JPS5838451B2 - エキジヨウコウカセイブツシツオ コウカサセルホウホウ - Google Patents
エキジヨウコウカセイブツシツオ コウカサセルホウホウInfo
- Publication number
- JPS5838451B2 JPS5838451B2 JP4753874A JP4753874A JPS5838451B2 JP S5838451 B2 JPS5838451 B2 JP S5838451B2 JP 4753874 A JP4753874 A JP 4753874A JP 4753874 A JP4753874 A JP 4753874A JP S5838451 B2 JPS5838451 B2 JP S5838451B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- curing
- curable substance
- polyester film
- molecule
- peroxide
- Prior art date
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- Polymerization Catalysts (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、分子中にエチレン状不飽和基を有する液状硬
化性物質を、銅と特定の有機過酸化物とを用い、従夾の
触媒を用いた硬化法では硬化が困難であったような低温
下で硬化する方法に関する。
化性物質を、銅と特定の有機過酸化物とを用い、従夾の
触媒を用いた硬化法では硬化が困難であったような低温
下で硬化する方法に関する。
従来、分子中にエチレン状不飽和基を有する液状硬化性
物質を、各種触媒を用いて硬化させる場合(こ於いて、
低温下での硬化方法としては常温硬化法があり、この場
合には触媒としてメチルエチルケトンパーオキサイドや
ベンゾイルパーオキサイドの如き有機過酸化物と促進剤
としてコバルトなどの金属石鹸やジメチルアニリンなど
の如き第3級アミンとを組み合せて使用しているが、こ
のような組み合せにより硬化させる場合の実用上使用す
る硬化の可能な下限温度は、一般的な処方で通常15℃
程度、特殊な処方でも精々5℃程度である。
物質を、各種触媒を用いて硬化させる場合(こ於いて、
低温下での硬化方法としては常温硬化法があり、この場
合には触媒としてメチルエチルケトンパーオキサイドや
ベンゾイルパーオキサイドの如き有機過酸化物と促進剤
としてコバルトなどの金属石鹸やジメチルアニリンなど
の如き第3級アミンとを組み合せて使用しているが、こ
のような組み合せにより硬化させる場合の実用上使用す
る硬化の可能な下限温度は、一般的な処方で通常15℃
程度、特殊な処方でも精々5℃程度である。
従って、このような公知の硬化方法では分子中にエチレ
ン状不飽和基を有する液状硬化性物質が種々の優れた性
質を有するにもかかわらず、例えば寒冷地の如き常時上
記使用する硬化の可能な下限温度以下にあるような環境
下で該硬化性物質を使用する事は事実上困難である為、
かかる低温下で該硬化性物質を容易に硬化する方法の開
発に対する期待は犬なるものがある。
ン状不飽和基を有する液状硬化性物質が種々の優れた性
質を有するにもかかわらず、例えば寒冷地の如き常時上
記使用する硬化の可能な下限温度以下にあるような環境
下で該硬化性物質を使用する事は事実上困難である為、
かかる低温下で該硬化性物質を容易に硬化する方法の開
発に対する期待は犬なるものがある。
本発明者らは、分子中(こエチレン状不飽和基を有する
液状硬化性物質に、上記の如き公知の組み合せの触媒と
促進剤を多量に添加して例えばO“C以下の如き低温で
硬化を試みたがいずれも満足のゆく結果は得られなかっ
たので、まず、種々のタイプの有機過酸化物を単独で使
用した場合には0℃の雰囲気下でいずれも硬化が進行し
ない事を確認の後、新規な促進剤の探索を試行し、種々
の有機過酸化物lこ対し種々の物質を促進剤として検討
していた処、通常分子中(こエチレン状不飽和基を有す
る物質、例えばメチルメタクリレートの製造に当り、工
程中の重合防止用安定剤として使用している事から該硬
化性物質に対し硬化妨害作用をすると考えられる銅粉を
用いた処、意外にも特定の有機過酸化物に対し、0℃以
下の如き従来の触媒硬化法では硬化が困難であったよう
な低温下では硬化促進剤となる事を見出した。
液状硬化性物質に、上記の如き公知の組み合せの触媒と
促進剤を多量に添加して例えばO“C以下の如き低温で
硬化を試みたがいずれも満足のゆく結果は得られなかっ
たので、まず、種々のタイプの有機過酸化物を単独で使
用した場合には0℃の雰囲気下でいずれも硬化が進行し
ない事を確認の後、新規な促進剤の探索を試行し、種々
の有機過酸化物lこ対し種々の物質を促進剤として検討
していた処、通常分子中(こエチレン状不飽和基を有す
る物質、例えばメチルメタクリレートの製造に当り、工
程中の重合防止用安定剤として使用している事から該硬
化性物質に対し硬化妨害作用をすると考えられる銅粉を
用いた処、意外にも特定の有機過酸化物に対し、0℃以
下の如き従来の触媒硬化法では硬化が困難であったよう
な低温下では硬化促進剤となる事を見出した。
更;こ、本発明者らは、銅粉と特定の有機過酸化物とを
組み合せた分子中にエチレン状不飽和基を有する液状硬
化性物質の従来の触媒硬化法では硬化が困難であったよ
うな低温下での硬化方法について更に検討を進めた結果
、単に例えば0℃以下の如き低温で該硬化性物質を硬化
させたい場合以外にも、例えば銅粉を導電性付与剤とし
て該硬化性物質に添加した導電性組成物を低温下に硬化
させる場合や銅を該硬化性物質と接触状態で低温下に硬
化させる場合などに利用出来、更にか\る場合銅の表面
が例えば酸化皮膜におおわれているまま使用したような
場合【こは、例えば0℃以下の如き低温に限らず、例え
ばベンゾイルパーオキサイドでは50〜60℃など自発
的熱分解半減期からは硬化触媒としては硬化反応に寄与
しないような低い温度下に亘り該硬化性物質を硬化出来
るなど多くの工業的利用に関する応用が可能な事を見出
し本発明を達成したものである。
組み合せた分子中にエチレン状不飽和基を有する液状硬
化性物質の従来の触媒硬化法では硬化が困難であったよ
うな低温下での硬化方法について更に検討を進めた結果
、単に例えば0℃以下の如き低温で該硬化性物質を硬化
させたい場合以外にも、例えば銅粉を導電性付与剤とし
て該硬化性物質に添加した導電性組成物を低温下に硬化
させる場合や銅を該硬化性物質と接触状態で低温下に硬
化させる場合などに利用出来、更にか\る場合銅の表面
が例えば酸化皮膜におおわれているまま使用したような
場合【こは、例えば0℃以下の如き低温に限らず、例え
ばベンゾイルパーオキサイドでは50〜60℃など自発
的熱分解半減期からは硬化触媒としては硬化反応に寄与
しないような低い温度下に亘り該硬化性物質を硬化出来
るなど多くの工業的利用に関する応用が可能な事を見出
し本発明を達成したものである。
即ち本発明は分子中にエチレン状不飽和基を有する液状
硬化性物質をその硬化反応(こより硬化させるにあたり
、該硬化性物質と共存または接触状態で存在させる銅と イ0分子中−〇−〇−とカルボニル基を同時に有する有
機過酸化物 口0分子中に一〇−〇−と水酸基を同時に有する有機過
酸化物 ハ0分子中に一〇 −0−Hを有する有機過酸化物二、
炭化水素基と炭化水素基が一〇−0−でつながった構造
の有機過酸化物で自発的熱分解半減期が10時間となる
温度が100℃未満であるもの の群で構成される有機過酸化物の少なくとも1種とを併
用し、上記銅が存在せずして上記有機過酸化物単独では
該硬化性物質の硬化反応に寄与しないような低い温度下
で、該硬化性物質を硬化させる事を特徴とする分子中に
エチレン状不飽和基を有する液状硬化性物質を硬化させ
る方法である。
硬化性物質をその硬化反応(こより硬化させるにあたり
、該硬化性物質と共存または接触状態で存在させる銅と イ0分子中−〇−〇−とカルボニル基を同時に有する有
機過酸化物 口0分子中に一〇−〇−と水酸基を同時に有する有機過
酸化物 ハ0分子中に一〇 −0−Hを有する有機過酸化物二、
炭化水素基と炭化水素基が一〇−0−でつながった構造
の有機過酸化物で自発的熱分解半減期が10時間となる
温度が100℃未満であるもの の群で構成される有機過酸化物の少なくとも1種とを併
用し、上記銅が存在せずして上記有機過酸化物単独では
該硬化性物質の硬化反応に寄与しないような低い温度下
で、該硬化性物質を硬化させる事を特徴とする分子中に
エチレン状不飽和基を有する液状硬化性物質を硬化させ
る方法である。
本発明で用いる分子中にエチレン状不飽和基を有する液
状硬化性物質とは、分子中にエチレン状二重結合を有す
る七ツマー1分子中にエチレン状二重結合を有するモノ
マーと分子中にエチレン状二重結合を有するポリで−と
からなる液状硬化性組成物および分子中にエチレン状二
重結合を有する液状硬化性ポリマーを意味する。
状硬化性物質とは、分子中にエチレン状二重結合を有す
る七ツマー1分子中にエチレン状二重結合を有するモノ
マーと分子中にエチレン状二重結合を有するポリで−と
からなる液状硬化性組成物および分子中にエチレン状二
重結合を有する液状硬化性ポリマーを意味する。
この場合、液状硬化性物質とは、それ自身が本発明にお
ける使用時の温度で液状である物質又、それ自身では固
体であってもこれを溶解するような、例えばスチレンの
如き硬化性を有する液状物質に溶解するなどによって上
記使用温度で全体として液状を示す混合物をも包含する
。
ける使用時の温度で液状である物質又、それ自身では固
体であってもこれを溶解するような、例えばスチレンの
如き硬化性を有する液状物質に溶解するなどによって上
記使用温度で全体として液状を示す混合物をも包含する
。
上記分子中にエチレン状二重結合を有する七ツマ−とは
、例えばアクリル酸、ブチルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリ
レート、メタクリル酸、メチルメククリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチルアク
リレート、グリシジルメタクリレート、モノ(2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート)アシドフォスフェート、
スルフオプロビルメタクリレートの如きアクリル化合物
、スチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、2−
ビニルピリジンの如きビニル芳香族化合物、ジエチルイ
タコネート、モノメチルイタコネートなどの如きイタコ
ン酸エステル類やジアリルフタレート、トリアリルイソ
シアヌレートなどの如きアリル化合物などがあり、また
上記分子中にエチレン状二重結合を有するポリマーとし
ては、例えばポリプロピレンマレート、ポリジエチレン
フマレート、ポリブチレンイタコネート、ポリプロピレ
ングリコールジアクリレートなどの如き不飽和カルボン
酸とポリオールとから製せられるエチレン状二重結合を
有するポリエステル、アクリル酸−スチレン−ブチルア
クリレート共重合体とグリシジルメタクリレートとを反
応して得られるポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニル−無
水マレイン酸共重合体とヒドロキシプロピルアクリレー
トを反応して得られるポリマーおよびl、2−ポリブタ
ジェンの如きエチレン状二重結合を側鎖に有スるビニル
ポリマー、ビスフェノ−Jし型エポキシ樹脂とアクリル
酸又は無水マレイン酸とを反応して得られる如きエチレ
ン状二重結合を導入せるエポキシ樹脂、ポリプロピレン
グリコールとトルエンジイソシアネートおよびヒドロキ
シプロピルアクリレートを反応させて得られる如きエチ
レン状二重結合を有するポリウレタンなどが代表的であ
る。
、例えばアクリル酸、ブチルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリ
レート、メタクリル酸、メチルメククリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシエチルアク
リレート、グリシジルメタクリレート、モノ(2−ヒド
ロキシエチルメタクリレート)アシドフォスフェート、
スルフオプロビルメタクリレートの如きアクリル化合物
、スチレン、ビニルトルエン、ジビニルベンゼン、2−
ビニルピリジンの如きビニル芳香族化合物、ジエチルイ
タコネート、モノメチルイタコネートなどの如きイタコ
ン酸エステル類やジアリルフタレート、トリアリルイソ
シアヌレートなどの如きアリル化合物などがあり、また
上記分子中にエチレン状二重結合を有するポリマーとし
ては、例えばポリプロピレンマレート、ポリジエチレン
フマレート、ポリブチレンイタコネート、ポリプロピレ
ングリコールジアクリレートなどの如き不飽和カルボン
酸とポリオールとから製せられるエチレン状二重結合を
有するポリエステル、アクリル酸−スチレン−ブチルア
クリレート共重合体とグリシジルメタクリレートとを反
応して得られるポリマー、塩化ビニル−酢酸ビニル−無
水マレイン酸共重合体とヒドロキシプロピルアクリレー
トを反応して得られるポリマーおよびl、2−ポリブタ
ジェンの如きエチレン状二重結合を側鎖に有スるビニル
ポリマー、ビスフェノ−Jし型エポキシ樹脂とアクリル
酸又は無水マレイン酸とを反応して得られる如きエチレ
ン状二重結合を導入せるエポキシ樹脂、ポリプロピレン
グリコールとトルエンジイソシアネートおよびヒドロキ
シプロピルアクリレートを反応させて得られる如きエチ
レン状二重結合を有するポリウレタンなどが代表的であ
る。
本発明において用いる銅は、市販の金属銅や銅を一成分
とする合金が一般的であり、その用いる形状としては、
球状、樹枝状、箔状、板状、線状の如きものがある。
とする合金が一般的であり、その用いる形状としては、
球状、樹枝状、箔状、板状、線状の如きものがある。
本発明において用いる有機過酸化物(こおいて、下記イ
、口、ハ及び二の各群に属する有機過酸化物の代表的不
例を示すと、 イ00分子中一〇−0−とカルボニル基を併せ有する有
機過酸化物 としては、m−クロル過安息香酸の如き過カルボン酸化
合物、過酸化t−ブチル、過ピバリン酸t−ブチル、過
2−エチル・\キサン酸t−ブチルなどの如き過酸エス
テル化合物、過酸化ラウロイル、過酸化ベンゾイル、過
酸化−P−クロルベンゾイルなどの如き過酸化ジアシル
化合物、過ジ炭酸−ビスー4−1−ブチルシクロヘキシ
ル、過ジ炭酸ジイソプロピルなどの如き過酸化ジアシル
化合物、その他アセチルシクロへキシルスルフォニルパ
ーオキサイドの如き炭素以外の原子を含む上記条件を有
する有機過酸化物などがあり、 口0分子中に一〇−0−と水酸基を併せ有する有機過酸
物としてはメチルエチルケトンパーオキサイド、シクロ
ヘキサノンパーオキサイドなどの如きケトンパーオキサ
イド化合物やその他ケトンまたはアルデヒド過酸化して
得られるアルキル−1−ヒドロキシパーオキサイド化合
物などがあり、 ハ0分子中に一〇 −0−Hを有する有機過酸化物とし
ては、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイ
ドロパーオキサイド、p−7メンタンハイドロパーオキ
サイドの如きハイドロ過酸化化合物が代表的であり、 二、炭化水素基と炭化水素基が一〇−0−でつながった
構造の有機過酸化物で自発的熱分解半減期が10時間と
なる温度が100℃未満であるものとして、1.1−ジ
ー(1−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1.1−
ビス−(t−プチルパーオキシ) −3、3、5−トリ
メチルシクロヘキサンの如きパーオキシケクール型有機
過酸化物があり、その他ジアルキルパーオキサイド、ジ
アラアルキルパーオキサイド、有橋型パーオキサイド(
トランスアニユラ−パーオキサイド)、ポリアルキリデ
ンパーオキサイドなどの有機過酸化物で上記自発的熱分
解半減期条件を満たすものなどがあり、 上記各種の有機過酸化物の群から選ばれた少くとも1つ
を使用すればよい。
、口、ハ及び二の各群に属する有機過酸化物の代表的不
例を示すと、 イ00分子中一〇−0−とカルボニル基を併せ有する有
機過酸化物 としては、m−クロル過安息香酸の如き過カルボン酸化
合物、過酸化t−ブチル、過ピバリン酸t−ブチル、過
2−エチル・\キサン酸t−ブチルなどの如き過酸エス
テル化合物、過酸化ラウロイル、過酸化ベンゾイル、過
酸化−P−クロルベンゾイルなどの如き過酸化ジアシル
化合物、過ジ炭酸−ビスー4−1−ブチルシクロヘキシ
ル、過ジ炭酸ジイソプロピルなどの如き過酸化ジアシル
化合物、その他アセチルシクロへキシルスルフォニルパ
ーオキサイドの如き炭素以外の原子を含む上記条件を有
する有機過酸化物などがあり、 口0分子中に一〇−0−と水酸基を併せ有する有機過酸
物としてはメチルエチルケトンパーオキサイド、シクロ
ヘキサノンパーオキサイドなどの如きケトンパーオキサ
イド化合物やその他ケトンまたはアルデヒド過酸化して
得られるアルキル−1−ヒドロキシパーオキサイド化合
物などがあり、 ハ0分子中に一〇 −0−Hを有する有機過酸化物とし
ては、t−ブチルハイドロパーオキサイド、クメンハイ
ドロパーオキサイド、p−7メンタンハイドロパーオキ
サイドの如きハイドロ過酸化化合物が代表的であり、 二、炭化水素基と炭化水素基が一〇−0−でつながった
構造の有機過酸化物で自発的熱分解半減期が10時間と
なる温度が100℃未満であるものとして、1.1−ジ
ー(1−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、1.1−
ビス−(t−プチルパーオキシ) −3、3、5−トリ
メチルシクロヘキサンの如きパーオキシケクール型有機
過酸化物があり、その他ジアルキルパーオキサイド、ジ
アラアルキルパーオキサイド、有橋型パーオキサイド(
トランスアニユラ−パーオキサイド)、ポリアルキリデ
ンパーオキサイドなどの有機過酸化物で上記自発的熱分
解半減期条件を満たすものなどがあり、 上記各種の有機過酸化物の群から選ばれた少くとも1つ
を使用すればよい。
本発明において、銅が存在せずして上記有機過酸化物単
独では本発明に用いる硬化性物質の硬化反応に寄与しな
いような低い温度とは、実質的にそれぞれの有機過酸化
物の自発的熱分解半減期が10時間となる温度未満を意
味し、好ましくは10℃以下、特に好ましくは0℃以下
である。
独では本発明に用いる硬化性物質の硬化反応に寄与しな
いような低い温度とは、実質的にそれぞれの有機過酸化
物の自発的熱分解半減期が10時間となる温度未満を意
味し、好ましくは10℃以下、特に好ましくは0℃以下
である。
本発明で分子中(こエチレン状不飽和基を有する液状硬
化性物質と銅との使用割合は、該液状硬化性物質と銅と
が共存状態にあるか接触状態にあるかにより大きく左右
されるが、この点例えば銅が共存状態(こめる場合で単
lこ低温での硬化を目的とする場合には市販の銅粉を4
0重量饅以下、また導電性を目的とする場合には、市販
の銅粉を40〜80重量饅の割合で銅粉と液状硬化性物
質の合計量中に含むようにするのが通常である。
化性物質と銅との使用割合は、該液状硬化性物質と銅と
が共存状態にあるか接触状態にあるかにより大きく左右
されるが、この点例えば銅が共存状態(こめる場合で単
lこ低温での硬化を目的とする場合には市販の銅粉を4
0重量饅以下、また導電性を目的とする場合には、市販
の銅粉を40〜80重量饅の割合で銅粉と液状硬化性物
質の合計量中に含むようにするのが通常である。
本発明に用いる上記有機過酸化物の使用割合は、分子中
にエチレン状不飽和基を有する液状硬化性物質に対し通
常、0.5〜5重量饅であり、目的とする硬化速度に応
じ適宜選択すればよい。
にエチレン状不飽和基を有する液状硬化性物質に対し通
常、0.5〜5重量饅であり、目的とする硬化速度に応
じ適宜選択すればよい。
また、硬化のために使用する他の重合用触媒や光増感剤
があらかじめ共存してあってもよい。
があらかじめ共存してあってもよい。
本発明を実施する際は、窒素、炭酸ガスの如き不活性ガ
スあるいは空気中の如く、いずれの雰囲気下に於いても
よく、実施の際の雰囲気には特に制限はない。
スあるいは空気中の如く、いずれの雰囲気下に於いても
よく、実施の際の雰囲気には特に制限はない。
本発明を実施する際に、分子中にエチレン状不飽和基を
有する液状硬化性物質に共存または接触状態にある銅の
表面が例えば酸化皮膜におおわれている場合には、実施
温度を高めたりあるいは硬化速度を遅らせたりするが、
逆にあらかじめ酸化皮膜を除←処理を施すかあるいは分
子中にエチレン状不飽和基を有する液状硬化性物質中に
酸基を存在させる場合は実施温度を下げさせうるかある
いは硬化速度を早めさせうるので、硬化速度あるいは実
施温度を調節する際にこれらの方法を利用すると便利で
ある。
有する液状硬化性物質に共存または接触状態にある銅の
表面が例えば酸化皮膜におおわれている場合には、実施
温度を高めたりあるいは硬化速度を遅らせたりするが、
逆にあらかじめ酸化皮膜を除←処理を施すかあるいは分
子中にエチレン状不飽和基を有する液状硬化性物質中に
酸基を存在させる場合は実施温度を下げさせうるかある
いは硬化速度を早めさせうるので、硬化速度あるいは実
施温度を調節する際にこれらの方法を利用すると便利で
ある。
本発明は、分子中lこエチレン状不飽和基を有する液状
硬化性物質を通常の触媒硬化方法では硬化出来ない様な
低い温度で塗料、接着剤、充填などの用途に供するため
に硬化させる必要がある場合などに特に有用な方法であ
り、その他銅粉を導電性付与剤として該硬化性物質に添
加した組成物を上記と同様に低い温度で硬化させる必要
がある場合などにも有用である等広い実用上の応用範囲
を有し、本発明の工業的有用価値は極めて高い。
硬化性物質を通常の触媒硬化方法では硬化出来ない様な
低い温度で塗料、接着剤、充填などの用途に供するため
に硬化させる必要がある場合などに特に有用な方法であ
り、その他銅粉を導電性付与剤として該硬化性物質に添
加した組成物を上記と同様に低い温度で硬化させる必要
がある場合などにも有用である等広い実用上の応用範囲
を有し、本発明の工業的有用価値は極めて高い。
次に実施例を記載するが、以下に記載する部および俤は
、それぞれ重量部および重量φを意味し、また実施例中
に記載する温度は全成分中の該成分の割合を係で表わす
。
、それぞれ重量部および重量φを意味し、また実施例中
に記載する温度は全成分中の該成分の割合を係で表わす
。
実施例 l
無水マレイン酸(4モル)、無水フタル酸(6モル)、
プロピレングリコール(10モル)まり合或せる不飽和
ポリエステル76%とスチレン24饅よりなる液状樹脂
(以下A樹脂と略称)に触媒としてメチルエチルケトン
パーオキサイド(日本油脂社製、商品名;パーメックN
)をA樹脂lこ対し1%及び促進剤としてコバルトt%
含有のナフテン酸コバルトを含むスチレン溶液をA樹脂
に対し1幅の割合で添加した混合物を、表面を清浄にし
た2枚のガラス板上に約100μの厚さでそれぞれ塗布
するとともに、このようにして塗布した2枚のガラス板
上における上記混合物の塗布部分の表面にこれと接する
ように雛型用ポリエステルフィルムをおおい、このよう
にして得られた2枚のガラス板のうちの1枚を30℃、
他の1枚を一30℃の恒温装置中にそれぞれいずれも1
5時間貯蔵し、次いで室温下で放置した後、上記雛型用
ポリエステルフィルムを剥離して塗布物の表面硬度を求
めようとした処、30℃の雰囲気下に貯蔵したものは重
合硬化が進行していて上記雛型用ポリエステルフィルム
は容易に剥離する事が出来、その表面は平滑であり、こ
の場合の硬化物の表面硬変はJIS−5400で示す方
法による鉛筆硬度表示法でH〜2Hであった(実験番号
l参照)。
プロピレングリコール(10モル)まり合或せる不飽和
ポリエステル76%とスチレン24饅よりなる液状樹脂
(以下A樹脂と略称)に触媒としてメチルエチルケトン
パーオキサイド(日本油脂社製、商品名;パーメックN
)をA樹脂lこ対し1%及び促進剤としてコバルトt%
含有のナフテン酸コバルトを含むスチレン溶液をA樹脂
に対し1幅の割合で添加した混合物を、表面を清浄にし
た2枚のガラス板上に約100μの厚さでそれぞれ塗布
するとともに、このようにして塗布した2枚のガラス板
上における上記混合物の塗布部分の表面にこれと接する
ように雛型用ポリエステルフィルムをおおい、このよう
にして得られた2枚のガラス板のうちの1枚を30℃、
他の1枚を一30℃の恒温装置中にそれぞれいずれも1
5時間貯蔵し、次いで室温下で放置した後、上記雛型用
ポリエステルフィルムを剥離して塗布物の表面硬度を求
めようとした処、30℃の雰囲気下に貯蔵したものは重
合硬化が進行していて上記雛型用ポリエステルフィルム
は容易に剥離する事が出来、その表面は平滑であり、こ
の場合の硬化物の表面硬変はJIS−5400で示す方
法による鉛筆硬度表示法でH〜2Hであった(実験番号
l参照)。
一方、上記−30℃の雰囲気下に貯蔵したものは全く重
合硬化が進行していないために上記雛型用ポリエステル
フィルムに塗布物が未硬化の状態で付着してしまい、平
滑な塗面を得る事が出来なかった(実験番号2参照)。
合硬化が進行していないために上記雛型用ポリエステル
フィルムに塗布物が未硬化の状態で付着してしまい、平
滑な塗面を得る事が出来なかった(実験番号2参照)。
他方、上記A樹脂50部と銅粉(徳力化学研究所製、商
品名MU−5)50部よりなる組成物を一30℃の雰囲
気で冷却した状態で、この組成物に触媒として上記パー
メックNをA樹脂に対しl係で割合で添加した混合物を
、あらかじめ−30℃の雰囲気で冷却しておいた表面が
清浄な2枚のガラス板上に一30℃の雰囲気下で約50
0μの厚さで塗布した以舛は上記実験番号lおよび2の
場合と同様にして得た上記雛型用ポリエステルフィルム
でおおわれた冷却状態にあるガラス板2枚つくり、その
うちの1枚を30℃、他の1枚を一30℃の恒温装置中
にそれぞれいずれも15時間貯蔵し、次いで室温下で放
置した後上記雛型用ポリエステルフィルムを剥離して塗
布物の表面硬度を求めようとした処、30℃の雰囲気下
に貯蔵したものは重合硬化が不十分なため(こ上記雛型
用ポリエステルフィルムは部分的に剥離出来たが、その
表面硬度はJIS−5400で示す方法による鉛筆硬度
表示法で5B以下であった(実験番号3参照)。
品名MU−5)50部よりなる組成物を一30℃の雰囲
気で冷却した状態で、この組成物に触媒として上記パー
メックNをA樹脂に対しl係で割合で添加した混合物を
、あらかじめ−30℃の雰囲気で冷却しておいた表面が
清浄な2枚のガラス板上に一30℃の雰囲気下で約50
0μの厚さで塗布した以舛は上記実験番号lおよび2の
場合と同様にして得た上記雛型用ポリエステルフィルム
でおおわれた冷却状態にあるガラス板2枚つくり、その
うちの1枚を30℃、他の1枚を一30℃の恒温装置中
にそれぞれいずれも15時間貯蔵し、次いで室温下で放
置した後上記雛型用ポリエステルフィルムを剥離して塗
布物の表面硬度を求めようとした処、30℃の雰囲気下
に貯蔵したものは重合硬化が不十分なため(こ上記雛型
用ポリエステルフィルムは部分的に剥離出来たが、その
表面硬度はJIS−5400で示す方法による鉛筆硬度
表示法で5B以下であった(実験番号3参照)。
一方、上記lこおいて、−30℃の雰囲気下に貯蔵した
ものは重合硬化が進行していて、上記雛型用ポリエステ
ルフィルムは容易に全面剥離する事が出来、その表面は
平滑であり、この場合の硬化物の表面硬度はJIS−5
400で示す方法による鉛筆硬度表示法でE−Hであっ
た(実験番号4参照)。
ものは重合硬化が進行していて、上記雛型用ポリエステ
ルフィルムは容易に全面剥離する事が出来、その表面は
平滑であり、この場合の硬化物の表面硬度はJIS−5
400で示す方法による鉛筆硬度表示法でE−Hであっ
た(実験番号4参照)。
上記各実験の場合について次記表1にまとめた。
実施例 2
銅粉(山石金属社製、フレーク状、325メツシユ)
60部をモノ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)
アシドフォスフニー11O部に配合してなる導電用組成
物(以下A組成物と略称)が70部と実施例1で用いた
A樹脂30部の割合に混合した組成物を一30℃の雰囲
気で冷却した状態で、これに、触媒として表2実験番号
1〜5に記載の各種有機過酸化物をそれぞれA樹脂に対
し1優になるよう添加したものを、これらそれぞれにつ
いて、あらかじめ−30℃の雰囲気で冷却しておいた表
面が清浄な2枚づつのガラス板上に一30℃の雰囲気下
で約500μの厚さで塗布するとともにこの塗布した部
分の表面に、これに接するように雛型用ポリエステルフ
ィルムをおおい、このようにして得られた2枚づつのガ
ラス板のうち1枚づつを30℃、他の1枚づつを一30
℃の恒温装置中にそれぞれいずれも15時間貯蔵し、次
いで室温下で放置した後、上記雛型用ポリエステルフィ
ルムを剥離して塗布物の表向硬度を求めようとした処、
30℃の雰囲気下に貯蔵したものは、いずれも重合硬化
が不十分で前記雛型用ポリエステルフィルムは部分的に
剥離したが、前記塗布物の表面硬度はJIS−5400
で示す方法による鉛筆硬度表示法でそれぞれ表2、実験
番号1〜5の様な結果であった。
60部をモノ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)
アシドフォスフニー11O部に配合してなる導電用組成
物(以下A組成物と略称)が70部と実施例1で用いた
A樹脂30部の割合に混合した組成物を一30℃の雰囲
気で冷却した状態で、これに、触媒として表2実験番号
1〜5に記載の各種有機過酸化物をそれぞれA樹脂に対
し1優になるよう添加したものを、これらそれぞれにつ
いて、あらかじめ−30℃の雰囲気で冷却しておいた表
面が清浄な2枚づつのガラス板上に一30℃の雰囲気下
で約500μの厚さで塗布するとともにこの塗布した部
分の表面に、これに接するように雛型用ポリエステルフ
ィルムをおおい、このようにして得られた2枚づつのガ
ラス板のうち1枚づつを30℃、他の1枚づつを一30
℃の恒温装置中にそれぞれいずれも15時間貯蔵し、次
いで室温下で放置した後、上記雛型用ポリエステルフィ
ルムを剥離して塗布物の表向硬度を求めようとした処、
30℃の雰囲気下に貯蔵したものは、いずれも重合硬化
が不十分で前記雛型用ポリエステルフィルムは部分的に
剥離したが、前記塗布物の表面硬度はJIS−5400
で示す方法による鉛筆硬度表示法でそれぞれ表2、実験
番号1〜5の様な結果であった。
一方、上記実験における一30℃の雰囲気下貯蔵したも
のは、いずれも重合硬化が進行していて、上記雛型用ポ
リエステルフィルムは容易に全面剥離し、いずれもその
表面は平滑で、これらの場合の表面硬度はJIS−54
00で示す方法による鉛筆硬変表示法でそれぞれ表2の
実験番号6〜lOにそれぞれ示す値であった。
のは、いずれも重合硬化が進行していて、上記雛型用ポ
リエステルフィルムは容易に全面剥離し、いずれもその
表面は平滑で、これらの場合の表面硬度はJIS−54
00で示す方法による鉛筆硬変表示法でそれぞれ表2の
実験番号6〜lOにそれぞれ示す値であった。
上記実験に関し次記表2にまとめるとともに表2の実験
番号6〜ioの場合は、上記得られた各硬化物表面につ
いてテスター(三和電気計器社製商品名:マルチテスタ
ーに一30D)の測定端子からのテストピン間隔を1c
Wlに保って接触させて測定した抵抗値も併せ表2に示
した。
番号6〜ioの場合は、上記得られた各硬化物表面につ
いてテスター(三和電気計器社製商品名:マルチテスタ
ーに一30D)の測定端子からのテストピン間隔を1c
Wlに保って接触させて測定した抵抗値も併せ表2に示
した。
実施例 3
実施例2で用いたA組成物が70部、表3の実験番号1
〜4に記載のそれぞれの重合硬化性樹脂が30部の割合
になるよう混合した各混合物を一30℃の雰囲気下で冷
却した状態で、この各混合物に、それぞれ触媒として過
2−エチルヘキサンt−ブチル(パーブチルOと略称)
をそれぞれの重合硬化性樹脂に対し1%添加したものを
、あらかじめ−30℃の雰囲気で冷却しておいた表面が
清浄なガラス板に実施例2と同様な態様の塗布を行い、
且つこの塗布物の表面に、これに接するように雛型用ポ
リエステルフィルムをおおい、これらそれぞれを乾燥器
中に30℃で15時間貯蔵し、次いで室温まで放冷した
後、塗布物表面をおおった雛型用ポリエステルフィルム
を剥離して塗布物の表面硬度を求めようとした処、雛型
用ポリエステルフィルムの剥離は部分的に出来たが、い
ずれも重合硬化が不十分でその表面硬度はJIS−54
00で示す方法による鉛筆硬度表示法でそれぞれ表3実
験番号1〜4の様な結果であった。
〜4に記載のそれぞれの重合硬化性樹脂が30部の割合
になるよう混合した各混合物を一30℃の雰囲気下で冷
却した状態で、この各混合物に、それぞれ触媒として過
2−エチルヘキサンt−ブチル(パーブチルOと略称)
をそれぞれの重合硬化性樹脂に対し1%添加したものを
、あらかじめ−30℃の雰囲気で冷却しておいた表面が
清浄なガラス板に実施例2と同様な態様の塗布を行い、
且つこの塗布物の表面に、これに接するように雛型用ポ
リエステルフィルムをおおい、これらそれぞれを乾燥器
中に30℃で15時間貯蔵し、次いで室温まで放冷した
後、塗布物表面をおおった雛型用ポリエステルフィルム
を剥離して塗布物の表面硬度を求めようとした処、雛型
用ポリエステルフィルムの剥離は部分的に出来たが、い
ずれも重合硬化が不十分でその表面硬度はJIS−54
00で示す方法による鉛筆硬度表示法でそれぞれ表3実
験番号1〜4の様な結果であった。
次(こ、表3における実験番号5〜8の各場合における
実験の場合を示す。
実験の場合を示す。
上記実験番号1〜4の各実験の場合におけると同様に、
上記混合物を塗布した塗布物に上記の如くして雛型用ポ
リエステルフィルムをおおったものを、−30℃の恒温
装置中に15時間貯蔵し次いで室温下で放置した後、塗
布物表面をおおった雛型用ポリエステルフィルムを剥離
した処、上記塗布物は重合硬化が進行している為容易に
剥離する事が出来、表面は平滑で硬化物の表面硬度はJ
IS−5400で示す方法による鉛筆硬度法で表3の実
験番号5〜8にそれぞれ示す値であった。
上記混合物を塗布した塗布物に上記の如くして雛型用ポ
リエステルフィルムをおおったものを、−30℃の恒温
装置中に15時間貯蔵し次いで室温下で放置した後、塗
布物表面をおおった雛型用ポリエステルフィルムを剥離
した処、上記塗布物は重合硬化が進行している為容易に
剥離する事が出来、表面は平滑で硬化物の表面硬度はJ
IS−5400で示す方法による鉛筆硬度法で表3の実
験番号5〜8にそれぞれ示す値であった。
上記実験結果を下記表3にまとめるとともに表3の実験
番号5〜8の場合は、上記得られた各硬化物の表面につ
いて実施例2の場合と同様な試験方法で測定した担抗値
も併せ表3に示した。
番号5〜8の場合は、上記得られた各硬化物の表面につ
いて実施例2の場合と同様な試験方法で測定した担抗値
も併せ表3に示した。
実施例 4
実施例1で用いたA樹脂80部、実施例2で用いた銅粉
10部、モノ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)
アシドフォスフニー11o部の割合に混合した組成物を
一30℃の雰囲気で冷却した状態で角mとしてクメンハ
イドロパーオキサイド(日本油脂社商品名:パークミル
H)をA樹脂に対し0.7%になるように添加し、あら
かじめ−30℃の雰囲気で冷却しておいた表面が清浄な
ガラス板上に、−30℃の雰囲気下で約300μの厚さ
で塗布するとともに、この塗布した部分の表面にこれと
接するように雛型用ポリエステルフィルムでおおい、こ
のよう(こして得られたガラス板を一30℃の恒温装置
中に15時間貯蔵し次いで室温下に放置した後、上記雛
型用ポリエステルフィルムを剥離した処、重合硬化が十
分進行しているため容易に上記ポリエステルフィルムが
剥離出来、硬化物の表面硬度はJIS−5400で示す
方法による鉛筆硬度表示法でH〜2Hであった。
10部、モノ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート)
アシドフォスフニー11o部の割合に混合した組成物を
一30℃の雰囲気で冷却した状態で角mとしてクメンハ
イドロパーオキサイド(日本油脂社商品名:パークミル
H)をA樹脂に対し0.7%になるように添加し、あら
かじめ−30℃の雰囲気で冷却しておいた表面が清浄な
ガラス板上に、−30℃の雰囲気下で約300μの厚さ
で塗布するとともに、この塗布した部分の表面にこれと
接するように雛型用ポリエステルフィルムでおおい、こ
のよう(こして得られたガラス板を一30℃の恒温装置
中に15時間貯蔵し次いで室温下に放置した後、上記雛
型用ポリエステルフィルムを剥離した処、重合硬化が十
分進行しているため容易に上記ポリエステルフィルムが
剥離出来、硬化物の表面硬度はJIS−5400で示す
方法による鉛筆硬度表示法でH〜2Hであった。
実施例 5
無水でレイン酸(4モル)、無水フタル酸(6モル)、
フロピレンゲリコール(10モル)より合成せる不飽和
ポリエステル76%とスチレン24係よりなる液状樹脂
(以下A樹脂と略称)に触媒としてメチルエチルケトン
パーオキサイド(日本油脂社製、商社名;パーメックN
)をA樹脂に対し1%の割合で添加してなる混合液を表
面を清浄にしたガラス板上に約100μの厚さで塗布す
るとともに、この塗布した表面にこれに接するように雛
型用ポリエステルフィルムをおおい、このようにして得
られたガラス板を30℃の乾燥器中に15時間貯蔵し、
郭)で室温まで放冷した後、上記雛型用ポリエステルフ
ィルムを剥離して塗布物の表面硬度を求めようとした処
、全く重合硬化が進行していないためlこ上記雛型用ポ
リエステルフィルムに塗布物が未硬化の状態で付着して
しまい平滑な塗面を得る事が出来なかった(実験番号l
)。
フロピレンゲリコール(10モル)より合成せる不飽和
ポリエステル76%とスチレン24係よりなる液状樹脂
(以下A樹脂と略称)に触媒としてメチルエチルケトン
パーオキサイド(日本油脂社製、商社名;パーメックN
)をA樹脂に対し1%の割合で添加してなる混合液を表
面を清浄にしたガラス板上に約100μの厚さで塗布す
るとともに、この塗布した表面にこれに接するように雛
型用ポリエステルフィルムをおおい、このようにして得
られたガラス板を30℃の乾燥器中に15時間貯蔵し、
郭)で室温まで放冷した後、上記雛型用ポリエステルフ
ィルムを剥離して塗布物の表面硬度を求めようとした処
、全く重合硬化が進行していないためlこ上記雛型用ポ
リエステルフィルムに塗布物が未硬化の状態で付着して
しまい平滑な塗面を得る事が出来なかった(実験番号l
)。
一方、A樹脂60部と銅粉(試薬化学用、200メツシ
ユ)40部よりなる組成物に、触媒としてパーメックN
をA樹脂に対し1%の割合で添加した組成物を、表面を
清浄(こしたガラス板上に約500μの厚さで塗布した
以外は上記実験番号lの場合と同様な方法で塗布した塗
布物の表面に、これを接するように雛型用ポリエステル
フィルムをおおい、これらを30℃の乾燥量中に15時
間貯蔵し、次いで室温まで放冷した後に上記雛型用ポリ
エステルフィルムを剥離して塗布物の表面硬度を求めよ
うとした処、該塗布物の重合硬化が進行していて上記雛
型用ポリエステルフィルムは容易に剥離出来、その表面
は平滑であり、この場合の硬化物の表面硬度はJIS−
5400で示す方法による鉛筆硬度表示法でF−Hであ
った(実験番号2)。
ユ)40部よりなる組成物に、触媒としてパーメックN
をA樹脂に対し1%の割合で添加した組成物を、表面を
清浄(こしたガラス板上に約500μの厚さで塗布した
以外は上記実験番号lの場合と同様な方法で塗布した塗
布物の表面に、これを接するように雛型用ポリエステル
フィルムをおおい、これらを30℃の乾燥量中に15時
間貯蔵し、次いで室温まで放冷した後に上記雛型用ポリ
エステルフィルムを剥離して塗布物の表面硬度を求めよ
うとした処、該塗布物の重合硬化が進行していて上記雛
型用ポリエステルフィルムは容易に剥離出来、その表面
は平滑であり、この場合の硬化物の表面硬度はJIS−
5400で示す方法による鉛筆硬度表示法でF−Hであ
った(実験番号2)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 分子中にエチレン状不飽和基を有する液状硬化性物
質をその硬化反応により硬化させるにあたり、 該硬化性物質と共存または接触状態で存在させる銅と、 イ6分子中に一〇−〇−とカルボニル基を併せ有する有
機過酸化物 口0分子中lこ−0−0−と水酸基を併せ有する有機過
酸化物 ハ0分子中−〇−0−H基を有する有機過酸化物子、炭
化水素基と炭化水素基が0−0−でつなかった構造の有
機過酸化物のうち、自発的熱分解半減期が10時間とな
る温度が100℃未満であるもの の群で構成される有機過酸化物の少なくとも1種と を併用し、上記銅が存在せずして上記有機過酸化物単独
では該硬化性物質の硬化反応に寄与しないような低い温
度下で、該硬化性物質を硬化させる事を特徴とする分子
中にエチレン状不飽和基を有する液状硬化性物質を硬化
させる方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4753874A JPS5838451B2 (ja) | 1974-04-30 | 1974-04-30 | エキジヨウコウカセイブツシツオ コウカサセルホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4753874A JPS5838451B2 (ja) | 1974-04-30 | 1974-04-30 | エキジヨウコウカセイブツシツオ コウカサセルホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS50139835A JPS50139835A (ja) | 1975-11-08 |
JPS5838451B2 true JPS5838451B2 (ja) | 1983-08-23 |
Family
ID=12777901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4753874A Expired JPS5838451B2 (ja) | 1974-04-30 | 1974-04-30 | エキジヨウコウカセイブツシツオ コウカサセルホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5838451B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE4908T1 (de) * | 1980-08-15 | 1983-10-15 | Scott Bader Company Limited | Anstrichzusammensetzungen. |
JPS61281140A (ja) * | 1985-06-06 | 1986-12-11 | Kayaku Nuurii Kk | パ−オキサイド混合組成物 |
-
1974
- 1974-04-30 JP JP4753874A patent/JPS5838451B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS50139835A (ja) | 1975-11-08 |
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