JPS583839B2 - 印字装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は小形簡易で軽量な印字装置の紙送り機構に関す
るものである。

従来の印字紙のたるみを除く機構の側面図を第１図に、
斜視図を第２図に示す。

第１図と第２図において、１１はプラテン、１２はペー
パーガイド、１３はダンシングローラ、１４は板バネ、
１５は印字紙受け、１６は印字ヘッド、１７はピンチロ
ーラ、１８は印字紙のロール、の如く構成されている．
プラテン１１は印字ヘッド１６による１行の印字が完了
した後、モータ（図示せず）により間欠的に駆動される
。

この動作のときにビンチローラ１７とプラテン１１に、
はさみつけられた印字紙は摩擦力によって送り出される
。

ペーハーカイド１２に板バネ１４を介してダンシングロ
ーラ１３が接合されており、これが上下することにより
印字紙に張力を与え、たるみを防止している。

このことによシ次の紙送り動作が正常に行なわれる。

印字紙受け１５は印字紙のロール１８とのすベシをよく
して、印字紙がくシ出されるときの摩擦を小さくしてい
る。

またペーパーガイド１２は印字紙を挿入するときのガイ
ドとなる。

以上のごとく印字紙のたるみ防止にペーパーガイド１２
、板バネ１４、ダンシングローラ１３及びこれらを接合
する付属部品というように、部品点数が多く、重量も大
きいという欠点を持っていた。

本発明は、印字紙挿入時のガイドと印字紙のたるみを除
くものとして、一枚の板の一部にバネの効果を持つ単一
の部品を使用することを特徴とし、その目的は部品点数
の低減であり、また軽量化にある。

以下詳細に説明する。第３図は本発明の側面図であり、
第４図はペーパガイドの斜視図である．第３図において
、２１はプラテン、２２はバネ性材質のペーパーガイド
、２３は印字紙受け、２４はビンチローラ、２５は印字
ヘッド、２６は印字紙のロール、２７は印字紙の如く、
構成されている。

第４図において、ペーパーガイド２２は、一つの側端部
２２ａが円弧状に形成され、他方の側端部ハペーパガイ
ドを取付けるための平板部２２ｂとコの字部２２ｃから
なる。

コの字部の両脚２２ｃａ，２２ｃｂを結合する結合部２
２ｃｃの一端には曲げ力旺を施こしてある．再び第３図
において、モータ（図示せず）により、プラテン２１は
間欠的に駆動され、１動作で１行の紙送りが行なわれる
。

このときピンチローラ２４と、ペーパーガイド２２の後
部はね上がり部と両脚部分の板バネ効果によ入印字紙２
７のたるみを防止できるようになっている。

このことにより次の紙送り動作が正常に行なわれる。

また印字紙２７の挿入時においてはペーパーガイド２２
はガイドとなる。

印字紙受け２３と印字紙のロール２６との摩擦抵抗は小
さくなっている。

プラテン２１の回転よりも、印字紙２７のロール２６か
らの紙のくり出し量が少ない場合には、ペーパーガイド
２２の後部はね上がり部はより多くたわんでプラテン２
１による紙送り量が一定になるように調節している。

このペーパーガイドは一枚のバネ用ステンレス板をプレ
ス加工で製作できるため、製造コストの低減を行なうこ
とができる．また部品点数が少ないため、組立コストの
低減にもつながる。

材料は０．２ｍｍから０． ５ ｍｍ程度の薄板でよい
ため、軽量化をはかることができる。

前記実施例は、印字ヘッド２５を感熱ヘッドとν想定し
て、その紙送り機構として説明したが、第２図において
、印字ヘッド２５のかわりに、ワイヤドットを使用すれ
ばワイヤドットプリンタの紙送り機構となる．すなわち
、プラテンの摩擦による紙送り方式を用いたプリンタに
はそのまま使用できるものである。

また、ペーパーガイドの材量としてバネ用ステンレスを
用いたが、プラスチックのモールドで製作することも可
能である。

以上の説明から明らかなように本発明は、印字紙挿入時
のガイドと印字紙のたるみを除く方法とを単一の部品で
行なっているため、部品点数が少なく、軽量となる利点
がアシ、プラテン摩擦による紙送り方式を用いたプリン
タにはすべて利用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の紙送り方式の側面図、第２図は印字紙が
ない状態での第１図のものの斜視図、第３図は本発明の
実施状態例を示す側面図、第４図は第３図のものの斜視
図である。 ２１・・・プラテン、２２・・・ペーパーガイト、２３
・・・印字紙受け、２４・・・ビンチローラ、２５・・
・印字ヘッド、２６・・・印字紙のロール、２７・・・
印字紙。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ロール状の連続紙をプラテン後方に配置した印字紙
   受け上に保持し、該連続紙をペーパーガイドを介してプ
   ラテンの後方よりプラテン下部、前面、上方へと通して
   印字する印字装置において、上記連続紙よりも幅広の一
   枚のばね板によシ成９、該ばね板に、両外側に互いに同
   一幅に脚部 １２ ２ｃａ， ２ ２ ｃｂを有し、か
   っこの両脚部２２ｃａ，２２ｃｂの合計幅が内側の幅よ
   シも狭くなるように前方に向いたコの字状の切り込みを
   入れ、該コの字状の切り込みの外周を脚部２ ２ｅａ，
   ２ ２ｃｂ及びこれら両脚部の結合部により略コの字
   状に形成すると共にこの両脚部を上方に曲げ加工して、
   前記印字紙受けからくり出される連続紙に張りを与える
   はね上がり部を構成し、 一方、前記切り込みの内側にある舌片の後方に向けての
   びる自由端を取付用の平板部２２ｂとし、かつ、２つの
   側端部２２ａを前記プラテンの下側に配置すると共に該
   プラテンの外周に 追従するように円弧状に形成してなるペーパーガイドを
   備えたことを特徴とする印字装置。