JPS5838913B2 - ノリモノバツテリヨウノ チクデンチセル - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は乗物バッテリ、とくにＵポートバッテリの蓄電
池セルに関する。

鉛蓄電池の場合一般的に蓄電池セル容器の底に極板群の
正負極板が立つ台が配置される。

この台は主としてセル容器と同じ材料よりなり、セル容
器製造の際容器の固定成分としていっしょに成形される
。

バッテリにおける衝撃または振動は一般に装置面からセ
ルの底および台を介してセルの極板群に伝達される。

セル容器に使用される材料は限定された弾性しか有さな
いので、底から伝達された衝撃また。

は振動は緩衝されずに極板群に伝達される。それによっ
て極板群が破壊または損傷する。

非常に強い衝撃または振動にさらされる特殊なバッテリ
の場合これに基くセル内極板群の機械的応力は容器内に
組込まれたバッテリまたはバッテリの個々のセルをコイ
ルはねもしくは板はねまたは振動ゴム要素により支持す
ることによって緩和される。

この方法は非常に費用を要し、さらに付加的構造容積お
よび重量を必要とする。

本発明の目的はこれらの欠点を避け、外部から作用する
セル内部の衝撃および振動を緩和および緩衝する簡単で
有効な装置を含む蓄電池セルを開発することである。

この目的は正負極板をそれぞればね要素によりふたに対
して支持することによって解決される。

本発明により大きい重量のセルの場合セルの底部に極板
の脚が１部嵌まる孔を有する支持台が備えられ、その際
極板の脚および脚支持台の孔は異なるテーパを有する。

本発明により上部および下部ばね要素は対角線に配置さ
れる。

次に本発明を図面によって説明する。

第１図によれば相対する極性の極板群がセル容器１３に
配置され、極柱１は１部セル容器１３から突出する。

極柱１の首の周りに２つの半殻７が配置され、これらの
半殻はかぶさるスリーブ６によって固定される。

スリーブ６は比較的かたい伸びの性質を有する電解液に
対し安定な弾性プラスチックまたはゴムよりなる。

スリーブ６に比較約款い伸びの性質を有するゴムまたは
プラスチックのリング５が支持される。

この軟いリング５はセルのふた８の下面９および極柱１
に対しシールする。

セルのふた８の上部に同様比較的軟い伸びの性質を有す
る電解液に安定な弾性プラスチックまたはゴムのリング
４が１つまたは多数配置される。

リング４の上にワッシャ３が配置され、これはナツト２
により適当にかたく締付けられる。

ナツト２を締めることによって極柱１、接続枠１０およ
び２つの半殻Ｉを介してスリーブ６およびリング５は下
から、かつリング４は上からセルのふた８に圧着される
。

ナツト２の締付けを強く、または弱くすることによって
要素４，５および６の前応力を種々に変化することがで
きる。

極板群１２をセル容器１３へ挿入する前に脚支持台２１
は正または負極板の脚２２へかぶせられる。

脚支持台２１は軟い伸びの性質を有する電解液耐性材料
たとえばゴムまたはプラスチックより製造される。

強い衝撃の際、脚がさらに脚支持台を拡げ、最後に底部
を押すことによって伸びの性質がかたくなるように、脚
２２および脚支持台２１０テーパ角は異なる。

さらに極板の支持は懸垂体に対し対角線に行われるので
、格子フレームの変形および極板群１２内の個々の極板
の移動が可能になる。

ばね要素４，５，２１をゴム、はね要素６゜２２をプラ
スチックとくにポリエチレン製にするのがとくに有利な
ことが明らかになった。

この配置の利点は外部からセル容器へ達する小さい振幅
および小さい加速度を有する低−１中−または高周波振
動が極板群から十分遠ざけられ、緩衝されることにある
。

このような振動は通路の性質およびエンジンの振動によ
って発生する。

この配置の第２の利点は外部からセルへ作用する大きい
加速度を有する１回の強い衝撃が極板群から十分に遠ざ
けられ、緩衝されることにある。

これらの利点は下記の事実により達成される＝１、極板
群を底に立て、かつセルのふたに吊る装置が全体として
累加的伸びの性質を有する。

２、極板群のセルのふたへの懸垂部および底における支
持部が互いに対角線に配置され、したがって一般にセル
容器へ垂直に作用する力が、力の作用線ができるだけ互
いに大きい距離を有するように、極板群へ作用する。

３、極板群をふたに懸垂することにより 小さい弾性を
有する垂直壁および小さい弾性を有する水平のふたを備
える容器全体が付加的はね要素として緩衝系に参加する
ことを可能にする。

４、極板群のセル容器に対する弾性的吊下げまたは支持
によって外部からおよぼされる加速度は極板群のセル容
器に対する相対運動に変えられる。

この相対運動によりセル容器内の電解液は比較的大きい
速度をもってかなり大きい表面な形成する密に詰めた極
板群の間を通して押される。

大きい摩擦面積および密に詰まった極板群のためこの除
虫ずる比較的大きい流動抵抗は相対運動の著しい緩衝に
作用する。

高い流動抵抗に基く相対運動の制動によるこの緩衝は、
制動力が正負極板およびその間にある隔離板のすべての
表面に作用する利点を有する。

したがって全体的制動力は非常に太きいにもかかわらず
、極板群のすべての部分における機械的応力は最小にな
る。

極板群懸垂装置の累加的伸びの性質は硬い伸びの性質を
有する要素と軟い伸びの性質を有する要素の組合せによ
って達成される。

極板群支持装置の累加的伸びの性質は極板の脚と脚支持
台の異なるテーパ角によって達成される。

このテーパ角の差によって脚支持台は脚がゴムに当たり
性質がかたくなるまで拡げられる。

軟い伸びの性質は外部からの振動応力を遠ざけ、緩衝す
るために役立つ。

大きい加速度を有する緩衝はセル内の激しい移動に作用
し、したがって急速に軟いゾーンを超える。

大きい力は次に比較的小さいストロークで吸収される。

さらに極板は隔離板をこすり、摩擦による緩衝が生ずる
。

本発明による装置のもう１つの形成は第２および３図に
示される。

図は各個の極柱のばね要素による支持を示す。

極柱は比較的小重量の大容量セルの場合、セルのふた８
を貫通する耳で十分である。

セル容器１３から突出する極耳１１へ電解液耐性材料よ
りなる角柱状の支持器２０が接する。

その上に角柱状弾性材料よりなる下側ばね部材１９およ
び下側シールリング１８が配置され、このリングは耳１
１をふた８のゴム被覆に対し、かつふたの下側でシール
する。

ふたの上側には上側シールリング１７ならびに上側ばね
要素１６および多くの場合金属のプレスリング１５が配
置される。

緩衝装置全体の処要前応力は接続枠１０と極耳１１との
溶接によって保証される。

多くは角柱状の金属接続枠はこの場合所定の圧縮力のも
とに溶接される。

はね要素１７．１８をゴム、ばね要素１５゜１９をプラ
スチックで製造するのが適当である。

この実施例の場合、第１図の方式とほぼ同じ利点が得ら
れる。

比較的小重量電池の場合、個々の極板の底に対するばね
要素による支持は必要でないけれど、重い極板群を有す
るセルの場合セルの底にばね要素を備えなげればならな
い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるセルの垂直断面図、第２図はもう
１つの実施例を示す垂直断面、第３図は第２図の直角方
向の断面図である。 １・・・極柱、２・・・ナツト、４，５・・・シールリ
ング、６・・・スリー７、Ｉ・・・半殻、８・・・ふた
、１０・・・接続枠、１２・・・極板、２１・・・脚支
持台、２２・・・脚。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ セル容器の相対する２つの壁の間に支持されている
   正負極板群を有する乗物バッテリ用の蓄電池セルにおい
   て、極板が極柱１を包囲する軟い伸張特性を有するゴム
   またはプラスチックの弾性リング４，１６および比較的
   硬い伸長特性を有するゴムまたはプラスチックの弾性ス
   リーブ６．１９によってセルのふた８に対して支持され
   、弾性スリーブ６．１９がふた８の内面に対して押され
   た軟い伸長特性を有するゴムまたはプラスチックのシー
   ルリング５，１８と極柱１にかぶせた対抗支持体Ｉ、２
   ００間に配置され、弾性リング４゜１６がふた８の外面
   と極柱１を固定するリングナラ）２ 、１５の間にあり
   、かつ付加的に極柱１と互いに対角線方向に設置された
   軟い伸張特性を有するゴムまたはプラスチックの下側の
   脚支持台２１によって極板がセルの底部に対して支持さ
   れていることを特徴とする乗物バッテリ用の蓄電池セル
   。