理等の各種処理を薄鋼板に加えるた
    めロールによって送りあるいは加工を加える薄鋼板の処
    理工程において、薄鋼板の板幅を非接触式板幅計で測定
    しこの測定値と前記板幅計をすでに通過した直後の薄鋼
    板の一定範囲内における平均板幅とを比較してその偏差
    値の大きさによって板幅端部の割れや穴あきの欠陥を走
    間検出すると共に、この偏差値がロール退避基準欠陥値
    より太きいときには鋼板の通板速度との相関関係から欠
    陥部の通過位置を割出し接触ロールへ欠陥部が送り込ま
    れる直前にこの接触ロールを急速退避させることを特徴
    とする薄板の破断防止古島
JP94879A 1979-01-11 1979-01-11 板幅端部欠陥に起因する薄板の破断防止方法 Expired JPS5839209B2 (ja)

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JPS5594712A JPS5594712A (en) 1980-07-18
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JPS59147506U (ja) * 1983-03-23 1984-10-02 三菱電機株式会社 超音波診断装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006241578A (ja) * 2005-03-07 2006-09-14 Jfe Steel Kk 金属帯の製造方法及び金属帯処理プロセスライン

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