JPS5837300B2 - P−ニトロ安息香酸の製法 - Google Patents

P−ニトロ安息香酸の製法

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JPS5837300B2
JPS5837300B2 JP752999A JP299975A JPS5837300B2 JP S5837300 B2 JPS5837300 B2 JP S5837300B2 JP 752999 A JP752999 A JP 752999A JP 299975 A JP299975 A JP 299975A JP S5837300 B2 JPS5837300 B2 JP S5837300B2
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acetic acid
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nitrobenzoic acid
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C205/00Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton
    • C07C205/49Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by carboxyl groups
    • C07C205/57Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by carboxyl groups having nitro groups and carboxyl groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C201/00Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
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    • C07C201/12Preparation of nitro compounds by reactions not involving the formation of nitro groups

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、p一二トロトルエンを酸素又は酸素含有ガス
用いて高めた圧力及び温度80〜150℃で溶剤として
飽和脂肪族カルボン酸中でかつ触剤としてコバルト塩及
び臭素含有化合物の存在で酸化することによって、p−
ニトロ安息香酸を製造する方法に関する。
アリール位のメチル基を液相中でかつ適当な触媒の存在
で酸素を用いて酸化してカルボキシル基にする、種々の
方法が公知である。
その際、有利な触媒としてはコバルト塩及びマンガン塩
が臭素含有化合物の共用下に使用される。
溶剤が必要であるか又は有利であると思われる場合には
、このために主として飽和脂肪族カルポン酸、有利には
酢酸が使用される。
酸化反応を開始させかつ有利な時空収率 ( Raumze i t − Ausbeute )
を達戒するために高めた温度が必要である。
従って多くの公知方法は150℃以上の温度、部分的に
は200℃以上でさえ操作される。
その際、最適反応条件は酸化すべき物質の構造及び化学
的特性に著しく左右される。
従って、トルエン中のメチル基の被酸化性はその他の核
に存在する置換分の導入によって左右される。
酸化を著しく困難にする作用が二トロ基に関して指適さ
れた〔オータ( N. Ohta )及びテズカ( T
.Tezuka )共著” Rept . Govt
. Chem . Ind .Research I
nst.” 、第51巻、249〜252頁(1956
年〕、東京;“’C.A.”第51巻、281頁(19
57年)〕。
従ってニトロトルエンの酸化はトルエン自体の酸化より
も高い反応温度を必要とする。
他面において、不所望な副反応を阻止するためにかつ酸
性溶剤を使用する場合に反応器材料の耐蝕性がより強く
要求されるので、工業的酸化方法で反応温度をできる限
り低くすることが意図される。
正に酢酸を溶剤として使用する場合に、容器材料として
しばしば使用される高合金鋼は臭素含有化合物の存在で
酸化作用性条件下に温度上昇と共に著しく増強する腐蝕
にさらされる。
アルキル芳香族物質の空気酸化の場合に高い反応温度に
よって促進される不所望な副反応には、特に出発生成物
及び/又は溶剤の完全酸化、すなわち該生成物が酸化的
に分解して最終的に水及び二酸化炭素になることが挙げ
られる。
例えば氷酢酸の場合には、その他の酸化可能な物質の不
在下に空気を導入する際に約150℃以上の高めた圧力
下に、酢酸コバルトによって接触された、温度上昇に従
って著しく増加する酸素吸収並びに同時に二酸化炭素及
水の生成が観察される。
最後に、空気を酢酸々性反応溶液を通過させる場合に反
応温度が高まる際に沸き上がる酢酸蒸気の量の増加が観
察される。
酢酸の蒸気圧は200℃で約7.6atで、150℃に
おける圧力(約2.4at)の3倍以上にも達する。
このことから蒸気相について平衡状態で30atの圧力
下に150℃で約8容量%の酢酸含量に対して200℃
で約25容量%酢酸含量が判明する。
従って残留空気から酢酸を分離するためには同一操作圧
力で、反応溶液の温度が高い程多犬な工業的費用が必要
である。
従って前記した観点から、反応温度150〜250℃で
86%の収率のp−ニトロ安息香酸が得られる、米国特
許第3030414号明細書によるp−ニトロトルエン
の酸化法も最良と見なすべきではない。
このことは、触媒としてマンガン塩の共用が推奨される
場合に常に著しく変色した反応生成物が生じ、該変色は
氷酢酸から数回再結晶させることによっても除去するこ
とができない場合に、特に言い得る。
ニトロ安息香酸な製薬的に使用される多くの物質用の重
要な出発生成物として有利に引続き使用することを顧慮
すれば、特に高度の純度が所望されかつ変色してない生
或物が必要である。
従って本発明の課題は、生成物の変色が僅かでありかつ
収率が増加した、改良されたp−ニトロ安息香酸の製法
である。
本発明の反応条件で反応器材料の腐蝕を減少させ、エネ
ルギー費用を減少させ、出発生成物及び/又は溶剤の完
全酸化を十分に減少させかつ蒸気相からの酢酸の凝結を
容易にすべきである。
著しい生成物変色の原因として触媒としてのマンガン塩
の共用が判明した。
本発明の方法によれば酸化を促進するマンガン塩の使用
を省略しかつ臭素含有化合物の他に触媒としてコバルト
塩を使用するにすぎない。
その際p−ニトロ安息香酸が薄片状の淡黄色結晶として
得られる。
ジメチルスルホキシド101中のこのようにして得たp
一二トロ安息香酸11の溶液は、DIN(ドイツ工業規
格)6162によるヨード色調段階( Jodfarb
skala )にヨード色数( Jodfarbzah
l )(JFZ)2〜3が相応する。
これに対して比較的可能な反応条件下に同時にマンガン
塩が存在する際に得られる生成物の相応する溶液には値
JFZ40が相応する。
その他は同じ反応条件下に一定の範囲で一方では酸化開
始温度と他方では触媒の濃度及び組成との間に著しい関
係が存在するという意外な観察が、所望される温和な反
応条件を達成するための出発点であった。
その際、反応の開始温度はそれまでは一様に上昇してい
た温度の急激な上昇によっても示されるし、又測定装置
を用いて測定しうる、反応容器から出る残留空気中の酸
素含有量の突然の減少によっても示される。
触媒としては、場合によっては酢酸に対する溶解性がよ
り僅かである少量の塩化コバルト、硫酸コバルト又は硝
酸コバルトと一緒に、酢酸に可溶性のコバルト化合物、
例えば酢酸コバルト、コバルトアセチルアセトネート、
ナフテン酸コバルト、臭化コバルト等が役立つ。
臭素含有の化合物としては特に臭化水素及び元素の臭素
の他に臭化セリウム、臭化ナトリウム、臭化アンモニウ
ム並びにその他の臭素イオンを供給する化合物が挙げら
れる。
臭素化合物の量は一般にコバルト化合物の10〜80重
量%である。
溶剤としては水分不含の酢酸を氷酢酸として又は90重
量%、有利には95重量%以上の水溶液として使用する
ことができる。
開始温度と触媒濃度との間の関係を明白にするために第
1表に、例1〜14に記載したp−ニトロトルエンの酸
化に関してp−ニトロトルエンと酢酸コバルト一四水和
物又は臭化コバル}(II)一六水和物との各モル比に
おいて観察された開始温度を記載した。
表に一緒に記載したp−ニトロ安息香酸の収率は直接反
応混合物から単離しかつ洗浄することによって精製した
生成物に関する。
従って記載量にはなお母液及び洗液中に含まれる含量は
含有されない。
これも同様に考慮すれば例えば例8では総収率は99%
まで上昇する。
例8及び例9及び例7は相互に、p−二トロトルエン対
酢酸コバルトの比は同じであるが出発溶液の希釈度によ
って相違する。
該実施例によって反応の開始温度は、p−ニトロトルエ
ン対触媒のモル比を保持して出発生成物の濃度を高める
ことによって開始温度を低下させることができる限りは
、溶液の希釈度にも左右されることが明らかである。
例5と例10との比較によってこの観察は確認される。
従って前記した観察に基づき、未変色のp−ニトロ安息
香酸を高い収率で比較的温和な反応条件下に製造するこ
とが可能である。
該利点によってp−ニトロトルエン1モル当り0.01
〜0.1モルの所望される高いコバルト塩濃度の使用が
是認されるが、コバルト塩の再使用が有利である。
生成物及び反応水の分離後に得られる触媒含有母液を、
反応進行に不利をきたすことなく引続くp−ニトロトル
エンの酸化用溶剤として繰返し再使用することができる
コバルト塩の新らたな添加は不要である。
その際に、触媒の最良の再使用の他に、同時にp−ニト
ロ安息香酸の総収率の上昇も達成される。
それというのも母液と共にその中に溶けた目的−、出発
一及び中間生成物の含量も後反応に再び供給されるから
である。
水で増量した母液を直接戻す場合に既に酸化は僅かに添
加した後に止む可能性がある。
従って反応水を母液から分離しなげればならない。
ところでこのことは分別蒸溜するか又は水駆出剤を用い
て共沸的に追出することによって困難なく行ないうる。
水駆出剤としては有利にはベンセン又は1・2−ジクロ
ルエタンが使用された。
分離された反応水の量から場合によっては反応経過の間
に不所望な完全酸化が行なわれることが推量された。
すなわち、例15による一連の実験によって反応温度1
80〜200℃かつ母液を4回戻す場合に触媒/水の含
有量を考慮して、p−ニトロトルエンの定量的反応で期
待される水の量の170%が生じる。
このことはp−ニトロ安息香酸の90.5%の総収率に
おいで特に溶剤の著しい完全酸化を示すものである。
これに対して2番目の一連の実験(例16)によって、
反応温度130℃かつ母液を2回戻す場合に、完全なp
−ニトロトルエン変換の99.5%に相応する水の量が
判明した。
p−ニトロ安息香酸の総収率は、該シリーズの第3番目
の実験の母液中になお溶けて含有される含量を考慮しな
いで、理論値の95.5%であった。
従って立証しうる溶剤及び/又は出発生成物の完全酸化
は130℃の比較的低い反応温度では起らない。
例15に記載したシリーズの5つの実験では使用した全
体のp−ニトロトルエンに対してコバルト含有量の量は
母液を戻すことによって1重量%に減じる。
更に数回母液を戻すことに対しては何の懸念もない。
従って本発明による方法は、最初に添加したpニトロト
ルエン1モル当りコバルト塩濃度0.01〜0.1、有
利には0.02〜0.08及び特に0.02〜0.06
モル及び氷酢酸3〜15、有利には5〜8モルを使用す
ることによって、変色してないp−ニトロ安息香酸を8
0〜150℃の工業的に有利な、温和な反応温度で製造
することができる。
臭化コバルトの場合にはp−ニトロトルエン1モル当り
少なくとも0.02モルが必要である。
目的生成物及び反応水を分離した後に母液を戻すことに
よって、p−ニトロ安息香酸の総収率を95%以上に高
めることができかつ触媒使用量を反応させたp−ニトロ
トルエン1モル当りコバルト塩o.oiモル以下の経済
的に唱道しうる値に減少させることができる。
方法は不連続的に実施することもできるし連続的に実施
することもできる。
例 反応容器としては導入管及び還流冷却器を有する、ホウ
ロウ引きした内容4lの攪拌オートクレープを使用した
物質を充填した後、容器中で圧搾空気を搬出速度毎分5
〜8lで通過させながら圧力30atに調整しかつ強力
な攪拌下に加熱した。
生じる残留ガスの酸素含有量を11セルボメツクス”−
分析器( ” Servomex ” −Analys
ator ) OA250(セルボメックス・コントロ
ールズ社(Servomex Controls Lt
d. )製造〕を用いて測定した。
反応完結後に冷却して室温にし、生じた反応生或物を吸
引濾過し、氷酢酸700TLl及び水3lで順次洗浄し
かつ100℃で真空中で乾燥させた。
例 1〜7(比較例) p−ニトロトルエン6001を氷酢酸2700ml中で
前記した方法によりKBr8P及び例1から例7へ5′
i?、101、15グ、201、30P、40グ及び5
01と増加する量の酢酸コバル}(II)四水和物の存
在で酸化した。
反応温度は開始温度に達した後に1. 8 0〜200
℃に上昇しかつ次いで酸素吸収が完結するまで一定に保
った。
開始温度及びIR−スペクトルによって確認したp −
ニトロ安息香酸の収率は第1表から明らかである。
例8 KBr8P及びC o (OAc )2 ・4 H2
0 5 0 ?の添加下にp一二トロトルエン6001
を氷酢酸2500ml中で反応温度120℃で酸化した
酸素吸収は95℃で開始しかつ3時間後に完結した。
残留ガス中の最小酸素含有量3.6%が測定されるので
、CO2に対する定性実験の結果は負であった。
反応混合物から、中和当量167.5及び融点239゜
Cを有するp−ニトロ安息香酸681z(理論値の93
%)を単離した。
更にp−ニトロ安息香酸451を母液を蒸発濃縮させる
ことによって得た残渣中で酸滴定により測定した(総収
率理論値の99%)。
ジメチルスルホキシド10t?中の反応生或物11の溶
液は、DIN6162によるヨード色調段階で値JFZ
2〜3に相応する。
例9 p−ニトロトルエン9002を氷酢酸2500ml中で
Co(OAc)2 ・4H2075?及びKBr12グ
の添加後に反応温度120℃(開始温度90℃)かつ反
応時間4時間で酸化した。
反応混合物から濾過によりp−ニトロ安息香酸1012
.5′?(理論値の92%)及び引続きベンセン500
mlの添加後に共沸蒸溜により水137?(理論値の1
01%)を分離した。
例 io(比較例) p−二トロトルエン300?を氷酢酸2500TLl中
で酸化することによって、KBr4P及びCo(OAc
)2・4H20 15グの存在で反応温度185℃かつ
反応時間3時間で収率865%のpニトo安息香酸が得
られた。
酸素吸収は165℃で始まった。
反応の間残留ガス中でCO2を定性的に検出した。
母液からベンセン500mlの添加後に水103P(理
論値の2 4. 0%)を共沸溜去した。
例11〜14 例J−1から例14へ20P,30グ、50グ及び8C
lと増加する量のCoBr2・6H20を用いて、p−
二トロトルエン6001の酸化を氷酢酸2500ml中
で反応温度145℃で常法で実施した。
例11では、148℃の温度までは酸素吸収は全《観察
されなかった。
残りの実験に関して第1表にp−ニトロ安息香酸の収率
及び観察される開始温度を記載した。
例 15(比較例) p−ニトロトルエン60Clを氷酢酸2700ml中で
KBr8y′及びco(OAc)2・4H2030グの
添加後に酸化した。
反応生成物を吸引濾過し、洗浄しかつ乾燥させた。
母液を洗浄用に必要な氷酢酸を用いて精製しかつそれに
よってベンゼン500mlの添加後に水を共沸的に分離
した。
ベンゼン及び過剰の酢酸を残留容量が2500mlにな
るまで溜去した。
p−ニトロトルエン6001の添加後に再び酸化しかつ
前記と同様にして後処理した。
同様にして引続き3回操作した。
反応温度180℃で、使用した全部で3001’のp−
ニトロトルエンを酸化することによって総収量3313
Pのp−ニトロ安息香酸(理論値の90.5%)が水6
89P(理論値の170%)の除去下に得られた。
例J6 C o (OAc )2 ・4 H2 0 4 0 ?
及びKBr8Pの存在でp−ニトロトルエン600?を
氷酢酸2500ml中で酸化した。
前記例15と同様にして後処理し、p−ニトロトルエン
60M’を添加した後に再び酸化しかつ工程を数回繰返
した。
反応温度を3回のバッチの場合にすべて130℃を超え
ないようにして加熱し丸3つの反応溶液から濾過するこ
とによってp−ニトロ安息香酸2096L?(理論値の
95.5%)を得た。
母液から1・2ジクロルエタン各々400mlを添加し
た後に共沸蒸溜により水247?C埋論値の99.5%
)を除去した。
例 17(比較例) p−−ニトロトルエン7501をNH4Br l 5
?、Co (OAc ) 2 ・4 H2 0 4.
5 ?及びMn (OAc ) 2 ・4− H2
0 4. 5 Fを添加した後に氷酢酸22501n
l中で反応温度175℃で酸化した。
反応生成物を常法で洗浄しかつ乾燥させた。
融点235〜236℃を有する褐色に変色したp−ニト
ロ安息香酸79!l(理論値の87%)が得られた。
ジメチルスルホキシド10P中の生成物1rの溶液はヨ
ード段階で値JFZ40に相応する。
氷酢酸から3回再結晶させた後に融点は237〜240
℃であったが、一方JFZ値は不変であった。
次に本発明の実施態様を列記する。
(1)母液を沈澱した反応生成物を分離した後に引続き
p−ニトロトルエンを酸化するための触媒含有の溶剤と
して繰返して再使用することを特徴とする、特許請求の
範囲に記載の方法。
(2)溶剤として氷酢酸を使用することを特徴とする、
特許請求の範囲及び前記第(1)項に記載の方法。
(3)触媒として臭化コバルト又は酢酸コバルトを臭素
イオンを供給する化合物と一緒に使用することを特徴と
する、特許請求の範囲及び前記第1〜2項に記載の方法
(4)反応水を母液から水駆出剤を用いて共沸的に追出
することによって分離することを特徴とする、前記第(
1)〜(3)項に記載の方法。
(5)水駆出剤としてベンゼン又は1・2−ジクロルエ
タンを使用することを特徴とする、前記第(4)項に記
載の方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 p−ニトロトルエンを、酸素又は酸素含有ガスを用
    いて飽和脂肪族カルボン酸を溶剤としてかつコバルト塩
    を臭素含有化合物と一緒に触媒として使用して酸化する
    ことによって、変色してないp−ニトロ安息香酸を製造
    するに当り、反応をpニトロトルエン1モル当りコバル
    ト塩0.01〜0.1モルを用いて酢酸3〜15モルの
    溶液中で温度80〜150℃で実施することを特徴とす
    る、p−ニトロ安息香酸の製法。
JP752999A 1973-12-29 1974-12-24 P−ニトロ安息香酸の製法 Expired JPS5837300B2 (ja)

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