JPS5837689Y2 - ホイ−ルバランサ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のホイールバランサーに関するものであ
る。

自動車のホイールのバランスは、自動車の走行面の凹凸
等の条件によってくずれることがあり、このアンバラン
スがタイヤの片ベリや、著しい摩耗をもたらし、タイヤ
の短命化を招いていた。

本考案の目的は、上記の欠点を除去することであり、他
の目的はホイールの外周部に簡単かつ確実に取付けるこ
とのできるホイールバランサーを提供することにある。

以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。

第１〜３図において、ホイールバランサーはバランサー
リング１とホイールカバー２とからなる。

１ずバランサーリング１の具体的構成について説明する
。

このリング１は、例えば合成樹脂製の筒状体を環状に形
成したものである。

そしてバランサーリング１の径はホイール３の径とほぼ
同一のものである。

さらに、バランサーリング１内にはキヤオイル等粘性の
高い緩衝液を充填してあり、この緩衝液中には例えば０
．７〜ＩＷａｒＬ程度の複数のボール（図示せず。

）が配しである。このボールは、自動車の走行中にリン
グ１内を緩衝液とともに自由に移動し、ホイール３のア
ンバランスヲ修正する方向にリング１内を動くことがで
きる。

なお、緩衝液の充填量として、適宜の量、例えばリング
１内の容積のほぼ１／３を占める量である。

またホイールカバー２について説明する。

ホイールカバー２は図示の例ではホイール３の径トホぼ
同一径であって、ホイールの外周部のみを覆うリングで
ある。

そしてホイールカバー２の外側および内側の双方の外周
部をホイールのサイドリング４側に折曲して、支持部５
および取付げ部６を形成しである。

支持部５はその内部でバランサーリング１を被覆支持可
能である。

支持部５へのバランサーリング１の取付けは、このリン
グを支持部５の開口部５ａよりその内部にセットするこ
とにより行われる。

そしてバランサーリング１はこの支持部５とサイドリン
ク４のリム４ａとで固定される。

また取付は部６は、サイドリンク４の全周に設けである
凹部４ｂ（第３図）に弾性的に係脱可能である。

このためバランサーリング１をワンタッチでホイール３
に取付は可能となり、カバーの取付は操作が容易となる
。

取付は部６０基部にスリット７・・・を設げて、この取
付は部をよりよく弾性変形可能としている。

なおホイール３の中心には車軸１が支承してあり、この
車軸に取り付けたフライホイール８がホイール３の内側
にボルト９・・・で支持している。

また、車軸７にはホイール３の内側にディスフッレーキ
１０を配設しである。

１１はタイヤである。このように構成した本考案のホイ
ールバランサーの取付げについて説明すると、！ずホイ
ールカバー３の支持部５内にその開口部５ａ（第３図）
からバランサーリング１を収容し、ついでホイールカバ
ーの取付は部６をホイールのサイドリンク４の凹部４ｂ
に沿って位置合わせし、ホイールカバーを第３図矢印方
向に押し込めば取付は部６が弾性変形して凹部４ｂにて
係合し、ホイールカバーは第２図に示すようにホイール
に、その外周部のみを被覆する状態で取り付けられる。

筐たホイールバランサーの他の実施例を第４図に基づい
て説明する。

ホイールカバー１２はホイール３の外面全面を覆ってお
り、中心部でボルト１３・・・で車軸７の端部に取り付
けられている。

またホイール１２の外周部内側には円弧状に折曲した支
持部１４を形成してあり、内部でバランサーリング１を
被覆支持している。

支持部１４はホイールのサイドリング４のリム４ａに当
接している。

このホイールバランサーの取付げについて説明すると、
ホイールカバー１２の支持部１４内にバランサーリング
１をセットし、ついでサイドリンク４にホイールカバー
の支持部を当接し、ホイールカバーの中心部を車軸Ｉの
端部に位置合わせをシ、最後にボルト１３・・・を締付
げると、ホイールカバーは第４図に示すようにホイール
に取り付けられる。

以上のように本考案によれば、ホイールカバーをホイー
ルに、ファツション性を損なうことなく、簡単かつ確実
に取付けることができ、またホイールカバーに支持しで
あるバランサーリングによりホイールのバランスを保つ
ことができ、タイヤの長寿命化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は一部切
欠正面図、第２図は取付は状態を示す断面図、第３図は
要部の取付は状態を示す拡大断面図、第４図は他の実施
例のホイールバランサーの取付は状態を示す断面図であ
る。 １・・・・・・バランサーリング、２，１２・・・・・
・ホイールカバー、３・・・・・・ホイール、４・・・
・・・サイドリング、４ａ・・・・・・サイドリングの
凹部、５，１４・・・・・・支持部、６・・・・・・取
付げ部、１３・・・・・・ボルト。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 筒状のバランサーリングと、 ホイールの外面に着脱可能であって、外側外周部に上記
   バランサーリングを被覆支持する支持部を有し、内側外
   周部が上記ホイールの外面に当接可能であるホイールカ
   バーと からなるホイールバランサー。 ２ 実用新案登録請求の範囲第１項において、ホイール
   カバーの内側外周部がホイールの外周部に弾性的に係脱
   可能であることを特徴とするホイールバランサー。