JPH06213251A - 自動調心型クラッチレリーズ軸受装置 - Google Patents
自動調心型クラッチレリーズ軸受装置Info
- Publication number
- JPH06213251A JPH06213251A JP5007656A JP765693A JPH06213251A JP H06213251 A JPH06213251 A JP H06213251A JP 5007656 A JP5007656 A JP 5007656A JP 765693 A JP765693 A JP 765693A JP H06213251 A JPH06213251 A JP H06213251A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ring
- release bearing
- clutch release
- self
- elastic sleeve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D23/00—Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
- F16D23/12—Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
- F16D23/14—Clutch-actuating sleeves or bearings; Actuating members directly connected to clutch-actuating sleeves or bearings
Abstract
(57)【要約】
【目的】 内輪回転方式であって、外輪の軌道面の研磨
を支障なく行える自動調心型クラッチレリーズ軸受装置
を提供する。 【構成】 レリーズハブ１の剛性スリーブ４の外周に自
動調心用の弾性スリーブ２を介してクラッチレリーズ軸
受３が設けられた自動調心型クラッチレリーズ軸受装置
において、クラッチレリーズ軸受３の内輪８にはクラッ
チスプリング１０との接触部８ｓが形成され、外輪７に
は、この外輪７と別体で少なくとも一部に前記弾性スリ
ーブ２に対応する筒部１１ｔを有する制動環１１が取り
付けられ、制動環１１の筒部１１ｔの内周もしくは外周
に前記弾性スリーブ２が配設されている。
を支障なく行える自動調心型クラッチレリーズ軸受装置
を提供する。 【構成】 レリーズハブ１の剛性スリーブ４の外周に自
動調心用の弾性スリーブ２を介してクラッチレリーズ軸
受３が設けられた自動調心型クラッチレリーズ軸受装置
において、クラッチレリーズ軸受３の内輪８にはクラッ
チスプリング１０との接触部８ｓが形成され、外輪７に
は、この外輪７と別体で少なくとも一部に前記弾性スリ
ーブ２に対応する筒部１１ｔを有する制動環１１が取り
付けられ、制動環１１の筒部１１ｔの内周もしくは外周
に前記弾性スリーブ２が配設されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動車のエン
ジンとトランスミッションとの間に設けられる自動調心
型のクラッチレリーズ軸受装置に係り、詳しくは、クラ
ッチレリーズ軸受の内輪をクラッチスプリングに接触し
て回転するようにした装置の改良に関する。
ジンとトランスミッションとの間に設けられる自動調心
型のクラッチレリーズ軸受装置に係り、詳しくは、クラ
ッチレリーズ軸受の内輪をクラッチスプリングに接触し
て回転するようにした装置の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の自動調心型クラッチレリーズ軸受
装置としては、実開平１−１４９０２６号公報に記載さ
れたようなものがある。この従来のクラッチレリーズ軸
受装置は、図３に示すように、レリーズハブ３１の剛性
スリーブ３２の外周に自動調心用の弾性スリーブ３４を
介してクラッチレリーズ軸受３５を設けたもので、クラ
ッチレリーズ軸受３５の外輪３６にクラッチスプリング
３７との接触部３６ｓが形成され、外輪３６がクラッチ
スプリング３７に接触して同方向に回転するようになっ
ている。
装置としては、実開平１−１４９０２６号公報に記載さ
れたようなものがある。この従来のクラッチレリーズ軸
受装置は、図３に示すように、レリーズハブ３１の剛性
スリーブ３２の外周に自動調心用の弾性スリーブ３４を
介してクラッチレリーズ軸受３５を設けたもので、クラ
ッチレリーズ軸受３５の外輪３６にクラッチスプリング
３７との接触部３６ｓが形成され、外輪３６がクラッチ
スプリング３７に接触して同方向に回転するようになっ
ている。
【０００３】レリーズハブ３１は、合成樹脂製の剛性ス
リーブ３２と、この剛性スリーブ３２にフランジ状に設
けられた受けリング３３とからなり、受けリング３３が
レリーズフォーク３８に押動されることで、全体がクラ
ッチスプリング３７の側へスライドする。弾性スリーブ
３４は、ゴム製で、内周に内向きのリブ３４Ｌを多数有
しており、このリブ３４Ｌが剛性スリーブ３２の外周に
弾力的に接触することで、クラッチレリーズ軸受３５の
一方の軌道輪（この場合は内輪３９）をレリーズハブ３
１に対して回転しないよう固定する。クラッチレリーズ
軸受３５は、外輪３６と、内輪３９と、その間のボール
４０とからなり、内輪３９の内周に前記の弾性スリーブ
３４が取り付けられている。
リーブ３２と、この剛性スリーブ３２にフランジ状に設
けられた受けリング３３とからなり、受けリング３３が
レリーズフォーク３８に押動されることで、全体がクラ
ッチスプリング３７の側へスライドする。弾性スリーブ
３４は、ゴム製で、内周に内向きのリブ３４Ｌを多数有
しており、このリブ３４Ｌが剛性スリーブ３２の外周に
弾力的に接触することで、クラッチレリーズ軸受３５の
一方の軌道輪（この場合は内輪３９）をレリーズハブ３
１に対して回転しないよう固定する。クラッチレリーズ
軸受３５は、外輪３６と、内輪３９と、その間のボール
４０とからなり、内輪３９の内周に前記の弾性スリーブ
３４が取り付けられている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のク
ラッチレリーズ軸受装置では、クラッチレリーズ軸受３
５の内輪３９がレリーズハブ３１側に固定され、直径の
大きい軌道輪である外輪３６がクラッチスプリング３７
に接触して回転するので、内輪がクラッチスプリングに
接触して回転する場合と比べ、軌道輪の周速が大きく、
そのため、グリース漏れや摩耗等の不具合が生じやす
い。
ラッチレリーズ軸受装置では、クラッチレリーズ軸受３
５の内輪３９がレリーズハブ３１側に固定され、直径の
大きい軌道輪である外輪３６がクラッチスプリング３７
に接触して回転するので、内輪がクラッチスプリングに
接触して回転する場合と比べ、軌道輪の周速が大きく、
そのため、グリース漏れや摩耗等の不具合が生じやす
い。
【０００５】これに対しては、図４に示すようなクラッ
チレリーズ軸受装置がある。この装置は、たとえば特開
平１−２５５７２４号公報に記載されているもので、ク
ラッチレリーズ軸受３５の内輪３９にクラッチスプリン
グ３７との接触部３９ｓが形成され、内輪３９がクラッ
チスプリング３７に接触して同方向に回転するようにな
っている。また、クラッチレリーズ軸受３５の外輪３６
には、内輪３９の内径側に入り込んだ筒部３６ｔが一体
に形成され、この筒部３６ｔの内周に弾性スリーブ３４
が取り付けられている。その他の構成は、図３の従来例
のものと同じである。
チレリーズ軸受装置がある。この装置は、たとえば特開
平１−２５５７２４号公報に記載されているもので、ク
ラッチレリーズ軸受３５の内輪３９にクラッチスプリン
グ３７との接触部３９ｓが形成され、内輪３９がクラッ
チスプリング３７に接触して同方向に回転するようにな
っている。また、クラッチレリーズ軸受３５の外輪３６
には、内輪３９の内径側に入り込んだ筒部３６ｔが一体
に形成され、この筒部３６ｔの内周に弾性スリーブ３４
が取り付けられている。その他の構成は、図３の従来例
のものと同じである。
【０００６】このクラッチレリーズ軸受装置では、直径
の小さい軌道輪である内輪３９がクラッチスプリング３
７に接して回転することになるので、軌道輪の周速が小
さく、それだけ、グリース漏れや摩耗が生じにくい。
の小さい軌道輪である内輪３９がクラッチスプリング３
７に接して回転することになるので、軌道輪の周速が小
さく、それだけ、グリース漏れや摩耗が生じにくい。
【０００７】ところが、図４に図示するような内輪回転
方式のクラッチレリーズ軸受装置では、外輪３６の一部
が弾性スリーブ３４取付用の筒部３６ｔとして内径側に
屈曲して、外輪３６の軌道面を覆うことになるので、こ
の筒部３６ｔが邪魔になって、該軌道面の研磨加工が難
しい、という問題がある。
方式のクラッチレリーズ軸受装置では、外輪３６の一部
が弾性スリーブ３４取付用の筒部３６ｔとして内径側に
屈曲して、外輪３６の軌道面を覆うことになるので、こ
の筒部３６ｔが邪魔になって、該軌道面の研磨加工が難
しい、という問題がある。
【０００８】本発明は、このような従来の問題に鑑み、
内輪回転方式であって、外輪の軌道面の研磨を支障なく
行える自動調心型クラッチレリーズ軸受装置を提供する
ことを課題とする。
内輪回転方式であって、外輪の軌道面の研磨を支障なく
行える自動調心型クラッチレリーズ軸受装置を提供する
ことを課題とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
達成するために、レリーズハブの剛性スリーブの外周に
自動調心用の弾性スリーブを介してクラッチレリーズ軸
受が設けられた自動調心型クラッチレリーズ軸受装置に
おいて、クラッチレリーズ軸受の内輪にクラッチスプリ
ングとの接触部が形成され、クラッチレリーズ軸受の外
輪に、この外輪とは別体で少なくとも一部に前記弾性ス
リーブに対応する筒部を有する制動環が取り付けられ、
制動環の筒部の内周もしくは外周に前記弾性スリーブが
配設されている構成とした。
達成するために、レリーズハブの剛性スリーブの外周に
自動調心用の弾性スリーブを介してクラッチレリーズ軸
受が設けられた自動調心型クラッチレリーズ軸受装置に
おいて、クラッチレリーズ軸受の内輪にクラッチスプリ
ングとの接触部が形成され、クラッチレリーズ軸受の外
輪に、この外輪とは別体で少なくとも一部に前記弾性ス
リーブに対応する筒部を有する制動環が取り付けられ、
制動環の筒部の内周もしくは外周に前記弾性スリーブが
配設されている構成とした。
【００１０】
【作用】上記構成において、クラッチレリーズ軸受の内
輪がクラッチスプリングに接して回転することになる。
この場合、弾性スリーブに対応する制動環が内輪の内径
側に入り込んでいても、この制動環は、クラッチレリー
ズ軸受の外輪とは別体であるから、これを取り付ける前
に、外輪の軌道面を研磨すればよい。
輪がクラッチスプリングに接して回転することになる。
この場合、弾性スリーブに対応する制動環が内輪の内径
側に入り込んでいても、この制動環は、クラッチレリー
ズ軸受の外輪とは別体であるから、これを取り付ける前
に、外輪の軌道面を研磨すればよい。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の詳細を図１および図２に示す
実施例に基づいて説明する。まず、図１は本発明の第１
実施例に係る自動調心型クラッチレリーズ軸受装置の半
断面図である。
実施例に基づいて説明する。まず、図１は本発明の第１
実施例に係る自動調心型クラッチレリーズ軸受装置の半
断面図である。
【００１２】図１において、符号１はレリーズハブ、２
は自動調心用の弾性スリーブ、３はクラッチレリーズ軸
受である。レリーズハブ１は、合成樹脂製の剛性スリー
ブ４と、この剛性スリーブ４にフランジ状に固設されて
レリーズフォーク５を受け止める受けリング６とからな
る。弾性スリーブ２は、ゴム製で、内周に内向きのリブ
２Ｌを多数有している。
は自動調心用の弾性スリーブ、３はクラッチレリーズ軸
受である。レリーズハブ１は、合成樹脂製の剛性スリー
ブ４と、この剛性スリーブ４にフランジ状に固設されて
レリーズフォーク５を受け止める受けリング６とからな
る。弾性スリーブ２は、ゴム製で、内周に内向きのリブ
２Ｌを多数有している。
【００１３】クラッチレリーズ軸受３は、外輪７と、内
輪８と、その間のボール９とからなるものであるが、こ
の実施例では、内輪８にクラッチスプリング１０との接
触部８ｓが形成され、内輪８がクラッチスプリング１０
に接触して同方向に回転するようになっている。一方、
外輪７には、その受けリング６側の部分に別部材からな
る制動環１１が取り付けられている。この制動環１１
は、内輪８側に延出して内輪８よりも内径側に入り込ん
でおり、その入り込み部分が筒部１１ｔに形成されてい
る。そして、この筒部１１ｔの内周に前記の弾性スリー
ブ２が取り付けられ、そのリブ２Ｌが剛性スリーブ４の
外周に弾力的に接触している。
輪８と、その間のボール９とからなるものであるが、こ
の実施例では、内輪８にクラッチスプリング１０との接
触部８ｓが形成され、内輪８がクラッチスプリング１０
に接触して同方向に回転するようになっている。一方、
外輪７には、その受けリング６側の部分に別部材からな
る制動環１１が取り付けられている。この制動環１１
は、内輪８側に延出して内輪８よりも内径側に入り込ん
でおり、その入り込み部分が筒部１１ｔに形成されてい
る。そして、この筒部１１ｔの内周に前記の弾性スリー
ブ２が取り付けられ、そのリブ２Ｌが剛性スリーブ４の
外周に弾力的に接触している。
【００１４】なお、弾性スリーブ２の一部には、内輪８
の内周に摺接するオイルシール２ａが一体に形成されて
いる。また、外輪７のクラッチスプリング１０側の部分
には、内輪８との隙間を覆うカバー１２が取り付けら
れ、その先端には、内輪８に摺接するオイルシール１３
が設けられている。
の内周に摺接するオイルシール２ａが一体に形成されて
いる。また、外輪７のクラッチスプリング１０側の部分
には、内輪８との隙間を覆うカバー１２が取り付けら
れ、その先端には、内輪８に摺接するオイルシール１３
が設けられている。
【００１５】上記構成において、クラッチレリーズ軸受
３の内外両軌道輪のうち、直径の小さい内輪８がクラッ
チスプリング１０に接して回転することになるので、軌
道輪の周速が小さく、それだけ、グリース漏れや摩耗が
生じにくくなる。
３の内外両軌道輪のうち、直径の小さい内輪８がクラッ
チスプリング１０に接して回転することになるので、軌
道輪の周速が小さく、それだけ、グリース漏れや摩耗が
生じにくくなる。
【００１６】この場合、外輪７側の部材である制動環１
１の筒部１１ｔが、内径側に回り込んでいて、外輪７の
軌道面を覆うことになるが、この制動環１１は、外輪７
とは別体であるから、これを外輪７に取り付ける前に、
外輪７の軌道面を支障なく研磨加工することができる。
１の筒部１１ｔが、内径側に回り込んでいて、外輪７の
軌道面を覆うことになるが、この制動環１１は、外輪７
とは別体であるから、これを外輪７に取り付ける前に、
外輪７の軌道面を支障なく研磨加工することができる。
【００１７】次に、本発明の第２実施例を図２に基づい
て説明する。図２は、第２実施例に係る自動調心型クラ
ッチレリーズ軸受装置の半断面図である。
て説明する。図２は、第２実施例に係る自動調心型クラ
ッチレリーズ軸受装置の半断面図である。
【００１８】この第２実施例では、第１実施例と同様
に、クラッチレリーズ軸受３の内輪８にクラッチスプリ
ング１０との接触部８ｓが形成され、内輪８がクラッチ
スプリング１０に接触して同方向に回転するようになっ
ているが、外輪７の側では、第１実施例とは異なり、外
輪７の外周に弾性スリーブ２が配設され、この弾性スリ
ーブ２との接触で、外輪７がレリーズハブ１に対して固
定されるようになっている。
に、クラッチレリーズ軸受３の内輪８にクラッチスプリ
ング１０との接触部８ｓが形成され、内輪８がクラッチ
スプリング１０に接触して同方向に回転するようになっ
ているが、外輪７の側では、第１実施例とは異なり、外
輪７の外周に弾性スリーブ２が配設され、この弾性スリ
ーブ２との接触で、外輪７がレリーズハブ１に対して固
定されるようになっている。
【００１９】すなわち、外輪７の外周に取り付けられて
内輪８との隙間を覆うカバー１２が、弾性スリーブ２に
対応する制動環１１を兼ねており、このカバー１２に、
弾性スリーブ２のリブ２Ｌが接触する筒部１１ｔが形成
されている。一方、弾性スリーブ２は、レリーズハブ１
側の取付環１４の内周に取り付けられている。取付環１
４は、その基部が剛性スリーブ４に埋め込み固定される
とともに、中途部が受けリング６に重合してフランジ状
に立ち上がり、その立ち上がり先端部が筒状に形成され
ている。そして、外輪７の受けリング６側の部分には、
芯金付きのオイルシール１５が設けられている。なお、
第１実施例と共通する部分には、同一の符号を付して詳
細な説明は省略する。
内輪８との隙間を覆うカバー１２が、弾性スリーブ２に
対応する制動環１１を兼ねており、このカバー１２に、
弾性スリーブ２のリブ２Ｌが接触する筒部１１ｔが形成
されている。一方、弾性スリーブ２は、レリーズハブ１
側の取付環１４の内周に取り付けられている。取付環１
４は、その基部が剛性スリーブ４に埋め込み固定される
とともに、中途部が受けリング６に重合してフランジ状
に立ち上がり、その立ち上がり先端部が筒状に形成され
ている。そして、外輪７の受けリング６側の部分には、
芯金付きのオイルシール１５が設けられている。なお、
第１実施例と共通する部分には、同一の符号を付して詳
細な説明は省略する。
【００２０】この第２実施例では、第１実施例と同様
に、直径の小さい内輪８がクラッチスプリング１０に接
して回転することになるので、グリース漏れや摩耗が生
じにくくなるとともに、外輪７の軌道面は、外輪７と一
体の部材で覆われないので、研磨に何ら支障を生じな
い。
に、直径の小さい内輪８がクラッチスプリング１０に接
して回転することになるので、グリース漏れや摩耗が生
じにくくなるとともに、外輪７の軌道面は、外輪７と一
体の部材で覆われないので、研磨に何ら支障を生じな
い。
【００２１】また、クラッチレリーズ軸受３の内輪８と
剛性スリーブ４との間には弾性スリーブ２が介在しない
ので、内輪８を小径にし、その周速を第１実施例のもの
よりさらに小さくして、グリース漏れ等の防止効果をよ
り確実にすることができる。このほか、弾性スリーブ２
が径の大きな外輪７の外周側に接触するので、弾性スリ
ーブ２による制動力が大きくなり、外輪７はレリーズハ
ブ１に対して確実に固定される。
剛性スリーブ４との間には弾性スリーブ２が介在しない
ので、内輪８を小径にし、その周速を第１実施例のもの
よりさらに小さくして、グリース漏れ等の防止効果をよ
り確実にすることができる。このほか、弾性スリーブ２
が径の大きな外輪７の外周側に接触するので、弾性スリ
ーブ２による制動力が大きくなり、外輪７はレリーズハ
ブ１に対して確実に固定される。
【００２２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ク
ラッチレリーズ軸受の内輪がクラッチスプリングに接し
て回転することになるから、軌道輪の周速が小さくな
り、グリース漏れ等の不具合が生じにくくなるととも
に、弾性スリーブの取付部により外輪の軌道面の研磨が
阻害されることがなく、外輪の軌道面の研磨を支障なく
行える。
ラッチレリーズ軸受の内輪がクラッチスプリングに接し
て回転することになるから、軌道輪の周速が小さくな
り、グリース漏れ等の不具合が生じにくくなるととも
に、弾性スリーブの取付部により外輪の軌道面の研磨が
阻害されることがなく、外輪の軌道面の研磨を支障なく
行える。
【図１】本発明第１実施例に係る自動調心型クラッチレ
リーズ軸受装置の半断面図。
リーズ軸受装置の半断面図。
【図２】本発明第２実施例に係る自動調心型クラッチレ
リーズ軸受装置の半断面図。
リーズ軸受装置の半断面図。
【図３】従来例に係る自動調心型クラッチレリーズ軸受
装置の半断面図。
装置の半断面図。
【図４】他の従来例に係る自動調心型クラッチレリーズ
軸受装置の半断面図。
軸受装置の半断面図。
１ レリーズハブ ２ 弾性スリーブ ３ クラッチレリーズ軸受 ４ 剛性スリーブ ７ 外輪 ８ 内輪 ８ｓ 接触部 １０ クラッチスプリング １１ 制動環 １１ｔ 筒部
Claims (1)
- 【請求項１】 レリーズハブの剛性スリーブの外周に自
動調心用の弾性スリーブを介してクラッチレリーズ軸受
が設けられた自動調心型クラッチレリーズ軸受装置にお
いて、 クラッチレリーズ軸受の内輪にクラッチスプリングとの
接触部が形成され、 クラッチレリーズ軸受の外輪に、この外輪とは別体で少
なくとも一部に前記弾性スリーブに対応する筒部を有す
る制動環が取り付けられ、 制動環の筒部の内周もしくは外周に前記弾性スリーブが
配設されている、ことを特徴とする自動調心型クラッチ
レリーズ軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5007656A JPH06213251A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 自動調心型クラッチレリーズ軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5007656A JPH06213251A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 自動調心型クラッチレリーズ軸受装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06213251A true JPH06213251A (ja) | 1994-08-02 |
Family
ID=11671867
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5007656A Pending JPH06213251A (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 自動調心型クラッチレリーズ軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06213251A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6464060B1 (en) * | 1998-05-27 | 2002-10-15 | Skf France | Clutch release bearing self-aligned by a sleeve |
| FR2866086A1 (fr) * | 2004-02-11 | 2005-08-12 | Skf Ab | Dispositif de butee axiale. |
| US7114853B2 (en) | 2003-09-04 | 2006-10-03 | Aktiebolaget Skf | Suspension thrust bearing device |
| US7222709B2 (en) | 2003-06-18 | 2007-05-29 | Aktiebolaget Skf | Clutch release bearing |
| US7228951B2 (en) | 2003-06-18 | 2007-06-12 | Aktiebolaget Skf | Clutch release bearing and method of assembly |
| US7467702B2 (en) | 2004-07-02 | 2008-12-23 | Aktiebolaget Skf | Clutch release bearing and method of manufacture |
| US7811005B2 (en) | 2001-09-12 | 2010-10-12 | Aktiebolaget Skf | Thrust bearing device for a vehicle suspension |
| US7878714B2 (en) | 2003-10-14 | 2011-02-01 | Aktiebolaget Skf | Clutch release bearing device |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP5007656A patent/JPH06213251A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6464060B1 (en) * | 1998-05-27 | 2002-10-15 | Skf France | Clutch release bearing self-aligned by a sleeve |
| US7811005B2 (en) | 2001-09-12 | 2010-10-12 | Aktiebolaget Skf | Thrust bearing device for a vehicle suspension |
| US7222709B2 (en) | 2003-06-18 | 2007-05-29 | Aktiebolaget Skf | Clutch release bearing |
| US7228951B2 (en) | 2003-06-18 | 2007-06-12 | Aktiebolaget Skf | Clutch release bearing and method of assembly |
| US7114853B2 (en) | 2003-09-04 | 2006-10-03 | Aktiebolaget Skf | Suspension thrust bearing device |
| US7878714B2 (en) | 2003-10-14 | 2011-02-01 | Aktiebolaget Skf | Clutch release bearing device |
| FR2866086A1 (fr) * | 2004-02-11 | 2005-08-12 | Skf Ab | Dispositif de butee axiale. |
| US7467702B2 (en) | 2004-07-02 | 2008-12-23 | Aktiebolaget Skf | Clutch release bearing and method of manufacture |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3741361A (en) | Clutch release bearing | |
| JP4408697B2 (ja) | バンプストップ装置、これに用いられるころがり軸受及びその製造方法 | |
| JP3987188B2 (ja) | ホイ−ルハブ軸受ユニットとブレ−キとの接続部 | |
| JP4434768B2 (ja) | サスペンションスラスト軸受装置 | |
| JP2002067646A (ja) | サスペンションスラストころがり軸受装置 | |
| JPH01117767U (ja) | ||
| WO2015093376A1 (ja) | レリーズ軸受及びクラッチレリーズ軸受装置 | |
| EP0937984B1 (en) | Roller contact bearing with a sealing device and a device for measuring rotation speed | |
| JPH06213251A (ja) | 自動調心型クラッチレリーズ軸受装置 | |
| US4536038A (en) | Wheel hub assembly for a motor vehicle | |
| US4201282A (en) | Clutch release assembly and bearing therefor | |
| JP2008232403A (ja) | ストラット用軸受ユニット | |
| JPH02680B2 (ja) | ||
| EP1672371A1 (en) | A bearing assembly for the hub of a motor vehicle wheel with a sealing device and a device for detecting rotation | |
| JPH0117008B2 (ja) | ||
| US4433768A (en) | Clutch throw-out | |
| JP4333116B2 (ja) | 転がり軸受の密封装置 | |
| JPS5899560A (ja) | 密封装置 | |
| GB2236571A (en) | Self-centering clutch bearing device | |
| JP3863406B2 (ja) | ダブルカルダンジョイント | |
| JP2004116713A (ja) | 転がり軸受装置 | |
| FR2796430B1 (fr) | Butee d'embrayage de vehicule automobile | |
| JP2589477Y2 (ja) | 密封装置 | |
| JP4560989B2 (ja) | 密封装置ならびに車軸用軸受装置 | |
| JPH11173338A (ja) | 密封転がり軸受 |