JPS5838140Y2 - 雨戸用竪枠取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、サツシ枠の室外側に連設された雨戸用横枠の
側端部を被う雨戸用竪枠の取付装置に関するものであり
、雨戸戸袋の取付は位置に応じて左右いずれかの側端部
を選択的に被うことのできる取付装置を提供することを
目的として、その構造に独自の工夫を凝らしたもので゛
ある。

本考案に係る雨戸用横枠とは、雨戸の開閉を案内するた
めの専用上枠及び又は専用下枠を指すものであり、又、
この雨戸用横枠はサツシ上下枠と一体に押出成形される
もの、及びサツシ上下枠とは別体に押出成形されるもの
を含み、サツシ枠とは建物壁面に開設された開口部の中
に障子走行部を呑み込ませて取付けられるもの、及び障
子走行部が上記開口部の室外側に位置するように取付け
られる所謂外付は式サツシ枠を総称する。

以下、本考案を図示した実施例に基いて説明すれば、図
示されたサツシ枠Ｓは所謂外付は式サツシ枠であり、雨
戸用上枠はサツシ上梓と一体に押出成形され、又、雨戸
用下枠１はサツシ下枠２と一体に押出成形される。

このサツシ枠Ｓを構成するサツシ型枠３，４に雨戸用型
枠材５，６を取付けるものであるが、雨戸用型枠材５２
．６は雨戸用上下枠の側端室外部に係止する支片７と、
上記サツシ型枠３．４に重合するカバ一部８から成るＬ
型のものであり、雨戸用上枠と雨戸用下枠４の間を閉塞
すべく長尺の板材として形成される。

この雨戸用型枠材５，６のカバ一部８には水平方向の長
方９が適宜散設けられ、この長孔９内に通人される螺子
１０によって各雨戸用型枠材５，６は左右のサツシ型枠
３．４に重なるようにして取付けられるのである。

而して、第１図に示すように、雨戸戸袋１１を雨戸用横
枠の右側に連結した場合には、右側の雨戸用型枠材６の
支片７を右側のサツシ型枠４に重合密着して、当該雨戸
用型枠材６をサツシ型枠の室外端から突出しない状態で
固定することにより、戸袋１１からの雨戸１２．１３の
出し入れに支障ないようにするとともに、左側の雨戸用
型枠材５を左側のサツシ型枠３の室外端から突出して、
支片７を雨戸用横枠の室外面に当接させた状態で個着す
るのである。

又、雨戸戸袋１１を左側に連結する場合には、逆に左側
の雨戸用型枠材５を引っ込めて右側の雨戸用型枠材６を
突出し、夫々サツシ竪枠３，４に固定すればよいのであ
る。

このように、左右のサツシ型枠３，４に突出自在に取付
けた雨戸用型枠材５，６を、適宜選択的に突出させるこ
とか゛できるので、雨戸戸袋１１の位置の如何を問わず
、簡単且つ迅速に雨戸用横枠の側端部を被うことができ
るのである。

尚、雨戸用型枠材５，６を金属製とした場合、やはり金
属製の雨戸１２と雨戸用型枠材５，６とがぶつかって不
快な金属音を発生することを防止するために、第２図に
例示するように雨戸横枠の端部に合成樹脂製の緩衝材１
５を取付けることが好ましい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す横断面図、第２図は同
じく要部斜視図である。 符号 １・・・・・・雨戸用下枠、２・・・・・・サツ
シ下枠、３゜４・・・・・・サツシ竪枠、５，６・・・
・・・雨戸用竪枠材、８・・・・・・カバ一部、９・・
・・・・長孔、１０・・・・・・螺子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 雨戸用横枠の側端部を被うカバ一部を備えた雨戸用型枠
   材の上記カバ一部に水平方向の長孔を設けて、当該雨戸
   用型枠材を上記長孔に通人する螺子により左右のサツシ
   型枠を重ねて取付けるとともに、サツシ竪枠の室外端部
   より突出可能としたことを特徴とする雨戸用竪枠取付装
   置。